トビ、シロイは輪廻を敵に回した。ナルトはどちらに攻撃するか迷っていたがついに決心した。
「俺はヤヨイを助ける為に祖母ちゃんといっしょに、お前と戦うってばよ。」
「…そう。なら容赦はしない!死ね!火遁・業火滅却」
そう言って輪廻は火遁の術でナルトを攻撃する。
「水遁・水龍弾の術!」
ナルトは水遁で火遁を消す。
「酸遁・百花酸輪!」
輪廻はナルトに胃液並みの酸性雨を降らす。
「口寄せの術!」
ナルトは口寄せの術で動物を呼び寄せる…その動物とは…
「およびですか?ナルトさん?」
綱手が最も信頼している口寄せ動物であり、酸に強い動物…それは、ナメクジ。ナルトは酸に強いナメクジを呼び出したのだ。何故ナルトがナメクジを口寄せ動物に出来たかと言うと、それは遺伝である。ナルトの先祖は初代火影…つまり、綱手の祖父にあたる柱間なのだ。故にナルトはナメクジを口寄せ動物にしても何らおかしくはない。
「おう!ちょっと避難させてくれ!」
ナルトはそう言って、召喚したナメクジの口に入った。
「…厄介ね。持ってきておいて正解ね。」
輪廻はそうつぶやくと白い粉を手に持ち、それをナメクジにかけた。
「ナ、ナルトさん!急いで出てください!」
「どうしたんだってばよ?」
「塩をかけられました!」
輪廻がかけたのは塩だ。青菜に塩と言うことわざは、青菜…つまりナメクジに塩をかけるとナメクジから水が出て小さくなることから由来されている。
「…!わかったってばよ!!」
そう言ってナルトはナメクジの口から出る。
「水遁・大瀑布の術!」
輪廻はナルトが出てきた時を狙って、水遁を放った。
「やべえ!」
ナルトは交わしきれずそのまま直撃するかと思われた…
「土遁・土流壁!」
ナルトの目の前に大きな土で出来た壁がナルトを守った。
「チッ…!天間か。」
ナルトを助けたのは千手天間…トビのサポートに回っていたが流石にナルトがピンチなので助けることにしたのだ。
「おい!無事か?!」
「誰だってばよ?爺ちゃん?」
「私の名前は千手天間。お前の曾祖父だ。」
天間とナルトは互いに多忙の身で天隠れで会うことはなかった。天間がナルトのことを知っているのはシロイから話しを聞いているからだ。
「えええ!?曾祖父ちゃん?!」
「詳しい話は後だ!あの少女は心が読めるから作戦は本能で行かないと勝てないぞ!」
「本能って…どんな感じ?」
「野生の勘だ。」
天間はそれだけ言うと、再びトビのサポートに回った。
「野生の勘?…ってうわっ!!」
ナルトがどうこう考えていると輪廻が攻撃してきた。
「ほらほら、どうした?私を倒すんじゃないの?」
「くっそ~!」
「これで終わりね…風遁・螺旋手裏剣!」
輪廻は原作のナルトの技である螺旋手裏剣をナルトに向かって放った。
「させない!忍法・亜空切断!」
そこへシロイが割り込み、時空間忍術を応用し空間に歪みを作って一番脆くなったところを断ち切る。すると螺旋手裏剣は真っ二つに分けられ…その後消滅した。
「…随分厄介な技ね。あの時、アールと共に殺すべきだった…」
その一言でシロイは第二次忍界大戦の事を思い出した。
「…やはり、氷河輪廻だったのね!貴方は!」
「その通り…魂は氷河輪廻。懐かしいね…あの時はアールを倒していたから油断していたけど、今は違う。今はうちはヤヨイの努力のお陰で油断も慢心もなくなった。」
「まさか先生の仇を打てるなんて思わなかった…!」
輪廻とシロイは第二次忍界大戦で出会っている。輪廻はシロイのことを歯牙にも掛けなかったが、その仲間の幼き頃のエスにやられたので深く覚えている。
「え?どういうことだってばよ?」
「あれは…第二次忍界大戦のことだ。」
ナルトが不思議に思っていると天間が答えた。
「第二次忍界大戦?」
「昔、雲隠れにアールという忍びがいた。その忍びは雷遁女神と言われ、三代目雷影よりも強いとまで噂が流れた。ある日、そのアールが死んだ…アールを殺したのが…水影候補の氷河輪廻だ。」
