〜第四次忍界大戦前〜
カブトはトビに協力するように交渉しているところだった。
「どうだい?暁のメンバーもつけているのにまだ不満かい?」
「ふん…俺は俺なりのやり方でやる。口出しは無用だ。」
「そうかい…じゃあこれならどうだい?」
カブトは新たに穢土転生で呼び出した。
「なっ…お前…それをどこで手に入れた…!」
「まあ色々とね。大蛇丸様との研究の結果だよ。」
カブトが自慢気にそう言う。無理もない。その呼び出した者は…マダラだったからだ。
「ほう…天隠れの里の技術ではなくてか?」
そこへ第三者の声が聞こえた。
「「誰だ!?」」
「ククク…少々墓から出てくるのが遅かったのが誤算だったが…よくやったトビ。」
その男はトビの後ろから現れた。その男がかなりの量の殺気を出しているせいでトビとカブトは硬直してしまった。
「馬鹿な!貴方は…死んだ筈じゃ!?」
「確かに、俺は死んだとも。だが俺は閻魔から任務を与えられた。その任務を果たすべく復活した訳だ。」
「まさか…あんたは…」
「そうだ。俺は初代光影千手玄間だ。」
やっと殺気が収まりトビとカブトは動くことが出来た。
「さて…色々と聞きたいことがある。トビ、うちはのクーデターはどうなった?」
「ああ…その件については…」
「僕が話すよ。うちはマダラ級と評判のうちはヤヨイのせいでクーデターは大失敗に終わったよ。逆にうちは宗家の三人しか生き残ってないよ。」
「ヤヨイとは誰だ?」
「簡単にいえばうちは宗家の長女さ。」
「そうか…(チッ…失敗だな。)ところでメガネ。天隠れの様子は?」
「天隠れの里かい?うちはのクーデターの後、あそこは潰れたよ。天隠れ四傑の半蔵のせいでね。」
「どういうことだ?」
「半蔵は光影になれなくてそれを恨んでいたのが原因だよ。だけど半蔵は二代目光影の波風シロイに直接戦わずに里の人々に毒を浴びさせたのさ。それで全滅。シロイも死んだよ。」
「(半蔵を引き入れたのは失敗だったか…)そうか…まあいい。シロイも俺と同じように復活するだろうな。」
「どうやって?試しにシロイで穢土転生をやって見たけど普通に出来たよ?」
「トビ…シロイの墓へ案内しろ。」
「わかった。」
〜シロイの墓〜
「着いたか…」
玄間はそう言うとシロイの墓に近づき…
「すまない…シロイ。俺のせいでお前を死なせてしまった。だから俺はお前を完璧に謝罪する為にお前を復活させよう。忍法・時間操作の術!」
シロイの墓から、巨大な機械が現れてシロイの墓を飲み込んだ。
「な、何だこの術は!?」
「この術は対象者を選んでその対象者の時間を操ることができる。つまりこの場合は、今墓で眠っているシロイが生きているシロイに戻る訳だ。」
トビが大声をあげると玄間が解説をする。
チーン!
まるで電子レンジのような音を出すと、その機械から扉が開いて、生きているシロイが現れた。
「ここは…?」
「シロイ!すまなかった!」
「玄間…?玄間!」
「俺を許してくれ!俺はお前が頼りだったんだ。だけどそれがお前を苦しめる結果になってしまった…だから許してくれ。」
「ううん…私は怒ってないよ。寧ろ私は幸せ。私は貴方が死んでから、それこそ生きた屍のようになっていた…」
「ありがとう…」
「ところで…そこの2人は?」
「ああ…こいつらか。簡単に言えば、第四次忍界大戦の黒幕だ。」
「ふ〜ん…貴方はこれからどうするの?」
「俺は六道仙人がかけた呪いを解くとしよう…」
「ちょっとまて!六道仙人の呪いだと?何だそれは?」
急にトビが首を突っ込み玄間に話しかけた。
「六道仙人は一度蘇っていた。それもある神によってな…そのある神は六道仙人に戦争の火種になるように命じた。結果は大成功。しかしそれを止めるべく閻魔は俺に任務を与えた。」
「は?つまりどういうことだ?」
「簡単にいうと六道仙人は幻術をかけている。俺はそれを解きに行くだけだ。」
「一気にわかりやすい説明になったな…」
「そう言うことだ。邪魔はするなよ?…と言っても向こうに伝説クラスの忍びがいればそいつを討伐してやる。そいつが幻術を解く為の鍵かもしれないからな。」
「わかった…」
「そうそう…あと一つ言っておく。メガネ、穢土転生するなら氷河輪廻、基地九、ノブヨリは蘇らせんな。そいつらが鍵だからな。」
「僕はそんな物騒極まりない人間を蘇らせる勇気はないよ。実験でやったけど三人とも穢土転生に縛られないしね。」
「そうか…メガネ。伝説級の忍びは他にはいるのか?もちろん今、生きている中でだ。」
「ん?君たち夫婦以外で伝説級の忍びは…さっきも言ったとおり、木の葉隠れのうちはヤヨイが1番有名かな。それに次ぐのが確か日向ライカ、それから奈良シカバネ。とこんな感じかな。」
「なるほど…そいつらが鍵の可能性が高いな。俺はそいつらを相手にしよう。シロイ…お前はそれ以外の奴らを相手にしろ。」
「了解。」
「トビ…お前は人柱力を狙え。人柱力は厄介さは俺がよくわかっている。」
「わかった。」
「メガネ…最後にお前だが、最初からマダラを使え。そこで奴らの体力を消費させる。」
「鍵の人たちだね…まあ僕は君たち夫婦に恩があるからそのくらいの命令は聞くよ。」
「感謝することはいいことだが、俺はお前に何もしていないぞ。」
「…僕は天隠れの里の孤児だったのさ。それを破壊した半蔵には恨んでいるけどそれ以上に木の葉が気に食わないのさ。木の葉の上層部は天隠れに多額の金を要求して最終的に潰したからね。もちろん、大蛇丸様も同じだよ。私の研究所が〜!って嘆いてたし…」
「なるほど…最後に言っておこう。俺とお前は仲間じゃねえ…互いに利害が一致した。それだけだ。」
「それはわかっているよ。…話しはここまでにして戦争を仕掛けるよ。」
「そうだな。」
そして…第四次忍界大戦が始まる…