どうも、カゲロウ=クローサーです。
現在高度4000mから落下中です。僕達以外にヘッドホンをつけた金髪の少年にどこかのお偉いさんみたいな雰囲気の女子、ジャケットを着た女子と三毛猫が僕達と同じ状態になっている。
「うん、予想通り過ぎて笑う気にもなれないや」
「相変わらずノマイペースダネ」
ある意味テンプレな展開に呆れつつ持っていた杖を振るう。
「『
元々持っていたギフトから派生したギフトで僕が
僕たちはそのまま落ちていくと『プニィ』って軟らかい音と共にスライムの上に落ちた。衝撃はスライムが吸収していたので、実質ダメージは0だ。このアルティメットスライム低反発かつ夏には涼しく、冬には温かいという生活面ではかなり優れた魔物。色も季節によって変えるので、視覚的にも良い状態にさせてくれるのだ。おまけに形も大きさも自在なので休憩や睡眠時にはベッドの形をしてくれるのでぐっすり眠れる。
そんなわけで無事着地したけど地の文が長かったね。
「便利すぎだよね、『
「ヤハハ。それがお前の力なのか?」
スライムから下りて僕が持っているギフト全ての元となっている本来のギフトのあまりの便利さに若干呆れてると、僕達と同じ立場になっていた三人と一匹がやってきた。
「まあね。君達もあの手紙で空に飛ばされたの?」
「そうよ。私は久遠飛鳥。それで、猫を抱きかかえている貴女は?」
「………春日部耀」
「そう。よろしく春日部さん。次に、あの不思議なものをだした貴方は?」
「僕はカゲロウ=クローサー。“トリックスター”って言うサーカス一座の団長をやってるよ。あと、君達と違って
「? それについては後で話してもらうわ。最後に野蛮で凶暴そうな貴方は?」
「見たまんま野蛮で凶暴な逆廻十六夜です。粗野で凶悪で快楽主義と三拍子そろった駄目人間なので、用法と用量を守った適切な態度で接してくれお嬢様。あと、カゲロウの純粋な人間じゃないってのは気になるな」
十六夜君の言葉に賛同の意が籠った
四つは三毛猫を含めた4人と1匹だけど、残りの一つは物陰に隠れているみたいだね。
「こほん。僕自体は地球の、皆とは違うまあ簡潔に例えればパラレルワールドの出身だけど祖父ちゃんがこの箱庭と言う世界の出身者でリアルな魔神なんだよ」
「魔神!? お前は魔神の孫なのか!?」
十六夜君の目が思いっきり光ってる。しかも楽しみが抑えきれない感じだ。
「そうだよ。祖父ちゃんは箱庭で数十年前に滅びた“トリックスター”ってコミュニティに所属していて僕は遺品の旗と祖父ちゃんの能力、サーカス用の道具を受け継いでるんだ」
「遺品? じゃああなたのお祖父さんは……」
「数年前に僕の両親と共に事故でね。元々箱庭でとんでもない位長く生きてたし、どっちみち遅かれ早かれ老衰で死去してしまうだろうって言ってたんだ」
「そう。ごめんなさいね、こんな事訊いて」
「いいよ。事実を受け止めているし。それに祖父ちゃんの故郷に来れたのは幸いだったよ。だからさ、いい加減出てきたら? タイミングを逃して出るに出れない状況になってる説明者さん」
物陰に視線を向けつつ指摘すると、ハンカチで涙を拭いているウサ耳が付いた女性が出てきた。って、あれ?泣いてる?
「えーっと、もしかして今までのやり取りを全部聴いてた、よね?」
「はい。この黒ウサギ感涙しましたのです。カゲロウさんは立派ですよ」
「あはは。なんて言うかすごく恥ずかしいんだけど」←頬を掻いているが、頬は赤い
笑わせる事とかは得意だけどこういうのは耐性がないからなぁ。って
「えーと、箱庭についての説明をしない? 僕は祖父ちゃんから聞いてたから知ってるけど、十六夜君、久遠さん「飛鳥でいいわよ」「……私も名前で」飛鳥さんに耀さんと三毛猫はまったく知らないし」
「そうですね……。カゲロウさん、サポートをお願いします」
「わかったよ。
懐から箱を取り出し、キーワードを発言すると箱はコミカルな音と煙を出しながら破裂。その後、黒ウサギの後ろにホワイトボードが鎮座し、三人と一匹は椅子に座ってていた。
「それじゃ、始めますか。箱庭についての説明会をね」
ヒロインはどうしようかなぁと思ってます。
ジンは初っ端から強化する予定ですが。