「じゃ、なんで死んでいるの?祖母ちゃんからの情報によるともう死んでいるって聞いたけど…」
「氷河輪廻が死んだのは後の歴代忍界最強の忍びのエスにやられたからだ。シロイが知っているのもその場面に出くわしているからだ。」
「!!」
「氷河輪廻は恐らく、エスに殺されたことを恨んでいる。それ故に、あの少女の身体を乗っとってまで怨みを晴らしたいのだろう…」
「なるほど…じゃ、作戦はもう思いついたってばよ!」
~天隠れの里~
一方玄間は…身体が全盛期まで戻り、これからシロイ達の元へ向かうところだった。
「待て…!」
玄間の前に立ちふさがるのは日向一族の少年だ。
「ん?…お前は?」
玄間は日向一族に立ちふさがれる覚えがない。
「やっと会えたな…!千手玄間!」
日向一族の少年がそう言うと、雷を玄間に向かって放った。
「…!そうか、お前ノブヨリか。」
「その通りだ…懐かしいな。千手玄間…」
そう、ノブヨリだ。シロイに殺されたと思っていたがノブヨリは死んでなどおらず生きていた。
「まさか、怨みを晴らしにきたのか?」
「違う…!俺はお前に負け!そして、お前の妻にも負け!俺は負け続けてきた。その原因には怨みがある…俺はお前達よりも心が弱かったから負けた!だが、今回は違う…俺はその怨みを捨てて、俺は自分自身に勝つために来たんだ!勝負だ!」
ノブヨリは怨みを捨て、武人として玄間に勝負を仕掛たのだ。
「まさか、そんなお前からセリフを聞くとはな…いいだろう。その挑戦受けた!」
ノブヨリが変わったことによって玄間は受けざるを得なかった。それはつまり、玄間はノブヨリのことを認めたのだ。
「ありがたい…行くぞ!」
「「勝負!!」」
ノブヨリと玄間の戦いが始まった。
「ギガブレイク!」
「七観場の奥義!『鉈の刃』」
ノブヨリはかなり強力な雷を覆った剣で、玄間は六道仙人との戦いで使った剣技で、攻撃をした。お互いに一撃にかけたのはかなりの長期戦になるためどちらにしても不利になるとわかったからだ。ノブヨリはシロイとのダメージで、玄間はこれから行く輪廻との戦いに備えてだ。
「がふっ…!」
「俺の勝ちだ…!」
勝負の結果…どちらが勝ってもおかしくないものだったが結果は…
「そうだな、俺の負けだ…玄間。そして、俺の勝負を受けてくれてありがとう。さらば、初代光影…」
その後、ノブヨリは灰となって消えた…
「…もしかしたら、俺が知らないだけで、奴があんな性格だったから岩隠れから信頼を得ていたんだろうな…」
玄間はそう呟いて、木の葉へと向かった。第三者がいたならばノブヨリが玄間を見送るように見えた。
~おまけ~
トビが輪廻と戦っている真っ最中のことだった…
~回想~
「さて、行くぞ!」
「来い!」
トビと輪廻は地面を蹴って近づいた。
「待てい!!」
二人の間に割り込んで来たのは…大柄な男で髪は伸びきっており、いかにも破天荒を身体で表した男だ。
「その勝負、しばし、待たれい!ワシはかのが「邪魔!」ぐほっ!」
その男が名前を言おうとした瞬間に輪廻が顔を蹴っ飛ばした。その反動で男はトビに向かっていく。
「転送…」
トビがその男を、神威を応用した技で別のところに繋いだ場所に入れた。
「ワシの名前くらい言わせろ!」
ワシの名前は自来也だ!
転送中にそんな声も聞こえた気がしたがトビは無視して輪廻との戦闘を始めた。なお、自来也は転送された先で無事、警察に保護された。
おまけでやってしまいました(笑)
…最近は忙しくなってしまい、ろくにこの小説を書くことができませんでしたが、絶対に完結させますのでその時までご楽しみください!
次回作も考えてありますのでそちらもその時はご覧ください…NARUTOではありませんが。それとORISHIの作品については活動報告にて意見をよろしくお願いします。