ちょいと長い気がしますが・・・それでもよければ、どうぞ。
では、どうぞ御ゆるりと。
恋をしたあとの最大の幸福は、自分の恋を告白することだ。
ジイド 「日記」
怒涛の学年別タッグトーナメントの事件から数時間後・・・黒のISから助け出されたラウラは
保健室に居た。
あの後、気を失い此処に収容され治療を受けたが今までダメージで気を失ったままであった。
「う・・・ぁ‥此処は・・・?」
「気がついたか」
ようやくダメージが抜けかかり目が覚めたラウラの耳に聞き覚えのある声がする。彼女にとって聞き間違える事はない、自ら敬愛する一人である千冬の声だ。
彼女は自身に何があったのか聞こうとするが、掠れた声しか出せなかった。だが、元師弟の
間柄だったのか察してくれたようである。
「全身に無理な負荷がかかった事に因る筋肉疲労と打撲だ。
まぁ、両手両足がポキッとなって肋骨にヒビが入り、痛みで
伸し掛ってきた訳ではないが・・・暫らくは動けないだろう、無理はするな」
冗談なのだが、そうとは聞こえない口調で千冬ははぐらかそうとするがラウラには通用しなかった。
千冬は一応これは、重要案件である上に機密事項である事を念頭に置いて今回起きたことを説明する。
シュヴァルツェア・レーゲンに巧妙に隠されたVTシステムが発動したこと、それを十千屋と
一夏が食い止めラウラを救出したこと、主な事はこうであった。
「システムの発動条件は操縦者の精神状態、機体のダメージ、そしてなによりも操縦者の意思・・・と言うより願望か、それらが揃うと発動するようになってたらしい」
ドイツ軍は問い合わせで忙殺中だろうな、と千冬はこう締めくくったのだが、ラウラは片腕で目を隠して震えていた。
今まで千冬の方を見ていた顔は天井の方に向けられ、まるで会わす顔がないといった様子である。
「私が・・・私があの時、『力』を望んだから。何もかも圧倒する『暴力』を欲したからですね。
教官がくれた、おやっさんが教えてくれた『力』はそんなモノでは無いのに」
ラウラはそう言って黙ってしまった。もう、声を押し殺して泣く寸前のみたいに見える。
千冬はそんな様子に溜息をついて、わざわざ向こう側にある彼女の耳を引っ張り強制的にコチラに向かせた。
「いっ・・・ダダダ!?きょ、教官!?」
「織斑先生だ。全く、舐めるな青二才。お前が間違えたら引っぱたいででも正してやる。
一度や二度、間違えたくらいで泣くな馬鹿者。ココには居ない十千屋もそう言うだろうがな」
馬鹿にしたような、少し怒っている様な表情で千冬は言うが最後の方では、あの家族にしか見せない優しい笑みを浮かべていた。
呆気にとられたラウラであったが、その表情をこちらに見せられた時に胸中にストンっと落ちるものがある。普段なら千冬の成すがままであったが、つい言葉が溢れた。
「いつ、言われたか定かでは無いのですが『どう在りたい』と聞かれたことがあります」
「ほう?それで・・・」
「
きっと・・・私は、貴女の妹になりたかったのです。その微笑みを私に向けて欲しかったのです」
ラウラは今初めて分かった。一夏にあんなに反発していた訳が、きっと彼女は千冬と姉妹に
成りたかったのだ。互いに認め合い、笑い合えるそんな姉妹に。
彼女が真顔でそう告げると、千冬はまた溜息をついて今度は彼女の鼻の頭を爪弾く。
「あダッ!?」
「全く、何を言ってるんだお前は。アイツでの心労が絶えないのに勝手に増やすな。まぁ、教師と教え子と言う間柄だったらこのまま続行しても良いがな」
結構強く鼻を爪弾かれてたラウラは目をつぶり悶える。その間に千冬は既にドアに手をかけているようだ。
そのまま出て行くかと思いきや・・・
「あと、
たっぷり悩めラウラ・ボーデヴィッヒ」
後ろ姿なのに、ニヤリと笑いながら言ったのは何故かラウラには分かった。そして、千冬が出て行ったあと落ち着くとある事が浮かぶ。
全く、姉弟そろってズルい。言いたい事だけ言っての言い逃げであるし、どちらも後は自分で
