ちょっと意味不明なんですが……(-_-;)
「うわぁぁあああん!!!」
余りの力で抱き締めてくる少女の背中では、ゆっくりはためく翼に七色のクリスタルがカランと音を起てていた。
「えっと……フラン、ちゃん?」
「あのねぇフラン、謝り方ってものがあるでしょう?確かに朝になったらすぐにとは言ったけれど……」
レミリアの呆れた声がすると、次の瞬間フランは咲夜に優しく肩を持たれていた。ひどい泣き顔だ。
「うぅ……ぐすっ……ごめんなさい……」
「魅空羽、その……体の方はどうかしら?」
気まずそうに訪ねるレミリアは、不安そうに羽をパタパタさせていた。無理もない、私を吹っ飛ばしにかかったのは、レミリアとフランその者なのだから。
私はにっこりと笑って言う。
「あははっ、大丈夫ですよ!この通りですから!」
「そう……良かったわ。」
レミリアが安堵の表情を見せたのは一瞬、すぐにフランに向き直り厳しい目線を向ける。
「あ、のね……魅空羽……」
無邪気な子供がこうも悄気ていると、何も言わずに許してあげたくなる。それでも彼女の決意の上だ、私はあえて黙ってフランを見つめる。
フランは小さく息を吸うと私にもう一度抱きついてきた。
「ごめんなさいっ!!!」
フランは意を決したように叫ぶ。私が何も言えずにいると、フランは必死に続ける。
「フラン酷いこと言っちゃったんだって、お姉様に教えて貰ったの……あんまり、覚えてないけど……でもね、魅空羽のこと、フラン大好きなの……だから……だからね……嫌いに、ならないで……っ」
――嫌いにならないで。
私はショックを受けた。
こんな小さな体の中に、人間の心理が、それも一番苦しい感情が渦巻いていたのだ。私が一番分かっているはずの感情で泣いている。そんな少女を目の前にして、フラッシュバックするのは"私"の姿だ。
私はただフランを抱き締めた。何か言わなきゃと思ったけれど、何故か涙が出てきてしまって上手く言葉が紡げなかった。
「魅空羽……?」
泣き止んだフランは、反対に落ちてくる涙に戸惑っているようだった。他のみんなもきっと心配しているはずだ。
「ごめん、ね……えっとね……えっと……」
「……しょっぱいね」
「えっ?」
フランが小さな牙を覗かせて、口を開けていた。
フランはもう一度言った。
「しょっぱいんだね、涙って」
「……そっか」
当たり前の事だけど、フランはきっと私を笑わせようとしたのだろう。私はにっこりと笑い、フランの頭をゆっくり撫でた。
「ありがとう、フランちゃん。大丈夫だよ、私はね……」
耳に口を寄せる。少し照れるけれど、伝えておきたかった。
「フランちゃんもみんなも、大好きだよ。」
ありがとうございました!
感想等お願いいたします!
次回は……白玉楼に向かいたいです、はい!