ORINUSHI〜改訂版〜   作:ディア

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第三十四話 久しぶりの天間様の活躍

〜天隠れの里〜

その頃、天隠れの里では天間が三代目水影と交渉をしていた。

「お前が、天隠れ四傑の一人…千手天間か?」

「そうだ。それよりも水影殿…貴方はわざわざ交渉する為に数十人を連れて、なお武装するほど臆病なのか?」

そう…水影は今部下を連れている。しかも武装している。そのことをネタに天間が水影に対して、かなりわかりやすく挑発してみると…

「何だと〜!!やはり親子揃って口減らずめ!お前達、やれい!!!」

水影が面白いほど激怒して部下達に天間を殺すように命令した。

「(いや、お前がこんな挑発に乗るのが悪いと思うぞ…とはいえこの人数じゃ面倒だ。一瞬で方をつけるか…)」

 

「死ねや!」

霧隠れの忍びが襲いかかる。

「うるさい…」

天間はお得意のパワーで敵をねじ伏せる。彼のパワーは今や、素の状態で八岐大蛇(第十六話)の首をへし折れる程度のパワーを持っていた。当然、そんな尾獣達でも致命傷を負いかねないパワーで人間にむけてやったら…?

 

グシャ!グシャ…

 

何か潰れた音が聞こえた。そう、天間が人間を殴れば人間は余りのパワーに破裂する。最も、余りにも強靭過ぎる肉体を持つ者達にはそれはない。それでも三代目雷影相手に普通に重傷を負うくらいのダメージだ。

 

「ひいっ…!」

霧隠れの忍びの一人が余りにもグロテスクな死体となると他の忍び達はそれにビビってしまう。無理もない。たった一撃で骨はむき出し、内臓は破裂した状態で飛び出す…そんな物を見せられたら普通はどうなる?普通は人外じみたパワーにビビってしまうだろう。

「お前ら!ビビってないで、さっさとやれ!」

それでも水影は実力差がわからないのか部下の忍び達に命令する…

「無理です!あんなの倒せません!」

と言う風に命令を部下が全員拒否する。

「やらなければお前達の家族を殺すぞ!」

水影は部下の家族を人質にして脅す。

「「「「……くそったれぇ!」」」」

流石に家族が殺されるのは嫌なのか部下達が動く。

 

「やれやれ…お前達には家族がいるから気絶程度には抑えておこう。」

天間はそう言うと手加減をした。と霧隠れの忍び達がわかっても植え付けられた恐怖はなかなか取れない。その為に…

「「「「ひいぃぃぃ!」」」」

霧隠れの忍びは恐怖の余り、硬直してしまう。

「がぁ…!」

「ぎぃ…!」

「ぐぅ…」

「げぇ!」

その隙を見て天間は次々と気絶させる。

「ええい!役立たずどもめ!こうなったら俺が直々に貴様を殺してやる!」

水影はそのことに苛立ち、自ら天間の相手をすることになった。

 

「水遁・大瀑布の術!」

水影は水遁を得意とする忍びだ。そのせいか出す水の量もかなり多い。

「土遁・土流壁!」

それを天間は相性が抜群の土遁で防ぐ。水遁は土遁に対して弱い為、このように防いだ。

「馬鹿な…俺の水遁が…」

「私の得意とする術は水遁と土遁…水遁と土遁では忍界最強と自負している。そんなことも忘れたのか?」

「ならば、これでどうだ…蜃気楼の術!」

すると水影は蜃気楼を作り出し、水影がたくさん出て来た。

「どうだ!?俺の術は!」

「少々骨が折れそうだな…(自分にかかっている幻術の類ではない上にチャクラ感知も反応しない…)」

天間が声がするところへ殴っても空振りに終わる。しかも自身にかかっている幻術ではない為解くことが出来ない。何故かチャクラ感知が出来ないので苦戦することは確かだった。

 

