本当は最終戦まで行きたかったのですが予想以上の文字数で・・・
では、どうぞ御ゆるりと。
さて、十千屋はセシリアとハイレベルな試合を繰り広げた。
だが、その結末はエゲツないものへと変わる。
彼女は全ての武器を封殺され終いには恥ずかし固め、キ●肉マンにも登場したプロレス技の改悪極悪版ロメロスペシャルwithダイナミックチェーンソーを喰らった。
羞恥と恐怖に飲み込まれ気絶した彼女は果たして復帰できるのだろうか?
そして、その一方で・・・
こちらはセシリアが出てきたピット内部。
十千屋は気絶した彼女の代わりにビットを集めトリモチをとり、ISにシールドエネルギーを再充電していた。
トリモチだらけになったビットも終盤で投げ捨てたレーザーライフルも問題なしと点検終了している。
が、肝心の彼女は少し経った時に気絶から回復したのだが・・・
「あ~、こちら織斑千冬だ。次の試合をオルコット対織斑で行いたいのだが・・・」
「すみません、
「だろうな、このバカもんが!お前らコトブキカンパニーの選手はトラウマ製造機か!?」
「すみません!って、それ初耳ですよ!?」
「何故知らん。お前のところの企業代表は『鉄拳』『ハンマーdeath&hell』『ハート鷲掴み(物
理)』『ソウルクラッシュ』と呼ばれ相手にしたくないランキング学園No.1だぞ」
「『鉄拳』は知ってましたし、鈍器というかドつき合いが好きな子だとは知ってましたがマジです
か?マジですよね…」
「ああ、マジだ。アレもお前の娘分なのだろ、確り教育しておけ。それよりも…其方もか?」
「其方もって事は、そっちもですか?」
「あぁ、こちらの精神状態も考えみて先ずはオルコットと戦わせたい」
不意に千冬から通信が入り、叱咤された。当然である。
ハイレベルな戦いを繰り広げていたと思ったら、あんな糞味噌なテクニックなオチをつけられ会場全ドン引きさせたのだから。
しかも彼と同じ企業の代表もトラウマ製造機であったという事実も発覚した。
そんな裏方のオチも付いたところで現状の確認となるが、通信越しに聞こえてくる両者の選手はというと…発狂していた。
「いやぁ、いやぁあっチェーンソーが関節が!?腰がぁあ!??皆の前でしかもおじ様が間近にい
るのに少しもっ漏れももぉももおおおお!??」
「アレと戦う…戦う・・いや、勝ち負け以前だろ?それよりもあのネタ……い、嫌だ。掘られたく
ないっ掘られたくなーーーーーい!パイルバンッカッアァー♂とかで後ろから…
い や だーーーーーーー!!???」
「確りしろ一夏!大丈夫だ!!きっと次の対戦相手はオルコットの筈だ!!!」
「織斑君!落ち着いて、落ち着いてねっね!?」
実に次の対戦選手両名とも
一夏側のピットはコレから自身の身に起きる一戦に恐々とし、セシリアは既に起こった絶望に囚われている。
頭が痛くなる惨状に千冬は十千屋に指示を出す。
「こちらは何とか織斑を落ち着かせる。だから、シールドエネルギーの補充が終わるまでにオル
コットを再起動させておけ。ちなみに分かっているだろうがコレは『願い』ではない『強制』
だ」
「Aye aye ma'am!!」
「ココは軍では無いのだが、よし」
そう言って向こうからの連絡は終了した。
が、画面越しからでも分かる怒気と言うか殺気に十千屋の背は冷や汗でぐっしょり濡れていた。
いくら色んな場面に遭遇してきた彼も怒った女性というものは怖くて仕方のないものなのである。
自業自得とは言え先ずはセシリアを何とか立ち直らせなければならない。
彼は部屋の隅でISスーツのままプリケツ体勢で蹲って腰を擦り、啜り泣いたり絶叫している彼女のもとへ向かった。
「ごめん、ごめんなオルコット。もうあんな事は絶対にしないから泣き止んでくれよ」
「うぅ、グス…ジュルほんとうに ほんとうにしない?」
「あぁ、幾ら何でもハッチャけ過ぎた。女の子にする攻撃じゃなかったよな」
「ヒッヒィック…おじさまがあやまるのならゆるしてあげる・・・けど、も…もれ、もっれっれぇ~~~
ビェ~ン!!!」
「あ~、うん。ソレな、誰にも言わなければバレないと思うぞ。それに妻とのアレの時そういうこ
と結構ヤッちまうから気にしない、なっ?」
「ヒックヒック・・・・・・」