考えろだ・・・ズルいことこの上ない。
それと同時に、自分は二人に負けたという事も浮かんでくる。しかし・・・何故だろうか、笑いが漏れるくらいに心地が良いのは。
一方で十千屋は自らの学園での拠点である船-海上移動拠点『テーサウルスアルマ』に居た。
正確には船内の手術室だ。彼はこの事件で大怪我を負った。脇腹の大裂傷に出血多量、
ソレを塞ぐためにやった火傷。
そして・・・
「あ~も~、俺は
「すみません。でも、ロボット工学と生体工学に秀でているのは
貴方しか思い浮かばなかったんですよ。プロフェッサー=ワット」
手術台の上には十千屋が寝ており、彼の左膝が
男はプロフェッサー=ワットと言い、頭巾で見えないがカールした金髪をして何故か輪っか状のLEDライトを頭に嵌めているのが特徴で、
一人である。
今、彼は手術用具と何かの機械を巧みに操って何かをしている。
「ちぎれた左足の代わりにアーキテクトの足を付けるなんて正気か、全く。本島に戻れば再生医療だってあるだろうに」
「それだと時間が掛かり過ぎてしまいます。今はゆっくりと怪我を治している暇は無いので」
「にしても、俺の他にもシルヴィーやPh.D.GERO、Ph.D.アイザック・ギルモアとか居るだろうに」
「Ph.D.アイザックはともかく、他の人たちはこれ見よがしに変な改造に走りそうで・・・
今すぐ来てくれる体力と真面目にやってくれるのは貴方しかいなくて」
「・・・そうだな。そういう事だったら仕方ないな」
そう、事件で砕き抜かれた彼の左膝はちぎれてしまったのだ。口径が普通のライフルよりも大きく破壊力の高いIS用のライフルは彼の膝関節を完全に砕き、大穴を開けていた。
事件を終息し、気絶するまでの間にちぎれなかったのは運が良かったとしか言い様がない。
そして、完治させる方法は在るにはある。クローニングと生体移植の再生医療だ。
だが、それだと帰国して数ヶ月も治療に専念しなければならない。
学園の現状は知っている者からすれば混沌の一言である。様々な要因で専用機や生徒たちが狙われているのだ。
そんな中でのうのうと、休学して本国に戻れる十千屋ではない。だから、FAの無人機素体であるアーキテクトの足を移植してさっさと復帰することに決めたのである。
簡単に言えば左膝から下をサイボーグ化手術したのだ。
「だったら、お前の所の小娘たちと魔窟の連中が暴走しないように言ってくれ。お前の所の情報部はもう既に動いているし、ここに来る時にはもう魔窟の連中はそれぞれの発明品やら兵器やら生物やら持ち出して、ワクテカしながら処す?処す?って言っていたぞ」
「・・・自分の家の方とか抑えるから、魔窟の方を何とかしてくれないか?」
「絶対にイヤだ」
どうやら、家庭
それから二日後、丁度トーナメントが金曜だったので今日は月曜日、週明けとなった。
いつも騒がしい朝のホームルームだが、そこにシャルルの姿がない。理由は単純に『先に行っててほしい』とあり、それを知っている一夏は何があったんだろうなぁ・・・くらいにしか思ってない。
その事がこれから起きる騒動の諸原因だと知らずに。
何だかんだしていると、時間が来たのか山田先生が教室に入ってくる。が、何故か彼女はどこか憔悴しているというか煤けているというか・・・とにかく、朝の爽やかな雰囲気とは逆だ。
「えー、皆さん。朝のホームルームを始めます。最初に十千屋さんは少し遅れて来るそうです。
そして・・・はぁぁああああ~~~~、転校生を紹介します。と言っても既に皆さんはご存知なのですが・・・とりあえず、入ってください。」
連絡事項を言っていると、かなり深い溜息をついてやるせない口調で転校生の話題を出した。
転校生と聞いて生徒達は一斉に騒ぎ出す。
山田先生の声に合わせて入ってきたのは皆も知っている人物だ。ただし、今日はズボンではなくスカートを履いシャルル・・・いや・・・・
