「サテ、ドノクライノチカラカタメサセテモラウネ。」(以後漢字平仮名表記)
輪廻は九尾の憎しみのチャクラを吸い取り、肌は黒く、顔に模様が出来ていた。だが見た目以上に変わっていたのは…口調と
「(なんて化け物だ…これは私達が叶う相手ではない。)逃げるぞ!ナルト、シロイ、トビ!」
天間は輪廻の実力を読んでいた。それを読んで見た結果、今自分達が叶う相手ではないと悟った。輪廻が変わったのは実力だ。
「化け物?面白いことを思う。…死ね。」
輪廻が天間の心を読んで天間に一瞬で近づいた。
「何と言うスピードだ…!だがそれだけでは勝てん!!」
バコッ!!
しかし、天間とてマダラを超える御伽話の実力を持っている。その為、硬直…などという二流の反応は取らずに攻撃をした。
「…何かやったか?」
それをドヤ顔で笑う輪廻。
「バカな…!私のパワーが通じない!?」
輪廻は天間の攻撃を受けて無傷…天間はパワーのみであればそれこそ、歴代の忍び達の中でも三番目に入る。一、二を競い合っているのはもちろん玄間とエスである。
「パワーの方はどうかな?」
輪廻は天間にアッパーを仕掛ける。
「くっ!?」
それをギリギリかする程度で済んだが…
「ほう…どうやらパワーも上がっているようね。」
輪廻はそのセリフをいうと天間の視界が赤くなった。それが気になった天間は頭の方に手を置くと血が手についた。
「(まさか…私の血!?私は土遁の術で身体強化をしていたはず!それがかする程度で私の頭から血が出るのはそれだけ奴のパワーが異常なことだ。)」
天間は土遁の術で身体をかなり強くしている。それこそ硬度ではダイヤモンドを超えるが現実はどうだ?…ダイヤモンドは衝撃に弱いが天間はかなりタフで頑丈だ。ナルトのタフさも天間の遺伝子からきているほどに。しかし輪廻はその天間の防御すらも上回るパワーで攻撃したのだ。
「じゃあ、仕上げと行こうか。」
輪廻はそういうと、さっきよりも強いパワーで天間を片付けた。
「もう、邪魔が入らないように気絶だけさせておくか…影分身の術!」
更に、影分身の術を使い同時にトビやシロイも片付け、最後にナルトを片付けた。
「所詮、こんなものか。」
「大したことはなかった…」
「もう期待外れだから死ね…!」
輪廻が2人の影分身達と一緒にドドメを刺そうとした時…
「忍法・手裏剣影分身の術!」
ボボボン!
それだけ輪廻の耳に聞こえ、一気に影分身達が消えた。
「なっ…!何がっ!!」
何が起こった!と輪廻は言おうとしたが既に顔面を蹴られた後だった。
「そこまでにしておくんだな。氷河輪廻…」
その蹴った男はナルトに似た金髪で、万華鏡写輪眼を目に持っており、服は四代目火影を思い出すような格好…だが、マントには初代光影と書いてある…
「な…?何故お前が?!」
輪廻が吹っ飛ばしたことはあっても吹っ飛ばされたことはない。その為、輪廻が動揺するのも無理かしらぬことだった。
「ふん…」
その男は天隠れの里を築き黄金時代の里長…そして歴代忍界最強の男…
「初代光影千手玄間…!」
そう、千手玄間だ。
「やれやれ…輪廻相手にシロイも父上も少しは抵抗してもらいたいものだ。曲がりなりにも天隠れ四傑なのだから。」
「なんだと!?私を舐めるな!!」
輪廻は天間すらも一瞬で片付けた拳で玄間に攻撃をする。
「遅い…遅すぎる。」
しかし、玄間は輪廻の腕を掴み止めていた。
「火遁・業火滅却!」
だが輪廻も歴戦の忍びだ。片手で火遁の最上級の術を使い攻撃をする。
「無駄だ。」
しかし玄間は竜闘気を使い攻撃を防ぐ。
「そらよ。」
輪廻は玄間の攻撃をくらい、大怪我を負う。もはや裏ボスとラスボスの戦いである。
「10秒待ってやる…それまでに回復しなければ攻撃をする。10…」
輪廻は医療忍術で怪我を負ったところを回復し、残り3秒で立ち上がる。
「ほう…回復出来たか…ならばかかってこい。」
「千鳥!」
輪廻は千鳥で玄間を攻撃するも肝心の本人はびくともしない。
「こ、こうなったら…!」
輪廻は八門遁甲を全て開く、そして千鳥を玄間に打つ。
「本当にシロイ達はこんな雑魚に負けたのか?」
しかし、まるで虫がいるのと同じような扱いで輪廻の攻撃は無視されてしまった。
「(このくらいでいいだろう。)風遁・風の刃!」
玄間の手から出た数千の刃が輪廻を襲いかかる。
「きゃぁぁぁ!!」
輪廻は九尾の憎しみのチャクラを全て使い、半尾獣化した。
「もう、許さない…!!」
輪廻は全力で玄間に一撃必殺の拳で攻撃する。
「ふん!」
玄間は輪廻の手をパンチを入れた。
「うげっ!」
それだけで輪廻の片腕が吹っ飛ぶ。
「さて、お遊びはここまでだ。そろそろ終わりにしよう。」
「ふ、ふざけるな!あれでお遊びだ…」
「炎遁・加具土命」
