ORINUSHI〜改訂版〜   作:ディア

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第十七話 ノブヨリ攻略+うちはマダラ調略

マダラSIDE

「千手玄間だ。地獄の底に行くまで覚えておけ。」

千手だと!?千手性を名乗れるのは、今は綱手と俺の孫である天間のみのはず…

「…うちはマダラの前にお前を始末する。」

「最初から本気で行かせてもらうぞ。」

思わずノブヨリと玄間の殺気の多さに身構えてしまう…だが全盛期ならこうはならなかった。もし、あの時地下の洞窟に入って欲を出さなければそうはならなかっただろう。俺はあの時、八岐大蛇に負け大怪我を負ってしまい、それから衰えてしまった…

「爺さん!あんたは避難してくれ 。全盛期でもない限りあんたは役立たずだ!」

「馬鹿なことを抜かすな!と言いたいがその通りだな…遠くから観戦させてもらおう。」

俺は玄間の言うことに少し腹を立てたがノブヨリに歯が立たないことは事実なので避難させてもらった。

 

マダラが避難し終わり…

 

「随分と親切だな…てっきり追いかけるかと思っていたぞ。」

「確かに追いかければ俺の方が有利だったが、それで勝つのは俺のプライドが許さん。不利な状況で勝って初めて名誉はうまれる。」

忍びとしては三流だが偉人としては一流だな。

「お喋りはここまでだ。行くぞ、玄間!」

なっ…輪廻眼を持ってしても見切れんとは…速過ぎる!

「回天!」

回天だと!?あれは日向の技だ…何故持っている…?

「どうやら…そう簡単には行かせてくれないか。」

ゴゴゴ…

なんの音だ?

「氷炎呪界結界!」

 

ゴゴゴゴゴゴ!!

そう音を鳴らしながら30mの炎の柱と同じく30mの氷の柱が出てくる。

 

「なんだ?!」

「俺の切り札の一つ、氷炎呪界結界。俺を除いたこの結界内にいる者は幻術は解除され全ての忍術、幻術は無効化され、更に俺以外はこの結界内いる限り体術が1/5になる。」

俺を逃げさしたのはこれが理由だったのか!?

「確かに、力が出ない…やはり、お前も転生者か…?」

転生者?なんのことだ?

「そうだ。俺は、お前を初めてとした素戔嗚(スサノオ)の転生者を抹殺するように送られてきた。」

須佐能乎(スサノオ)は万華鏡写輪眼の技だがあれは攻撃専用の技だ。あれで蘇る訳はない。となれば違うか…

「なるほど、それで俺を殺しに来たと…」

「そうだ。こちらの番だ。風遁・風の刃!」

風の刃か…基本的な技だな。だが、奴のは通常の5倍の量はあった。これなら避けることは不可能だろう。

 

「3500万V、ボルトフェニックス!」

…!あれだけの雷遁を受けたらひとたまりもない。逃げ…遅かったか。

「がっ…!何故雷遁が出来る!?」

生きている?!玄間は不死身か!?

「氷炎呪界結界とかいったな。あれは確かに忍術、幻術は無効化されるが悪魔の実の能力までは封じることはできなかったみたいだな。」

「なるほど…お前の正体がわかったぜ。お前は悪魔の実を食った能力者。それも自然系(ロギア)のゴロゴロの実を食った能力者。雷だから移動も一瞬で済んだ。違うか?」

悪魔の実…そんなものがあるとは知らなかった。

「正解だ。俺はゴロゴロの実を食った。だがそれがわかって何が変わる?」

「風遁が有利であることが風遁しか効かないこと位だ。」

風遁しか効かないとなると俺には無理だな…俺は火遁がメインだ。

「答え合わせが終わったところで行くぞ!」

この場で俺は実力が下がったことで観戦しか出来ないことを恨んだ。

マダラSIDEEND

 

「(雷は光と同じ速さで動くのにどうやって俺を殺すんだ?)」

ノブヨリはそれをいうと死亡フラグを立てることになるので心の中でそう言い考えた。

「(風遁しか効かないとなるときつい…)」

玄間はノブヨリがゴロゴロの実の能力者でなければ普通に勝てるが風遁縛りで攻撃するとなると苦戦するのはわかっていた。

「(せめてノブヨリがスナスナの実であれば…雷遁の鎧で倒せたのにな。)」

 

接近戦はノブヨリが、遠距離戦は玄間がわずかに有利に立った。何故なら、ノブヨリは雷人間なのでスピードが速い。それ故に体術では玄間の攻撃をかわしまくるから有利に立った。