傷心の彼女の隣に体育座りで座って、わざわざ素手にして頭を撫で優しく声をかける。
返答が返る程度には回復してはいるが、言動からすると若干幼児退行しているらしい。
彼女とは短いが濃い出会いだったので許してくれそうではあるが、泣き止んで立ち直るまでは至らない。
こうなればと、彼は自身にできる最終手段を言う。
「本当にゴメンな。おじさんが出来ることなら、できる限りなにかしてあげるから」
「スンスンッ…なんでも?」
「あぁ、おじさんができる範疇でな」
「クチュン…じゃあ、サヨナラした時のこと覚えてる?」
「ん?えぇっと、『お礼なら今度ディナーにでも誘ってくれよ』だっけ」
「うん、私が一人前の素敵なレディになったらディナーに誘って…て」
十千屋は思い出した。
ちょいと昔イギリスでドンパチした時にオルコット一家とセシリアと別れた時のワンシーンであった。
ひと暴れし終わり営業(本物)が終わるまでの数日感、彼はオルコット一家と行動を共にしていた。
その際にセシリアに懐かれ、別れの時に約束を交わしたのである。
その内容は『お礼をしたいのなら一人前の素敵なレディになった時にディナーにでも誘ってくれよ、おじさんはそれだけで嬉しいから』と。
その当時、セシリア本人は12~13の年齢・・・・・完全にロリコンおじさんの決め台詞であった。
彼は当時の事を思い出しながらアホな別れ台詞だったと自己嫌悪していると、
「わたしお母様にお父様にチェルシーにたくさん聞いてたくさん勉強したの。まだ、一人前じゃな
いけど素敵なレディになったと思うの」
「あぁ、スカルマンって声掛けられなきゃ直ぐには結びつかなかいほど大人になったよ」
「だから、一緒にディナーにいって。ううん、やっぱりレディとしてはおじ様の方からお誘いに
なって」
「あぁ、分かったよ。アイツ等には話してなんとかセッティングしとくよ。二人きりの方がいいん
だろ?」
「ええ、もちろん」
話している内に口調が元に戻ってきたことを確認すると、彼は膝立ちになり手を差し延べる。
それに対して彼女はその手を取った。
「もう大丈夫か?ミス・オルコット」
「えぇ、おじ様。ディナーの件よろしくお願いしまわ。それに素顔でお願いよ」
「ぬぅ、それだと本国で。う~ん、グループ傘下の良さげなレストランは…」
「ふふっ、それと…」
「それと?」
行き成りの無茶な注文に十千屋が唸り声を上げて悩んでいると、座ったまま両手を広げセシリアはイタズラ顔で言う。
「だっこ♪」
「へ?」
婦女子としては似合わないその体勢と台詞に彼は困惑の声が出た。
すると、彼女はその格好のまま頬を膨らまし両手を振るう。
「まだまだ先ほどの侘びはマダですわよ!ピットを出るまでわたくしの可愛い我が儘を聞いていた
だきますわよっ」
「了解いたしました。ミス・オルコット」
「それと…」
「次は何だい」
「いい加減、わたくしの事は名前でお呼びになって」
「ふぅ、セシリア…これでいいかい?」
「///…それでいいですわ」
セシリアの何でもない我が儘を聞き届けちょっとずつ少しずつ叶え、射出口まで来た。
先程、千冬からも連絡が有り一夏も気を取り直し位置についたようである。
全ての準備が整いまさに二戦目の始まりが今まさに近づいていた。
「おじ様、今回の最後の我儘…聞いてくださる?」
「なんだい、セシリア」
「お、オデコにチュってしてくれませんこと」
「What?」
「だ~か~ら~っ額にキスをしてくれません!」
「いや、だから何故!?」
「わたくしの憧れのシチュエーションの一つですのっ。素敵なおじ様に額だけどキスしてもらう
のが!」
「あ~ぬぅ~、分かったけど良いのか?」
「良いも悪いもわたくしが許しているのですわ!別に頬とか、くっ唇にしろとは言ってはおりませ
んし!!」
彼女の必死っぽい様子に彼はどことなく納得いかないが折れた。
時間も押してくるし、なにより女性にこんな事を言わせているのは流石に気がひける。
彼は彼女に目を閉じるように言うと、自分のロボ頭に手をかけ殆どを上にあげる。
そして、彼女の額にかかる金糸のような前髪をかきあげてバードキスをした。
自分以外の誰かの柔らかい所が触れて離れていくのを感覚で知ると、彼女は目を開ける。
そこにはロボ頭を既に被り、顎と側面を持って調整している彼の姿があった。
