ORINUSHI〜改訂版〜   作:ディア

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第四話 玄間はアカデミーに入った!

SIDE無し

ここは忍者のアカデミーだ。普段は一般の忍びはともかく医療忍者はここに集まることはなく班合わせの時に集まる。しかし今日はここに人が集まっている。その人達全員が医療忍者である。では、何故集まっているのかは言うまでもない。千手玄間が医療忍者として紹介される時だからだ。

 

「皆のもの!今日から新しい医療忍者がここに来た!」

この隊長らしき人はいつもならテンションが低く有名だが今日は違った。

「どんなやつなんだ?」

隊員の男がそう言うと隊長らしき人はその者に入ってこさせるように命じた。

「入って来い!」

そうして、入って来たのは三歳ほどの子どもだった。

「初めまして、千手玄間です。」

この世界に三歳児の子どもが医療忍者として働ける人がいるだろうか?否、いない。となればもちろん返事は

「隊長!何考えているんですか!?そんな子どもに医療忍者が務まるわけがありません!」

当然、そう言う返事が返ってくるのである。

「安心しろ。この子は別名絶壁の滝を登り切った奴だ。」

しかし、隊長は冷静にその質問を対処した。

「そんなことは雷影様位しか出来ないはず!」

「それにだ。最初のうちは医療忍術を見るだけ、聞くだけで終わる。」

この言葉の意味は医療忍者の実習生だと言うこと。その言葉に隊員達は安心した。

「なんだ…そう言うことですか。それなら速く言って欲しかったですよ。」

「それに絶壁の滝を三歳児が登り切るわけないですよね。雷影様ならともかく…」

「一言余計だ。それよりも、この子の名前はさっき言った通り千手玄間だ。」

「千手玄間です。よろしくお願いします。」

 

その後玄間は多少の嫌がらせはあったがお仕置きと言う名の元でその嫌がらせをした忍者達を二度と逆らえなくさせたりして三年間医療忍者の技術を磨き上げ…そして、雷影から声がかかった。

 

「アカデミーに通え。」

「はい?もう一度お願いします。」

「アカデミーに通え。」

「何故です?このまま医療忍者としても働いても問題ないと思います。」

「お前を医療忍者にするよりも正規の部隊で働いた方がお前の成長の伸びが早いと思ってな。」

「はあ…なるほど、わかりました。」

「では、明日までにこの書類をワシのところに持って来い。」

「はい。」

こうして玄間はアカデミーに通うことになった。

 

天間SIDE

あれから6年か…玄間がもうアカデミー卒業の年が来るとはな。年が流れるのは早いものだ。雷影様は玄間にアカデミーに入らせた理由と言うのは…エーのタッグを決めるためだそうだ。まあ、わからないでもないが玄間のパワーはこの里では恐らく最強と言っていいほどついている。パワーでは雲隠れで一番だった私すらも超えてな…エーでは逆に吹っ飛ばされてしまうのがオチ…

その話は置いといてだ、まさかあんなことを考えてしまうとはな。流石に予想外だった。あれはチャクラ吸収タイプの忍者の話をした時だ…

 

〜回想〜

 

「チャクラ吸収タイプの忍者の弱点はなんだ?」

「父上、チャクラ吸収タイプの弱点は手で相手を掴みにいくことでしょう?でも相手の放った忍術を吸収するタイプもいると思いますよ。」

「確かに…伝説と言われる金属類ならそうなりかねん。」

「そう言う相手のために私は考えていました。ならいっそのことチャクラを練らずに身体エネルギーと精神エネルギーを使うのはどうだろうかと…」

「それは流石に無理だ。」

「でも、私は出来ましたよ。」

この時、私はチャクラを極少量で技を使うだけだと思っていた。

「玄間、そんなに出来るなら証明してみたらどうだ?私はチャクラの流れが見えるからちょうどいいんじゃないか?」

「わかりました。では表に出ましょう。」

 

「まずは精神エネルギーを使った技です。行きます…」

「なっ…馬鹿な!何故指から雷が…チャクラを出しているわけではないのに!?」

「だから言ったでしょう?私が出したのは精神エネルギーのみ。精神エネルギーは性質変化に使われるものです。チャクラの主な属性はこの精神エネルギーによるものだと思います。忍動物の中にはこの技術を使う者もいましたし。その使う者達はこのことから精神エネルギーを魔力と呼んでいます。」

これには驚いた。何故ならそれはその動物が出来ることであって人間が出来るものではないと思っていたからだ。

「つまり、お前は忍びは魔力だけあれば十分だと?」

私は思わず玄間を試した。これに引っかかるようでは忍びとしては不合格だ。

「いえ、チャクラは必要ですよ。忍体術は特に。」

何故、忍体術が主に必要とするのか?私はそれが引っかかった。

「何故忍体術なのだ?玄間よ。」

「それはチャクラが身体エネルギーと精神エネルギーを混ぜた物だからです。」

「どういうことだ?」

「身体エネルギーは命によって作られる物です。つまり身体能力の強化や形態変化の技に使われます。私はこのことから身体エネルギーのことを闘気と呼んでいますが。」

 

