〜火影執務室〜
「…!」
三代目火影がいきなり警戒をし始めた。
「どうしました?」
そのことに側近は違和感を覚え、三代目火影に尋ねる。
「今すぐ暗部全員に木の葉の里人達を守るように命じよ。」
この情報を聞けば大半の者は驚き、理由を聞くが…
「は…わかりました。」
その側近は驚くどころか理由も聞かずに命令に従った。
そして、側近が出て行くと…
「そろそろ出てきたらどうじゃ?暗殺者?」
三代目火影がそういうと出てきたのは…奈良シカバネを乗っ取った基地九だった。
「やれやれ…僕の居場所がわかっているのに、な〜んであの人に言わなかったのか謎だねぇ…それに僕はアカデミー生だけど?」
基地九は三代目火影に自分の居場所がわかったことに質問をする。
「ふん…確かにお前の容姿はアカデミー生のシカバネそのものだが…ワシに強者特有の殺気を当てておいてそのセリフを言えるのか?」
…基地九は今まで、目的となった人に恐怖を与える為に殺気を出していた。今回はそれが仇となり気づかれてしまった。
「僕を三代目火影様が強者と認めるなんて光栄だね。今まで僕が殺してきた奴らは全員、僕をコケにして死ぬか、僕にとって快感の叫び声を上げて死ぬんだ。」
その言葉に三代目火影は絶句する…当然だろう。誰だってそんなことを聞けば引く。その後に三代目火影が吐いた言葉は…
「屑が…」
その言葉に基地九はピクリと反応した。
「…死ね!」
基地九は屑と言われ、腹が立ち三代目火影に襲いかかる。
その頃…うちは一族では悪夢が起こっていた。
「はぁ…はぁ…!」
うちはシスイが息切れをおこす。
「何でこんなに強いんだ…!」
うちはイタチが膝をつく。2人の周りにはうちは一族の人々が何十名も殺されていた。
その理由は…
「それは私が鍛えた賜物に決まっているでしょう?お兄様?」
うちはヤヨイを乗っ取った輪廻だ。彼女は突然、襲われたのだ。しかも自分とサスケを除くうちは一族全員に。その為、輪廻はシスイとイタチ以外、襲いかかってきた者は皆殺しにした。シスイとイタチは原作キャラの中でも重要なポジションにいる為に殺さなかったのだ。
「お前はヤヨイじゃない!」
イタチが輪廻の言葉を否定する。彼はヤヨイをずっと見ていたがこんなことをするような妹でないことは知っていた。
「まあ…それよりもっ!」
いきなり輪廻は話題を変え、足を振った
「がっ…!」
輪廻が蹴っ飛ばした。蹴っ飛ばしたのは…
「シスイ!」
シスイは輪廻に蹴っ飛ばされ、背中から受身を取らずにそのまま、頭に木をぶつけた。
「シスイさん?いきなり、幻術なんかかけないで下さいよ。貴方の幻術は厄介なんですから。まあそんな小細工してもすぐに解けますが。お兄様も幻術なんかかけようとしないでね?」
「(っ!こうもバレるとは…木の葉の暗部一位とはこんなに強かったのか!?ならば!)」
「そうそう…次、天照を使ったらお兄様は死にます。」
「何…?ハッタリもいい加減にしろ。(行動が読まれている?!)」
「ハッタリじゃない。お兄様も気づいているんでしょう?万華鏡写輪眼の欠点を…」
「ああ、間違いなく失明するだろうな。」
「だったらその後に来るのは…」
「死…だろうな。」
イタチがその言葉を言う。
「正解〜!あの創設者の次に万華鏡写輪眼を開眼したうちはイズナですら目を失ったらすぐに死んだんですから。」
輪廻は笑顔でそう答えた。しかし、イタチがこれから先輪廻に殺されることに違いはない。
「土遁・土流槍!」
そこへ第三者が現れた。その術者によって土で出来た槍が輪廻を襲う。
「甘い!」
輪廻は見事と言ってもいいくらい紙一重でよける。
「水遁・水龍弾の術!」
