Road to ポケモンマスター ~ジョウト地方編~ 作:鍋奉行Lv5
ワカバタウン~プロローグ①~
ここはジョウト地方
古風漂う街並みがこの地を彩る中で、多くのポケモントレーナーが日々を過ごす
そして、ここ小さな田舎町ワカバタウンから2人の少年少女が新たな旅に出ようとしていた
ゴールド
「俺の名前はゴールド、競争事は1番じゃなきゃ満足いかない!
だって金賞以外なんて格好悪いだろ?
そんな俺には憧れの先輩がいる。3年前にカントー地方で若くしてポケモンリーグを制覇し、悪党の親玉を倒しその名を轟かせた…レッドさん!
テレビを通じて観たその雄姿が俺の眠ってた闘志を奮い起たせ…」
???
「とか何とか私の隣で延々と喋るのやめてくれるー?
その話、聞き飽きたってばぁっ!」
ゴールド
「別にいいだろ、本当の事なんだからさぁ。クリスはいちいち細かい事に口うるさいんだってば!
今日は俺がワタルさんを倒して、このジョウト地方のチャンピオンになるその旗揚げの日なんだからっ!!」
クリス
「…と、このゴールドとは家が隣で、所謂幼馴染みの関係。
人の事散々言っておいてなんだけど、私にもこの地方で昔から伝わる伝説の3獣を追い求めるっていう夢があるの!!」
ゴールド
「さ、だらだらと時間費やしてないでポケモン貰いに行こうぜ!
電話でアポ取っておいたから博士も研究所に居るはずだからよ!」
2人は駆け足で町にドシンと目立つよう構えられた博士の研究所に向かう
ゴールド
「おっ邪魔しま~すっ!!
ウツギ博士、予約しといたゴールドとクリスです!博士~!?」
研究所内の奥で誰かと電話している優男風な博士
ウツギ
「そうそうっ、ピカチュウは既に進化した姿だったんだよっ!
これを学界で発表すれば、また有名になっちゃうかなぁ~?」
クリス
「(この方がウツギ博士。研究熱心で、ポケモン界では卵や進化について多くの成果を発表して注目されてるんだけど…、ご覧の通り、どこか抜けてるんだよね。)」
ゴールド&クリス
「博士ってば!!」
その声に驚き、ようやく2人の存在に気づくと、すぐに受話器を置き駆け寄る
ウツギ
「いやぁ~、ゴメンゴメン!今ね、カントー地方のオーキド博士の助手に気の合う友人がいるんだけど、つい無我夢中で長電話しちゃって…。
では、改めて…え~ゴホン!君達は今日から正式なポケモントレーナーとして旅立つ訳だが、これよりどんな困難をも共にする相棒となる最初のポケモンを与えよう!!
まずは、その見た目に愛着が湧き、沢山のトレーナーを魅了してきた…草タイプのチコリータ!
臆病だが、信頼を置いたトレーナーの前では業火をたぎらす…炎タイプのヒノアラシ!
お転婆だが強靭な顎で敵を蹴散らす…水タイプのワニノコ!さぁ、選びなさい!!
(ふぅ~っ、この台詞噛まずに言えた~!)」
ゴールド
「俺はこのワニノコって初めから決めてたんだ!
ヨロシクな、ワニノコ!!」
喜びを表現したかったワニノコはゴールドの腕を甘噛みしたつもりだったが…
ゴールド
「いててててっっ!離してくれってぇ~っ!!
いきなり噛みついてくるなんて、暴れん坊すぎるだろぉ。」
ウツギ
「それは彼なりのスキンシップだよ、君になついてる証拠だ。
さて…クリス君はどの子に決めたかな?」
クリス
「チコリータに決まってるじゃない!私はね、外観から入る性格だから愛くるしいポケモンが超好きなの!!」
ウツギ
「2人共その子達を大事に育ててね!ポケモンはトレーナーとの絆が将来の強さを左右するといっても過言ではないからね。」
ゴールド
「(こいつと一緒に各ジムを攻略し、いずれはポケモンリーグ…いや、チャンピオンリーグを制覇してやる!)
そして…。」
東の海を遠く眺めるゴールド
行く手を阻もうと波が高くうねる
クリス
「…ゴールド?」
ゴールド
「この遥か東に俺の最終地点があるんだ!どんな荒波だって越えてみせるさ!!」
ウツギ
「初志貫徹の意気込みを表明して気持ちが高揚してるとこ悪いんだけど、1つ手伝い頼まれてくれないかなぁ?
隣町のヨシノシティにいるポケモン爺と呼ばれる人から卵を預かってきて欲しいんだけど…、僕はいち早く研究結果をレポートにまとめたいからさぁ…お願いっ!!」
クリス
「簡単なお使いですね、良いわよね、ゴールド?」
ゴールド
「え~、面倒臭い。俺は今すぐにでも1つ目のバッジをゲットしにいきたい…」
クリス
「旅は道連れって言うでしょ!?
トレーナーたる者、人助けだって修業の一環だと思わなきゃ!
さぁて、ヨシノシティに出発ぁーつ!!」
こうして始まった2人の旅は序盤から波瀾万丈な展開に。
無事に卵を引き取りに行けるのか!?