天間SIDE
「アールは、この娘にやられた。」
雷影様はそう言ってもう一つの死体を指した。
「なっ…!」
私はそれを見て驚いた。噂の氷河輪廻だったからだ。しかしそれでもアールと互角ではなく、それ以下だ。アールと互角以下のはずの娘が相打ち…
私はあれから班員達を助ける為に木遁の修行して来たのに…
「なんで死んだんだ…アール…」
「すみません…私達が不甲斐ないせいで。」
その言葉にそうだ!と言いたくなるが、ぐっと堪えて我慢した。
「いや、お前達のせいじゃない。お前達が生きていただけでも儲け物だ。」
「そう言っていただけるとありがたいです。」
「ところで、天間上忍。その人は?」
そう言えばいたんだった…お祖父様。
「この人か?この人は…」
やばいな。もし、ここで千手柱間なんていったら問題になるから…えーと、えーと…
「暗部の樹木だ。」
おお、ナイスです!お祖父様!
「暗部なのに仮面被っていないのはなんでなんですか?」
「まあ、そんなのは色々と事情があるんだ。」
「(なるほど、言いたくないのね…)」
「雷影様。ただいま、戻りました。」
「おお、戻って来たか。玄間。」
戻って来たか…なんと説明すれば…
天間SIDEEND
SIDEなし
時はさかのぼり…
幸いなことに玄間は基地九以来、転生者には会うことなく順調に小国を制圧した。小国の制圧後、玄間は閻魔の命令でダンゾウを殺しに向かった…が先客がいた。
「お前がダンゾウか?」
「そうだ。ワシがダンゾウだ。」
「ならその命、この俺ノブヨリが貰おう!」
「やってみろ!小僧!」
そう…その先客とはノブヨリがいたのだ。ノブヨリとは岩隠れの転生者である。輪廻曰く、転生者の中では最強のこと。
その後ノブヨリが攻撃し、ダンゾウが守る。ダンゾウが攻撃すればノブヨリが守る。その繰り返しだったが玄間は違和感を感じていた。
「(全く本気を出していない?だが何故だ?チートのおかげであいつが転生者だとわかるのに、転生者の能力がわからない?!)」
違和感とはノブヨリの能力を見れないことと本気を出していないことだった。
ダンゾウは少なくとも原作では火影候補になった男だ。それがいくら千手柱間の細胞と写輪眼がなくてもそこらの暗部なら瞬殺出来てしまう実力を持っている。
しかし、ノブヨリは本気を出さずにダンゾウと互角、いやむしろ押して戦っている。しかし、チート能力があるなら絶対にその能力を玄間はわかるはずだがわからない。それを考えているうちに戦いは終わりに近づいた。
「もう終わりか…ダンゾウ。実に残念!お前の野望もここまで思うとな!」
「小僧が何を言うか!」
ノブヨリの手から雷の球を出し…それは次第にでかくなり、雷が解放を求め球から別の形に変わっていく…ついには不死鳥のような形をしていた。
「ぬおおお!風遁・大突破の術!」
それの威力のすざましさに焦りダンゾウは己の最も得意とする風遁を放つ。今までこの技で雷遁ならどんなものも吹き飛んだのになんと心もとないものか。
「雷遁・雷鳥霊!」
そしてノブヨリがそれを放つと一気にダンゾウに風遁・大突破の術を無視するかのように向かっていった。
「ぐああ!ぐっ…せめて貴様には、最後に巻き添えだ!裏四象封印術・解!」
「(巻き添えのあれか!?どう逃げるんだ?)」
玄間がそう思ってうちにもうノブヨリは消えていた。こうして玄間はダンゾウが死んだのとノブヨリの観察を終えて帰って来た。
〜回想終〜
そして今、天間や雷影達は玄間に説明をしている。ちなみに、エスやシロイは退室している。
「玄間、見ての通りわかるな?アールが死んだ。」
「ええ。もう一つの死体にやられたのでしょう?」
玄間はそう言うと輪廻の死体を見た。
「そうだ。アールを殺したのは氷河輪廻。恐らく、お前の言う転生者だ。」
「確かに、ですがかなり強いはずですよ?誰が殺したのですか?」
この時雷影は危機的状況に追い込まれた。
一般人の読者の皆様で例えるならどのくらい危機的状況かというと、
ネットオークションで100万円のオークション品を見るだけだったが間違えて購入ボタンを押してしまいやむなくトウゴの借金してクリーニング・オフを利用しようとしたが後でそれが不可能だとわかったときくらい危機的状況である。
速い話、かなり危機的状況におかれていた。
「エスだ…」
ついに雷影は話した。その後、雷影は説明をした。
「なるほど、そう言うことですか。しかし、まだ信じられない…あのエスが輪廻に勝ったとは…」
「そうなるとシロイが落ちこぼれに見えます。」
「いや、シロイは強いが反則的な強さを持っている奴らにはかなわないだけだ。」
