開始冒頭でいきなりなのだが、現在俺のカバンの中にはケースに保管されたジュエルシードが入っています。描写が無い? 手抜き? ちゃんと経緯を説明するので落ち着いてほしい。
最初はすずか達3人娘になのはの父親、高町士郎さんが監督をしているサッカーチームの試合の見に行かないかと誘われたのが始まりだ。
察しの良い人ならこの時点で気が付いたと思うが、既に原作は開始していました。最近なのはの周囲に金銀コンビを見かける割合が多かったのはそのせいだったのね。
どうして気が付かなかったか説明しよう! 最初にして最大の問題、魔力無いからユーノからの念話とか聞こえない。後はここの所、時間が許す限り開発室に閉じこもっていたから。非プレイヤーキャラの場合、能力に性格が引っ張られやすいといえばイメージしやすいかな? 開発を始めたらしばらくの間止まらなくなってしまった……。
無論、学校生活や修行はきちんと行ってますよ? そこら辺を疎かにすると、フェイクライドさんが説教という名目で俺にダンシングドライバーをぶちかましてくるからな!
余談だが「お前は俺のオカンか!」というツッコミはスルーされた。むしろ逆に嬉しがってた。ああ、アナタのマシンソウルは原作準拠っぽいのね。決して彼女がマゾだという事ではない、決してだ。
話は戻るが、元々最初から積極的に原作介入するつもりでは無かったのでそこら辺は問題ない、魔力無いしね。だが、俺の乏しい原作知識でも巨大樹のインパクトは大きいので覚えがあった。記憶が確かなら街にも被害が出てたはず。
原作知識を持つ転生者などが存在する場合、この件を未然に防ぐパターンとほぼ原作通りに解決するパターンとに分かれる。俺の場合は前者だ。理由? 俺の家が壊れる可能性が無いとは言い切れないからです。
誘いを受けてから考えをまとめて行動を開始。そして今日という日を迎え、ジュエルシードを入手したわけであります。内容は以下の通り。
・安心と信頼の覇気センサーでターゲットを関知
・ターゲットの少年と接触
・用意したアクセサリーとジュエルシードの交換を提案
・ジュエルシード入手
・作成していた魔力遮断ケースにジュエルシードを保管
・ミッションコンプリート ←今ここ
フハハハハ、完璧じゃね? 自分の才能が怖い、チートだから自慢できることじゃないけどさ!! あ、交換用に用意していたアクセサリーは小学生が貰うであろうお年玉の範囲で購入可能な範囲の値段だとだけ告げておく。
後、ついに俺も覇気センサーを十全に扱えるようになりました。ここまで昇華するのはかなりの苦行だった。覇気関連における最近の主な修行内容は『目隠しでアルクオンと組み手、精神コマンドもあるよ』だ。ただし俺は精神コマンド無しでやらされたけどな! だが、おかげで覇気の扱いと同時に質の方もかなり上がった。つまり戦闘能力も格段に上昇したって事だ。アルクオン曰く「修羅の修練に終わり無し」らしい。
サッカーの試合? 特に問題なく翠屋FCが勝ちました。今は冒頭から時間が進み、翠屋での祝勝会に誘われたので参加しているわけです。金銀コンビもちゃんと参加してます。後、ユーノ君らしきフェレットの存在も確認した。ジュエルシードは見られた場合確実に面倒事になるので、トイレに行った時に開発室に転送しておいた。
「んーーっ!」
「どうしたの? 真君、伸びなんかして」
「すずかか。いや、個人的に掲げた問題に解決の足掛かりがついたからね。少し気が緩んじゃったかな」
「問題?」
「何かあったわけ?」
「それについては秘密だ。なぜならその方がカッコイイから!!」
「「…………」」
俺の回答にすずかとアリサは黙ってしまった。チィッ! この2人に少年マンガのノリはダメと。
……それとは別に金銀コンビが俺に注目している。あ、キミ達このネタ分かるの? 何か言いたそうな目をしていますね。もしかして詰んだ?
