まだまだ、クラス代表決定戦まで時間がかかりそうです。
あと、ブックオフで原作買ってみました。
まだ1巻も読み終えていませんが、こちらも話がちょいと展開遅いですね。
ある意味、この状態も原作沿いなんでしょうか?
では、どうぞ御ゆるりと。
さて、クラス代表決定戦予定日が決まった日はとっくに終わり翌日となった。
但し、詳しく述べないが一夏がラッキースケベを連発し、ついでに専用機を与えられることが決まっていたのは完全な余談である。
ちなみに十千屋は自らの企業のゴリ押しで寮暮らしを回避、昨日はちゃんと予定を入れておいた客員用の宿泊施設で夜を明かした。
そして今は既に放課後であり、生徒指導室に十千屋と娘(仮)S’と一夏、箒がいた。
「…で、だ。決定戦まであと6日、織斑には学習と特訓を修行レベルで受けてもらう」
「えっと、なんで十千屋さんが仕切ってるんですか?千冬ね…織斑先生とか山田先生が補習してく
れるんじゃないのか?」
「そもそも、なんで私がここにいる。それにだ決定戦への特訓は私が面倒を見るから必要ない」
「黙りなさい、掃除用具」
「パパだって先生の凶行がなければ面倒みないもん」
疑問と不満で何故ここにいるか分からない二人に対し、娘(仮)S’は侮蔑する。
そんな身内の対応に十千屋は宥めながら話を進めた。
「いや、篠ノ之さん貴女のやっている自称特訓、端から見てただのボコ殴りは一応必要だからその
ままでもいい」
「ならばっ」
「けど、コイツに今必要なのは体の動かし方を思い出させる他にも、最低でも今の授業内容につい
ていけるだけの補習も必要だ」
「それもそうだが」
「掃除用具、貴女は肝心のISでの特訓はどうしたのよ」
「それをやる為にもIS練習機を最低2機分にアリーナの使用許可とか必要だよね。それ取れてん
の?」
「うぐぅ!?」
「まぁ、取れてないんだろうな。先ほど端末で確認したが空きはないし、それにお前たち二人をま
とめて呼んだのもちゃんと理由がある」
「いい加減そこらへんを教えてくださいよ。十千屋さんが先生たちの代わりに補習の面倒を見てく
れるのは分かりましたけど」
娘(仮)S’が箒をディスり始めたが全然進まない話に不機嫌になる一夏。
それもそうかと十千屋もため息をついて切り替えなおす。
「まずは織斑は補習と特訓のため、篠ノ之さんは失礼だと思うが授業についていけそうか?」
「私を馬鹿にしているのか!」
「別に馬鹿にしているわけでもないし軽蔑しているわけでもない。聞かぬのは一生の恥、私は貴女
達の補習役を任された。今何を言っても恥でも何でもない」
「…多少厳しいと思う」
十千屋の問いに激昂する箒だったが、彼のロボ頭で見えないが真剣な目に気圧され目を背けながら返答する。
その返答に彼はやはりという感じで頷いた。
「織斑これが二人一緒の理由になる」
「いや、全然分からねぇよ!?」
「まあ察しろというのが無理かな、説明するぞ」
彼は改めて説明し始める。
まずは二人の立場と学習面がほぼ同じということであった。
立場は両者ともISの始まりとも呼ばれてもよい人物の関係者であること、それによってIS学園へ強制入学されている点だ。
学習面はその強制入学の為に事前学習をさせられている点であるが、この事前学習は元々IS学園を目指してそして合格したもの向けという前提がある。
これは十千屋の予想であるが参考書の内容は上記の合格者向けというのは当たり前の事でそれに疑問を抱くものはいない。
即ち、参考書は元々学園入学希望者かつ合格者以外向けには作られていないという事だ。
「なんだよそれ、参考書なのに参考にならないのか」
「そうだ、基本的にIS学園を目指すものは日本なら最低でも1年以上前、中2の終わり進路を決め
た時からがスタートになるだろう。もっと前から希望していたのならそれこそ小学受験位の年齢
からだ」
「ボク達も12・3歳位から勉強させられたもんね」
「ええ、企業もISに関わるのなら身内から出したかったから」
「ところで篠ノ之さんは何時からその勉強をした?将来IS学園に入学させるから受験勉強しといて
ね、って通知されたわけでもないでしょう」
「ああ、進路をいきなり決められていた。私としてもISに関わるつもりはなかったからな」
「え、えぇえとつまり俺が捨てちゃった参考書って」
「そうだ事前学習の事前学習が必要なレベルだった、ということだ。お前らからすれば英和辞書と
文法の例題だけ渡されて難関大学の英語試験をしろという感じだ。」
一夏はそれを聴くとじゃあ捨てちゃっても問題ないじゃんとふと思ったが、すぐさま十千屋が間違えて捨てるのはそれ以前の問題と声を出すと机に倒れ伏す。
彼はその様子を見てまたため息をつくと一夏に言い放つ。
「織斑お前に事前に言っとくことがある」
「なんですか」
「…俺の教えを受けたくなかったらもう来なくていい」
「へ?」
「はっきり言って俺はお前にいい感情を抱いてない」
「なんだよそれ」
「昨日の俺の態度や轟とチェーロの態度を見れば分かるだろ」
「だからっ一体何なんだよそれ!?」
「これは現在のお前の立場が影響したものだ。同じような事はきっと他にもあるだろう、俺の場合
はお前が男性装着者になったせいで企業への内定取消の危機とまた高校生のやり直しだ」
十千屋の告白に頭の中が真っ白になる一夏。
