励みにして頑張っていきますね!
「さて、霊夢もあぁ言ってることだし、やってみるか?練習」
魔理沙に頷いて、太もものベルトを見る。さっきと同じような杖がしっかり刺さっていた、良かった。
「ん?それはマジックアイテムか?」
「さぁ……?」
分かんない、とぼやきつつもさっきと同じ感覚を再現し、杖を振る。
「のわぁっ!?」
杖から飛び出した星は弾幕と化して、魔理沙に飛んでいった。
慌てて魔理沙が横に跳ぶと、後ろでコツンと音がした。
何か壊してしまっただろうか、そう思って私はその音の方へ歩いていった。
「いでで……」
草むらから出てきたのは…チルノだった。
「あ、さっきの」
「ん?……あーっ!!!」
チルノは私を見るなり、叫んで一直線に飛んできた。
思わず半歩下がってしまうが、チルノは構わず続ける。
「おまえは!あたいからにげたおんなねー!?もーにげられないわよー!」
「え、いや、あれは魔理沙がっ……!」
「私はなーんも知らないぜー」
「何その見事な棒読みは!?」
「やっぱりおまえ!勝負しろ!」
……こうなったら自棄だ。練習も兼ねてやってやる。
私は杖を構えた。しっかりした技なんて持ってないし、まだあやふやだ。でも頑張らなきゃ。そう思わせてくれるのは、魔理沙の存在だった。
(これ以上、迷惑はかけたくない……)
「よし、いいよ!」
「あたいのちから、おもいしるがいい!"アイシクルフォール"!」
氷の礫……というべき物体がすごいスピードで飛んできた。
焦った私は、ありったけの中二病センスで叫んだ。
「"オーロラアテンションロンド"!!!」
もちろんちゃんとした意味なんて無いが、私の杖からはオーロラ色のバリアが飛び出した。バリアは氷の礫を弾き、脇へと流した。
「や、やったぁ?!」
「むっ!?あたいのだんまくをはじくなんて、なかなかやるみたいね!なら……"パーフェクトフリーズ"!」
吹雪のような冷気に、私は思わず片目を瞑ってしまう。
魔理沙の焦ったような叫び声も、言葉として聞こえてこない。
しかし、この状況だけは意地でも私だけで解決したかった。
「"爆風シャイニーズフレアー"……!」
苦し紛れに私は叫んだ。この氷を焼き尽くすことが出来ればいい、と。
私の想像を遥かに越える、まるで太陽の爆風みたいな炎が、されど一瞬吹き抜けた。
突如吹き荒れた熱風にたじろぐチルノを見つめ、私は自分で自分を疑っていた。
魔理沙を見ると、目を輝かせながらチルノと私を交互に眺めていた。
呆然とした沈黙を破ったのは、上空からの声だった。
「何やってんの?妹紅でも来たのかしら」
「物凄い火柱だったわねぇ……」
そこには、霊夢と見知らぬ……おばさんがいた。
ありがとうございました!
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