さて、先日玄間はこの世界の大魔王バーンを倒し、カール王国の破邪の洞窟にきていた。
なぜなら、玄間はかつて同じような洞窟でエスタークに勝ち、別の世界に行ったので、この世界にも似たようなものがあると信じてここに来た。
「さて、鬼がでるか悪魔がでるか…」
そう言った時、玄間は鏡らしきものを見つけた。
「ん?あれは時空間忍術の類いで召喚されただろうが…なんか嫌な予感しかしないな…ま、ここにいても何のメリットも無いしとっとと行くか。」
玄間はそう言って鏡に触れた。
~異世界~
「ルイズ!とっとと召喚しろよ!」
「そーだぞ!お前のせいで授業が遅れているんだ!」
などの罵声が聞こえたがピンク髪の少女ルイズは無視だ。
「はぁはぁ…ルイズたん。」
「うひゃぁあ!」
この声にルイズはつい、反応してしまった。
「あ、ルイズたんが僕の声に反応したぞ!」
「いーや俺の声だ!」
「いやおいどんの声でごわす!」
…やはり春になったのと平和ボケと言うべきか変態も続出し、ルイズはその気持ち悪さに反応してしまったのは仕方ないといえる。
「き…」
「き?」
「キモいのよあんた達ー!!」
ビシッビシッビシッ!
ルイズはどこから出したのか不明だが鞭を出し、変態達に振るった。
「ぎゃあ!」
「痛い!」
「ありがとうございます!」
やはりそれでも変態が残ってしまい…とそんなことはどうでもいい。いきなり、鏡から何かが出てきた。
「やれやれ…今度はどこだ?」
出てきたのは金髪の大柄な男…つまり、千手玄間だ。
「え?」
「あんた誰?」
「俺か?俺は…」
そう言って玄間が自己紹介しようとした時…
「ミス・ヴァリエール!その男から離れなさい!」
禿げ教師ことコルベールが怒鳴り玄間に離れるように要求した。
「え?」
「おいおい、禿げ教師。せっかく俺が話しているのに途中で止めるとはいい度胸しているな。」
そう言って中忍クラスの忍びを気絶させる程度の殺気を放つ。
「ひ…!」
これに貴族の子供達(変態共を含め)が一名残して気絶してしまった。
「(なんて殺気だ…!ここまでの殺気を持っているということは私の手に余る…せめて生徒たちを救わなければ!)」
三忍の一人である大蛇丸ですら殺気で気絶出来ることは滅多に無い。よくて、下忍トップクラスの実力を怯えさせることくらいだ。つまり、どれだけ玄間の実力があるかわかる。
「…で。何がしたいんだ?俺を呼び出したからには何か用があるんだろ?」
「あなたのような悪魔にはようはない!」
「悪魔…ね。そんなことを言われたのは始めてだ。」
「黙りなさい!現にあなたはここにいる生徒たちを気絶させたでしょう!?」
「それはお前が何もしていない俺に敵だと思わせたから悪い。」
「とにかく死になさい!はぁ!」
コルベールはそう言って玄間に火の魔法で攻撃した。
「…やれやれ水遁・大豪雨の術!」
玄間はその術を発動させ、台風すら生ぬるいほどの豪雨を降らせた。当然、火の魔法は消える訳で…
「くっ…!」
「水遁・水龍弾の術!」
先程出した大雨を利用し、玄間は水龍弾の術を使う。
「うぁあぁぁ!」
コルベールは玄間の術になすすべもなく溺死寸前までになった。
「さて、東の方へ行ってみるか…」
玄間はそう言って東へと向かった。
~原作NARUTO世界~
その頃、ナルト達は野宿をしていた。
「ナルト!どうしたの?」
ナルトが沈んでいるのを見てヤヨイは声を掛ける。
「ああ、ヤヨイか…なんか俺ってば祖父ちゃん達に比べて弱いな…って。」
ナルトの悩みは玄間やミナトにある。その理由は2人があまりにも強いからだ。
「意外ね…ナルトがネガティブなことを言うなんて…」
ナルトがネガティブなことを考えるのは珍しく、考えたとしても明るく振舞って気づかせない。それが露骨なまでに沈んでいることから大きな悩みだとわかる。
「しょうがないだろ…祖父ちゃんと比べられるんだから。」
