あれから玄間は特別上忍試験を受けることを決めた。
特別上忍試験は運の良さを調べると偽の情報を流し、本当は精神力を試す試験だ。精神力を試す方法とは…?
「ではこれより特別上忍試験の説明をする。お前らの机の上に2つ飲み物をおく。そのうち1つはオレンジジュースだ。もう1つは激マズジュースだ!どのくらい不味いかと言うと…」
試験管はそう言うとTVを見せた。その内容はまだ中忍になりたての忍びが激マズジュースを飲んだ映像だった。その中忍は肌が黒かったが一気に真っ青になり目も白目を向いて倒れてしまった…それを見た玄間を除いた受験生達は一気に恐怖を味わった。
「その2つのうちから1つ選べ。制限時間までにオレンジジュースだと思うなら右手を上げろ。激マズジュースなら左手を上げるか制限時間までに手を上げないように。ただし左手を上げた瞬間、あるいは手を上げなかった奴は不合格だ。制限時間は10分。始め!」
しかし、その2つのジュースはどちらも激マズジュースだった。つまり、どの道受験生は激マズジュースを飲むハメにあう。試験が終わるまでの5分は悲鳴がBGMとなった。
5分後
「ほう…4名残ったか、では右手をあげている奴は合格!明日から特別上忍だ!」
とその4名に入った玄間は特別上忍となった。
そのことを玄間は父、天間と母、アールに報告する。
特別上忍試験後の玄間の感想は
「めちゃくちゃマズかった…」
そうして転生者達に向けて玄間は対策を考えた。
〜数日後〜
玄間のいるところは雷影執務室…ここにいるのは、三代目雷影、天間、アール、後の四代目雷影エー。ついに第二次忍界大戦の為にあのことを話すことになった。
「で?何を話すんだ?」
エーが玄間を睨むが玄間はあっさりスルー。
「実は、この世界には転生者という者がおります。」
「転生者だと?何だそれは?」
雷影が質問をすると…
「転生者とは神、あるいはそれに似た存在からある能力が与えられ、転生してきた者のことを指します。」
「何故、そんなことを?」
「私もそうだからです。」
「「「「何!?」」」」
玄間はぶっちゃけた。
「とある本の物語に木の葉隠れを舞台とした本が出ています。そこの登場人物に雷影様とエー上忍のことも書かれていました。その本を私は読んでいました。しかし、私は死んでしまいました。しかし、閻魔大王様や天照大神に他の転生者が地獄から逃げだしたが為に私は捕まえるように転生したのが私です!」
「この雲隠れにはお前以外の転生者がいるのか?」
エーが冷静に質問をする…流石は雷影になる方だ。
「今の時点ではいませんが他の里では3名程…」
「そうか…で?その能力とやらはわからんのか?」
雷影の質問に玄間は眉をハの字にする…
「わかりません。ですが、私の例だと…主にうちは一族の万華鏡写輪眼や、血継限界などの能力です。あるいは身体能力の強化でしょう。」
「万華鏡写輪眼!?」
「目覚めていたのか?」
「父上も写輪眼が使えるはずですよ。神々曰くうちはの血を継いでいて火遁が使えれば写輪眼が開眼するとのことです。」
「私はうちは一族の血は…「継いでおる。」え?」
「上層部はお前がうちはマダラの孫だと言うとうるさい…それ故に言えなかった。すまない。」
「それじゃあおかしくない?転生って本来、父親と母親がIFの子どもを産んだ時に憑依するんでしょ?」
アールは本を読んでおり二次創作とかも読んでいたのでそれに気づいた。
「そもそも、アールという人物も、千手天間という人物もいないんですよ。」
「そうなのか?!」
「その前にマダラに子どももいませんでした。その上、千手柱間の子どもは何人いたか知りませんが迫害されて出て行ったという記録もありません。だから、ズレが起きているんです。」
ここまでズバズバ言うと他の4名は流石に信頼する。
「確かに…ズレが起きている。」
「それに違和感を持つのが転生者で父上や母上のことも転生者と思ってしまうでしょう。」
「私が伝えたいのは何にしても転生者に気をつけろということです。父上や母上はイレギュラーだから対策は取られていませんが雷影様やエー上忍は対策を取られています。しかし、対策を取らずとも相手はここにいるメンバーとほぼ互角と思って間違いないです。」
「恐ろしいな…ここにいるメンバーと互角とはね。」
「同感だ。」
「なるほど…しかし、その本の主人公は誰なんだ?」
「今はいません。何故ならその父親もまだ産まれていないからです。」
「その父親は孤児か?」
「は?多分ですが…」
「そうか、ならこの戦争が終わったらお前の里を作れ。これは任務だ。」
遠回しにその主人公の父親を探して世話をしろということだ。
「「雷影様!?」」
「親父、正気か?!」
それがわからない3名は止めようとするが無駄だった。
「正気だ。ただし、流石に他の領土をうまく使って里を作れ。」
つまり、滝隠れや雨隠れの里を潰して来いということだ。
「ありがとうございます!」
「それから他にはないのか?」
「他にはというと?」
「お前の能力はそれだけか?」
「…穢土転生ができます。」
「「「何〜!!!」」」
またもや説明が必要となるハメになった。
玄間SIDE
だから言いたくなかったんだよ…
「本当か玄間!?」
近いって!
