エーSIDE
今日は、ワシのパートナーの推薦試験だったな。またいないとワシが困るのだが…
「どうしたエー?不安か?」
「親父…本当に大丈夫なんですか?」
「大丈夫だ、今回は期待の星がいる。どうやら来たみたいだ。」
ガチャ…
「何のようですか?雷影様。」
ん?もしかして、こいつが親父が期待している星か?
「うむ…実は、我が息子エーのタッグを組む相手を探していてな…」
「そこで私に目がついた…と。」
「だが、ただのパートナー探しではない。お前とエーとで絶牛雷犂熱刀(ダブルラリアット)と言う技を成功させて始めてエーのパートナーとなるのだ。」
「それはどうやるんですか?」
「あれを持って来い!」
「ただいま持って来ました!」
仕事が速いな…流石は影と付く名の側近と言うわけか。
「絶牛雷犂熱刀は首の前と後ろに雷犂熱刀(ラリアット)を二人でやる事で相手の首を跳ねることが出来る技だ。そこで持って来たのが…この人形だ。」
「この人形は首に一人が力が強すぎても弱すぎても首がはねない仕組みになっている。お互いの力が一致する事で始めてこの人形の首を跳ねることが出来ると言うわけだ。」
「わかりました。やってみましょう。」
「いくぞ!小僧!」
「「絶牛雷犂熱刀!!」」
ぬぬ…ぬ…なんて馬鹿力だ!このままではワシが逆に飛ばされてしまう…
「ダメだ!天間とやりあえる程のパワーだから期待していたがやはりダメだったか。」
「親父、今何と?」
「天間とやりあえるパワーの持ち主だから期待していたと言ったんだ。」
正気か!?あのパワーに関しては八尾を上回る天間と互角の持ち主とやりあえだと!親父とのコンビは天間が手加減してくれたおかげで何とかなったがそれでもワシはまだ親父のパワーを上回ってないから無理だろ!!
「親父!なんでそんな相手とやると発想があったんですか?!」
「やはりダメだったか?」
「ダメに決まっているだろ!!親父の場合、天間が手加減してくれたからなったがこのガキは手加減を知らん!」
「そうか、お前には期待していたが、残念だ。もう一度あそこでやり直して来い。」
あそこで…?こうなったらヤケだ!あそこでありったけの八つ当たりをして帰ってやる!
「わかりました。失礼します。」
そうしてワシは珍しくドアから出て行った。
エーSIDEEND
玄間SIDE
あの後雷影様から下忍になったあとに特別上忍試験を受けることを命じられ、それを了承した俺は教室へと帰った。
「で、どうだった?」
「話しをして来ただけだ。」
「そうか…ま、そりゃそうだな。お前はほとんどが満点だから受ける必要性もないよな。」
「そっちは?」
「俺は合格だ。これをみろ。」
エスはそう言うと額当てを見せた。これで合格者したことがわかる。
言い忘れてたが、木の葉とは違って全員試験を受けてから、合格者を発表して額当てを渡すのが雲隠れのやり方だ。
「本当だ。シロイは?」
「私も合格だよ。」
シロイも額当てを見せて合格したことを証明した。
「そう言えば玄間、お前額当ては?」
その台詞の途端何かが壁をぶち破ってきた。
「玄間はいるか!?」
「雷影様!なんでこんなところに!?」
そう、入ってきたのは雷影様だった。どうでもいいが遺伝だったんだな壁をぶち破るのは。
「お前の額当てを渡すのを忘れていた。」
「すみません…」
「お前が謝ることではない。下忍になっても頑張れよ!」
そうして、雷影様はまた別の壁をぶち破って去って行った。さりげなく入ってきた教師から一言。
「雷影様…一体、誰が壁を直すんですか?」
「あー、それでは班の発表をする!まず第一班…(中略)最後は第十班、千手玄間、エス、シロイだ。担当上忍は…来てからのお楽しみだと…舐めてるのかおんどれわぁぁ!」
ビリビリ!
担当上忍の発表の紙を破っちゃったよ…あの教師。まあ、それはそうだな。来てからのお楽しみって…そんなんやられたら頭にくるわ。
「はぁはぁ…無駄に体力を使ってしまった。そういうわけだから昼飯食ったあと、担当上忍が来るまでここで待て。」
やっぱり疲れたんだな。まあ、昼飯食ったら寝るか。
6時間後…
「何考えてやがんだ!担当上忍は!待たせ過ぎだ!!」
「本当にそうね…!(激怒)」
「んが?何まだ来てないの?」
「そうよ!」
「ったく…気づけよ。黒板。」
「「黒板が何(だ)!」」
「幻術がかかっている。速く解け。」
「「えっ?!…本当だ。解!」」
それにしてもよくまあここまでハモるな…嫌がらせも凄いけどな。
「えーと…『第十班の皆さん。アカデミー卒業おめでとう。明日は任務をやるから地獄の山の麓に集合』って地獄の山ぁ?!」
「やばいなあそこは…(主にエーのことが原因)」
「え?そうなの?」
「あそこはやばいなんてレベルじゃねえぞ!中忍以下が一度入ったら二度と帰って来れないとまで言われている山だぞ!あそこにいる動物単体でも任務ランクA級なんだぞ!」
「そんなところに私達を連れて行くなんてよっぽど強い担当上忍なんだね!」
「ちっがーう!それ、突っ込むところちっがーう!」
なんにしても明日は大変だな。
玄間SIDEEND
おまけ
「雷影様、あそことは一体…?」
「気にするな、地獄の山と呼ばれるところだ。地獄の山はかなり凶暴な猛獣達が大量に住んでつけられた名だ。地獄の山に入った者は死を選ぶとまで言われているが、エーにとっては気晴らしにしかならないところだ。」
「…ノーコメントでお願いします。」
地獄の山
「ぬぉりぁー!」
「ヒッ!」
霧隠れの忍びは焦っていた。最初はここにいる動物達を手なずけて中忍達を真っ先に殺そうと考えていたが…先ほど来た金髪男によってその計画は台無しとなってしまった。それもストレス発散と言う理由で。
「逃げるなぁぁぁ!霧隠れの!!」
「お、お前達!やれぇ!」
動物達が襲いかかるも…
「無駄だ!おとなしく縄につけ!」
全てその男の突進によって弾き返されてしまった。
「ヒエェ!」
「絶対逃がさん!」
「GYAAAA!!」
そうしてその霧隠れの忍びは捕まりその動物達は以後金髪をみると怯えてしまうようになった。
それにしても、もう改訂版でない方のORINUSHIの十三話まで行きました…いかに文が短いかよくわかりました…(反省)