幻想郷は夢を見る。   作:咏夢

6 / 76
沢山の感想、ありがとうございます!!!

励みにして頑張っていきますね!


練習台はさいきょーの女

「さて、霊夢もあぁ言ってることだし、やってみるか?練習」

 

魔理沙に頷いて、太もものベルトを見る。さっきと同じような杖がしっかり刺さっていた、良かった。

 

「ん?それはマジックアイテムか?」

「さぁ……?」

 

分かんない、とぼやきつつもさっきと同じ感覚を再現し、杖を振る。

 

「のわぁっ!?」

 

杖から飛び出した星は弾幕と化して、魔理沙に飛んでいった。

慌てて魔理沙が横に跳ぶと、後ろでコツンと音がした。

何か壊してしまっただろうか、そう思って私はその音の方へ歩いていった。

 

「いでで……」

 

草むらから出てきたのは…チルノだった。

 

「あ、さっきの」

「ん?……あーっ!!!」

 

チルノは私を見るなり、叫んで一直線に飛んできた。

思わず半歩下がってしまうが、チルノは構わず続ける。

 

「おまえは!あたいからにげたおんなねー!?もーにげられないわよー!」

「え、いや、あれは魔理沙がっ……!」

「私はなーんも知らないぜー」

「何その見事な棒読みは!?」

「やっぱりおまえ!勝負しろ!」

 

……こうなったら自棄だ。練習も兼ねてやってやる。

私は杖を構えた。しっかりした技なんて持ってないし、まだあやふやだ。でも頑張らなきゃ。そう思わせてくれるのは、魔理沙の存在だった。

 

(これ以上、迷惑はかけたくない……)

 

「よし、いいよ!」

「あたいのちから、おもいしるがいい!"アイシクルフォール"!」

 

氷の礫……というべき物体がすごいスピードで飛んできた。

焦った私は、ありったけの中二病センスで叫んだ。

 

「"オーロラアテンションロンド"!!!」

 

もちろんちゃんとした意味なんて無いが、私の杖からはオーロラ色のバリアが飛び出した。バリアは氷の礫を弾き、脇へと流した。

 

「や、やったぁ?!」

「むっ!?あたいのだんまくをはじくなんて、なかなかやるみたいね!なら……"パーフェクトフリーズ"!」

 

吹雪のような冷気に、私は思わず片目を瞑ってしまう。

魔理沙の焦ったような叫び声も、言葉として聞こえてこない。

しかし、この状況だけは意地でも私だけで解決したかった。

 

「"爆風シャイニーズフレアー"……!」

 

苦し紛れに私は叫んだ。この氷を焼き尽くすことが出来ればいい、と。

私の想像を遥かに越える、まるで太陽の爆風みたいな炎が、されど一瞬吹き抜けた。

突如吹き荒れた熱風にたじろぐチルノを見つめ、私は自分で自分を疑っていた。

魔理沙を見ると、目を輝かせながらチルノと私を交互に眺めていた。

呆然とした沈黙を破ったのは、上空からの声だった。

 

「何やってんの?妹紅でも来たのかしら」

「物凄い火柱だったわねぇ……」

 

そこには、霊夢と見知らぬ……おばさんがいた。

 

 

 

 




ありがとうございました!

感想等お願いいたします!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。