雪七がイギリスに向けて全力で飛んでる頃、束は一夏達と合流していた。
「・・・・・束さん、お久しぶりです。」と一夏が言葉を告げると「いっくんもまーちゃんも久しぶり。」と束は言葉を返した。
それからお互い言葉を失い沈黙が走る。「・・・・・束さん、ユキの事についてなんだけど・・・・・」と円が質問する形で沈黙を破った。
「ユキは今何をしてるの?束さんは今何をしようとしてるの?」と円が束に尋ねると「まず私のことから。私はね?この世界の不条理を元に戻したいと思ってる。だから私はある会社を立ち上げたの。二人も知ってると思うけどそれがワンダーラビット社のことだよ。ユー君はそこで技術開発部最高責任者として力を発揮してるの。」と答えた。
一夏と円は雪七が働いていることに驚いたがそれ以上に「ちょっと待ってくれよ・・・・・雪七がワンダーラビット社の技術開発部最高責任者?束さん、冗談を言うのは・・・・・」と一夏が信じられないという思いを込めて質問するが束は「冗談じゃないよ?ユー君はホントの意味で天才でね。ユー君は機械のことに関してなら私以上の技術を持ってる。今では機械の技術は私を超えてるよ。」と束以上の天才になってると予想の斜め上をいく答えが返ってきた。
その事に一夏と円は唖然としている時、【お姉ちゃんメールだよ】と束の携帯にメールが届き、「ちょっとごめん、メール確認するね」と2人に断りを入れて確認する。その内容が〔束お姉ちゃんへ、今ゆーくんと一緒にイギリスに向かってます。理由としてはゆーくんの大嫌いな人たちが女の娘の誘拐をしてるところを見ちゃったから・・・・・だから私は止めないでゆーくんの力になります。今のゆーくん、マジギレしてるからもしかしたら誘拐した人たち殺しちゃうかも・・・・・だから一応束お姉ちゃんに伝えておいた方がいいなと思ってメールにしたの。あと少しでイギリスに付いちゃうからこの辺で・・・・・ by雪花〕
と書かれていたため、「・・・・・何やってるの?!ユー君!?」といきなり声を張り上げたため一夏と円は気になり、メールのことを聞いてきた。束はメールの内容を簡潔に述べると二人の顔も驚愕に染まり、「・・・・・束さん、雪七を止めるなら俺達も連れていってくれませんか?」と束に無茶なお願いをしていた。
「・・・・・いっくん、何言ってるのか分かってる?」と束はいつになく冷たい口調で一夏に聞き返すが一夏は「もちろん理解してます。俺は男だからISに乗れない。でもそれでも!雪七を止めたいんです!」と本気であることを伝える。
「・・・・・束さん、私も連れて行って欲しい。」と円も一夏に続き束にお願いをし始めた。「私ならISの適正もあるからISを貸してくれれば兄さんを運べる。ユキを止めることにも協力出来るから」と円も一夏に続き行く気であることを伝える。
その2人の顔を見て束は(・・・・・やっぱりこの2人はユー君の事になると自分の危険を考えてないよね・・・・・まぁ気持ちはわかっちゃうから無下に出来ないし・・・・・どうしよう・・・・・)と考え込んでいたがそんな時、「束様、念のために持ってきていた二つの試作機の調整が終わりました。」とクロエが傍に置いてあったロケットから出てきて束に伝えると束は決死したのか二人に向き直るとすぐさま言葉を告げる。
「いっくん、まーちゃん。2人は今の生活が壊れても文句言わない?」と二人に告げると2人は無言で頷く。
その様子を見た束は少し考え込み、「それなら付いてきて」と2人を連れて傍に置いてあったロケットの中に案内し、「いっくん、本気なら・・・・・この子に触れてみて。」と一夏に2機あるうちの1機に触れるよう促す。
一夏は覚悟を決めたかのように躊躇いなくそのISに触れるとISが光を放ち一夏を光が包むとそこにはISを纏った一夏がそこに居た。
「・・・・・こ、これって」一夏が自分自身に何が起きたのか理解出来てなかったため束が「・・・・・その娘はユー君が初めて1人で作り上げた試作機の娘だよ。コアから全部、1人で作り上げて・・・・ね」と告げ更に「その娘のコンセプトは男の子でも動かせるISだよ。だからいっくんでも反応できたの」と当の本人である一夏は未だに処理が追いついてなかったが[あなたが雪七様のお兄さまですか?]と声が聞こえたために一夏は首を振り声の発生源を探す。が、[顔を振られても意味無いですよ?何せ、私が話しかけているので]と告げられてようやく「・・・・・もしかして今俺が乗ってるISなのか?」と思わず声を出して聞き返すと「いっくんどうしたの?」「兄さん、いきなり何を?」と束と円に変な顔されるが[はい、今あなたが乗ってるISである私があなたに話しかけております。なお話す時は頭の中で言葉を話すようにしてくだされば会話ができますよ?]と告げられたため、(・・・・・こんな感じていいのか?)と試しにして見ると[はい、ちゃんと聞こえます。]と返ってきた。
その様子をただ見ていた束と円だが束はあることに気がついた。「・・・・・もしかしていっくん、その娘の言葉分かるの?」と尋ねると一夏は無言で頷く。一夏はISと話を始めたのかまた黙り込むと束は円に向き直り、「・・・・・まーちゃんもその娘に触れてあげて」と円に促すと円もISを纏った。
束はその様子を見て「いっくん、まーちゃん。今からイギリスに向かうけど一つだけ注意してほしいの。」と告げると一夏と円は束の言葉に耳を傾ける。
「私達は今から行うことは不法入国に当たる。だからあまり人に見られてはいけないの。特にいっくんは絶対見られてはダメ!」と言われ一夏は軽く頭をひねるが答えがわからず疑問に思うだけだった。
「いっくんはまだ見つかっていないISの男性操縦者になっちゃう。そうなれば全世界の国々がいっくんを研究の材料にしようといっくんを捉えに来るかもしれないの。だからいっくんはフルスキンでなおかつ変声機を使うこと。」と言われようやく納得した様子の一夏。
そして・・・・・「これから行うことはいっくんのサポート、及び誘拐された子の救出。全力で飛ばすから無理だと思ったらロケットにしがみついてね。クーちゃん!発射の準備は?」と内容を告げ、クロエにロケットの状態を聞くと「はい!問題ございません。今すぐにでも飛び立てます。」と返答。
その言葉を聞き、束は「・・・・・それじゃ、任務・・・・・開始!」と告げ束は自分自身のIS《兎月》を駆り一夏と円は名も無いISで駆け、クロエはロケットの中で操作し束達の後に続く。
このことが起きたのは雪七がイギリスに向かい始めたタイミングであったため、合流出来るかどうかはまだ分からない。
だが、4人の心は((((必ず雪七(ユキ)(ユー君)(雪七様)に追いつく!))))と一つに纏まっていた。
という訳で今回は一夏達サイドでした。
今までで一番長かった・・・・・てか会話文多い・・・・・
こんな駄文ですが読んでくださると嬉しいです。
ではまた次回