ナルトはなんだかんだで天隠れに留学した。過程をすっ飛ばして1年…うちは一族では一族会議をしていた。
〜うちは一族会議室〜
「さて…今日集まって貰ったのは他でもない。木の葉の冷遇についてだ。」
「それなら、天隠れに住んだらどうですか?」
「いや、天隠れの連中は我々に対して私の娘、ヤヨイの首を求めて来た。」
「ヤヨイの首を…?なら殺せばいいじゃないか!!」
たった一人の為にうちは一族が苦しむのは我慢ならないのか男が叫ぶ。
「いや、ただの私の娘だったら私も殺している。だが…ヤヨイは暗部一位だ。」
暗部一位は暗部の称号であり一位…つまり暗部のなかで一番強い者を指す。はたけカカシや三代目火影すらしのぐほどの強さを持っていると言う事だ。
「暗部一位だと…!」
「そんな話し聞いてないぞ!」
その言葉にうちはの上層部はビビる…無理もない。暗部一位はそれだけ危険な存在だからだ。
「つまり、ヤヨイを殺すには少なくともここにいる全員が刺し違えることを覚悟しなければならない。故に天隠れ移住の件は難しい。」
「なら木の葉にクーデターを…」
「その方がここにいる者の犠牲が少ないが他の者の犠牲が多い…イタチ。お前はどう思う?」
「どちらにしても、うちは一族は大きな痛手をとります。天隠れの里に交渉してみてはいかがでしょうか?」
「それをしても、天隠れはヤヨイを殺すことを望んでいた。それだけ厄介な存在なのだろう…ヤヨイは。」
「交渉したのは誰ですか?」
イタチは交渉した人物が悪いのかと思い、聞いてみた。
「瞬身のシスイだ…」
「!!」
その言葉にイタチは驚く。さてここでシスイという人物を紹介しよう。
うちはシスイ…その名前は六影全員からも名前は知られている。二つ名は瞬身のシスイ。主に瞬身の術を得意としているからその二つ名がついた。しかし、それで六影全員から名前は知られている訳ではない。
「シスイの幻術を持ってしてもダメだった。」
「馬鹿な…あのシスイが?」
そう…シスイは歴代のうちは一族の中でも幻術がすば抜けていた。
「まさか、そんなことが起こるとは思わなかった。シスイの幻術は絶対と言っていいほどかかるのに光影はそれをいとも簡単に破った。」
「…つまり、天隠れに逆らうのは愚の愚策と言うことですね。」
「そうだ。その時は、うちは一族全員打ち首かと冷や汗をかいたがヤヨイを殺すことで何とか妥協してくれた。…どうしたものか。」
全員が頭を使って考えていると…
バンッ!!
「ドアを強く開けて恐れ多いのですが緊急事態故に失礼します!」
「何があった!」
「天隠れの里からこの手紙を預かりました!」
「何だと…?」
「この手紙の内容を要約すると、『シスイがやったことは目を瞑る。そして、お前達が原因でなった戦争も天隠れが5年は止める。』と…詳しいことはこの手紙を!」
男はそう言って手紙をフガクに渡した。
「いいか…これを読むぞ。」
フガクが全員にそう言って手紙を読む…
『うちは一族一同へ、我々は貴方達に対してうちはヤヨイの首を求めた。それには理由がある。先代光影の墓を荒らし、その中から先代光影の遺体と千手玄間の所持品を盗んだことにある。』
この手紙の内容にうちは一族全員が驚く…ヤヨイは天隠れから墓荒らしの疑いをかけられているからだ。
「次を読むぞ!」
『それを隠蔽する為に貴方達一同はうちはシスイを使って幻術でごまかそうとした。』
「何だと!?」
この文にうちは一族の血気盛んな男が怒る。無理もない…ヤヨイはうちは一族全員に知られておらず墓荒らしをしただけではなく、その責任を一族全員に押し付けられたからだ。
「いや、まだ続きがある。最後まで静かにしろ。」