「もう満足か?」
「ええ、宜しくてよ」
どことなく照れくさそうな声で言う十千屋にご機嫌で声を返すセシリア。
そんなその頃、観客席で、
『キュリリラリュンッ!』
「轟ちゃん、今の感じた?」
「貴女もなのね?」
「(・ω・`*)ネーネー?なに~?何を感じたの~?」
「今、姉妹が増えそうな気配がしたわ」
「でも、私たちレベルまでいかないね」
「えぇ、これくらいならば懇意くらいね。相手は」
「先の終わりのままだったらイギリス嬢かな?」
「ふぅ~ん?」
チェーロと轟が謎の予感を感じ、仲良くなっていた本音が曖昧な相づちを打っていた。
さて、肝心の試合はというと…結果から言ってセシリアの勝ちであった。
内容は一夏を試すように段階的に己のギアを上げて相手にし、それに何とか食らいついてゆく彼といった感じであった。
だがレベルの差は歴然であり、まるで詰将棋のように削られてゆく。
が、後一歩の所でようやく白式の一次移行が終わり、しかも
これには流石に驚いたのかセシリアはビットに傷を負わされ懐間近まで接近を許してしまった。
しかし、そこまでだった。
その原因は白式の単一仕様能力である。名は
しかも、一夏にとっては姉が使っていた力であったため浮かれてその状態で戦い続けた結果…肝心の攻撃をする時にはエネルギーがゼロとなっていたのだ。
ピットに戻った彼は、千冬に色々と絞られている最中だろう。此方も言いたい、ISは説明文を付けてくれているんだから説明くらい読めと。
此方もピットに戻ってきたセシリア、彼女を待っていたのは十千屋であった。
ISを解除し、休憩席に座る彼女にスポーツドリンクを差し入れる。
受け取り一息ついた彼女に対して彼は先程の試合を聞いてみた。
「で、どうだった」
「ええ、おじ様の言われた通りに試合を運びましてよ」
「そりゃ見ていて分かったが、アレはどうだったんだ?」
「もぅ、わたくしも丁度良いと乗りましたが労いの言葉くらいはくれませんこと…そうですわ
ね、」
実は試合が始まる前、十千屋はセシリアに対してある事を頼んでいた。
その内容は『一夏を
彼としてはこの試合、一夏が勝っても負けてもどちらでも良かったのだ。いや、ほぼ勝つこと無いと踏んでいたのであるが。
それはともかく、彼がこの試合で何かしらの気概を見せるか何かを悟れるかが重要であった。
一応は鍛えさせる身、一夏がこの試合で何かしら変われなければこのまま鍛えても無駄であると思ったからである。
それの確認を第三者のセシリアに頼んだ。
彼女も彼が鍛えさせているのを知っていた為この話に乗りその結果は、
「最初はヘッポコでしたけど、一次移行してからは目が少し変わりましたわ。特に最後の覚悟を決
めた時の目は良いですわね。でも、試合の内容で差し引いて及第点ですわ」
「まぁ、そんなものか。まだ精々1週間それくらいなら何とかかね。…そういや、ご機嫌だなセシ
リア?」
「はい、おじ様。あの時見た優しく強い目もいいのですけど、“一夏さん”の強くて熱い目もまたイ
イものでしたわ」
「そうか、アレの相手は色んな意味で疲れるぞ?」
「はい♪」
まるで面白いものを見たような声色のセシリアに聞き返すと意外な答えが帰ってくる。
彼はしょうがないなという感じで再度聞き返すと彼女は綺麗な笑顔で答えたのであった。
はい、前書きで書いたとおりに十千屋対一夏は次回に持ち越しです。
今回のを書いてる途中で文字数が結構いっていたと気づいたので分ける感じになりました。
そして、何故かセシリアがメインヒロインな回になりました・・・なぜだ?
勿論、十千屋の攻略ヒロインにセシリアは居ません、なのに・・・なぜにwhy?
コレでセシリアに人気が出たらどうしよう・・・(;´∀`)
十千屋のヒロイン達はブキヤ系と決めているのに・・・(汗
そして、ストックが追いつかなくなりそうです。
もしそうなったら2~3日ペースでの投稿は無理になり不定期になりますが気長にお待ちください。
あと、クラス代表決定戦が終わったら人物と設定の設定集を書いたほうが良いのでしょうか?
では、今回は此処まででございます。
そして、感想や誤字脱字・ここが文的におかしい等のご報告も謹んで承ります。
では、もし宜しければ次回お会いしましょう。