Road to ポケモンマスター ~ジョウト地方編~   作:鍋奉行Lv5

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キキョウシティ~愉快な講義!?~

ハヤトからの提案でトレーナーズスクールに行くことになったゴールドとクリス

場所が分からず立ち往生していると…

 

小肥りの体型にピチッと決まったスーツを着た男性がゴールド達に話しかけてきた

 

???

「Hey、you達観光客?キキョウシティを満喫してるかな?

ここは古き良き景色が色濃く残った街、1度来たら戻ってきたくなるような魅惑が詰まってる…、きっと君達は既にその虜となってるはずだよ~!」

 

ゴールド

「(うわぁ、俺の苦手なタイプだ。)…どうすりゃいいんだ、クリス?」

 

クリス

「どうせ観光案内のキャッチかなんかだって。深く関わらない方がいいわよ。」

 

男性に聞こえない小声で会話をする2人

 

ゴールド

「あっ…、じゃあトレーナーズスクールってどこですか?俺達1度覗いてみたくって。」

 

クリス「はぁ~、聞く耳もたんのかいっ!」

 

???

「まままままさかっ、you達入学希望の子っ!?

是非我が学校を見学してくれないかーい!?」

 

ゴールド&クリス

「我が?」

 

???

「oh~、紹介が遅れたね。私はトレーナーズスクールキキョウ校の塾長を務めてる、ジョバンニと言いまーす!

ささ、学校はこちらですよ!!」

 

ゴールド&クリス

「塾長~っ!?」

 

驚きを隠せないままジョバンニについていく2人

学校とは思えない小さな寺子屋風の建物に入っていくと、そこではたくさんの生徒が勉強していた

庭ではまだトレーナーに成り立てであろう…ゴールド達と同い年ぐらいの生徒がポケモンバトルに熱中していた

 

ゴールド

「ここがトレーナーズスクール…。外観だけだと、そんな風には見えないなぁ。」

 

ジョバンニ「uhー、私は悲しいですよ!

これこそがキキョウシティの代名詞、昔ながらのパノラマを取り入れているんですよ!?

ほら、ご覧なさい…庭園を背景に広がるポケモンバトルはいつもと一味違う眺めじゃないですか?

トレーナーもポケモンも過ごしやすい環境で学ぶことを第一とした造りにしてあるのでーす!!」

 

ゴールド「(今までの俺なら、こんな所で特訓なんて似合わねぇ…とか言ってただろうけど、もうそんなエゴイズムとはおさらばだ!)

ジョバンニさん、勝手なお願いですけど、俺達この学舎で1日体験してってもいいですか?」

 

ジョバンニ

「No,problem!大歓迎だとも!…それと、ここではジョバンニ先生で宜しく頼むよ!笑

それでは、早速Lets study!!」

 

ー1時限目ー

 

ポケモンの技・状態異常について

 

ジョバンニ

「戦闘において相手より優位に立つのに最も有効的なのが、状態異常にすること!

僕達人間が風邪や便秘、筋肉痛になると、体が弱くなったり動かしにくかったりするのと同様に、ポケモンにも抗体が存在する。

その種類も豊富で、毒や麻痺、混乱などが挙げられ、これらを無視して戦い続けると、不利になっていく一方なのです。

では、そうなってしまったらどうするのが最善か分かる人はいるかな?」

 

ゴールド

「そんなもん、気力でどうにかするのが一番っすよ!」

 

クリス

「馬鹿っ、この前の巣亮との戦いで毒になったの忘れた訳じゃないでしょうね。

あれを喰らってなかったら、ワニノコの体力を無駄に削ることはなかったんだから!

その症状に適合した薬で治すのが手っ取り早い…ですよね?」

 

ジョバンニ

「That's right!!その状態に応じた薬を飲ませてあげれば、瞬時に治してあげることができる。

君達だって、怪我したら薬を塗ったり飲んだり…早めの処置が完治に直結するだろう?

だから、バッグがただの飾りにならないよう、薬を常備しておくように!」

 

ゴールド

「じゃあ、状態異常をかける他に相手を弱らせる方法とかないんですか?」

 

ジョバンニ

「おっ、ゴールド君いい所に気づいたね。

他にも耐性(ステータス)を上げたり下げたりすることで、ポケモンを強化、弱体化させることもできるんだ。」

 

クリス

「ほら、ハヤトさんのピジョンが使った【砂かけ】…あれは、本来目眩ましとして、相手の命中率を下げることができる厄介な技なの。

強力な技でも当たらなければ、恐くないでしょ?」

 

ゴールド

「そうなのか…、今の学んだだけでも選択は1つじゃないってことが分かったぜ。」

 

ジョバンニ

「うんうん、上級者ともなればこの2つを巧く併用することで、格段に差を開くことができるから、ゴールド君達も試行錯誤して、手持ちのポケモンに合ったスタイルを作っていくといい!

