ORINUSHI〜改訂版〜   作:ディア

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第十二話 最初のチート転生者との戦い

第三者SIDE

「じゃ、死になよ!風遁・渦巻風!」

基地九の手のひらから出された、渦を巻いた風が玄間に襲いかかるが玄間は見事に避けた。

「(恐らく、勝率はほぼないな…このまま戦えばの話しだが。)」

「ぷっ〜!クスクス…やっぱり真剣に考えている顔って変だよね〜。勝てるはずないのに。」

どこまでも余裕ぶっこきまくりの外道である。

「うるせえな…少し黙ってろ。」

「何、その態度?勝てないくせに生意気だよね。そういうの…決ーめた!君は苦しんだままの顔で殺して上げるよ。半蔵君もいなくなっちゃったし…」

半蔵は戦闘の最中にさりげなく逃げていたのだ。当然だろう。

五体満足の状態で勝てない敵に負傷している時に挑むほど半蔵は愚かではない。

 

「…ますます、うっ!に食わないね。君の顔をぐっ…みると。」

このセリフを見てみると何が何だかわからないがそのわからない部分は玄間が基地九を攻撃した時なので基地九が悪いわけではない。

「何だって?もう一度言ってみな。」

それを挑発し基地九に冷静な判断力を失わせる作戦にでた。玄間の持っている月読は相手に幻術をかける技なので無限イザナギとの相性は最悪ともいって良い。

「キサマァァァ!!」

基地九は激怒して火遁、あるいは風遁を玄間に放ち続けて殺しにかかった。しかも精神的にいたぶるつもりなのか身体を動けなくするようなところばかり狙った。

「遅えよ。(にしても…奴のチャクラは無限なのか?あれだけうってもまだペースが衰えないなんて…)」

しかし、それを雷遁の鎧でよけてよけまくる…そのエンドレスが続いた。

 

「はあ…はぁ…ぐっ、もう身体が動かん…(こうなったらあれでいくか。)」

ついに玄間のスタミナが切れた。

「ふーん、もう諦めたんだ!ダサいね。まあ、僕が無敵だってことがわかって良かったよ。じゃ、スパーっと首を切ろうか!」

基地九はそういうと刀を取り出し玄間の首を目掛けて刀を振った。

 

その時、玄間はこう叫んだ…

「氷炎呪界結界!」

そう叫ぶと南に30mはあろう炎の塔、炎魔塔が立ち、逆に北に炎魔塔と同じく氷の塔、氷魔塔が立ち、円状の結界を張った。

この結界の効果は使用者、あるいは玄間以外の者は幻術は解けてしまいその結界内にいる限りは忍術、幻術の使用が不可能となり、身体能力も通常の1/5以下に下がる。

そう、玄間は諦めてなどはおらず逆に基地九を罠に嵌めたのだ。首に目掛けた刀は神々からもらったチート一つ、竜の騎士の最大の武器、竜闘気によって砕かれた。

 

「なんで砕かれた!そうか、お前だな!僕の武器を壊してくれて、殺してやる!」

「遅い!」

「がはっ!なんでイザナギが発動しない!」

「さっき、俺は結界を張った。この結界内にいる限りは幻術は解ける。イザナギは自分にかける幻術だ。故にイザナギは発動はしない!」

「嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ!!死ねぇぇぇぇぇぇ!!!!」

「うるせえ!」

基地九はパニックになってしまい玄間に襲いかかったが逆に沈められてしまった。

 

「が…はっ!」

「嘘じゃないさ。そういうことだ。死ね。」

「待ってく…」

待ってくれと言う前に玄間にトドメを刺されて基地九は死んだ。

 

「しかし、相当なチャクラを使ってしまった…しょうがないと言えばしょうがないがな。」

そう、氷炎呪界結界は玄間の持っている技では一番多くチャクラを使うのだ。尾獣の一匹に相当するくらいに…

 

ではそんな大量のチャクラを何故使えたかと言うと実は玄間はチャクラ量が多く、エーに匹敵する位の多さを持っているからだ。

しかしそれだけではない。身体エネルギーの上位にあたる闘気と精神エネルギーの上位にあたる魔力からチャクラを練っていてチャクラの使用量も少なめになっている。どのくらい少なめになっているかと言うと1/100位だ。玄間はこれを闘魔チャクラと読んでいる。

それじゃ少なくない!?と思うかもしれないが闘魔チャクラは練るのに時間がかかる。それ故に基地九を油断させて闘魔チャクラを練っていたのだ。

 

「改良が必要だな…この闘魔チャクラは。」

玄間は闘魔チャクラを改良するように心掛けた。

第三者SIDEEND

 

雷影SIDE

シュタ!