「舐めるなーっ!天照!」
玄間の炎遁が輪廻に襲いかかるが輪廻は天照で相討ちさせる。
「氷遁・極北の氷」
しかし輪廻にもうひとつの術が襲いかかり回避はできなかった。
「うぐっ…!」
「ドドメだ…滅遁・滅亡の矢」
そして、玄間は、その技を放ちヤヨイの身体もろとも輪廻は消えた。
「さて…これで俺の任務は終わりだ。これからはお前達の時代だ。だが、俺はナルトの幸せのためにこれからは動くとしよう…永遠月読。」
永遠月読とは無限月読とイザナギを応用して出来た技である。その技は現実を幻術に変え、幻術を現実に変えるという技だ。これは六道仙人が幻術も強くなれば現実になると言っていたことからヒントにして作り上げた技だ。この技の欠点は…無限月読とは違い、現実と似すぎていることだ。
無限月読は理想を見せるための技だが、永遠月読はIFの世界を作り上げ、現実をその世界にする技だ。
「…私は任務でナルトの親友を殺すのは嫌だった。ナルトを救ったのは他でもないヤヨイだ。だが私は殺さなくてはいけない。せめての罪滅ぼしだ。先に行ってこい。」
それだけ言うとナルト達がこの世界から消え、玄間の身体も消えかかってきた。
「…閻魔大王。私は任務を果たした。これからは私の世界で暮らす。うちはヤヨイもそっちに送った。」
『いいだろう。うちはサスケの妹の魂もこっちに来たから問題はない。お前の作り上げた世界にその魂を送ろう。奴の罪を償うためにな。』
「ありがとうございます。その方がナルトも喜びます。」
『また裁判所で話そう。』
「ええ、では。」
それだけ言うと玄間もこの世界から消えた。
〜平行世界〜
木の葉隠れの里
「祖父ちゃん!起きろってばよ!!」
玄間の耳からナルトの声が聞こえる。しかし、ナルトは12位の歳になっており成長していた。
「…ん?なんだ?」
「おはよう!祖父ちゃん」
「ああ、おはよう。シロイは?」
「祖母ちゃんならもう起きてラジオ体操始めに行っちゃったばよ。」
「そうか。それじゃ、俺も起きるか。」
「じゃ、仕事頑張れってばよ!!」
「そっちもアカデミーを満喫しろよ!」
「おう!!」
玄間が作り出した世界は…もし、玄間が天隠れを作らず木の葉にいたらというIFの世界だ。その為、父である天間は雲隠れにいるし、シロイとも結婚もしているし、エスとも交流がある。
「さて…と、この世界の記憶によると俺は明日から担当上忍みたいだし行くかね。」
〜火影亭〜
「おい!きてやったぞ!コラ!」
玄間が火影執務室にくると1人の成人男性がいた。
「遅いですよ…お父さん。」
その成人男性こそ、四代目火影、波風ミナトだった。ナルトに九尾は封印されているがその経緯は玄間にびびってしまい自ら封印されたことになっている。ちなみにクシナも生きている。
「うるせえな。お前の仕事押し付けられて終わらして来たんだ。文句言うなら仕事を押し付けた過去のお前を恨め。」
「子供じゃないんですから…」
「で?何のようだ?担当上忍についてか?それとも暗部の尻拭き?」
「担当上忍についてです。」
「ほう…確か、うちは一族の子が入るんだったな。」
「ええ、カカシ君は男の子の方を、お父さんは女の子の方を。」
「カカシが担当上忍を?落第率100%の下忍試験をやるというのか?俺のところにまとめてやればよかったんじゃないか?」
「それは男の子のほうが…基本がなっていないというか…」
「弱いんだろ?」
「はい、そうです。orz」
「ま、俺は女の子の方にあってみるよ。じゃあな。」
〜翌日〜
アカデミー教師のイルカが教壇に立ってアカデミー卒業生達をなだめる。
「では、班の発表するぞー。…第7班うずまきナルト、春野サクラ、うちはサスケ。担当上忍は、はたけカカシ上忍だ。」
その名前を呼ばれて一喜一憂するものがいたが無視。
「そして、最後の班!奈良シカバネ、日向ライカ、うちはヤヨイ。この三人は屋上に来い。」
「あのー、担当上忍は誰ですか?」
「担当上忍は俺だ!」
イルカがそう言うと煙が出てきて姿を現す。イルカだった男はナルトと同じ金の髪を持った男。その男は…
「あーっ!祖父ちゃん!!」
ナルトが大声を出して叫ぶ。
「「「えええーっ!!」」」
ナルトが大声出して叫ぶとその場にいた三十数名の生徒が驚く。その驚いた原因は玄間がイルカに化けていたこと、玄間がナルトの祖父だということ、玄間が担当上忍だということ、その他もろもろの理由だ。
「まあ、そう言うことだ。三人は屋上へ来い!」
玄間は三人を連れて担当上忍となり、その後幸せに暮らした。
やっと本編が終わりました。とはいえ、超スローペースですが外伝も書きますし、いつでも連載出来るように完結とはしておきません。
しかし、あのネタを使うことになるとは…思いませんでした(苦笑)