「本当ですから…近いです!父上!」
「すまん…」
「親父達、少し良いでしょうか?穢土転生とは何ですか?」
「穢土転生は二代目火影が開発したものでな。死人を蘇らせることが出来る術だ。」
「そんな術が…!」
「まさか、マダラや初代火影も復活させることも出来るの?!」
「いや、マダラお爺様は復活はできませんが柱間お爺様なら出来ます。」
まだ生きているしな…それに死んでたとしてもすぐに戦闘だろうな。
「本当か!?ならば、復活させてみよ!」
それをやったらここが…
「大丈夫ですか?」
「私が話しあえば大丈夫だろう。」
父上か…なるほど。確かに、柱間の孫だし大丈夫だろうな。
「口寄せ・穢土転生の術!」
棺桶らしきものが開いて…
そこにいたのは…くたばりぞこないの爺だった。
「ん?ここは…どこだ?」
棺桶の中から爺さんが出てくるとどんどん若返っていった。
「ここは雲隠れの里ですよ。お爺様。」
「何故、俺が雲隠れにいる?」
「穢土転生ですよ。」
「ほう、穢土転生とな!凄いな、感心、感心。と、こんなこと言ったら扉間に怒られるわい…誰だ?使用者は?」
驚いた。想像以上に温厚だ…
「私です。曾祖父様。」
危険だが俺が前に出る。
「へ?お前か?名前は何という?」
「玄間と申します。」
フルネームで言うのは良くないと思って名前だけにした。
「そうか、とんでもない神童もいたものだな…こうやって、俺の意識を保っているからあそこの中年かと思ったぞ。」
柱間がそういうと父上を指した。
「誰が中年だ!私はまだ32だ!それに貴方のほうが年食っているでしょう!」
「ん?それもそうか…てか、何だ?さっきからお祖父様だの、曾祖父様だの…お前らの血縁者じゃあるまいし…」
「いーえ、貴方の息子は私の父、剣間(ツルギマ)です。だから、私にとっては貴方は祖父に当たります!」
ほうほう、お祖父様の名前は剣間ね…
「剣間か…確かに俺の息子だが、お前は何故、雲隠れの忍びとなっているのだ?」
「それは、貴方の弟の千手扉間が剣間を追い出したからですよ。」
そういうと曾祖父様はとても意外な反応をしてくれた。
「何ぃ〜!?それは本当か!!!」
「そこから先はワシが話そう。」
俺も気になるな…
三代目雷影様の説明によると
剣間は先代雷影様の時に二代目火影に追われて雲隠れに来たのだという…それもマダラの娘と剣間との間に子どもがいるという理由で。
この説明が終わると曾祖父様はプルプルと震えている…その震えている理由が笑っているのか?
「あの…馬鹿が〜!!!絶対許さん!」
俺の予想は大外れ…曾祖父様はこれまでにない程の大声をあげて、切れた。
「落ち着いて下さい!お祖父様!」
「落ち着けるか!!扉間のせいでお前達は木の葉から虐げられるハメになった。弟の責任を俺が取ろう。」
「どう取るんですか?もう死んでいるのに…」
「俺は玄間に仕えることにしよう。」
「な、なんと…」
「何故?!」
「玄間は俺を復活させただけではなく、こうやって話しあいが出来るようにしている。つまり、雲隠れの忍びになるよりも玄間に仕えるほうがお前達にとって効率的だからだ。」
「確かに、ワシが直接命令するよりも玄間の傘下の部下として働いたほうがいいからな。」
「同感です。」
「親父に同じく。」
「…大丈夫なんですか?」
やっぱり母上は心配らしい。
「俺を誰だと思っている!安心して玄間のことをみてやって下さい。」
「わかりました。玄間、貴方が危なくなったら私のところに来なさい。」
「はい。」
こうして千手柱間を味方につけた。
玄間SIDEEND
やっと柱間が仲間になりました。後はマダラとミナトでロックされているORINUSHIの話まで追いつきます。