「シャルロット・デュノアです。皆さん、改めてよろしくお願いします」
「ええ・・・デュノア
組み立て直す作業が始まります~・・・」
そう、改めて
山田先生はシャルロットの本当の性別を知って、途轍もなく面倒くさい部屋割りの再構成を
憂いてテンションがただ下がりだったのだ。
この事実にクラスは騒然となり壁を越えて両他クラスまで聞こえるほど騒ぐ。それほどまでのショックだったのだろう。
そして、ToLoveるが幕を開ける。
「なん・・・だと・・・・・・」
「衝撃の事実、デュノア君は女の子だった」
「折角の美少年の絡みが!!」
「んぅんっ!?チョイと待ち、織斑君は同室だから知らないって事は――」
「アレレ?おかしいなぁ~?昨日って確か・・・男子が大浴場を使わなかったっけ?」
騒ぎの内容が、とある一言によって一方向に集約される。それは一夏、シャルロット混浴疑惑である。
ある女子が言った通りに昨日は、普段は女子専用であった大浴場が男子にも使えるようになった日であった。そのこと自体はいいのだが、昨日まではシャルロットは男子扱い、しかも一夏も
シャルロットも同じ時間帯に使ったという目撃証言もある。
それは・・・即ち・・・・という訳で、一夏向かって一斉に注目が集まった。彼は最近感じるようになったこの手のトラブルの危機感で脳内アラームが鳴りっ放しである。
先ずは、教室のドアが蹴破られた様な勢いで開き、そこには鬼がいた・・・。ユラリと闘気、
いや殺気が立ち上っているように見える。
「り・・・鈴・・・」
「いぃぃちぃぃかぁぁあ?どうやら、とんでもない事を仕出かしたようぉねぇええ?」
「お、落ち着け鈴。お前が考えてるような
その棍棒?ボールがついたような棒は、さ・・・下げてくれないか?」
「あぁたぁしぃいはぁあ・・・とっても落ち着いてるわよぉ?コレは
武器よぉお?あと、コレは練習用だからそこそこは
「だから、落ち着けって!?しかも、それだと逆説的に言えばそこそこは
「うっさい!!シャンプー婆ちゃんと大婆ちゃん仕込みの
錘捌きを喰らいなさぁああいいい!!!」
その正体は鈴、どこかイっちゃてる目で一夏に近づくと得物-錘を振り下ろした。あからさまに練習用とは言え、当たったら痛いだろうなぁ・・・と、現実逃避気味の彼であったが何時までたっても衝撃が来ない。
その事に疑問を持ち意識を戻すと、目の前には輝く銀髪が見える。
そう、ラウラがシュヴァルツェア・レーゲンを部分展開し
凄まじい形相で押し通そうとする彼女であったが、諦めたのか後方に跳躍し間合いを計る。
まだまだ攻撃がきそうだが、彼は一旦ラウラに礼を述べた。
「助かったぜ・・・
「・・・ああ、損傷はそちらの救助の際の攻撃と最後に落ちた時だけだったからな。例のシステムの核はおやっさんが綺麗に貫いていたし、予備パーツを使ったら思いのほか早くな」
「へ~。そうなんだ。流石、師匠すげぇ――むぐぅう!?」
先程までの喧騒が嘘のように静まり返った。その原因は、ラウラの行動だ。いきなり一夏の
胸ぐらを掴んだかと思うと、彼を引き寄せ唇を奪ったのである。
その光景に皆があんぐりしており、誰も何もついて行けてない。
無論、されている一夏もそうだ。
「ん、んはぁ!お、お前は私の嫁にする!!異論も反論も認めん!!!」
「え、え~と・・・嫁?
「日本では気に入った相手を『嫁にする』と言うのが大体の常套句だと聞いた。
無論、OTAKU知識よりだとおやっさんから聞いたが・・・私の所に来れば苦労はさせない
という表れでもある」
一夏混乱のあまりに逆に冷静なツッコミを入れてしまうが、彼女はバカ正直にそれに答える。
会話するということは時間が流れるということだ。つまり、この間にも再起動した人達がいるという事で・・・
「あ、あっ、ア・・・!あぁぁああアンタねぇえええええ!!」
「待て!俺は悪くない!どちらかと言うと被害者側だ!!」
「アンタが悪いに決まってるでしょうが!
