Road to ポケモンマスター ~ジョウト地方編~ 作:鍋奉行Lv5
長閑な町に朝が来た!
ゴールド
「ふぁ~、よく寝たぜ。今日までにキキョウシティに到着して、明日にはジム戦って予定でいくぞ!」
クリス
「ジムはどこにも逃げないんだから、ゆっくり行こうよー。
それに、あんたジム戦を甘く考えてると痛い目見るわよ?
ジムリーダーはポケモンリーグに参加できる為の素質があるかどうか試される…いわゆるトレーナーへの試練。
各街で待ち構える8人のジムリーダーを倒し、8個のバッジを揃えてようやく大会への挑戦が認められる。生易しいものじゃないんだからね?」
ゴールド
「大丈夫だって!あ~疼々してきたぜ!!
んじゃ、キキョウシティ向けて出発ー…」
???
「待たれいっっ!!」
急に呼び止められ、ズルッと躓くゴールド
???
「お主ら、その風貌からして新人のトレーナーじゃな?
分かる、わしには分かるぞ、その恐がることなき潔い冒険心…しかぁぁし!そういう者に限って大怪我をするもんじゃ。」
ゴールド
「初対面でかなり言ってくれますね…、お爺さんは誰なんですか?」
???
「ふふふ…よくぞ聞いてくれた。わしは、そんな右も左も分からないような新人トレーナーに少しでも旅の心得を教えてあげちゃう、なんとも優しい通称・案内爺ちゃんでぇす!」
ゴールド
「案内爺ちゃん!?」
するとクリスが雑誌の“ポケるるぶ“を開き始める
クリス
「あっ!このお爺さん、雑誌にも載ってるーっ!!
なになに…旅を始めたばかりの新人トレーナーさんが会っておきたい人グランプリ、堂々の1位よ!!」
ゴールド
「有名人なのかよ!笑
でも、俺みたいな天才…」
クリス
「ポケモンの捕まえ方すら知らなかった超がつく新人さんなんだから、素直に案内してもらうわよ!!」
案内爺
「久々に腕がなるわい!では…まず、この赤い屋根がトレードマークのポケモンセンター!
ここではなんと、傷ついたポケモンを無料で治療してくれるサービスをしとる。また、行き交うトレーナーの憩いの場としても利用されとるから、たくさんの情報が集まるやもしれん!
さらにさらにっ、ここに勤める女医(ジョーイ)さんが美人ばかりでのう…ムフフ、声をかけるのがわしの楽しみなんじゃよ。」
クリス
「ポケモンも闘ってくれるんだから、傷ついたらちゃんと養ってあげないとね!」
ゴールド
「へぇ、何回もお世話になりそうだな…。」
案内爺
「よっしゃ、次は隣の青い屋根の建物。ここは、フレンドリィショップと言って、冒険に役立つ道具を売っている。
傷薬にモンスターボール…大抵の道具はここで揃うはずじゃ。
備えあれば憂い無し、足りなくなったら迷わず買ってしまうことじゃな!
それと…ここの店員さんは、若くてフレンドリィでな、つい立ち話が過ぎてしまうんじゃよ…がはははは!!」
ゴールド
「(さっきから聞いてると、もしかしてこの爺さん、ただのスケベなだけなんじゃねぇか?)」
案内爺
「して、有名なコガネシティにあるコガネ百貨店はそこらのショップの比ではない数の商品が並んでおる!」
クリス「あ、あたし知ってます!
西のコガネに東のタマムシって、全国二大デパートですよね!
滅多に手に入らない目玉商品が出回ったりして、各地から訪れる人も多く、ジョウト地方メジャースポットの1つなんだから!!」
ゴールド
「へぇ~、俺はそんなに買い物に興味ねぇからな。」
クリス
「行ったら嫌でも飛びつくわよ?
私もそうそう行ける機会なんて無かったからこの旅を機に訪れてみたかったの!」
案内爺
「そして…ここがわしの家じゃっ!!」
ゴールド
「いやいや、教えてもらわなくて結構だし!笑」
案内爺
「何を言うか!わしは昔ここらでブイブイ言わせててな…、地元じゃちょいと噂されとったんじゃぞ!?
それに、息子はもっと有名…何とかの大会で優秀な成績を残したんじゃ!」
クリス
「その息子さんは、今家に居られるんですか?」
案内爺「知らんっ!あいつは親に何も言わず、カントーに旅に出よって、それから音信不通じゃよ。
まったく、どこで何をして元気かどうかも分からずじまい…親不孝な奴じゃよ!
ま、どこかで会ったら帰ってくるよう一言言ってやってくれ。」
ゴールド
「息子さんの名前は?」
案内爺
「…銀二朗じゃ。歳はもう40過ぎになるかの。」
ゴールド
「銀二朗さんですね、分かりました!
それじゃ…色々教えてもらったことだし、そろそろ行くとします。」
案内爺
「うむ、旅の健闘を祈っておるぞ!
わしの事は忘れちゃ嫌ンヤンマ…ってな!!笑」
二人は苦笑いしながらヨシノシティを後にする
見送った案内爺は家の中に飾られた1枚の写真を眺める…そこには、悔しそうに賞状を握る銀二朗と誇らしげにトロフィーを掲げるジョウトの現チャンピオン…ワタルの姿が映っていた
この写真は一体!?
そして、ゴールドとクリスは最初のジムのあるキキョウシティを目指す為、30番道路を行くが…何やら木陰に隠れて様子を伺う怪しげな少年が待ち構える!