どうも、なんか半年もぶっとばされちゃったニシキさんです。気づいたらなんかメビウス乗ったカズマの前にいた件。光った後、突然目の前にメビウスが出てきちゃったんで思わず、ほああああああああああ!!!!!!っていう司令官よろしくな奇声をあげてしまったとです。んで、メビウスに乗ってたカズマもびっくりしたのか同じような奇声あげてた。すまんそ。
とりま、声でカズマと判断したんで、オレオレ!オレだって!!っていうオレオレ詐欺的な始まり方でカズマに事情を説明。最初はぽかーん顔だったのに中盤では怒りだして(ニシキの名を語った偽物だな!ニシキは…あいつは俺を守って死んだんだ!とか言い出した。もちつけ。本人です)いろいろ大変だったけど最終的には俺とカズマしかしらないアレやコレを言いつつ泣き落として信じてもらいました。
前回のやりとりはその時のものっていうね。とにかく安全第一とカズマ…カイトが今所属してるサーペントテールに俺も整備班として参加させてもらうことに。戦えないカズマ置いていく気にもならんしね。
サーペントテールに参加してそうこうしたところでヴァルストークファミリーと遭遇。やあ。と俺はあ~る君よろしくな返事を返したんだけど、カズマはそういう気分じゃなかったらしく明らかに避けてた。
どうやらカズマは自分のせいで親父さんと…どうやら俺も死んだと思ってたらしい。自分の力が足りなかったせいで親父とニシキが死んだどうのこうの。いや、俺は普通にチューリップクリスタル渡すのミスったせいであって自業自得なんだが。まぁ、そのへん説明するとややこいのでしないけどさ。
「俺の力が足りなければまた…誰かが死んでいくんだ…」
…足りてても助けられないときもある。知ってても、知ってるからこそがんじがらめになって助けられないこともある。俺としてはがむしゃらにただ助けることだけを考えらえるカズマが羨ましいとさえ思う。
でも、だ。俺にだってちょっとくらいは救える命はある。救えないはずの地球の明日を救えたり、もう会えないはずの妹の命を救えたり。ほんのちょっとだけど、戦闘の規模を小さくしたり。がんじがらめの俺にだって救える命は多少あるんだから、縛られるものが何もないカズマはもっと大きなものが救えるはずだ。だから、また、立ち上がってほしい。
…なぁんて、ガラにもないことを思いつつ。カズマとヴァルストークファミリーのみなさんの会話を黙って聞いてた。俺はしょせんヴァルストークの居候で、俺が入る隙間なんてないしねー。
戦えないカズマ。それでも妹パワーはさすがだぜ!ってことでホリスさんに怒られつつもタカの誇りを取り戻して再びカズマはヴァルホークに乗ることになった。
俺も無事ってことでヴァルストークファミリーはすっごい歓迎してくれた。どうやら誰もボソンジャンプの可能性をみじんも考えてなかったらしい。まぁ飛んだとしてもすぐ見つかると思うよなぁ。まさか半年もかかるとは俺が一番びっくりだよ!!
無事に再会できた後、これからどうする?って話しになったらGGGからお呼び出しが来た。なんでも半年前に解散したヴェルターを再結成するだってさ。
バイオネットやら火星の後継者やら敵対組織が二部からまた増えるんだもんなー、大河長官も大変なようだ。さーて、整備士として一生懸命ザ・データベースを本来の役目に戻すため頑張るぞー。
「なぁ凱さん、ニシキっていったい何者なんだろうな?」
「何者…とは。カズマ、どういう意味だい?」
「実は途中でオーブの新型機体を奪取してさ、型はガンダムによく似ているんだが微妙に違って作業が難航してたんだが、それをニシキがさっと整備してたんだ。ロウさんもその手際に驚いてさ。…そんなことができるニシキはいったい何者なんだろうかって」
「…俺にはニシキが何者かはわからないが、でもニシキは敵じゃない。確かに少し臆病な所はあるが…それを跳ね返して余りあるほどの勇気をその胸に宿している。俺にはそんな気がするんだ。もしかしたら彼は俺たちが想像もつかないような世界を見て来たのかもしれない」
「想像もつかないような世界…それは宗介のように幼少期から戦場にいたってことか?」
「わからない。だが記憶喪失を自称している以上、俺たちには言いにくいことなのは確かだろうな…きっといつか俺たちにも自分のことを話してくれる日が来る。心に勇気を忘れなければ、きっと…」
こうしてさらに勘違いは進む。さて、出口はどこやら。