暗部達が来たか…

「何用だ?」

「千の手の玄関(千手玄間)は基地九との遭遇があり勝利した模様です!」

残酷忍基地九か、あいつは強さと忍びの卑怯な戦法は超がつくほどの一流だが恐らく慢心が敗因だな。もし、基地九が油断していなかったら玄間に勝っていただろう…

「そうか。では他には?」

「玄関の仕事は順調に進んでいます!」

玄間は順調に進んでいるか…

「わかった。では、いけ。」

「はっ!」

ワシもとんでもない甥を持ったものだ。エーが劣等感を持たなければ良いが…

 

バン!

「雷影様!ノックをしない無礼を後許し下さい!ですがそれほどの事態です!」

こいつは、アールのところのシロイとエスだったな。

「どうした!」

「アール上忍が御亡くなりました!」

「なんだと…?」

アールが死んだ!?ワシの妹が?

「もう一度言います!アール上忍が御亡くなりました。」

「死体を持って来い!」

そう言ってアールの死体を持ってこさせた。

 

「これです。」

ワシはアールの死体を見た…すると刀の差し込まれたあとから火傷を負っているのが見えた。恐らく、火遁の使い手だな。だがそれほどの相手は誰なんだ?

「信じられん…こんなことが出来るのは…戦った相手は誰だ!?」

「氷河輪廻です。」

「氷河輪廻だと…!」

ワシはその相手に驚いた。アールを殺したことだけじゃない。シロイやエスが生きて帰ってこれたことだ。氷河輪廻は見つけた獲物は決して逃がさないとまで言われている女だ。

 

「何故、お前達は生きて帰ってこれた?」

「はっ!実は私、エスが氷河輪廻を殺したのです!」

「なんだと〜!!!本当なのか!!!!本当なら首を持って来い!」

「アール上忍と共に持って来ました。これです。」

ワシはビンゴブックを持ってその顔を見た。…完全に一致していた。あり得ん!何故なら雷遁の鎧で傷ついたダメージが目立つからだ。

だが輪廻の右腕はアールにしてはスパッと切れてはおらず、心臓はアールが貫いたものではない。となれば…

「エス、まさかお前は雷遁の鎧を身につけたのか?」

「はい。」

やはりか…今年のルーキーどもは天才か?

「なるほど、確かに本当のようだ…良いか、アールが死んだことを天間に教えるな。」

 

コンコン、ガチャ

「失礼します。雷影様。ただいま…!?」

最悪の事態だ…

「アール?なんでこんなところで寝ているんだ?」

いかん !話をそらすか。

「天間、修行は終わったのか?」

「ええ、終わりました。お祖父様も今来ます!」

 

「いや〜早いものだな。天間の成長スピードも…ん?どうした、そこで寝ているのはアールじゃないか?」

空気読め!初代火影かそれでも!

「そっちで寝ているのは俺の細胞を使っているな。あと写輪眼も持っているが一つ失っているな…恐らくイザナギと言う技を使ったのだろう…それでもチャクラの暴走しないで死ぬとはよほどの手練れにやられたんだな。」

「お祖父様。イザナギとは写輪眼を犠牲にして都合の良いことを現実に変える技ですか?」

「そうだ、マダラはやらなかったけどな。」

前言撤回…一応空気読んでいたな。

 

「ハハハ…そうですか。アールとこいつは相打ちになったと言うことですか。雷影様。」

まずい!

素直にエスがアールのカタキを討ったと言うべきか、それとも相打ちと言うことにしておくか?どうすれば良い?

雷影SIDEEND




Q&Aコーナー
Q1基地九のチートってなんなの?
A1基地九のチートはスタミナ無限、チャクラ無限、無限イザナギ…そんなものです。

Q2エスと玄間が何で雷遁の鎧を身につけられたの?
A2それはアールが教えたからです。機会があったらその修行の背景を書きます。
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