大御所(マダラ)が天隠れから抜けて一時期は大騒ぎとなった。しかし、玄間はそれが玄間の命令によるものと説明し、騒ぎを抑えた。その後、第三次忍界大戦が始まった。
〜光影執務室〜
「やれやれ…もう第三次忍界大戦か。」
「早いですね…」
玄間がそう言うと近くにいたシロイが答える。
「(半蔵は俺の代わりに指揮をとっているし、やることと言えば報告と連絡、そして相談を聞くことぐらいの物だ。)」
バン!
玄間がそんなことを考えるといきなりドアが開いた。
「光影様!」
「どうした?」
「木の葉三忍がこちらに向かっています!どうすればいいのでしょうか!?」
「そうか…シロイ、行ってきてくれるな?」
「ええ…貴方の命を狙うような馬鹿は死んでしまえばいいのに…」
バタン!
シロイはそう言うとまるで死を象徴するようにふらついて光影執務室から出てしまった。
「あの〜…光影様。シロイ様1人で大丈夫なんですか?天間様もつけたほうが…」
言い忘れてたが、天間は自分あての大量の資料や書類の整理をしているため戦争の前線で戦うことができない。
「ああ、心配ない。それこそエスでもない限り、やられはしない。」
「はあ…」
「それよりも用事が済んだら仕事行け。私も忙しい身だ。」
「はっ!失礼します!」
忍びがそう言うと消えて玄間1人になった。
「さてさて、シロイの奴はどの位まで戦えるかな…八岐の洞窟から出てきた道具で調べたところキレなくても柱間お祖父様と同格だしな。」
木の葉三忍SIDE
「あともう少しだな。」
「しかし、綱手。お前はなんでここにきたんだ?血液恐怖症だろう、お前は?」
「私と同じ千手性ってのが気に食わないんでね。」
「そうか。だが、無理せずやばいと思ったら帰れよ。」
「はん!私を舐めるなよ自来也。私は血液恐怖症をもなくしてしまうほど怒っているんだ!!」
「二人ともお話しはこれまでよ…やばいのが来たみたいね。」
「「!!」」
そこに現れたのはシロイだ。
「さて、貴方達が玄間を殺そうとする人たち?」
「天隠れ四傑の1人…シロイ。」
「四傑とはなんなんだ?自来也?」
「天隠れ四傑とは天隠れで忍頭をやっている四人のことだ。いずれも今の忍界では最強と言ってもいい。ワシ達を相手に余力を残して勝った半蔵と、光影の父千手天間に大御所と呼ばれる謎の人物。そして今ここにいるシロイのことだ。」
「質問に答えないなら問答無用で…死ね。」
「「「うっ…!!」」」
シロイは殺気を出す。すると三忍達は怯んでしまう。それも仕方ない。玄間に柱間と同格と言われる程の実力を持っている。柱間は威圧で火影の名を継いだ扉間すらもビビらせるほどだ。
「火遁・業火滅却!」
シロイは火遁の術の中でも最上級の技…業火滅却の術を使うと…あたりはまる焦げ。これがどういう意味かわかるだろうか?少なくとも防御はチャクラを吸収しない限りは不可能。これが出来るのは輪廻眼の持ち主しかいない。しかし三忍の中には輪廻眼を持つ者はいない。と、なれば…三忍はどこに行ったかおわかりだろうか?上空に逃げた。
「大蛇丸、綱手いくぞ!」
「ええ!」
「よし!」
「させない!風遁・竜蛇の舞!」
この術はシロイのオリジナルの術で上空にいる敵を金剛石すら砕きかねない竜巻で腹を一突き…つまり三代目雷影や千手玄間、エスなどの例外を除けば死ぬ一撃だ。
「くっ!」
それの対象者となったのは…
「大蛇丸!」
大蛇丸だった。
「ぐ、はぁ…」
大蛇丸は口寄せ蛇を犠牲にしたものの致命傷と言える傷を負ってしまい戦えなくなってしまった。
「で?どうするの?残る貴方達は2人…私は玄間に手を出さなければ戦闘をやめるけど?」
それを見てシロイは三忍に見逃す余地を与えた。
「う…わかった。光影には手を出さない。」
「自来也!!何を…」
何を言っている!と綱手は言いそうになるがシロイの殺気を受けて口が閉じてしまった。
「火遁…」
「わかった!わかった!ワシらはこいつを連れて帰るから見逃してくれ!」
「話しがわかる人はいい人ね。だけど、玄間を殺そうとした罪は思いわ…それだけは覚えておいて。」
「…そうか。」
「じゃあね。」
それだけ言うとシロイは去った…
「大蛇丸、無事か?」
綱手はそう言うと大蛇丸の傷を治した。しかし大蛇丸の傷には、血がついているにも関わらず治療しているのは、シロイに対する恐怖の余り血液恐怖症が治ってしまったからだ。
