一夏と円にクロエ、そして束の4人が全速力で日本からイギリスに向かいだした頃、雪七はイギリスのとある空中にて待機していた。
(・・・・・雪花、あの倉庫の中に誘拐したヤツらと女の子を除いて何人?)と雪花に尋ねると[・・・・・その4人の他にISを持った女が6人いるね。ISとの戦闘は避けられないかも・・・・・]と答え、(・・・・・その娘達とお話できるようにできない?)と再び雪花に尋ねると[・・・・・出来なくはないけど少し時間かかっちゃうよ?](それでもいいよ?なるべくISの娘達には傷つけたくないから・・・・・)と雪七は心の底からの本意を伝える。
そして(・・・・・お話できるまでの時間稼ぎをしながら動くから雪花、全力で守りに行くよ!)とだけ伝えると雪七の姿に少し変化が見られた。
今までは両肩の少し上にアンロックユニットが一つずつだったのに対し、今の姿は氷の枝が背中から生え、その枝からまるで鳥の羽のように桜や薔薇の花びら、そして雪の結晶の形をしたものがびっしりと連なっていた。その姿はまるで一人の妖精みたいであった。
そのような姿になり両手には大型ライフルカノン【フリージア】が収まっており、腰には二振りの刀、大太刀の【氷牙】小太刀の【雪牙】を携えていた。
(・・・・・・・・・・・・・・・雪花、行くよ!)とだけ雪七が告げるとその場から倉庫に向かって急降下し、扉を【フリージア】でぶち抜くと同時に雪の結晶の形をしたものが女の子の周りを纏った。
扉を破壊されたことに気を逸らされた奴らは「な?!何が起きた!?」「知らねえよ!とりあえずあの娘をしっかり見とけ!」とパニックになるもの、冷静に指揮するものと別れたが、『その娘は返してもらいますよ。』と雪七が雪花の変声機を通して声を出すと同時に扉を壊したときに生じた煙が晴れ姿を顕にした。
その姿を見た者達は「・・・・・あ、IS・・・・・だと?!」「いつ俺達の居場所が?!」「ヒッ?!お・・・・・お助け・・・・・」と男どもはほざき、「・・・・・どこの誰か知らないけど、あたしらの邪魔するなら消えてもらうよ!!」とISを纏いながら現れた女が啖呵を切り攻撃を仕掛けてきた。その攻撃を雪七は体を少しひねるだけでかわし、【フリージア】をバススロットに収納すると同時に【雪牙】の峰で切りつけた。
その様子をあとから出てきた五人が見ており、「・・・・・あのISを奪うわ。各員戦闘準備!」とラファールを纏った女が指示を出すと残った4人も各々武器を出し雪七に攻撃を仕掛けた。
あるものはガルムと呼ばれる機関銃で、あるものは葵と呼ばれる刀で、あるものはレーザーで雪七を攻撃した。・・・・・が、雪七はまるで無傷だった。
その事に驚きを隠せないでいる女どもをまとめて相手するかのように背中の羽の薔薇と桜の形をしたものが一気に宙を舞い始めた。
『さぁ、吹き荒れろ!フラワーブリザード!!』とだけ声を発すると薔薇の形をしたものからはレーザーが、桜の形をしたものは刃となってISを纏った女達に牙を向いた。そしてレーザーと刃の嵐が止む頃には雪七を除く全てのISのシールドエネルギーが底をつきかけていた。
(・・・・・雪花、まだコンタクト取れない?)と雪花に雪七が話しかけると、[実は少し前から出来てたよ?]と言われ項垂れるが、(・・・・・スグにお話させて?)と雪花に伝えると[・・・・・]雪花の反応が無かったため雪七は変わったものと判断し(・・・・・はじめましてでいいよね・・・・・)と話しかけると[ヒッ?!ひゃい!?]と当然のごとくテンパっていた。
そんな様子を雪七は流し(僕の名前はユキナ・ワンダーランド。君は?)と自己紹介をすると同時に相手のことを伺う。[わ・・・・・私は・・・・・名前・・・・・ない]とだけ告げると雪七は(ウ〜ン・・・・・それならイヴでどう?君の機体名のラファール・リヴァイヴから取ったんだけど・・・・・)と名もないリヴァイヴに話しかけると[・・・・・私に・・・・・名前・・・・・つけて、くれる・・・・・の?]とオドオドした雰囲気を出しながら尋ねて来たため雪七は(もちろん!僕はISを女の子としか見てないもん!だから名前考えるの。ISだって生きてるからね♪)と自分の想いを伝えると[・・・・・う・・・・・嬉しいです。いままで私達の事は兵器と、道具としか見られてなかったから・・・・・グスッ]と言い切ったあとに少し鼻をすする音が聞こえた(ような気がした)。
(・・・・・僕は今から君たちのコアを抜き取るつもりだけど、君たちは大丈夫?)と雪七が気遣って確認をとってると[もちろん!こんな人たちに使われるくらいならあなたにすべて委ねてもいい!!]とイヴにハッキリと言われたために雪七は決心した。