「なるほど。しかし、そうなるとチャクラがいらないことになるが?」

「いえ、威力でいえばチャクラでやった方が上ですし、闘気と魔力だけでやるとチャクラで使う量よりも多くなってしまうんですよ。」

「そう言うことか。」

 

〜回想END〜

 

とまあ、こんな風に考えてしまうような子だ。あの子は術の開発の方が似合っているのかもな…

天間SIDEEND

 

玄間SIDE

アカデミー卒業試験は…性質変化だと。舐めてやがる。マジで舐めてるの?ねえ。

「お〜い!何ボケッとしているんだよ。玄間!性質変化なら簡単だろ?」

「エス…いやいやこんな簡単なの、落ちるわけないだろ?むしろ、簡単過ぎてボケッとしていただけだ。」

 

俺に話しかけてきたのはエス。俺の二人いるうちの友達だ。座学が悪いが俺を除けば忍術、体術でアカデミーでトップだ。

 

「逆にボケッとしていたって…お前の頭の中身みてみてぇ。それよりも!あいつがお前のこと見ているぜ!」

あーあ…あいつは注目されるのが嫌いなんだから自重しろよな。

「ふぁっ!エス君、やめてよ…」

「まあ、そう言うなよ!シロイ。」

「おいおい、女を大切にしない男は嫌われるぞ?」

 

俺を見ておどおどしている少女はシロイと言って、可愛らしい乙女で俺のもう一人の友達だ。成績は幻術と座学が優秀で逆に忍術や体術は普通だ。それにしても…まるでヒナタのような奴なんだよな。だけど美人になることは間違いなしだ。俺なんかにはもったいないくらいのな…しかし欠点と言えばあるにはあるがめったな事ではそれは出さない。

 

「お前が言っても説得力がないがな!ハハハ。」

「そりゃどういう意味だ?」

「そりゃそのままの意味さ…考えてみな。」

…わからん。

「玄間君は間違ってないから、安心して…」

「そうか、ありがとう。シロイ。」

「ううん…なんでもないよ。これくらい。」

「アツアツだね!お二人さん!」

「何を言っているんだか…」

「エス君…!」

「やべっ…シロイが切れた。」

「O・SHI・O・KI・NE。」

「話せばわか…ゔぎゃ〜!!」

そう、シロイは切れるととんでもなくチャクラの量が増え、更に何故だかわからんがめちゃくちゃに強くなる…しかも本人はその時の記憶が全くない。

ガラガラ…とそんな音が聞こえた。アカデミーの教師が入ってきた音だ。

「ま〜た、お前達か。凝りねぇな…ほら、席つけ。テスト始めるぞ。」

 

「ルールを説明する。(中略)でだ、玄間。お前は別の試験をやってもらうから雷影様のところに来い。ではテスト開始!」

マジか…何かしたか?俺。

「頑張れよ…シロイにエス。」

「う、うん!」

「言われなくともわーってるよ。じゃそっちもな。」

玄間SIDEEND

 

シロイSIDE

私の名前はシロイ…私は玄間君のことが好きなんだけど…なかなか気づいて貰えないorz

なんで好きなのかと言うとね…

 

〜回想〜

「や、やめてよ!」

「そう言うなって…へっへっへ…俺と付き合おうぜ!」

私は今、危機的状況にあります!この人は女癖が悪い先輩で評判はとても悪いのですが、周りがいつものように助けてくれない(それは逆に貴方からへの被害を恐れてのことです。)これで私もあの変態の被害者に…

「やめとけよ。そいつに手を出すのは。」

「え?」

私は思わず声を出してしまった…そこにいたのは、学年主席の玄間君でした。この時、私は一目惚れしてしまい、以降玄間君の前ではおどおどしてしまいいつも情けない姿を見せてしまいます…orz

「あ?何だ!てめえ、ヤンのかおら?!」

「ひぅ!」

私がそう情けない声を出すと…

「てめぇ…その汚い口を二度とあかないようにしてやろうか?」

その時、彼の怒りの表情は私は本気で私のことを心配していると思いました。これでますます私の好感度が上がりベタ惚れになってしまいました。

「ひっ…助けてくれ!!」

「だったらこの[美しい]お嬢さんに二度と近づくんじゃねえよ。」

「はい!失礼しま〜す!!」

「大丈夫か?」

「は、はい…」

その日から私の恋は始まった。

〜回想END〜

 

だけど乙女心に気づいて貰えないのが彼の欠点とも言えますがそれでも私に振り向かせて玄間君のお嫁さんになる!

シロイSIDEEND

 

おまけ

試験が終わり…

「シロイ、性質変化出来たか?」

「私は多分出来たよ。そう言うエス君は?」

「俺か?俺は楽勝だったぜ。」

「でも、土と火しか出せなかったけど大丈夫かな…」

「…お前、実際には忍術、俺より優秀なんじゃね?」

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