玄間SIDE
今、医療忍者になる手続きをしている。
「しかし、雷影様。大丈夫なのですか?そんな子どもを医療忍者に入れて。」
「センスや素質に関しては問題はない。しかし、嫌がらせとか受ける可能性がある。」
「まあ、あり得ない話しではありませんが…」
「やはり不安か?」
「ええ、この医療忍者の中には暗部同様、自分のことをエリートだと勘違いしている者も中にはいますから…しかし、相手の技を一度見たら私は過小評価はしませんが、流石に何も情報がないと無理です。ですからその子どもの実力を見てもいいですか?」
要するに信用出来ないって訳だな。そりゃそうか。俺は一応三歳だしな。それにしてもエリートだと思っている奴らって(笑)明らかに二流だよな。
「構わん。例の滝にいくぞ、玄間。」
「はい、伯父上。」
〜滝〜
「…まさか、これを登るので?」
「そうだ。」
「いやいや、無理無理。100m位あるのに登りきるなんて…」
父上と同じこと言ってやがる…俺も初めはそう思ったよ…そうやって無理と決めつけるから成長しないんだよな…実際前世の俺もそうだったし。
「DAMARE。」
「はい…」
このやりとり…まんま父上と伯父上じゃないか。
「さあ、玄間。行けるな。」
「はい、行けます。」
「よし!行って来い!」
まあ、あの受付の奴には一泡どころか百泡ふかしてやるか!
玄間SIDEEND
雷影SIDE
我が甥、玄間は天才であり、サラブレッドだ。何しろ、嵐遁が代名詞、あるいは雷遁女神とまでよばれたアールを母親に持ち、父親の天間は現役の土遁と水遁使い手ならどの相手にも負けないとまで言われるほどの実力者…
だがそれだけではない。恐らく、二人の遺伝子が覚醒したとしか思えん。千手柱間とうちはマダラの遺伝子がな…千手柱間はチャクラコントロールを得意とし成長力もなお高かった。うちはマダラは圧倒的なセンスと素質。この二人が見事なまでに合わさったのが玄間と言っていいほど。あやつならひょっとしたら…嵐遁を扱いきれるかもしれん。
そう言えば、天間と会ったのは何年前だが忘れたが先代の頃にここにきたんだな。確か当時の千手一族とうちは一族に追われていたところを父親と母親ともに先代に助けられ、そのまま雲隠れに住むようになった。あの頃の思い出は忘れない。
ワシもまだ20代の頃であいつは10代の頃…ワシとあいつはタッグを組んだ。タッグを組んだことであいつの名前を変えようかと思ったがそれは流石にやらなかった。それ以降、俺と天間は兄弟のような結び付きが生まれ、ついに天間と同世代のワシの妹と結婚した。そして、玄間が生まれた。こう考えると運命だったのかもしれん。
「伯父上!つきました!」
と、考え事をしている間に着いたようだな。
「これで文句はあるまい。」
「はい!こんな素晴らしい素質の持ち主なら大歓迎ですよ!」
「それは良かった。では、玄間降りてこい。」
「はい、わかりました!」
しかし、不安なのがエーと対立することだ。あいつと玄間が対立すると里が二つになってしまう。そこらへんは考えておかんとな…
雷影SIDEEND
玄間SIDE
それにしてもな…チートの確認をして見たが、なんだ!?竜の騎士の能力って!?全く使えない…どうすりゃいいんだ!?そうだ!こんな時こそ手紙だ。
『呼びました?』
「竜の騎士の能力って何なんだ?」
『竜の騎士の能力ですか…ではダイの大冒険は知っていますか?』
「いや、知らない。」
『では、ダイの大冒険の内容を貴方の頭に流しますね。』
ぬおっ…!やべえじゃん。綱手と同じ怪力の持ち主のワニが力で負けている。それだけじゃない…むしろ投げ飛ばした?!なんだ?このチョビヒゲ…竜の騎士?マジで?あっ、ワニが突った…斧の方が砕けた?!これが竜の騎士の能力…マジパネェ…
『わかりましたか?でも、これでも一部ですよ?中にはドルオーラって言う尾獣玉に匹敵する技もありますから。』
「凄いな…」
『言い忘れてましたけど今は出来ませんよ。12歳になったら覚醒するようになってますから。』
「なるほど、今は出来ないか…」
『はい。ですが悩んでいるようですね。』
「まあな…何か必殺技見たいなのないのか?」
『…そうですね、他の転生者達は螺旋丸の修行とか、後はその応用ですね。』
「なるほど…試してみるか。ありがとう。天照。」
『いいんですよ。こっちは楽しみでやっているんですし。後、炎遁いりますか?』
「まだ写輪眼が出来てないのに貰ってもな…」
『これ、貰わないと写輪眼も使えませんよ。』
「どういうことだ?」
『貴方の曽祖父はうちはマダラですよ。だから貴方も写輪眼が開眼出来ます。しかし、うちは一族は火遁、またはその上位にあたる炎遁を持っていないと写輪眼も開眼するどころか使えない。』
マダラが曽祖父…マジか!
