とある日…光影執務室から伝書鳩がきた。それを見かけた天間はすぐに上層部の緊急会議となった。
「それで?代行…今日は何の用事で呼びたしたんだ?」
そういったのは暁のメンバー…角都だった。
「今日集まってもらったのは他でもない。次の光影を選ぶ。」
「何…?」
「ちょっと待った!何でこんなことする必要があるんですか?」
「わからないのか?…初代光影が死んだ。」
「「「「何だと!?」」」」
「初代光影の遺言状を読み上げるから静かにしろ。」
〜八岐の洞窟前〜
数日前、玄間は歩いていた。ところが…
「はぁぁ!!」
後ろから襲われてしまった。こんなことができるのはただ1人…
「許せよ…ライバル。」
玄間のライバルのエスだった。
ポンッ!
そんな音を立てて玄間…いや玄間の影分身は消えた。
「いきなり不意打ちとはお前らしくないな…エス!」
「何とでもいえ…お前を暗殺しにきたんだから当然のことだ。行くぞ!」
「来い!」
玄間とエスの戦いは想像を絶するものだった。玄間が地面を殴ればM7.9の地震が起き、エスが空を殴れば山は崩れ…もはや人と人がする戦いではなくなってしまった。この2人は人外でもいいだろうが、尾獣と尾獣でもそんな戦いはできない…通常の一撃一撃が十尾の尾獣玉クラスに匹敵するのだ。これは跡だけみれば大怪獣決戦と言っても間違いではない。
「七観場の奥義!『鉈の刃』!」
「くだらない…避ければいい話だ!」
六道仙人を破った鉈の刃をエスは避けて対処する。それが正解だ。六道仙人はこれを避けずに防御してしまったからダメージを受けた。
「雷遁・雷魔滅殺陣!」
玄間は雷遁でできた闘魔滅砕陣をつくり、範囲を広げる。
「俺に雷遁が効くと思うかーっ!」
しかし、エスは雷遁の鎧で防御しており無効だった。
「七観場の奥義!『影の巻物』!」
影の巻物とは…影から触手のようなものが現れ発動者(玄間)以外の人を対象に蔦巻きにするという凶悪な技だ。
「ぬぅ…!」
ぶちぶちぶち!!
それを無理矢理エスは破いて玄間に襲いかかる。
「七観場の奥義『黄金の旅』」
玄間は六道仙人に、反則じみた技とまで言われた黄金の旅を発動する。通常なら攻撃は通用しないで終わるが…
「がはっ…!?何で攻撃があたる…?」
エスはどういう理屈が知らないが攻撃が当たるのだ。
「知るか。」
玄間は無言で螺旋丸を作り上げる。
「くっ…七観場の奥義『皇帝不死鳥』!」
玄間は螺旋丸に天照の効果をつける…すると天照の炎で出来た不死鳥が出来上がり、エスに襲いかかる。
「…っ!」
それにエスは一瞬反応が遅れてしまい、完全に避けることができなかった。しかも当たった左腕の部分だけが雷遁の鎧の部分が弱かったのか天照の炎によって燃やされてしまった。
「かぁっ!」
その部分だけをエスは切り落とし全身まで焦げるのを防ぐ。
しかし形勢は玄間が不利…
「なあ、エス…互いに満身創痍の身。だから次の一撃で決着をつけよう。」
「そうだな…これで最後だ!地獄突き一本貫手!」
「七観場の奥義『奇跡の追い込み』!」
この結果は…
「ガフっ…げふっ!」
「俺の勝ちだ…」
エスが玄間の心臓を貫きエスの勝利に終わった…かに見えた
「まだだ!七観場の奥義『深き衝撃』!」
玄間は生きておりエスの心臓を貫いた。
「これでTHE・ENDだ!」
そして玄間はエスの心臓を取り出した。この時玄間は勝利とエスの心臓を掴み取ったのだ。
「流石はエス…俺のライバルにふさわしい相手だったぞ…一応、応急処置をする場所を探して見ないとな…」
そしてそのまま玄間は応急処置をしながら歩いた。数日後、玄間の遺体が見つかった。
〜天隠れの里〜
時は戻り…天隠れの里。
