SIDEなし
雷影、他大名達の命令によって玄間は天隠れの里を立ち上げ、初代光影となった。そこの天隠れの里の国、光の国の大名は雷の国の大名の弟に任されていた。しかし、この人物を見てみると決して褒められたものではない。遊んでばかりで光の国の政治を全て玄間に押し付けるような能無しだった。だが、戦争を繰り返すよりかマシであり、ましてや後に軍縮を行うような風の国の大名よりかは良かったと言える。
あれから三年、初代光影千手玄間は人材を確保しようとしていた。しかし、それでも雷の国から忍びを少し持ってきた。だが、それでも天隠れの里をまとめるにはまだまだ足りなかった。
そこで玄間が考えたのが孤児院を作り、他の里から人柱力を始めとした、冷遇されている人物も軽々と引き受けることだった。その結果、霧隠れの里の血継限界を持っているものはこれを聞いて天隠れの里に大移動した。それだけではなく、後の暁創設者の長門らもここにきた。まさに一石二鳥である。
更に、アカデミーで任務を受けることも可能にした。しかしDランクのみであり、Cランクが受けられるのはアカデミーの卒業試験かあるいは下忍となった者だ。何故そうしたかというと、玄間はDランクの任務はアカデミー生徒でもできることなので任務経験を積ませるには丁度良かったからと思ったからだ。もちろん反対の声もあったがそこは鏡…つまりミナトのことを話してなんとかなだめた。
そして、光影執務室に四名の忍びがいる。1人は千手玄間、初代光影である。2人目は千手天間、玄間の父であり天隠れの忍頭である。3人目はシロイ、天隠れの上忍であり玄間の妻でもある。そして、4人目は…
「まさか、お前がこの里を認めるとは思わなかったぞ。」
「馬鹿言え、どうあっても誘うつもりだったんだろ?それにこの小国を一つにまとめあげるのはお前の望みだろ?」
「それもそうだな、半蔵。」
そう、山椒魚の半蔵である。三忍の名前を広めた張本人でもあったがこの里では忍頭となっている。
半蔵は長門の器を恐れて殺そうとしたが失敗に終わり、結局はそのことを長門に恨まれて逆に殺された。それは雨隠れの長の行動であり、玄間は個人としての半蔵がどんな人物かよくわかっていた。原作や一部の二次創作ではひどい扱いもあるが実は寛大な心を持ち、実力も超がつくほどの一流である。何しろ、あの三忍を余力をのこして勝ったのだ。これらのことができるのはこの時代の原作キャラでは半蔵を除けば三代目火影に三代目雷影くらいのものだろう。四代目雷影のエーは流石に若いせいもあるか無理だろう。
「ところで、西の方は終わったのか?」
「あと少しだな。俺の影響があるとは言え、やはり抵抗があるのだろう。」
それもそのはず、何しろ…尻の青いガキに従えるか、ボケぇ!と叫ぶ者もいる位だ。
「滝隠れの抜け忍、角都は金で解決したんだがな…」
玄間は角都もスカウトしている…何しろ彼は初代火影に負けているが死んではなかった。そう…つまり、初代火影ですら仕留めることが出来なかったということになる。初代火影で仕留めることが出来なかった相手と言うとうちはマダラと角都…他には?という状態だ。簡単に言えばあのマダラと互角と言っていい。もうお分かりだろうか?玄間の目をつけたのは角都の生命力と執着心だ。彼の生命力はナルトの毒当然の風遁・螺旋手裏剣でもない限り死なない。
「あなた…人材を探すのは他の方に任せて内政に手を伸ばしたらどうですか?」
「シロイ、これ以上伸ばしても伸び切る要素がないんだよ。」
「なら、忍者武具の職人とか来るようにしたらいいんじゃない?」
その言葉に一気に玄間は閃いた…
「それか!環境が大切だったんだ!!ありがとう!シロイ。」
「いえいえ、あなたのためなら…」
「さて、それじゃあ早速実行に移すぞ。」
半蔵がそう言ってピンクの雰囲気にならないように話し合いを締めて、玄間達が実行した
〜三ヶ月後〜
玄間SIDE
あれから三年と三ヶ月か…そろそろ行くか。だけど光影の評判を下げる訳にもいかないが、それ以上のメリットがあるんだよな…
「なあ、シロイ。会いたい奴がいるんだが…三ヶ月間出かけても良いか?」
この後、シロイから『いいよ』と予想外の言葉が帰ってきた。
「ただし条件があるわ。あなた、浮気は絶対にしないこと!」
「そんなことは常識だろ?お前のことは好きなのにどうして浮気ができる?俺は複数人の女よりもお前1人の方が価値がある!」
これは俺の本心だ。シロイが俺のそばにいるだけでも幸せなのに、シロイは俺の妻になってくれた。だから閻魔や天照のためだけでなく、シロイのために俺は素戔嗚の転生者を殺そう…
「ありがとう…私をそんなに愛してくれて。」
「じゃ、いってくる。シロイ。」
「行ってらっしゃい…あなた…」
こうして俺は出かけた。
まずは錬遁を鍛えるために鍛治職人のところに向かった。
「いるか?鉄人。」
「おお、光影様じゃないか!?例の件で?」
この人は鉄人と言ってここの親方だ。鍛治に関してはかなりの凄腕で俺が職人の中で最も信頼している男だ。何しろ、忍者に必要な額当てから六道仙人の道具と並ぶ忍者武防具も作れる鬼才なのだ。ちなみにあるオリハルコンを使った一振りの刀を作って貰ったこともある。
「そうだ、あの件だ。」
「おーい!新人で手の空く奴はこっちに来い!」
そういうと鉄人は新人を集めて集合させた。
「親方、何故光影様がここに?」
「まあ、ちょっとな。光影様!速く見せてやって下さい。」
「そうだな。」
俺はある印を結んでこの鉄人を引き入れた術をみせる。
「錬遁・錬金術!」
そして術を発動させると、ヒヒイロカネが出てきた。
この術は練ったチャクラの量によってどの金属が出来るか決めることが出来る。しかし、ヒヒイロカネやオリハルコンなどの伝説的な金属は尾獣2頭分のチャクラを練らないと出来ないため実質不可能となっている。しかし、俺はそれを闘魔チャクラによって克服した。基地九の戦いの時はまだ尾獣1頭分しか練れなかったが、修行して今では軽く4、50頭分はいける。十尾に換算すると4、5頭分だな。
「流石!光影様。このような金属を作ってしまうなんて。」
「これで刀防具を作ってくれ。」
「わかった。刀のサイズは?」
刀防具とは普通の刀だが鞘にチャクラを送ると鞘の部分が自分の鎧になる摩訶不思議な道具だ。まあ普通の刀とは言っても材料がヒヒイロカネだからかなり切れ味が良い刀になるけどな。
「普通の刀と同じサイズで頼む。」
「では、一ヶ月後に完成するから取りに来いよ!光影様!」
「わかった。ではまた一ヶ月後に会おう。」
さて、次は元草隠れのところに行くか…
玄間SIDEEND