これからも励んでいきたいですね!はい!
「おっし!着いたぜ!」
魔理沙が元気な声を上げる。地に足が付いたのを確認して、私は超加速で瞑っていた目を開いた。
そこには古ぼけた独特な雰囲気の神社が建っていた。
境内はとてもキレイで、人が来ているのかと心配になるほどだった。
「あ、参拝客なんて微塵も来ねぇから気にしなくていいぜ?掃除好きなだけ。」
手をヒラヒラしながら、魔理沙は神社に向かって叫んだ。
「霊夢~!居るんだろ~?」
すると奥で物音がして、神社の脇の家のような所から女の子がひょっこり顔を出した。口には煎餅、手には湯飲みという妙な格好だが、身につけた紅い巫女服には見覚えがあった。
「あぁ、さっきのね。人里のじゃ無かったって訳?」
「おう。多分外来人だぜ。」
魔理沙が私の事を指差して言うと、霊夢と呼ばれた女の子はお祓い棒を片手に、こちらに来た。
「まぁ一応だけれど、私は博麗霊夢よ。宜しくしないけど。」
「へっ?」
つい間抜けな声が出てしまう。宜しくしないけどってどういうことだろう?
「あー、まぁすぐに外の世界に帰すから、って事なんだろうな。」
私の不思議な顔を見て、魔理沙が半笑いで付け足してくれる。あぁそうか。ここが異世界なら、私は帰らなくちゃいけないんだ。
「…まぁ一応能力とか調べてみる?」
霊夢も少し気まずくなったのかそう切り出した。
魔理沙もそれがいい、と私の手を引いて、中庭へと移動した。
―――――――
「じゃあ、この札を持って。念じてみて。」
念じろってどうするんだろう…そう思いつつ、今までの事を思い出す。
ふと浮かんだのは、木漏れ日に照らされたあの星たちだった。
「おぉ……!」
「へぇ……」
魔理沙と霊夢の呟きによって、私は慌てて目を開けた。
札には星が描かれ、私の周りにはキラキラとした光が舞っていた。
「まだ能力の制御が難しいようね……私がアイツを叩き起こしに行く間に、練習してみたらどう?」
霊夢はそう言うが、私はふと疑問に思う。
「すぐに戻っちゃうのに、練習……ですか?」
霊夢は面倒な顔をして、ポツポツと説明してくれた。
「ここに来た以上、帰るまで安全ということはほぼ無いわ。それに、1度ここに来たということは……」
「ここに来る何かしらの原因がある、と……」
私は脳内を整理するため、ポツリと口を挟んだ。
「そう言うことよ。まぁ別にどうとでもしなさい。いざとなれば、護るくらいはしてあげるし、ね。」
私は、少し優しい笑みを口に浮かべて飛んでいった霊夢を見送りながら、ここに来た理由を考えていた。
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