 

その一方で遠距離戦は、玄間は全ての性質変化を極めているのに対しノブヨリは雷遁のみ極めているが雷遁の弱点である風遁の技にやられてしまう。おまけに風遁は自分の唯一といって良い攻撃をくらう系統でもある。

 

しかし、お忘れではないだろうか…エネルが使った最終奥義でありエンジェル島を破壊したあの技を。

 

「万雷(ママラガン)!」

「!!(まずい!)」

この言葉と共に雷の雨が降り始めた。これだけなら玄間も焦らなかったがこれ以上の技がくる事がわかっていた。

「面白いものを見せてやろう…」

ノブヨリの言葉で出てきたのは空全体を覆うほどの巨大な一つの雷の玉だった。これには流石のマダラも焦る。何故なら、見かけだけのハッタリでない限り上空全てを覆うほどの巨大な雷の玉となれば草隠れは愚か、大国全てをまとめて消し去ってしまうほどの威力があると推測できるからだ。

「雷迎(らいごう)!」

そしてその雷の玉は地上に向かっていき、遂に目の前まできた。

「(どうする…考えろ、考えろ…)」

玄間の頭に幾つかの選択肢が現れた。その内容は

 

・逃げる

…論外。逃げても無駄な上にシロイ達が死ぬ。

 

・雷遁の鎧で吸収

無理。いくら何でも雷の量が多すぎる。

 

・須佐能乎で防御

却下。防御に成功したとしてもシロイ達が死ぬ。

 

・八門遁甲を全て開放し竜魔人になり風遁を合わせたドルオーラを放つ

決定!風遁なら雷迎は雷なので相性も強い。その上、八門遁甲を全て開放する事でチャクラを多くさせて更に強くさせることで、雷迎相手にドルオーラでは足りなかった威力を強くさせることが出来る。

 

そうと決まった玄間は八門遁甲を全て開放し竜魔人となった。

「はぁぁぁ!くたばれ!風遁・怒流尾螺(ドルオーラ)!」

玄間はドルオーラ改め、怒流尾螺を雷迎に向けて放つ。雷迎は砕け、その直線上にいたノブヨリに向かった。

「ん?ぎゃぁぁぁ!!」

そうしてノブヨリは死亡した。

「はぁはぁ…ぐぁぁぁぁ!」

玄間は戦闘が終わったことによって苦しみ出す。

 

しばらくして

「何という…やつだ。あれを破壊するとは。」

あの雷迎は全盛期のマダラでも止めることが出来ないのに、この青年はあっさりと止めてしまいしかもそれ以上の技を放ったのだ。マダラが褒めてもおかしくはない。

「爺さん…いや、曾祖父様の武勇伝にはかなわないよ。」

その時、マダラは始めて玄間の正体に気づいた。

「お前、天間の子か?」

そう…自分の孫の子ども…つまりひ孫だということに。

「そうさ。それよりも、手伝ってくれないか?」

「何をだ?」

「俺と父上の万華鏡写輪眼の交換さ。」

「…!わかった。だが幾つか聞いて良いか?」

「なんですか?」

「お前は何がしたい?それに八岐大蛇と戦ったことはあるのか?」

「八岐大蛇と戦ったことはある。何がしたいと言われると…迫害されることもなく誰でも実力さえあれば出世が出来るような里を作って他の里も全てまとめあげるのが俺のしたいことだな。出世出来るのが人柱力でも千手でもうちはでも構わない。だから貴方の知恵を借りにきた。」

マダラはこの言葉に驚いた。マダラはだらけきったうちは一族とは違いこのひ孫は自分の望んだことを望んだからだ。しかも木の葉ではそんな言葉は絶対に聞くことのなかった言葉…つまりうちはの創設者という立場ではなくマダラ個人が必要と言ってくれたことだ。

「そうか…なら俺もそこで働かせてくれないか?」

「良いのか?曾祖父様。」

「構わん。俺はうちはから見捨てられた身…どこに行こうと俺の勝手だ。」

「わかった。じゃあ、天隠れの里についたら父上に会ってみるか?」

「そうだな。久しぶりの孫の顔位は見て置くか…」

こうしてうちはマダラが仲間となった。




やっとマダラが味方になりました…
それと次回あたりは改訂版でなければ玄間の子どもにミナトが生まれますが改訂版ではもう生まれてますのでその話はなしになります。逆にその時は柱間とマダラの話になります。
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