その通りである。シロイは並の上忍相手なら勝てる実力はある。しかし、玄間を含めた転生者達。そして影のつく、忍びでもトップクラスの実力者が相手では無理と言えるだろう。むしろ、原作キャラでもなく転生者でもないエスが異常なのだ。
「さて、それはそうと小国の制圧は済んだか?」
「ええ、終わりました。」
「では、その小国全てをお前に任せる。大名達にも承認済みだ。安心しろ。」
「わかりました!私がまとめてみましょう!」
こうして玄間は小国全てを合併させ新たな国をつくった。その名は光の国。その中にある里は天隠れの里となった。
SIDEなし
山椒魚の半蔵と互角に戦った、自来也、大蛇丸、綱手の三名の名が広まり、基地九を殺した千手玄間、同じく水影候補の氷河輪廻を殺したエス、そしてダンゾウを殺した転生者の1人ノブヨリの名も瞬く間に広まった。
〜雲隠れの里〜
玄間は雷影を始めとした者達から小国全てを任された。そしてシロイとイチャイチャしていると…それをぶち壊すような声が聞こえる。
「俺様秀才、種子植え完了。玄間に挨拶、玄関へGO。玄間はどこに?あそこだ、そこだ!いえ〜!」
エスが金髪の男の子にラップを聞かせていた。。しかし、アールと同じく下手くそだった。
「何やってるんだ?そんな下手くそなラップを聞かせて。幼児虐待だぞ。」
「幼児虐待ってな、俺の弟だぞ。」
「弟っていたのか?」
「いたぞ、コノヤロバカヤロ。俺の弟が12歳になった!そして、俺は秀才!」
「(ひょっとして先生を意識しているのかな?無理ないよね…)」
シロイはエスが一番ショックを受けていることに気がつき同情した。どこの里にもそういう奴はいる。カカシなどもオビトの真似をして遅刻ばかりをしていたのがわかりやすい例だろう。
「それはそうとこの弟ももうそろそろエー上忍の相棒試験やるんだyo!」
「そうか。俺はやるべきことがあるからしばらくは会えないだろう。」
「わかったぜ!だが俺は絶対に勝って見せる〜!year!」
「year!」
エスの弟はエスの真似をして玄間を送った。
「楽しみだ。その時また会えたらやりあおう。」
しかし、この弟がその相棒試験に受かるとは玄間も予想がつかなかった…
〜木の葉隠れ〜
火影執務室に四名いる。1人は三代目火影猿飛ヒルゼン。その他の三名は自来也、大蛇丸、綱手の三忍だ。
「皆の知っての通り、ダンゾウが殺された。」
「へえ…誰なの?猿飛先生。」
「そう、焦るな大蛇丸。今話そう。ノブヨリと言う男だ。」
「先生。ノブヨリと言えばあのノブヨリでしたか?」
「そうだ。あの岩隠れ最強のノブヨリだ。」
「まさか、私達に倒せとか言うんじゃないだろうね!?」
「落ち着け、綱手。そうとは言ってない。だがダンゾウはワシと同じくらいの実力を持っている。それなのにダンゾウは子ども扱いされた…ノブヨリと会ったらすぐに逃げろ。」
「先生、言いたいことはそれだけか?私はこれから用事があるんだ。」
「確かに危険なのはわかるわ…だけどそれだけで猿飛先生が呼び出す訳ないわ…」
「基地九と氷河輪廻については知っているな?」
「先生、基地九や輪廻がどうかしたんですか?」
自来也がそう尋ねると三代目火影は目をつむった。
「雲隠れの忍びの2人にやられたそうだ。」
「「「えっ!?」」」
「輪廻を殺したのはエスと言う忍びで雷遁女神の弟子だそうだ。」
「それは興味深いわね…あの雷遁女神の弟子なんて…」
アールは若い頃、人間不信に陥り誰も信じられなくなった…その為弟子を取らないのは当たり前。しかし、アールの人間不信を解消したのが当時の三代目雷影の相棒、天間だ。そこから付き合いが始まり今に至る。
「もう1人は綱手、お前の親戚に当たるかもしれん…千手玄間と言う男だ。」
「千手だって!?なんで雲隠れに千手を名乗る奴がいるんだ!?」
「落ち着け綱手。お前の気持ちもわからな「自来也!お前は黙ってろ!!これは私の名を語るのと同じだ!」…」
木の葉隠れに千手性を持つのは綱手のみ。縄樹もこの世にはいないため千手とついていいのは綱手、ただ1人となっている。
「だから、お前達にその玄間を調べて欲しい。」
「「「わかりました。」」」
果たして玄間は三忍相手にどう立ち向かうのかは玄間次第である…
アンケートです。
次は幕間+外伝か、それとも続きか迷っています。
ちなみに幕間と外伝の違いは…
幕間はこの世界でのお話で、
外伝は主に玄間が他の世界に行ってくる話ですね。
これについて意見がある方は6月19日23時59分までお待ちしております
※外伝で自分の作った作品をクロスさせてもいいですよという方は参考にしますので感想にどうぞ。
※その変わり作者は食わず嫌いなので、二次創作は制限さしてもらいます。こんな作者ですみません。