魔法科高校に失礼するゾ〜(激寒)   作:ほよ

7 / 10
合間が長くなってしまいました。

風紀委員の仕事の描写って難しい……難しくない?(言い訳)

というわけで、魔法警察だ!編スタートです。



第6話

風紀委員のお仕事は基本的に、

確認、取り押さえ、報告の簡単三ステップである。

 

そう、例えば………

 

☆☆☆☆☆☆☆

 

 

そこでは、新入生向けのオリエンテーションのはずであったのだが、もう一つの部活動との勧誘合戦が始まりそうになっていた。既にCADは構えられ、デモンストレーション用の花火のような魔法が相手に向けられたとき。

 

上からドバーッと降り注いだ水が火に激突し、煙が発生する。

辺りが見えなくなり、ざわざわとする野次馬。

 

そこに一陣の風が吹いて、煙を吹き飛ばす。

 

煙が晴れたとき、黒塗りの警棒が魔法を発動した男の首と激突しそうなくらい近くに添えられていた。

 

「だ、誰だお前は!」

「通りすがりの風紀委員ですよ。」

バチンッ!

 

男が振り向いたとき、そこには1人の背の高い女が立っていた。

しかし、油断したその瞬間、警棒から軽く電流が走り男は電撃に襲われる。

 

「不正魔法使用により、あなたを拘束させていただきます……もちろん、そこのあなたは魔法を発動させて罪を重くするようなことはありませんよね?」

 

女生徒は冷静な言葉と裏腹な柔らかい笑みを浮かべ、黒塗りの警棒をもうひとりの男に向ける。腰が抜けたのかへたり込むもう一人の男子生徒。騒ぎが収まると、更に群集はざわめき出し、人が集まってくる。

 

「皆さん、落ち着いて聞いてください。騒ぎは無事、収めることができました。このような事が無いよう、皆様方もぜひとも魔法の使用にはお気をつけ下さい!以上、風紀委員本部からの連絡でした!」

 

と、デモンストレーション用のマイクを取って話をした後ぺこりとお辞儀をした女生徒は、録画中だということに気づいて胸のレコーダーのスイッチを切る。静かにその場で、通信機にて本部への報告を済ませるのであった。

 

その後、風紀委員が集まって事後処理。見回りが無事再開された。

 

 

☆☆☆☆☆☆☆

 

 

このように、簡単なこと(?)を繰り返すことで風紀委員のお仕事が成り立っている。しかし、その後も続く見回りを終えるまで風紀委員の仕事は終わらない。まさか委員会に放り込まれるとは思っていなかった光であったが、てんやわんやしながらも仕事をこなしていく。

 

そんな非日常の最中に、ある事が起きた。

 

通報があれば、風紀委員である光もその仕事を迅速にこなさなければならない。きちんと整備が行き届いている芝生を突っ切って移動をしている途中、草が自分の足に絡んできて、つまづきそうになってしまう。

 

(あら?草絡まってるじゃな~い?違和感あると思ったわぁ~)

 

そう思い、足を引いて避け、周囲を見渡す。すると人混みに紛れていった学生がいた。追いかけようとするが、既に人混みに紛れて姿が見えなくなってしまった。

 

だが、光の目はある特徴を捉えていた。

そう。赤、白、青のリストバンドである。それは間違いなくエガリテの構成員のトレードマークであり、既にブランシュが動き始めている証拠でもあった。

 

(これは、そろそろ私も覚悟を決めなければならないようですね。)

 

平穏な生活は崩壊へと向かっている。その事を感じながら、光もこの未曾有(みぞう)の脅威に立ち向かうことを決意した。

 

 

☆☆☆☆☆☆☆

 

 

その後は特に何もなく、見回りをしたり、案件を片付けたり。そんなことを繰り返して一週間が経過した。

 

「はぁぁぁぁぁん疲れたもぉぉぉぉん……」

 

と本当にきつそうな顔をした光は、一週間頑張った上に、事務仕事までしている自分への御褒美(OL感)に甘いものを摂取しようと、第一高校の備え付けのカフェにて放課後ティータイムすることにした。

 

こ↑こ↓のカフェのメニューの種類の豊富さに少し驚いてしまったが、メニューを決めた後少し間を持たせ、決め顔でこう言った。

 

「ミルククォクォア……下さい。ホットで。」

 

噛んでしまったが、結構発音も良かったため、誤魔化すために言い切った。

 

ココアを受け取りお金を渡した光は、家に帰りたくなりつつもココアをテーブル席へと持っていき、端の方へと座る。羞恥に頬をほんのりと赤くさせながら頼んだココアをちびちび形のいい口へと持っていく。

 

もう半分は飲んだかなというところで、カフェに客が入ってくることが分かったので、くせでチラチラ横目でみると、見た事のある男子生徒と、見た事のない女子生徒が一緒にこの場所に来ていた。というか、達也と知らない女子生徒だった。

 

(あれは……達也くん!しかも知らない女子と!これ深雪さんが知ったらまずいことになるでしょ!やべぇよ…やべぇよ……)

 

と一人焦る光はココアを飲んで一旦落ち着きを取り戻す。

 

軽い処置として気配を薄くするが、達也と一瞬目が合ってしまった。なので、光は秘密にするからお兄さん許して!との想いを込めて、微笑みを浮かべて片目を閉じる。そのとき口に人差し指を添えるのも忘れずに。

 

光はココアを飲みきってそっと立ち上がると、その場をゆっくり後にした。

 

(後は若いふたりで……とかいってみちゃったりして……お気を付けて。達也くん。)

 

という思いが、氷の女王へと届かないことを祈りつつ。




戦闘シーン(戦闘してない)は、とてもむずかしいとおもった。(小並感)

何となく絡ませ方も思いついて来ました。

入学編も後半に入りましたが。これからもよろしくお願いします。
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