「無事じゃないわよ…光影はあんな化け物を従えているなんて…」
「そうだな。だとしたら光影はもっと強いのかもしれない。」
「強いに決まっている。奴は猿飛先生に重傷を負わせたエスは自分自身のライバルと言っていたんだぞ。」
「これじゃあ殺すのは無理ね…次代の世代に任せるしかないわね。(そしてその器を取るのは私だけどね。)」
木の葉三忍SIDEEND
マダラSIDE
ふう…俺は岩隠れの奴らを利用してうちはの小僧を嵌めた。このうちはの小僧は利用させてもらうとしよう。木の葉のうちはのクーデターにな。木の葉のうちはの写輪眼はどうでもいい。最初は後々役に立つだろうと思って長門に俺の万華鏡写輪眼を預けていたがあれが必要ない…俺は氷河輪廻のそれを使っているがかなり使える…寧ろ写輪眼と万華鏡写輪眼のみならば全盛期よりも上だ。
「ねえ、マダラ。どうするのこれ?」
「ゼツか…これから手術を行う。お前の細胞を使うから分裂しておけ。」
俺に話しかけて来たのはゼツ。立派な助手だ。こいつの特徴は一言で言うならアロエだ。それでもわからないなら緑と白色の生き物だ。
「え〜?これにそんな価値があるの?」
口先だけは上手いなこいつは…
「あるな。少なくとも戦闘面ではお前よりも。」
俺はゼツが戦闘で使えないのを揚げ足をとって皮肉で返した。
「うっ…まあ僕が弱いのは事実だけどね。じゃあ分裂しておくよ。準備が出来たら言ってね。」
「わかった。」
…オビト改造中…
「これでよし。後はこいつが目を覚ますのを待つのみだ。」
「あれれ?マダラ、なにやってたの?」
こいつか…こいつは無駄にお喋りで本当に柱間から出てきたとは思えないな。
「君か、マダラはね…(以下略)と言う訳なんだよ。」
ゼツが俺の代わりに説明すると…
「ふ〜ん。でもそいつ使えるの?」
ゼツと同じこと言ってきた…本当にそこは柱間と同じだな!!
「使えるんだって。何に使うかわかんないけど…」
「ねえねえ、マダラ?何に使うの?」
後々話すことだし、仕方ない…
「そいつはとある計画のために必要な存在だ。」
「計画?もしかして、木の葉を潰す?」
「いや、十尾復活じゃないの?」
ゼツもこいつもハズレだ。何一つわかっていない…
「十尾を復活させたところで俺に制御は出来る可能性が薄い…」
「なんで?」
「俺のひ孫…玄間がいるからだ。」
柱間ならともかく、八岐大蛇を倒せる玄間がいると十尾が倒そうとしてムキになる…そうなると俺には手がつけられん。
「じゃあ殺せばいいじゃん。」
「簡単に言うな…俺が全盛期の力を取り戻したとしても勝てるかどうかだ…」
「あ!幻術使って利用するのは?」
「無理だ。奴は何故だが知らんが幻術が効かない。」
俺もかつて利用しようとしたが無駄だった。全チャクラを使った月読をかけても玄間に幻術はかけられなかった。
「じゃあどうするの?」
「木の葉をうちはの手で潰す!」
「へえ〜クーデターでも起こさせる気かい?」
「だが、戦争が終わる頃に九尾の人柱力が子どもを産むだろうな。それを利用して九尾を暴走させる。」
「?なんで九尾の人柱力が子どもを産むことが出来るの?もうばばあじゃん。」
「知らないの?九尾の人柱力はミトから若いうずまき一族の女に代わったんだよ。確か…この戦争が終わったら結婚するんだって。」
「なるほど…でもでも戦争が終わってから最低でも2年はかかるんじゃないの?」
「だからだ。俺はその時生きてはいない。それを代わりに実行するのはこいつだ。」
俺はそう言ってうちはの小僧を指差した。
「でもクーデターの話しはどうなるの?」
「いずれ九尾は封印される。猿飛の奴かあるいはそれ以上の実力者がな。」
「まあそうだよね。」
「だが、そこで九尾を操っていたのは誰だ?と言う疑問が上がる。1番の不審者が…うちは一族になる。」
「あー!わかった!こう言うことでしょ?木の葉とうちはの関係を悪くさせてうちは一族がクーデターを起こすってことでしょ?」
「当たりだ。」
「やったー!当たった当たった!」
「うるさいぞ。まだまだ続きがある。仮に失敗したとしても九尾の人柱力から九尾を奪えばいい。その時こそ…木の葉の最後だ。」
マダラSIDEEND
とりあえず本編が終わるまで外伝は書くつもりはありません。外伝は異世界(簡単にいえばクロスオーバー)、またはNARUTOの原作世界に玄間かあるいはエスが行くという話ですね。