ORINUSHI〜改訂版〜   作:ディア

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第三十二話 第三次忍界大戦(3)

〜マダラのアジト〜

「帰ったか…俺はまた寝るぞ。」

マダラは玄間がいるにも関わらず、オビトが帰るとすぐに寝た。

「さて…俺が大御所を知る経緯を教えよう。」

「そうだな。」

 

~回想~

 

オビトSIDE

「ここは…?」

俺はカカシを庇って死んだはずじゃ…ないのか?

「気がついたか…うちはの者よ。」

誰だ?この爺ちゃん…

「もしかして、死神か?」

思わずそんな言葉を口にしていた。俺は焦った。何故なら先生に言ったこと(老人には優しくしていること)が嘘になってしまうからだ。

「死神とな…お前が始めてだぞ。そんなことを言ったのは。」

って!その鎌首もとに向けるのやめて!死神なんて言ってごめんなさい!

「ふん…まあいい。ここは黄泉の国でも天国でもない。」

「じゃあ地獄か?」

「さあな…俺もつい最近まではそう思っていたが、仏に出会ってからここは地獄とも思えなくなってきた。だがこれだけは一つ言える。」

「なんだ?」

「お前は生きている。」

俺はその言葉で希望と絶望もした。

オビトSIDEEND

 

「俺が生きているって本当かよ!?」

「本当だ。岩の下敷きになっていたが、奇跡とでも言うべきか…お前の半身の犠牲のみで済んだ。」

「じゃあ、俺の半身は使えないってことか?!」

「そうだ。だがお前の動けなくなったはずの半身を動かしてみろ。」

オビトはそう言われて動けなくなった半身を動かす。すると…

「動いた!?なんで?」

「お前の半身は使い物にならないから勝手に治療させてもらった。」

「ありがとう、爺ちゃん。でも白くてキモいな…」

「贅沢を言うな…それはあいつらの肌の色だ。俺は寝るから邪魔をするなよ。」

 

マダラがそう言うと寝てしまい…しばらくするとゼツとグルグル(仮称)が床の下から現れた。

「うわっ…」

ゼツとグルグルの登場の仕方に思わずドン引きするオビト…無理もない。ゼツはアロエのような生物であり、グルグルは顔がセンスの悪い仮面である。そんなものが自分の下から現れたら普通はドン引きする。

「よろしくね~僕の名前はゼツ。君の名前はなんだい?」

「え?あ、ああ…俺の名前はうちはオビト。そっちは?」

オビトが自己紹介するとグルグルの方に顔を向ける、

「僕の名前かい?僕の名前はないんだよ。だから君がつけてよ。」

「そうなのか?だったら顔がグルグルしているから、グルグルだ。」

「じゃあ、よろしく。オビト。」

「よろしく、グルグル。」

 

「さて、話しは終わったか?」

「爺ちゃんはいったい何者なんだ?」

「質問を質問で返すな…俺の質問に答えろ。」

マダラの機嫌をこれ以上損ねるのを恐れたのかオビトは答える。

「話しは終わったよ。それよりも爺ちゃんは何者なんだ?奇跡があったとはいえ俺の身体をこんなに治してくれたんだ。お礼がしたいから名前くらい教えてくれよ。」

「それもそうか…俺の名前は、うちはマダラだ。」

マダラが自分の名前を語るとオビトは動揺する

「ま、ま、マダラって、あのうちは創設者であり、俺のご先祖の?」

それもそのはずオビトはマダラの子孫であり、うちはの伝説だからだ。

「お前が子孫かどうかは知らんが、お前の言う通り、俺はうちは創設者の…うちはマダラだ。」

「いやいや…あり得ないって…父さんがご先祖様は初代様に負けて死んだって言ってたし。」

 

「俺は確かに柱間と戦い負けた…そして柱間にトドメを刺された。」

「そこは父さんから聞いているよ。」

「…だが、俺は戦いの最中に柱間の細胞を手に入れた。その柱間の細胞のおかげで俺は復活することが出来た。」

「(んな馬鹿な…)」

「そこで俺は柱間以上に鍛えたつもりだった…」

「つもりだった?」

「そうだ…俺は更なる修行の場所をもとめていた。だが、それが間違いだった。俺は修行場所に丁度良い洞窟を見つけ奥深くで柱間以上の化け物と戦った。」

「そして、勝ったのか?」

オビトの質問にマダラは黙る。

「…」

 