「OK。じゃあ貰おう。」
『じゃあ寝っころがってください。』
俺は言うままに従う。
「だが、ダンゾウは何故使えたんだ?」
『ダンゾウは元々、火遁を使えたんですがそれを千手柱間の細胞に使ってしまった為に火遁は使えなかったんですよ。』
ああ。なるほど、そういうことか。
『はい、終わりました。サービスで写輪眼もつけました。しかも永遠の万華鏡写輪眼ですよ。』
「何でそんなものまでつけるんだ?」
『そりゃ、私の名前を呼んで欲しいからに決まってますよ〜』
「なるほど…それもそうか。」
何故か納得してしまった。
「そう言えば、閻魔様からのチートの連絡は?」
『ありませんね…ただ、さっきダイの大冒険に出てきた氷炎将軍の再現をやりたがっているみたいです。』
「おいおい、俺を弱体化させて楽しいか?」
『貴方は弱体化はさせないみたいですがあの技がかなり使えるのでやらせたいみたいですね。わかります?』
「…わからん」
『教えたいところですが時間なので終わりです。』
〜朝〜
さて、チートを確認してから永遠の万華鏡写輪眼を貰ってしまった。しかし、そんなものに頼っていたら自分が弱くなってしまうのはわかり切っている。しかも転生者達も万華鏡写輪眼対策を練っているはず…なのでなるべく使用はしないようにする。となれば、螺旋丸の修行だな。確か形態変化だったな。チャクラを乱回転させることでできるとか言ってたな。
「やってみよう。」
そして三十分がすぎ…
「出来てしまった。」
「玄間。それは、何?」
母上が気配を消して後ろから声をかけてきた。
「母上、いつの間に!?」
「さっきからよ。返事しても来ないから。」
「そうですか…」
「それよりもさっきの丸いチャクラの塊は何?」
「あれですか…ええと…」
「螺旋丸?」
「はい、手のひらにチャクラを乱回転させることで威力のある術を作ろうとして出来たのがさっきのやつです。」
「なるほど、それはいいわね。じゃあ、ご飯にするから速く来なさい。」
「はい。」
朝食を食い…
「そう言えば、貴方…玄間がさっき形態変化の技を開発したのよ…」
「本当か?!玄間!」
「はい。そうです。」
「…そうか。そこまでセンスがあるとは、な。」
「貴方…そんな難しいこと考えてないで、今日は玄間の医療忍者になる日でしょ?」
「そう言えばそうだった。いくぞ、玄間。」
「わかりました。」
こうして父上と母上に螺旋丸のことを知られました。
玄間SIDEEND
天間SIDE
しかし、驚いた。玄間が形態変化の技を作るとは…そう言えば、いつもあいつには驚かせてばかりだ。だが、気になるな。どんな技なのか。
「玄間。その技はどんな技なんだ?」
「螺旋丸と言います。手のひらの上にチャクラを乱回転させて相手に当てる技です。」
「どんなものか見せて欲しい。」
「忍びたるもの人に秘密を見せてはいけない…ですが、私はまだ忍びではないのでやってみましょう。」
「ありがとう。」
そう言うと玄間は手のひらにチャクラを球状に乱回転させてそこらの岩にぶつけた。そのぶつけた岩は球状の跡があり貫通していた。威力のみなら私の技にも負けないだろう…
「どうですか?」
「素晴らしい!しかし、その螺旋丸を放つことは出来ないのか?」
「まだそこまでは…」
「となると…接近戦が主になるな。遠距離戦を得意とする忍びには相性が悪いな。」
「わかりました。改良して見せます。」
「よし。では行こうか。」
「はい。」
螺旋丸か…いい技だ。
天間SIDEEND