では、技の話も出てきた所で、次の段階に進もう。

じゃあ代表して、ゴールド君のポケモンを1匹見せてくれないか?」

 

ゴールドはワニノコをボールから出す

 

ジョバンニ

「ワニノコだね、いいポケモンを持ってるじゃないか!!

では、このワニノコはどんな技を覚えているかな?」

 

ゴールド

「今使えるのは…【ひっかく】、【睨みつける】と、【怒り】ぐらいですかね。」

 

ジョバンニ

「惜しい、実に惜しいね!

折角格好いい水タイプなのに、肝心な水系の技を覚えていないのは、宝の持ち腐れだよ?

だって、【ひっかく】や【怒り】は相手に直接触れないと攻撃できないよね?

例えばそこに【水鉄砲】が加われば…どうかな?」

 

ゴールドは思い返した…

ハヤトのピジョンが空へ飛んだとき、八方塞がりだったのを

 

ジョバンニ

「そんなに深刻な顔をすることはないさ、【水鉄砲】を覚えるのは難しいことじゃない。すぐにでも習得できる!

それよりももっと習得困難な技がポケモンにはある!!

1つ目は、"卵技"と呼ばれるものだ。これは、努力でどうこうして得られることができない。生まれた瞬間に得られるかの可否が決まってくる。」

 

クリス

「天賦の才というか…覚醒遺伝に近いものですか?」

 

ジョバンニ

「そうだね、もし発揮することができたなら幸運な事間違いなし!

そして、2つ目が…EB(エボリューションバトル)!」

 

ゴールド

「EB…進化する戦い?」

 

クリス

「…やっぱり。ほら、ハヤトさんが最後に放った技!

2つ、もしくはそれ以上の技を混合(Mix)させることで、発動できる特別な技。」

 

ジョバンニ

「その通り!カントー地方発祥で、一節ではトレーナーとポケモンの絆が高まる事で習得できると言われている。」

 

ゴールド

「(TVの向こうでレッドさんとリザードンが使った"紅蓮螺旋拳"… たった1回見ただけで、俺はあのトレーナーに惚れちまったんだ。)

あれが…EB。俺達にも、できるんですか!?」

 

ジョバンニ

「ワニノコとの絆を深め、信頼し合えるようになれば、辿り着けるかもしれないよ…、バトルのその先の世界に!」

 

その時、教室の奥から大声で叫ぶ生徒がいた

 

???

「ははっ、その分じゃ長そうだけどな?

だってそのワニノコからは覇気を感じられねぇ…むしろよぉ、どこか怯えすら感じるんだが?

それ以前に、水系の技すら出せねぇ水タイプのポケモンなんて聞いたことねぇよ!!」

 

その言葉に席を立つゴールド

 

ゴールド

「おい、今の言葉聞き捨てねらねぇなぁ…撤回しろよ。」

 

???

「何だ、勘に障っちまったか?

それとも、俺が言った事が図星だったかな?」

 

クリス

「ゴールド、ああいう輩はほっときなさいよ。」

 

???

「そこの女も、少ぉしばかり頭が冴えるぐらいで偉そうにすんなよな。

ここに通ってる奴等なら知ってて当然の事なんだからよぉ。」

 

クリス

「別に偉そうになんかしてませんけど?」

 

火花を散らす三者

 

???

「よぉーし分かった。このままじゃ埒があかねぇ、どっちの言い分が正しいかポケモンバトルで決着つけようか。この世界では実力が物を言う…無論、文句はねぇよな?」

 

ゴールド

「望むところだ、その天狗っ鼻へし折ってやるぜ!」

 

クリス

「待って!あたしに黙って見てろっての!?

冗談じゃないわ…、あたしが勝負を受ける!」

 

???

「ごちゃごちゃ言ってねぇで、2人共相手してやるよ!

ってことですから…先生、庭のバトルスペース貸してもらいますよ?」

 

ジョバンニ

「生徒間の問題に私が首を突っ込むのは余計に空気が悪くなる気もするし…、ポケモンバトルで収拾が着くなら、構わないよ。」

 

まさかの事態にジョバンニ先生たじたじ!

そして、熱くなる2人を嘲笑うかのように見下す少年…校内にて、喧嘩勃発!?

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