しばらくの沈黙の間マダラが答えた。

「……いや完敗だった。それから俺はここに住むようになった。」

「…(ご先祖様が負けるなんてあり得ね~…何?その化け物。最近出来た天隠れの里、潰れるんじゃないのか?)」

「その化け物の名前は八岐大蛇。火、水、土、雷、風、毒、光、闇の八つの首を持ち、八つの尾を持った化け物だ。奴には万華鏡写輪眼の天照、月読、そして須佐能乎すらも通じなかった。だから、九尾には手を出してもあいつには手を出すな。」

「九尾に手を出しても…ってそんなに危険なのか?」

「何しろ、俺の全盛期から外したのもあいつだ。」

それだけでどれだけの危険かわかるだろう…マダラの全盛期をなくしたほどの実力を持っているのだから。

 

「さて…これからが本題だ。俺は八岐大蛇と戦い敗北した後、輪廻眼に目覚めた。そして、それをうずまき一族の長門という男に移し替えた。」

「は?なんでだ?」

「とある計画を立てているからだ。」

「とある計画?」

「そうだ。長門が輪廻転生の術を使えば、俺は死んだ後に復活出来る。」

「まさか…木の葉を潰す気か?!」

「話しはこれからだ。最初は復讐のつもりでそうだったが今は違う。うちは一族を守る為に俺は復活する。」

 

「なんでだ?」

「天隠れの里は知っているな?」

「まあ…今では1番巨大な里だし。そのくらいは知っているよ。」

「天隠れの里の政策は血継限界の優遇…つまり、天隠れのうちは一族も例外ではない。」

「優遇だって?どこが?」

オビトはアカデミーでもビリだったためそんなことは知らない。

「アカデミーから何一つ習ってないのか…まあいい。霧隠れの里は血継限界を殺す風潮がある。それを光影は利用して血継限界の最低限の安全と普通の昇格を保証した。」

「そう言うことか…」

「そうなれば他の里の血継限界もやってくる。当然だな…あの時代は血継限界の冷遇が激しく昇格も出来ないこともあった。もちろん、うちは一族もな。」

ここでオビトは疑問に思った。マダラが、警備隊であるうちは一族が昇格出来てないと言ったことに

「うちは一族が昇格出来てないってどういうことだよ?」

「木の葉のうちは一族は千手扉間による政策で警備隊になっている…悪く言えば木の葉の使い魔だ。事務職や上層部にもほとんどついた者はいない。しかしだ。天隠れは違う。天隠れはどんな一族も関係なしに能力があれば事務職や上層部についている。」

 

さらにここでオビトはマダラに対して疑問に思った。

「まるで天隠れにいたような口ぶりだけど天隠れにいたのか?」

「そうだ。天隠れの忍びとして暮らしていた。」

「なっ…!あんたほどの男がなんで再び里の忍びに!?」

マダラの言葉に驚くのは無理もない。マダラはカリスマも高いがプライドも高い。故に誰かの下につくのは余程の事情があったと言うことだ。

「言っただろう?俺は仏に会ったと…」

 

「仏だと?あんた、遂に呆けたか?」

「呆けてなどない。比喩表現だ。ここに住んで数年…俺は俺のひ孫と会った。そいつから力を貸してくれと言われた。」

「それで力を貸したのか?」

「もちろん最初は断る気だった。しかし奴はなんて言ったと思う?自分の里を全ての里を誰も迫害されずにしたいと言ったんだ。その時、俺はこいつに惹かれた…その後俺は惜しみなく力を貸してやった。」

「…そのひ孫って誰なんだ?」

「光影の千手玄間だ。」

 

~回想~

 

「とまあ、そんな感じだ。俺はこれから何をすれば良い?」

「そうだな…九尾の人柱力は知っているな?」

「それが何か関係するのか?」

玄間はその後オビトに残酷な命令を出した。

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