「『…以上のことがあり、私は死にかけた。しかし私がこれからできるのは二代目光影を推薦することぐらいしかない。私が二代目光影を推薦するのは…』」
「「「「するのは?!」」」」
「『私の配偶者の波風シロイを推薦する。』」
「「「「何ーっ!!」」」」
「黙って聞け!!『私は波風シロイを推薦するのには理由がある。波風シロイは私の考えが間違いでなければ戦闘、頭脳において天隠れでは1番の実力を持っているからだ。しかし、これは推薦だ。我が父天間を光影にするもよし、同じ天隠れ四傑の半蔵を光影にするもよし…なんならなりたい奴がなってもいい。だが私が1番光影に向いていると思うのは波風シロイだ。上記の理由により、二代目光影は波風シロイを推薦する。初代光影千手玄間より』…以上が玄間の遺言状だ。私は玄間と同じく光影は波風シロイを推薦する。」
玄間の遺言状と天間の意見により会場はシロイを推薦する声が大きかった。
しかし、それに納得がいかない一員達がいた。
「半蔵…お前はどうするんだ?」
「俺が光影となる。」
そう半蔵だ。
「何故だ…?」
「シロイは若すぎる。玄間はもっと若い時に就任したが、それに見合った実力があったからだ。俺は雨隠れの長として見てみたが光影という仕事は余りにも仕事が多すぎる。シロイは初代とは違い身体はタフではない。」
「それがお前の意見か?」
「当たり前だ。あの仕事はお前か初代でない限り不可能だ。俺はもう年だからな…死ぬことを前提になるほうがいい。」
そう意見をいい終えて半蔵は座る。
「そうか…シロイ、お前の意見を聞こう。」
「私は玄間に指名された以上はやる…それだけです。例えそれが茨の道であろうとも…」
「最終決断をする!二代目光影に波風シロイを推薦する者は立て!それ以外は座れ。」
天間がそう言うと半蔵達一味以外は全て立った。
「決まりだな。ではこれより二代目光影は波風シロイだ。以上で会議を終了する!」
会議が終わった後、二代目光影就任式が開いた。その後、他の里でも四代目雷影、四代目火影、四代目水影、四代目風影就任式もあり戦争はやめることになった。
しかし、それは影の称号がつくものが引退したという証拠。つまり、千手玄間は二度と現れない為、死んだと判断した。それを機会に各里の上層部は天隠れの里をどう戦争に持ち込むかを考えていた。
ところが…木の葉ではミナトが火影となって1年…10月10日にある出来事が起きた。
「オギャーオギャー!」
「はあはぁ…疲れた…よくやったねクシナ。」
「うん…誕生おめでとう…ナルト。」
そう玄間の孫にあたるナルトの誕生である。
「父さんが生きていたら感激しただろうな…」
「そうね…私はあの人と会いたかったな。」
「母さんは忙しくてこれないって言うし。」
ザクッ!ザクッザクッ!
2人が日常会話をしていると急に人を刺す音が聞こえた。
「何だ!何事だ!」
ミナトがそう言うとトビが現れた。
「九尾の人注力は貰って行くぞ。」
トビはそれだけいってクシナをさらい、逃亡した。
トビは九尾を出そうとしていたが悪戦苦闘していた。
「さて…出て来い!九尾!」
『こ、断る…!』
あの九尾が断ったのだ。原作では自分から出たがる癖に逆の選択をしたのだ。
「何故だ!?」
『あいつが来る…!あいつを敵に回すくらいならこの娘の中にいたほうがマシだ!』
あいつとは玄間のことであり、一度九尾を〆すぎたせいか極度に外を出たがるのを恐れていた(幕間2)。無理もない…あれだけボコボコにされては九尾もビビる。
「何だと?九尾としてのプライドがないのか?」
『そんなものあいつの前ではドブにでも捨てたほうがマシだ!』
その後トビは無理矢理九尾を引っ張り出し原作通りに九尾を暴れるだけ暴れさせて撤退した。