千冬がモンド・グロッソで優勝し、勝利インタビューの言葉を聞いた誘拐犯達は各々思ったことを口にしていた。
「お、おい!織斑千冬は家族思い何じゃなかったのかよ!」「そのように聞いたさ!アイツの家族構成は弟3人妹1人のはず!」「じゃあ何でインタビューで2人の弟って言ったんだよ?!」「知らねぇよ!もしかしたらあの噂もほんとだったのかもしれねぇ・・・・・」「あの噂?なんだよそれ」「織斑家には1人の落ちこぼれがいるって話だ。もしそれがほんとだとすればこのガキがその落ちこぼれなのかもしれねぇ・・・・・」「だとしたらどうするんだよ・・・・・」「・・・・・コイツ・・・・・辛い人生歩んできたのかな・・・・・」「「「「え?」」」」
1人の誘拐犯が雪七を心配したような言葉を述べると他のメンバーは唖然とした。
「・・・・・だってよ・・・・・周りは優秀な兄姉に囲まれてるんだろ?だとしたらやることなすこと当たり前って思われてもおかしくねぇじゃん?どれだけ頑張っても、どれだけいい結果を残しても、全てが優秀な兄姉のせいで当たり前に思われる・・・・・もし俺がその立場だったら・・・・・既に命を絶ってるよ・・・・・」と思いのうちを語ると誘拐犯達は沈黙した。
そして・・・・・「・・・・・誘拐して済まなかった。謝っても許してもらえることじゃないことはわかってる。お前が望むなら警察に突き出してくれて構わない。俺たちはそれだけの事をした。お前には、俺たちを罰する権利があるからな・・・・・」と雪七に雪七のことを案じてくれた誘拐犯が語りかけた。
(・・・・・僕、どうしたらいいの?)と雪七が困惑していると雪花が[ユーくん、今あるISから連絡が来たんだけど、ここに束お姉ちゃんが向かってるんだって!]と伝えると(ニュ?!束ねぇが?!どうして・・・・・)と疑問を感じた。
(僕は千冬お姉ちゃんに見捨てられた。そんな僕を認めてくれる人なんていないもん。)と自虐的な思考をしていると『・・・・・バカ!』と雪花が怒鳴り[ユーくんのことを誰よりも心配してくれてるの束お姉ちゃんなんだよ?!束お姉ちゃんがワタシをユーくんに渡したのはユーくんが心配だから!なのに・・・・・どうしてそんなことを言うの?!]と雪花に怒られ、(・・・・・僕はこれからどうなるの?!もうあの家に帰れない!だったらここで死んだほうが)[そんなのダメに決まってるじゃん!](?!)
雪七が死を覚悟しようとしたために告げようとした言葉を遮ると雪花は[ユーくんが生きてるから束お姉ちゃんはほかの人を知ろうとしてる!ユーくんがいてくれたからISである私たちの新たな可能性を模索してくれてる!ユーくんがいてくれてるからワタシはここにいるんだよ?!だから・・・・・死んだ方がいいだなんて言わないで!]と雪花に怒られたその時、『ゆーくん無事?!』と聞きなれた声が頭に響いた。
『ゆーくん、もし無事なんだったら返事をして!返事の仕方がわからないなら、雪花とお話する感じでいいから!』と紛れもなく束の声だと判断した雪七は
(聞こえるよ。束ねぇ。)
と答えるのが精一杯だった。
が、束にとってはそれで十分だった。(ゆーくんの声が届いた。なら間違い無くここにいるね。早く助けなきゃ)と頭で整理し、「・・・・・とりあえずゆーくんを誘拐した奴らは罰与えないとね・・・・・」とだけ呟くと身にまとったIS《兎月》でレーザーを放ち、入り口を確保した。
それからは束の独壇場と化す。束は兎月を巧みに操り迫ってくるIS部隊を1人、また1人と行動不能に追い込み、そいつらの使っていたISのコアを抜き取ることをしていた。そして、ようやく雪七の元にたどり着いた時、雪七の近くに一人の男が近くにいたためその男に「・・・・・あんた誰?ゆーくんになにかするつもりならお前を撃ち抜く」とレーザーライフルをその男に向けて引き金に指を掛けた。が、
「・・・・・束ねぇ、この人は大丈夫。僕のことを心配してくれたから・・・・・」と束に告げると束は戸惑った顔をしだしたが、雪七が説明を重ねる毎に束の顔から戸惑いの色は薄れ、「・・・・・とりあえず君はゆーくんの事を本気で心配してくれてたんだ・・・・・でも、誘拐したことに変わりはない。」と告げると男は覚悟していた様子で「・・・・・罰ならなんでも受ける。俺は・・・・・それだけの事をしでかしたからな・・・・・」と告げた。
その様子を見た束は「・・・・・そういえば、まだ私の立ち上げた会社の社員、まだまだ募集中なんだよね~」と呟きそして、「・・・・・という訳で!君さ、私たちと一緒にこない?」と男に尋ねた。
「・・・・・は?」
その男は呆けた声を出してしまったが束は気にせず「君はゆーくんのことを案じてくれた。ゆーくんも君には心を開き始めてる。そして君は罰ならなんでも受けるって言ったよね?なら、私と一緒に来て、私の会社で働くこと。それが私の与える君への罰。」と告げる。
男は「・・・・・そ、そんな罰、聞いたことがないぞ・・・・・」と疑いを隠せないでいたが、「・・・・・だがそれが俺に課された罰だと言うなら・・・・・喜んでその罰を受けるさ!」と承諾のいを示した。
それからは早かった。ほんとに早かった。雪七の拘束を数秒で解き、男共々束が抱え、兎月の最高速度でなおかつ2人が息しやすい速度を保ちながら孤児院へと向かっていった。
それから数十分後に千冬がその場に到着したことは束しか知ることが無かった。
(・・・・・ゆーくんのことを家族だと思ってないなら・・・・・私がゆーくんを保護する!もう・・・・・お前は私の敵だよ・・・・・織斑千冬・・・・・じゃあね、私の唯一の同級生の友達。ゆーくんのことをもっと理解していてくれたら、私はお前とゆーくんを切り離すことは考えなかった。これからこのことを後悔して生きて行きなよ?今まで、楽しかったよ・・・・・ちーちゃん・・・・・)と束が思っていたことは束のISである兎月のみ知ることとなる。
(´・ω・)=3
書けた書けた
相変わらず駄文だわ・・・・・
誘拐犯で雪七を案じてくれた男の名前どうしよ・・・・・
考えが浮かばない・・・・・
それはともかく、新しくお気に入り登録してくださった皆様、読んでくださった皆様、誠にありがとうございます。
感想や誤字、そして誘拐犯の男の名前など、ございましたらぜひお願い致します。
ではまた次回