態度は素っ気なくとも色々と助けようとしてくれていた、良い人だと思った矢先の拒絶はショックだった。
その為、彼は力を無くし目線が下へと落ちてゆく。
「こうやって関わろうとしているのは織斑先生の命令もあるが、俺自身の理由は同情と老婆心から
だ。今のお前は何も知らなすぎて危ない。」
「じゃあ、どうしろっていうんですか」
「それがさっきの問だ。情けをかける切っ掛けはコレっきり、少しでも嫌で逃げ出したら後はもう
何もしない」
「十千屋!キサマさっきから一夏に辛く当たりすぎだ!!」
「「「篠ノ之さん(アンタ/掃除用具)は今は黙ってろっ!」」」
箒は彼の態度に怒りを露にすが三人の静止で気圧された。
そして、静かになった室内にまた彼が語り始める。
「お前の立場というのは物凄く危ういものだ。お前が思っている以上にな」
「……っ」
「きっと、最初の授業の参考書騒ぎの時こう思っただろう『なんで俺が』って」
「そんな事はっ」
「無い、って言い切れるのか?」
「そんな事は…」
「一応、大人気なく攻めているのは自覚している。しかし、お前のこれからを考えると生きていた
ければどんな恥辱でも屈強でも、それこそ泥水を啜ってでも進まなければならない」
「なんで俺なんだよ!?」
「これこそお前の立場だ。初のIS男性装着者という存在は人生をものの見事に変えてしまったんだ
よ」
「……うぅ」
彼の語りに一夏は追い込まれてゆく。
余りにも唐突で考えた事ないことを突き付けられてゆき視界が歪む。
「だからこそ、俺に恨まれてようとも教えを乞い自分が這いつくばってでも進むという意思がある
のなら、力になろうと決めていた」
「もし、手を取らなかったら」
「別に何もしない。ただの接点のないクラスメイトでお前と俺の関係は終わるだろう。それに俺で
はなくとも織斑先生やお前に好意を抱くものは力を貸してくれるだろう」
「じゃあ、だったら「でも、お前が変わろうとする意志がなければ卒業後無事であるビジョンが俺
には見えない」…え?」
「IS学園の特殊性は生徒である基本3年だけだ。それを過ぎた時、お前はどうなっているんだ?」
「え、あれ?どうなるんだ?」
「それは俺にも分からん。別に大丈夫かもしれないし俺の老婆心が行き過ぎていただけかもしれな
い」
「えっ、えぇ!?」
「…すまんな、いきなり突きつけし過ぎたか。じゃ、二択で行こう」
十千屋は混乱している一夏に向けて手を差し伸べる。
そして、彼をまっすぐ見てこう言った。
「この手を取ればお前が今考えられない事を俺が気づいた限り伝え鍛えよう。もし、取らなかった
らもうここで関係は終わりだ。一応、授業に着いていけるまでの補習はしてやる」
「お、俺は…」
「一夏!もうこんな奴は放っておいていいだろう!?」
「掃除用具いい加減にしなさい」
「ひとなつ、可哀想だから1つアドバイス。パパは絶対に着いてきてくれる人は絶対に裏切らない
人だよ」
一夏は箒と轟の喧騒を他所に彼の手と目を交互に見る。
彼の相変わらず見えない目と手はしっかりと自分へと向けてある。
手袋は相変わらずしているが手を取ればしっかりと握り返してくれそうな気がした。
自分はどうする?ただの補習を受けるか?それとも・・・
「お、俺はっ…!」
一夏は力の限り自分へと向けられている手を取った。
十千屋へと向けられている目は狼狽えていたりはしない。
むしろ、様々な熱によって燃えているかのようだ。
「あそこまで色々言われて、逃げる理由にはいかねぇよ!」
「ふっ、だったら泣き言も弱音も吐いていいが絶対に逃げられないと思えよ」
「上等ですよっ!」
十千屋の啖呵に乗り強気に返す一夏。
男同士の友情とか師弟愛とかそんなものを言うのだろうか、周りに居た女子には分からないそんな空間が出来ていた。
彼らは手を握ったまま箒に謝る。
「すみませんね篠ノ之さん、何をやるのでも彼の意思を確認したかったのでつい強くあたってし
まって」
「なんか心配かけたようでゴメンな箒。俺はもう大丈夫だからさ」
「う、うむ…一夏が良いのなら良いのだ」
「(ねぇ掃除用具の顔真っ赤だよ)」
「(織斑は天然ジゴロよきっと)」
一夏の強い意志を秘めた瞳に紅潮する箒。
彼は理由を気づかずに首をかしげるだけであったが、娘(仮)S’は彼の天然ジゴロに気がつき始めていた。
手を握るのをやめ、皆を席へと着かす十千屋は修行の開始を宣言する。
「これから、特訓と補習…いや、修行を始めるっ」
「「「はい!」」」
さて、今回の話はどうでしたか?
オリ主が説教くさいのは私が読んでいた二次創作の影響だと思います(汗
某所の神代の作品です。
いや~、あんなふうに世界レベルで話の展開ができればどんなにすごいことやら…
私だと、身の回りまでですよ。書ける範囲は・・・
まぁ、そんな話しはさておき。
基本こんなふうにオリ主が説得と説教の後、調きょ…ゲフンゲフン、指導と教育をしてくのがメインになる感じだと思います。
ここから一気に好みが分かれると思うので、お気を付けください。
あと、自分は最低でもトゥルーエンドで無いと嫌な質です。
その為にもオリ主達にも頑張ってもらう予定です。
それでは、今回はここらへんで。
そして、感想や誤字脱字・ここが文的におかしい等のご報告も謹んで承ります。
では、もし宜しければ次回お会いしましょう。