(・・・・・分かった。なるべく痛みの無いようにするから、少しの間、我慢してね?あ、あと他の子達にもそのように伝えてて?)とだけ伝えるとイヴをまとっている女を始め、ISを纏っている女達に意識をむけなおす。そして『あなた達のような、心無いクズなおばさん共がいるからIS達は宇宙を飛べないでいるんだ!!あの人の夢を潰しているんだ!!あなた達のような・・・・・お前らのような奴らにIS達に乗る資格はない!!!行くよ!雪花!!《唯一機能:氷雪乱舞》!!!』とだけ言い放つと雪七の背中の羽が全てなくなりまるで吹雪のように吹き荒れ始め、ISを纏った女達に牙を向いた。
攻撃を加える際に全てのISからコアにダメージを与えず的確に抜き取りつつも操縦者達には絶大なダメージを与え続けていた。
そして攻撃が収まるとそこにはISだったものを纏った傷だらけで満身創痍な女が6人転がっており、その姿を見た3人の男達(誘拐したヤツら)は腰を抜かしていた。
ザッザッザッ・・・・・
雪七が男どもに近づくと男どもは恐怖によってか泡を吹いて気絶した。そして誘拐された女の子はとても怯えていたがしっかりと雪七のを視線で捉えていた。
『・・・・・怪我は無い?』と女の子に話しかけると女の子はビクッとなったがそれでもしっかりと首を縦に振り肯定した。
その様子を見た雪七は『・・・・・良かったぁ~』とだけ呟き緊迫した雰囲気を霧散させた。そして『君を助けることが出来てほんとに良かったよ・・・・・誘拐されるなんて辛い経験はやっぱり他の子達にさせたくないし・・・・・何も無くてほんとに良かったよ~』とまるで自分に言い聞かせるかのように話し出した雪七だが女の子がある言葉を呟くと雪七の雰囲気が一気に冷たいものに変わった。
それは
「・・・・・あなたも・・・・・誘拐されたこと・・・・・ある、の?」
また時間が空いた・・・・・例の如くって感じになってる希ガス
とりあえず更新できました!
今回は雪七の独壇場でしたね!
今回出てきた武器などの紹介入れておきます。
大型ライフルカノン【フリージア】
雪七のメインウェポンの一つ。大きな特徴はBT兵器として完成されたライフルカノンであり威力はもちろん、口径や射程を自由に変えることが出来る。さらにBT兵器としては異色な連射機能も搭載。連射速度は機関銃よりも少し遅いくらい(フルオートのプルバックレベル)
更に実弾も撃つことが出来るため、対BT兵器対策をした相手にも対実弾兵器対策した相手にも通用する多機能万能型大型ライフルカノンである。
大太刀【氷牙】
束が雪七の為にと全身全霊で作り上げた大太刀。雪七の技量ではまだ無理だがその気になれば斬撃を飛ばすことが出来る。唯一機能を使うと刀身から光の粒子が溢れ出て刀身の軌跡からレーザーを発射させることも可能
雪七はまだあまり使いこなせてはいない。
小太刀【雪牙】
大太刀を束が作り上げたため、もう一つ接近武器欲しいと思った雪七が自分の力だけで作り上げた小太刀。スペックは氷牙よりも劣るが、小回りの良さから雪七の愛刀になっている。こちらは唯一機能を使っても変化はしない。
が、こちらばかり使うため束が少し拗ねているとか
背中の羽
本気を出した雪花の姿(正確には本来の姿)
〇氷の枝・・・・・大型スラスターと同様の推進力を生み出すことが出来る。
〇雪の結晶・・・・・シールドピット。結晶が点となり複数が形を取り、点と点が線で結ばれて初めてシールドが出来上がる。最低3個は無いとシールドにならないため注意が必要。点の数が増えれば増えるだけ強固なシールドになる。シールドピットの数は300
〇桜の花びら・・・・・ブレードピット。桜の花びらの二つに分かれている所の丸みを帯びている当たりから刃渡り30cmのレーザーブレードが出現。雪七の使い方次第では敵に当たる前に瞬間的にブレードを出すことが出来るなど意外と凶悪。ブレードピットの数は900
〇薔薇の花びら・・・・・レーザーピット。薔薇の花びら1枚1枚がレーザーの発射口であり雪七が一番使うピットでもある。レーザーの色は雪七の気分次第だが唯一機能を使うと白に統一される。フレキシブルは既に習得済みのため全方位360°あらゆる方向からの狙撃が可能。レーザーピットの数は1200
唯一機能:氷雪乱舞
本来はかなり薄い水色をしている機体だが唯一機能発動後は機体の色が真っ白になり更に全ての武装、全てのレーザーの色までもが真っ白になりシールドピットですら攻撃に回すため、計2400ものピットが常に攻撃を行い続ける。なお2400もの数を雪七自身で動かしており更には自分すらも自由に動きながら狙撃が出来るなど、もはや国家代表のレベルを凌駕してしまっているのは束しか知らない
イヴ【ラファール・リヴァイヴ】
雪七によって名前をつけてもらったラファール・リヴァイヴ。現在は雪花のバススロットの中に収まっており、コアの意識ははっきり残っているとか
とまぁこんな感じですね。・・・・・雪七の強さがチート化してる気が・・・・・
こんな駄文ですが感想などございましたら是非よろしくお願いします。
ではまた次回!