僕は雄二達が作ってくれたチャンスを
活かして、友香ちゃんに告白すると
決めた。でも、やっぱりいざその場に
なると、緊張して言葉が出ないや……
友香side
観覧車が止まってから明久君の態度が変だわ
でも、今なら言えるかも……
明久君の事が好きって。
でも、凄く恥ずかしい……
明久君と出会って毎日が新鮮で
楽しくて、何よりも彼のそばに
居ることが凄く心地良い……
だからこの関係を壊したくない……
でも、彼とずっと一緒に居たいわ……
私は勇気を振り絞って告白しようと明久君に
声をかける
「明久君」
「友香ちゃん」
お互い同時に名前を呼びあった
友香sideout
まさか、友香ちゃんとハモるなんて僕は
思っていなかった
「ゆ、友香ちゃんからいいよ///」
「えっ///あの……その……やっぱり明久君
お願い?」
何か凄く動揺してる友香ちゃんは
可愛かった。
「う、うん///あのね……僕……」
えっ?もしかして、これは明久君が告白しようと
してる?
ダメダメ、変な期待したら後が辛いだけだわ
「う、うん///」
「僕、今まで毎日の用に友香ちゃんと一緒だったけど、これからも
友香ちゃんと一緒に居たいんだ。
友香ちゃんは美人だし、料理も上手くて
凄く優しいし何よりも僕にとっては大切な人だから……
だから……その…僕はそんな友香ちゃんの事が
大好きです。友香ちゃんが良ければ、僕と
付き合ってください。」
そう言って僕は頭を下げた……
でも、返事が返って来なかったから
僕は少し頭を上げてみる……
そこには
「…………グスン……ポロポロ」
泣いてる友香ちゃんが居た
「ゆ、友香ちゃんごめん……泣かせてしまって……
嫌だったんだよね……本当にごめんなさい。」
「ち、違うわ!嫌なんかじゃなくて
嬉しかったから……明久君も私と同じ気持ちだったって
知れて凄く嬉しかったから、だから涙が出たの。」
そう言って友香ちゃんは僕に抱きついてきた
「えっ///あの、その……それって?」
「明久君の事は私も大好き!
こんな私で良ければお願いします///」
そう言って友香ちゃんは目をつぶった
これって、もしかして?
いいんだよね?
自分の心に自問自答して僕は友香ちゃんにキスをした
それは、ほんの数秒だったけど僕にとっては凄く長く
そして甘い時間だった
「本当に明久君は鈍感よね///
私結構頑張ったのにな///」
「ごめん…」
「ふふ、いいわよ。でも、約束して?
どんな辛い事でも、一人で抱え込まないで
私に言ってね?私は貴方の彼女なんだからね///」
「う、うん///約束するよ」
「後ね、絶対に離さないでね?」
「うん、もちろんだよ。友香ちゃん」
「ふふ、ありがとう。それと恋人になったんだから
もう、ちゃん付けしなくていいのよ明久?」
「う、うん///友香」
こうして二人はお互いが離れないように
もう一度、キスをした。
まるで誰かに誓うように……
今回はここまで。