「オイ」
「…………」
「佐々木、お前だよ! 無視すんな!」
「え、俺? 金さん何やってんだよ! ちゃんといつもみたいに金銀コンビでなのはたちにアピールしろよ!! 諦めんな、もっと熱くなれよ!! 後、お米食べろ!!」
「ば、バカ! 黙ってろ!」
「金銀コンビって何だよ!?」
「何でお米なの……!?」
「お米って何よ、関係無いし……!」
「お、お米……! 不意打ちは卑怯だよ、お腹が……!」
流石SHUZO、3人の少女の腹筋をボロボロにしてしまったか。だが私は謝らない。
「佐々木君と言ったか。詳しい話を聞きたいのだけど良いかな?」
「ええ、大丈夫ですよ」
「「!?」」
突如現れた人物を目にして金銀コンビの顔が青ざめている。なぜならその人物が高町恭弥その人だったからだ。どうやらこの人の腹筋をボロボロにする事はできなかったようだ、残念。
「好きな所に座ってくれ」
俺はカウンターに連れられた。士郎さんも話を聞く気満々ですね、わかります。
「それで、話というのは彼らの事ですか?」
「いいや、騙したようですまないが父さんが君と話がしたいらしくてね。言い方は悪いけど君だけ隔離する形になってしまった」
ですよねー。金銀コンビについて聞きたかったら彼らも連行してますよね。
その後、俺となのはを除いた高町家は互いに簡単な自己紹介をした。それと彼らが聞きたかった俺の事情についても常識の範囲内で説明した。
「と、自分の状況についてはこんな感じです」
「真君の事情はわかった。だが、なのはと同い年の少年が実質一人暮らしをしているというのは……」
「俺、家事は一通りできるので大丈夫ですよ?」
「そういう問題じゃあないんだけどね」
俺と士郎さんが会話をしてると一人ダメージを受けている女性が……。本人の名誉を傷つけないためにもそっとしておこう。
このままでは俺の悠々自適な生活が脅かされてしまう可能性がある。なので先手を取ってこちらの手札からカードを切る。
「それに俺、襲われても自衛できますしね」
「それはどういう意味だい?」
「そのままの意味ですよ。暴漢程度なら楽に返り討ちにできる位には鍛えてるんです」
実際の所、俺の仮想敵は転生者を筆頭に不安要素満載の魔導士連中だ。なので泥棒などの普通の犯罪者の場合、今の俺なら遅れは取らないと思う。正直こんな小学3年生は普通ありえないだろ。伊達や酔狂で連日ボッコボコにされてません。どれもこれも鬼畜ロボ軍団のおかげです、本当にありがとうございました。
「鍛えてると言ったけど剣道か何かかい?」
「主になるのは格闘術ですね。基本流派は機神拳と覇皇拳、それ以外の技もありますけど」
他の攻撃手段は刀、剣、爪、斬冠刀、仕込杖、仕込みトンファー、戦術からくり、ブレード、魔法槍(覇気)、各種銃(覇気)、ガトリング(覇気)、相転移砲(覇気)とかかな。完全に扱えるのはまだ少ないけど……。後、ツッコミ所満載だけどスルーの方向で。
「……機神拳に覇皇拳、聞いたことが無いな。父さんは知ってる?」
「いや、私も聞いた覚えがない流派だ」
「使い手が限られる技がありますからね」
覇気とか覇気とか覇気とかが原因で。大事なことなので3回言いました。
「そんなことを私たちに教えても良いのかい?」
「ちゃんと信頼できそうな人にしか教えませんよ。他人に教えるのは今回が初めてですし。けどなのはたちを含め、他人に教えるのは無しにして下さい」
「キミからの信頼を不意にするような真似はしないと約束しよう。みんなも良いね?」
士郎さんの言葉に桃子さんたちも同意してくれた。これで俺の生活は守れるだろう。やった、第3話完!!
薄々わかっていたが、世の中そう思う通りにはいかないらしい。会がお開きになった途端、俺は金銀コンビに人気の無い公園にまで連行された。ここで俺を襲撃するのだろうか。
「佐々木、お前をここまで連れて来たのは重要な話があるからだ。」
口を開いたのは金髪。こっちは大和っていったかな?
「あの少年誌ネタを使ったということはお前も転生者なんだろ?」
「そうだ」
「そんなお前に見込んで頼みたいことがある!」
「俺に?」
「「俺達に魔力隠蔽方法を伝授してくれ!!」」
え? なにそれこわい
・少年マンガ:作者さん、別作の実写映画化おめでとうございます
・SHUZO:熱い
・ボロボロ:ボドボド
・だが私は謝らない:上記のボロボロと合わせてオンドゥルなライダーのネタ
・攻撃手段のツッコミ所:ハキハベンリダナー