ミナトは四代目火影、玄間は史上最強の忍…その血が混ざっているのに何故そこまで行けないんだと比較される。
ナルトは確かに強い。特筆すべき点は諦めを知らない勝負根性…これは勝負を握るとも言っていい程重要なものだ。ナルトは最高級の勝負根性を使うためほとんどの敵に苦戦するとはいえ勝てるだろう。
だが2人に勝てるかと言えば否だ。どんなに諦めを知らない勝負根性の持ち主でも攻撃が当たらければ意味がない。2人はそのことができるためナルトに普通勝てる。
「そういうこと…でも、ナルトの目標は何?」
ヤヨイはナルトが自分のあり方を見失い、迷っていることに気がついた。それをナルト自身に気づかせるためにヤヨイはナルトの目標を聞いた。
「それは火影になることだってばよ。」
ナルトは火影になる、そう答えた。ナルトは自分の父、波風ミナトを超えるためには火影になると思っている。火影で偉大な成績を残せばミナトがナルトの父と呼ばれ、ナルトはミナトの子などとは呼ばれなくなる。
事実、玄間の父の天間は水土遁の賢者と呼ばれているが、一時その名前で呼ばれなくなった。玄間の父としてしか呼ばれず、それからというものの天間は努力し水土遁の賢者の名前を奪還した。
「じゃ、火影になって玄間さんに認められればそれでいいじゃん。」
ヤヨイはナルトにそう励まし、元気をつける。
「…ふふ、それもそうだな!」
ナルトは笑い、ヤヨイの言葉を頭に入れて気合を入れた。
「ヤヨイさん!ナルト君!ご飯の用意が出来たから来てください!」
白がそういうとシチューが出来上がっており、再不斬が飯はまだか…と言いそうに待っている。
「あ、わかったってばよ!」
「今行くから待ってて!」
そう言って2人はシチューを食した。
~ゼロ魔世界~
「…またうざいのが来たか。」
玄間はうんざりしていた。その理由は…
「何か言いました?下郎。」
烈風カリンこと、玄間を召喚したルイズの母親カリーヌである。
「ま、とっととかかって来い。現役を引退した奴如きに負けはしないから10秒くらいは手を出さないで相手してやるよ。」
その言葉にカリーヌはピクピクと眉を動かし、青筋を浮かべた。
「それではお望み通り!エアカッター!」
カリーヌのエアカッターは通常のエアカッターとは違い、かなり強力だ。しかし…
「その程度で俺を倒せるとでも?」
玄間は全くの無傷でピンピンしていた。
「偏在…!くらいなさい!ライトニング・クラウド!」
カリーヌは四人に分かれ、風の魔法を使った雷を玄間に放つ。
バリバリ!
玄間はそれに直撃。通常の人間ならば死ぬどころか炭になる技だ。
「やれやれ、これならお袋の方が上だぜ。」
しかしこれまた無傷だ。玄間はノブヨリという雷の使い手と戦った。その上、エスというライバルがいた。
2人とも雷遁に関しては化け物クラスだ。そんな2人を相手に戦い勝った。よって、生きる伝説とはいえ現役を引退したカリーヌの程度の雷が効くはずも無い。
「そんな…!」
「これで終わりか?だとしたら残念だ…俺の孫でもそんなに諦めないぞ。」
「くっ…!」
「まあ、とりあえず。眠っておけ。」
玄間はそういうと幻術を発動させてカリーヌを眠らせた。
「バカな真似をしたものだな。こいつは…俺はエルフのところに向かうというのに…」
玄間が何故エルフの存在を知っていると言うと…道端で聞いたからだ。エルフから聖地奪還をするために軍が派遣されると。そのエルフはメイジ…つまり、カリーヌのような魔法使い100人分あるいは1000人分とも言われている。
「ま、ここで眠らせるのは酷だな。簡易な家くらいはくれてやるか…木遁・四柱家の術!」
玄間は木遁で木の家を作り、そこでカリーヌを眠らせた。
「これでよし。後はエルフのクソどもをどかせるだけだ。」
玄間はそう言って聖地に向かった。
まあ、だいたい予想はつくとは思いますが玄間はチート中のチートです。例えるならステータス100がMAXの世界にステータス1000がいるような超反則チーターです。