隙だらけで、尚且つ何時も女絡みだとこうなってぇぇえーー!!」
「なんだよ!それは!?」
そう、怒り狂う鈴もまた再起動したのである。教室の中で追いかけっこが始まる直前に、入室者が現れた。
「おー、おー・・・また、ToLoveるってるな」
「おやっさん!」
「父さん」
「パパ!」
直ぐに入室者に反応するのはカンパニーサイド+ラウラ、そう十千屋が入ってきたのだ。
彼はいつのもリクルートスーツ姿でアーキテクトヘッドだが、左に杖を突いていた。
それを見ると轟とチェーロは、通行の邪魔になる人や物をどけて彼を席まで誘導する。そして、席に座るとおずおずとラウラが近づいてきた。
何時もと違う弱々しくモジモジとした様子に彼は彼女が話し出すまでゆっくりと待つ。
すると意を決したのか話し始めた。
「おやっさん・・・今回は迷惑を掛けた。謝って済む事でも無いと分かっている。
けど、すまなかった」
「・・・ふっ。何を今更、お前を助けたのに後悔も無い。
怪我も後々ゆっくりと治せる可能性もある。ラウラ、お前が無事で良かった」
「・・・っ!お、おやっさん・・・一つ良いだろうか?」
「なんだ、ラウラ?」
ラウラの謝罪を受け、それを受けながら彼は逆に彼女を包み込むような大きな器であった。
それに感嘆を受けたのか、彼女は涙ぐみながら更に意気込んで彼に尋ねる。
「あ、貴方の事を
またしても喧騒が静まり返る。今度はラウラが十千屋に父宣言したのだ。その事に呆気にとられた彼であったが、フッと息を抜くとわざわざ素手にして彼女の頭を撫でる。
「まぁ、その件はコチラも色々と在るんだけどな。別に構わないぞ。
今更、娘の一人二人増えたところでどうって事ないしな。
それにラウラだったらこちらも歓迎さ」
「・・・Vater」
撫でる十千屋にそのまましがみつくラウラ。その様子を轟とチェーロ、他の皆も微笑ましく見守るが・・・そうは問屋は下ろさない。
「さてと・・・改めて、一夏ぁぁぁああ!」
「続くのかよ!?いてっ?」
ほっこり終わるかと思いきや、鈴は一夏をシバくのを諦めていなかったようだ。
鬼ごっこ再開かと思ったとき、彼の後頭部に何かが当たった。
何かが飛んできた方向を見るとセシリアが手に何かカッコイイ銃らしき物を持っており、
彼の足元にはぶつかった物が落ちている。
「輪ゴム?」
「ええ、そうですわよ?私もちょっと怒っていますのよ?と、いう訳で・・・
12連射のセミオートマ、フルメタル
さぁ、
「いや、ソレってゴム鉄砲とは言えない代物だと思う・・・とぉ!?」
セシリアがゴム鉄砲を連射し、それで怯んでいる隙を狙って鈴が一撃を入れようとしてくる。
どうやら、タッグトーナメントの経験がよく生きている様だ。
一夏にしてみたらたまったものではないだろうが。幾ら当たっても怪我しにくいモノとは言え、彼は追い回されるのは勘弁だ。それ故にいっその事、窓から逃げようとする。
ここは二階であるが、最悪の場合は
駆け出すが・・・目の前に何かの一閃が走った。彼は立ち止まり、その元を見ると・・・今度は、
「・・・一夏、どういう事か説明を要求する」
「まて待てマテ!?ソレを要求したいのは俺の方であって!?ビュン!うひぃい!?」
「抜き打ちや居合に対応した十千屋さん制作の・・・私用のハリセン『
「うぉい!?そっちもハリセンであってハリセンじゃねぇえ!?」
一夏は完全に暴走した三人から逃げつつも抗議する。ソレが流れ的に無駄に成るものだとしても。
「ちょっおぅっと待った!俺は被害者!!キスをかました加害者はラウラだから!!」
「
彼は箒の反論にもなってない反論を受け、彼女の指を差す方向へと視線を向ける。
そこにはまるで子供の様な幸せな微笑みを浮かべて十千屋に撫でられるラウラの姿があった。
「・・・俺には無理だ!」
「だろう!?と、いう訳で・・・」
「あ・・・」
「チェストぉおお!」
「はぁあああああ!」
「シューート!ですわ!」
お笑いでも目指しているのか、もはや本能であるノリツッコミを一夏はしてしまい多大な隙を
見せてしまう。そこを逃すはずもなく暴走三人娘は一斉に襲い掛かってくる。
しかし、それは不発に終わった。丁度、その着弾地点から彼を引っ張って助けた人物が居る。
「シャルロット・・・お前・・・」
「もう、みんな過激だなぁ。一夏、後ろに居て」
「さ、サンキュ!シャルロット!!地獄に天使とはこの事だ!」
そう、シャルロットだ。彼女は一夏を自分の背後に隠し、目の前の般若たちに立ち向かう。普段の彼なら女の子の背に隠れるなど
「シャルロットさん・・・邪魔をなさいますの?」
「そりゃ、僕だって一夏の無防備加減には少し怒ってるけどさ。無闇に追い立てたって
しょうがなくはないかな?」
「うぐっ」「むぅっ」
「はぁ・・・一夏、安心して。今度は僕が守ってあげるからね」
シャルロットの正論にグゥの
が、このままでは終わらないのも学園クオリティーなのか。
「しゃ、シャルロット・・・」
「そうだ・・・一夏、こんな時に言うのは何だけど」
「何だ?」
「僕って・・・実は女の子に騒がれるのも、悪い気はしない事が分かったんだよね」
「は?」
「無論、普通の感性もあるよ?でも、男装の際に一夏がアッチだった時の為の知識も教えられたんだよね」
「お、おーい・・・シャルロットさんや~」
「そう言えば、一夏のオシリってけっこう可愛いよね?」
「・・・(ズリズリズリ)しゃ、シャルロット。お前は何を言ってるんだ」
突然の彼女の話に怪しい雲行きを感じて後ずさりする一夏。その際に腰が引けて、何故か臀部を両手で押さえているのはどうしてだろうか?