『しかし、シスイがやったことについては目を瞑る。だが、そもそもの原因はうちはヤヨイにある。故に我々は、うちはヤヨイの首を求める。そのことが原因で戦争が起こりうる場合は我々がそちらのうちは一族を保護し、戦争を5年止めさせよう。』
「…以上だ。」
フガクが読み終えると全員がざわつき始めた。
「静粛に!」
その言葉で全員が静まりかえりフガクの方に顔を向けた。
「皆の者、うちはヤヨイの首を天隠れに献上するのに賛成の者はここに残れ…それ以外は10秒以内にこの会議室から出ろ。」
フガクがそう言っても全員が動くことはなかった。イタチも例外ではない…正統な理由があるが故に妹であるヤヨイを殺さざるを得なかった。
「では、我々はうちはヤヨイを殺すことにする!隙あらばすぐに殺せ!尋問、拷問をされても話すな!話したら…その時がうちはの最後と思え!解散!」
そうしてうちは一族の一族会議は終わった。
その頃…光影執務室では。
「ナルト…これからどうするの?」
「祖母ちゃん。俺、とりあえず向こうに帰って見るってばよ!」
ナルトとシロイが今後のナルトの将来について話しあっていた。
「…辛かったらいつでも天隠れに来なさい。」
「辛いことなんてあってたまるかってんだよ!祖母ちゃんのトレーニングからみてみればあんなもん、楽勝、楽勝!それに、俺戦闘のみなら暗部候補と同じくらいだし!」
ナルトは木の葉にいた頃は落ちこぼれだったがシロイがナルトを鍛えて、今では天隠れの戦闘のみなら暗部候補にまでに成長した。
「そう?まあ、いつでも帰って来てもいいよ。」
その言葉に頼もしさや玄間のことを思ったのかナルトにそう言葉をかける。
「うん!そうさせて貰うってばよ!」
シロイの言った言葉にナルトは笑って答える。
「いってらっしゃい…ナルト。」
「いってきます。祖母ちゃん」
ナルトはこの1年で結論がついた。天隠れに住む…ではなく木の葉に帰ることにした。
しかし…玄間は愚か、閻魔や天照、そして素戔嗚すらも予想外の者がヤヨイ達に憑依していた。
「あはは!まさか…うちはサスケの妹に憑依なんて…ラッキー!しかも前の時の術も使える!」
彼女は第二次忍界大戦の時に玄間の母、アールを殺した。その後怒り狂うエスに殺された…その名前は…
「氷河輪廻、パワーアップして復活…なんてね。」
氷河輪廻(第十一話参照)だ。しかも、ヤヨイの魂が今の輪廻の身体を鍛えまくった上に、輪廻の魂の影響か氷河輪廻自身の術も使えて、チャクラ量も2倍に増えた。その為、輪廻は第二次忍界大戦時よりもパワーアップしている。
同じことが日向ライカ、奈良シカバネにも起こっていた。
「この身体は日向ライカと言うのか…ヒナタの弟か。まあいい、地獄で玄間に復讐出来るかと思えばもう出来るとは思わなかった。何にせよ、せっかく原作キャラに近づけるチャンスだし玄間に復讐するのは後だ。」
ライカを乗っ取ったのは、かつてダンゾウを殺し、マダラをも苦戦させた岩隠れの英雄ノブヨリ(第十七話参照)。彼は玄間に殺されたがマダラ曰く、『その時点で既に十尾を超えていた』らしい。
シカバネを乗っ取ったのはお分かりだろうが…
「あの(あまりの卑屈な言葉なのでこれからはピーと伏せて貰います。)が!あの(ピー)!クソ(ピー)!
〜3時間経過〜
はあ、はあ…僕を馬鹿にしやがって!絶対に許さんぞ!あの(ピー)め!この低スペックな身体でどうしろってんだ!!」
そう…基地九(第十二話参照)だ。彼は無限イザナギというチートを持ちながら、玄間にボコボコにされ殺された。その為、玄間に相当恨みを持っている。ちなみに彼は砂隠れからかなり恨まれているのにそれに気づいていない…その上、今の身体を低スペック呼ばわり…何とも自分勝手な男だ。それでも彼の実力が上がったことに違いはない。
今、エスと玄間に殺された者たちが集結した。