IS整備士志望の僕がISを動かしてしまった   作:モップー

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どうも、モップーと申します。 モッピーじゃないです、モップーです。


プロローグ

カーテンの隙間から朝日が差す部屋で、けたたましく鳴る目覚まし時計が朝の5時半を知らせる。

僕は布団を剥いで起き上がり、カーテンを開いて外を見る。

昇りかけの朝日が住宅地の家達の向こうから覗く爽やかな朝だ。

大あくびをしながら机の椅子を引き、ドッスリと腰掛ける。

そして机横にある棚から、一冊の参考書を抜き出す。

いまは中3の冬、俺の受けた高校は私立で受験には成功したがそこで怠けていると周りから遅れるのだ。

参考書の表紙を眺めながら、ノートと筆記用具を取り出す。

 

参考書の表紙には『IS(インフィニット・ストラトス)の仕組み、整備方法』と書かれている。

そう、僕はISの整備士を目指しているのだ。

 

IS、というのは科学者である篠ノ之束によって開発されたマルチフォームスーツだ。 元々は宇宙空間での活動を目指して作られたものだが、現在はIS同士で試合が行われ、さらにアラスカ条約により宇宙空間でのISの運用は禁止されている。

 

そして俺は、ISが発表された時に、ISの試合を見た時に思ったのだ。

『この機械に触れたい。』と

 

だから僕はISの整備士を目指すのだ。

そう決意した時から、ISについての勉強を続けてきている。

 

ノートにシャーペンを走らせていた時に、僕の腹が鳴った。

 

「お腹すいた… ご飯食べよう。」

 

気付いたら6時15分だ。 まだ登校までには時間がある。

俺は勉強の道具を持ち、ゆっくりと階段を降りてキッチンへ行き、袋の中に入っている食パンを3枚トースターに入れる。

 

僕はボーっと、食卓に移動してテレビをつける。

ニュース番組は特に何の変哲も無い普通のニュースをながしている。

 

頬杖をつきながらテレビを見ていた僕の耳に、トースターの音が聞こえてくる。

 

「ああ、焼けたのか。」

 

食パンをトースターから取り出し、皿の上に乗せて食卓に運ぶ。

そのあと冷蔵庫からお茶とジャムとマーガリンを取り出し、少し無理してコップをつかんで食卓に置いた。

 

とポトポトお茶をコップに注ぎ、マーガリンの蓋を開けてパンに塗る。

そのあとジャム… ちなみにイチゴジャムをパンに塗って、かじりつく。

うん、美味しい。 何ていうか、こう、いつも通りの感じが良い。

 

そのままかじり、一枚目を食べ終えて二枚目にマーガリンを塗り、イチゴジャムを塗っていた時に、僕の耳にニュースの女子アナの声が聞こえた。

僕そのまま、その声に意識を集中させた。 まあ要約するとこうだ。

 

『昨日、男子受験生がISを動かした。』

 

そのニュースを聞いた僕は、手に持っていたパンをぽろっと落としてしまった。 パンはジャムが塗ってある面を下にして、テーブルに落ちる。

だが僕には、イチゴ味になりつつあるテーブルを拭く余裕はない。

 

え? 何をそんなに驚いてるのかって?

…ああそうだ。 ISの特徴で1つ言い忘れていることがあった。

 

これは篠ノ之束が故意につけた機能とも、または致命的な欠陥とも言われるが、ISは女性にしか動かすことができないのだ。

これまでに一度の例外なく、ISを動かした男はいなかった。

そう、存在しないのだ。

だから、現在世界は女尊男卑の風潮に染まっている。

 

ISの戦闘力は圧倒的で、ISの前では従来の兵器など塵芥に過ぎない。

男女が戦争をすれば一日で決着がつくとまで言われている。

 

そのISに、男が乗ったのだ。

そのISに乗った彼は、とてつもなく貴重な存在となる。

だが、この日本にあるIS学園は… 当然だが女子校だ。 整備課は別にあるし、IS学園とはIS乗りを目指す女子たちが行く場所なのだ。

 

僕はこの時、この人もかわいそうだな、何てテレビに映る男子を見ていたが… この時の僕はまだ知らなかったのだ。

まさか、あんなことになろうとは。

 

まあ、そんなこと知る由もない僕は、イチゴ味になったテーブルに気づき、急いでパンを皿に戻し、慌ててイチゴジャムを拭き取るわけだ。




2/20日、主人公のモデルのキャラを決めてから、一人称や口調が合わないのでちょっと変更しました。
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