ジリジリと距離を取る彼に彼女は、天使の笑みから妖しい微笑みに変わり彼にこう言った。
「うん、じゃぁ・・・直球で言うね?一夏、僕とヤらないか?」
「サイナラだ!」
彼女の
いきなりの逃走に彼女は手を伸ばして彼を引き止めようとする。
「待ってよ!せめて小指・・・いや、人差し指と中指からで良いから!?」
「ブチ込んで広げる気マンマンじゃねぇか!?あアっ、ナル恐ろしい!!」
一夏の逃走先は箒の後ろ、つまり襲いかかってきた側に逃げてきたのである。
しかし、シャルロットのアレな発言に気を削がれたのか落ち着いた様子だ。
「おかえり、一夏」
「お、おう・・・ただいま箒」
彼がこちら側に来たのが精神的にも安定するのか、すっかり普段の彼女たちに戻ったようだ。
そして、今度はシャルロットと対峙する。
「安心して、一夏。アイツにアンタは渡さないから」
「そうだ・・・このまま私達の後ろに居てくれ」
「鈴・・・箒・・・」
自分の危機に立ち向かってくれる幼馴染達にジーンとする彼であるが、ソレも瞬く間に崩れ去る・・・
「一夏の尻は私のモノだぁあ!」
「一夏の尻はあたしのモノなのよぉお!」
「俺の尻は俺のモノだァああ!!」
唐突に始まった一夏の
一応、原因の一部であるラウラは愛でられたままだったそうな。
ついでに、シャルロットはあの話題に成らなければとても良い子である事が後日判明した。
さて、シャルル・・・いや、シャルロットが女の子だと判明した後の女子生徒達の反応はと言うと・・・
「ぬわぁーっ!!チックショウメェエエ!」
「よくも・・・よくも裏切ってくれたわね!」
「冒涜だよ!コレはぁ!」
文字どうり、阿鼻叫喚の地獄絵図であった。
「くそぅ・・・私は僅かな希望も諦めない!」
「ちょっと!何するのよ!!」
何かを言って立ち去った女子生徒が一人いたが・・・翌日、
「( ;∀;)・・・無かった。お風呂ちゃんと女子の時間に入っていて、ナイスバディだった」
どうやら、シャルロットの
「ぬわぁーっ!!チックショウメェエエ!」
「よくも・・・よくも裏切ってくれたわね!」
「冒涜だよ!コレはぁ!」
再び、文字どうり、阿鼻叫喚の地獄絵図である。
「ふっ、情けないわね。まだまだ修行が足りないわよ」
「あ、貴女は・・・」
「「文芸部副部長!!」」
メガネを光らせ、謎の後光を放ち現れたのは文芸部副部長であった。因みにメガネは伊達である。
「腐敗と掛け算の女神よりの電波受信をもってすれば、この程度の差異の処置など造作もないわ」
「「「((;゚д゚)ゴクリ)」」」
「既に私は・・・TS、ふたなり、リバーシブル、レ○プ・調教、逆も可などなど、様々な
追求済みよ」
文芸部副部長の
「ぬわぁーっ!!チックショウメェエエ!」
「オッノーレ!その手があったかぁああああ!」
「冒涜ですよ!コレはぁ!」
またしても阿鼻叫喚の地獄絵図であるが、なんでもOKの腐女子はなぜ色々と
どうやら、IS学園一部の女子の闇は途轍もなく深そうだ・・・・・・
えー、シャルロットのアレを考えていたら・・・彼女は両刀使い(意味深)になってしまいました。
どうしてこうなった?しかも、前のデュノア社の事を考えると・・・薄ら寒いモノが(;´д`)
さて、今後の予定は・・・まだ、ラウラに関して十千屋サイドでまだあるので、それと一緒にある姉妹達の話をちょこっと。
あと、職員サイド-大人の事情サイドをやれば完全に「学年別トーナメント編」が終わりになります。
では、今回は此処まででございます。
そして、感想や誤字脱字・ここが文的におかしい等のご報告も謹んで承ります。
では、もし宜しければ次回お会いしましょう。