「(となれば勝負は一瞬!私に攻撃したところをカウンターで仕留めるしかない!)」

「いくぜぇ〜!」

「(来る!万華鏡写輪眼!)」

天間はマダラの手術によって新しくなった万華鏡写輪眼を発動して構えた。

「ひゃっは〜!死ね〜や〜!」

水影の声が後ろから聞こえるが天間は無視した。何故なら馬鹿正直に後ろを狙っても無駄だからだ。

「ここだ!土遁・土流槍!」

天間は土で出来た槍で三方向から出した。

「どこ狙ってやが…?」

「当たりだな。」

天間が突き刺したところは天間の真上…つまり三方向から先ほど出した三つの槍が重なって水影を刺していた。

「馬鹿な…何でわかった?」

「空気の動きだ。お前が私に向かって来る時、必然的に空気は私に当たる。その空気にチャクラを当てて、その流れた場所を探りとったまでだ。」

「だが、俺が風遁を使っていたらどうして、い、た…?」

「その時はお前はチャクラを練ざるを得ない…つまりどのみちお前の居場所はわかった。運が悪かったんだよ…お前は。」

「ふざけた親子だ…どこまでも。グフッ!」

最後の三代目水影の言葉はそれだった。

 

「さて…出てきたらどうだ?霧隠れの?」

「ひい!勘弁してください!」

そう言うと先ほど手加減し気絶させた霧隠れの忍びが出てきた。

「そうだな…勘弁して欲しいならお前達は私の部下になれ。」

「え?」

「何でそんなことを…」

「そうだな…私は少々仕事に追われていると言うのもあるが、それ以上にお前達の居場所があるまい。護衛対象の水影は死に、それをみすみす見逃してしまい敵討ちも出来ず責任だけを問われ続ける…そんな立場でやっていけるのか?」

「…やっていけません。」

「で、あろう。だから、私の部下にならないか?なれば向こうよりかマシだぞ?」

天間がそう言うと霧隠れの忍び達は互いに目を合わせて同時にいった。

「「「「お願いします!貴方の部下にさせて下さい!」」」」

「よし…ではお前達は今から私の部下だ!私が責任を持って教育をしよう!」

「「「「お願いします!」」」」

こうして天間は新しい部下を手に入れた。

 

後にその部下達は、『天誅』という組織のリーダーとなり、他の五カ国から天隠れの手足とまで言われるほどの賞金稼ぎとなった。

 

~雲隠れの里~

「さて…この任務は受けたくなかったがやるか…まあ、仕方ないよな。玄間もやり過ぎたんだし。」

そうつぶやくのは…

「エス先輩!大丈夫なんですか?」

そう、玄間のライバルのエスだった…エスは雲隠れの暗部となっており後輩も持つようになっていた。

「ん?何がだ?」

「だってあの千手玄間ですよ!?暗殺するなんてとても無理ですよー!!」

「大丈夫だ。俺は玄間のライバルだからな。」

「でも…」

「そんなに心配なら先に天国か地獄で待っているか?」

エスはそう言って後輩に極僅かな殺気を出した。

「うう…わかりましたよ。エス先輩を信じます。」

後輩はそれにビビったのかエスを信じることにした。

 

「さて、あいつとの思い出を思い出すか…」

エスは今まで玄間との思い出を思い出していた。エスと玄間が出会ったのはアカデミーのとき…エスはシロイをからかっているところを玄間に見つかってボコボコにされた。

「あの時、玄間はひどかったよな…ホント…シロイはそれに惚れたのは良いんだけど謝っても融通が効かなくて困っていたのを玄間が助けてくれたんだよな。」

 

〜回想〜

「なあ、許してくれよ〜!」

「嫌だよぅ…」

「何でだ!?」

「うぅ…」

「あ〜も〜…黙ってちゃわかんねぇって!」

「ごめんなさい…」

「何でお前が謝るんだ!」

「ひゃぅ…!」

 

「またいじめているのか?お前?」

「いやいや!俺は謝っているのに許してくれないんだって…」

「(一応他の奴らとは違うな…あいつらは俺に謝りにきただけで他には謝ってなかったしな。)なるほど…そいつは厄介な話しだ。」

「お前からも頼むよ…一応俺はシロイに謝りたいし…」

「わかった…」

〜回想終〜

 

「そん時の恩は忘れねえがそれはそれだ。…もう行くか。」

エスは、エスの出された任務…千手玄間暗殺へと向かった。




え〜…天間が誰だかわからない!と言う方に説明します!
千手玄間の父であり、千手柱間とうちはマダラの孫でもある。その為、木遁や万華鏡写輪眼を使うことができるという他の小説でもチートクラスのオリキャラ。更に、水遁に関しては大叔父である扉間を超えており、土遁も忍界最強と呼ばれるほど強い。ANDパワーが桁違いに強く、今では尾獣達に致命傷を負えるほどの攻撃ができるほど。
以上です!
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