しかし避けたところに水で出来た龍が輪廻に襲いかかる。
「天照!」
流石の輪廻も避けきれないのか、天照で水を蒸発させる。
「大丈夫か?」
その間に第三者の男はイタチに声をかけた。
「貴方は…!?」
イタチはその男の顔をみると驚く。
「何、私が使者として来たところ、うちは一族が見当たらないのでな。探してみたところここに来た訳だ。」
その男は髪が赤…しかし、使う術は水遁、土遁使い。それもイタチが今まで見たこと程桁違いの二つの性質変化の使い手…イタチはその男の特徴からビンゴブックに乗っていたリストにその名前があがった。
「(しかし、あの方が来るとは…)」
「立てるか?」
「ええ。まさか、天隠れ四傑の貴方が使者だとは思いませんでした。もう少し貴方が来ていれば全滅しなくてすんだかもしれません。」
ここでこの男の正体がお分かりになっただろうか?彼は影が薄いためほとんどの方が覚えられないが、かなりの実力者だ。
「すまないな。」
「いえ…ありがとうこざいます。千手天間殿。」
そう、その男の正体は玄間の父であり水土遁の賢者と呼ばれる千手天間だ。
「あいつが木の葉の暗部一位か?」
「…そうです。」
「そうか。なら、お前はそいつを連れて逃げろ。」
いきなり、天間はシスイを連れて逃げろと言った。
「なっ…!貴方をおいて行けますか!?」
イタチは命の恩人である天間に対しての恩返しと妹のケジメをつける義理がある為にここを離れるわけにはいかなかった。
「もう、どのみち私は寿命だ。私は死ぬだろう。だから、天隠れへ逃げろ。」
しかし、イタチはそんなことを聞いていなかった。イタチが見たのは天間の目だ。天間の目は覚悟が出来ている目であり、そして歴代の忍び達に名を刻むような目だった。
「…わかりました。」
それだけ言ってイタチはシスイを連れて逃げた。
「…最後に殺した女の夫が出てくるなんて…私は恨むよりも恨まれる縁が強いみたいだ。」
「そうか…お前は氷河輪廻か。だとしたら皮肉なものだ。ここで敵討ちが出来るとはな…」
「それの正解か不正解かどうかは私を倒してからいいな!」
千手天間と輪廻の戦いが今始まる。
一方…千手玄間こと黒馬一鉄はというと。
〜天隠れの里〜
「出来たか?」
「ええ…出来たよ。精神と時の部屋」
一鉄はシロイに頼んでドラゴンボールに出てくる精神と時の部屋を作ったのだ。なんでそんな物をシロイが作れるかと言うと…シロイの波風一族の血が目覚めて時空間忍術に関しては玄間すらも凌ぐほどになったのだ。
ただし、シロイが作った精神と時の部屋はどんなものかというと…
・その部屋の中で5年過ごしても外では2時間くらいしか経たない。(一鉄が玄間に戻る為)
・重力は15倍(一鉄は玄間の頃の力を取り戻すように)
・この部屋の中にいると自然とチャクラが部屋内の時間1日につき、その保有者の全体の10%吸収されて行く。(チャクラの自然治癒力を上げるため)
・部屋に永遠にいても、生きている限りいつでも出られる(一鉄がリハビリする為に時間が足りなすぎるため)
・定員は四名まで。(これは必要ではなかったが万一の場合に備えて)
「そうか…よくやった。これで俺も元に戻れる。」
「これを作るのに一年も使うとは思わなかった。」
「すまない…」
「まあ、玄間が元に戻れるならそのくらいはするから。…ともあれ、私も使わせてもらうよ。一年ほど。」
「わかった。」
そして2人は精神と時の部屋に入って行った…
シロイがかなりチートになってしまいましたがやむを得ません…そうしないと現時点最強チートの基地九には勝てないからです。ナルトは?という方に関しては、しばらくお待ち下さい…次回出しますので。