鬼崎side
義姉さんは誤認転生担当の仕事、僕は愚者の粛清を終えた後、僕達はスカーレット様がお住みになられている住居へと失礼している。
そして現在、スカーレット様がお使いになられている実験施設の部屋でお菓子とお茶をご馳走になっていた。
「流石はヴラドさん……よく、家の真下にこんな所作くれたよね?」
「あぁ……スカーレット様もここで色々と実験を行い、新たな可能性を……「ねぇ!見てよ、あんな所にカプセルがいっぱいあるよ!!」ちょっと、聞いてるの人の話…………ん?」
僕が話している最中に、義姉さんは部屋の周りを詮索していた。すると、向こうの方に生体カプセルらしきものが左右にびっしりと並び……そのカプセルには僕がスカーレット様からいただいた愚者達 (一人は消滅、残り二名は拘束) の姿もあった。
「こ、これは一体……!」
「お~待たせ~♪二人のプレゼント持ってきたよ~ん♪」
僕達がカプセルに釘付けになっていると、扉から2つのケースを持ってきたスカーレット様がサンタコスを着用してやって来た。すると義姉さんは、興味津々でスカーレット様に質問をしていた。
「ヴラドさん、あれ……あの一杯あるカプセルみたいなの何?」
「あれ?あぁ、あれは生体維持用のカプセルで、あの中に入ってるのはクローンだよ」
『クローン?』
「そっ、さっき陽君がぶっ殺したクズは元いた世界で下らない事やってぇ~ そんでもってあっちの転生神から回収許可を貰ってぇ~ 仲間と一緒にハントの報酬としてもらったんだ♪」
「ですが、あの男は私が……まさか…………」
「おっ?冷静な陽君は気づいちゃいましたか?」
スカーレット様は含み笑いをしながらケースをテーブルに置いて、感づいた僕の頬をツンツンとつつく。この御方の考える事は僕や義姉さん……そして、同棲しているティーオ嬢やハセヲ殿も知っているのが普通なくらいだった。
「ではでは、陽君の答えを聞いてみようかな?」
「はい、あの愚者クローンを大量生産し……その後、粛清のご要望がある
「さっすが!陽君は私の素晴らしき才能を理解できて偉いねぇ♪ハグしゃいたいくらい嬉しいよぉ♪」
「へぇ……なぁるへそ、はい!ならクローンの大量生産は実験でも使うんですか?」
「ジャストミィィトォ!薫ちゃんも大正解デェース♪」
「いよっしゃあ!」
いつの間にかクイズ大会になった雰囲気に、僕は呆れるしか無かった…………すると、スカーレット様は2つのケースに目を向けると、何か思い出したかのように手を叩き、ソファーに座った。
「さて、本題に入るんだけど……二人には、いつも転生者狩りに私の手伝い等、色々と頑張ってくれているので……一足早いクリスマスプレゼントを渡そうと思います♪薫ちゃんには【No.695】のケースを、陽君には【No.696】のケースをそれぞれ開けてもらいたいんだ♪」
「よろしいのですか?」
「うん、構わないから開けてみてよ♪」
「何だろうなぁ~?ではでは……御開帳♪」
義姉さんは、ケースの蓋を開けて中身を取り出して見るとそれは黒赤色のベルトで真ん中には丸い模様に四つのボタンがついていた。
僕も同じく拝見してみると、義姉さんのベルトの形状は同じだが僕のは青黒色のベルトだった。
「うわぁ~ ベルトだ~♪しかも2つとも電王ベルトのダークverでカッコいい♪」
「薫ちゃんのは【
「やったぁ!ヴラドさんありがとう♪」
「それで、陽君のは【
「スカーレット様直々のお贈り物……この鬼崎、ありがたき幸せでございます」
「因みに隷汽の隷は、付き従うの意味だからねぇ♪礼儀正しい陽君にはピッタリでしょ?」
隷汽ベルト……僕にはもったいない代物だな……しかし、スカーレット様から譲り受けたんだ大事にしないといけないね……
「スカーレット様、この鬼崎……隷汽の名の元に恥じぬ様、これからも貴女様に忠誠を誓う所存でございます」
「ヴラドさん!アタシからもありがとう♪最高のクリスマスプレゼントだよ♪」
「いやぁ~ 二人が喜んでくれて私は嬉しいよぉ♪もし、初起動が終わったらベルトを持ってきてもらえる?データを元に完成形を作るからさ」
「その時は私がお持ちいたします……では、我々はこれにて失礼いたします」
「えぇ~ もう帰るのぉ~?」
義姉さんがまだ此処に居たいみたいだけど……スカーレット様は今もお忙しい身、そうもいかないだろう……でも、義姉さんの性格上……あの手でやるか、それに良いタイミングで二体あるしね?
「何時までも、此処にいるわけにはいかないでしょ?それと、義姉さんの分も取ってるから」
「それって女の子?」
「そうだよ、しかも二人……「陽!ぐずぐずしないで帰るよ!!それじゃヴラドさん、また遊びに来るねぇ♪」……作戦成功」
義姉さんは女性の事になると俊敏になるからな……欲望に忠実とはこのことだ…
「か、薫ちゃんは相変わらずだね……」
「すみません……では、私もこれで」
「うん、何か用があったら連絡するから♪その時はよろしくね♪」
「御意」
スカーレット様に一礼をし、僕はベルトが入ったケースを2つ持って、義姉さんと一緒に我が家へと戻った。
ここは、僕が支配する世界であり……僕等の生まれた故郷【
そして、この世界で唯一佇む白き西洋風の城……これこそが僕達の住む拠点にして居城……【
「それで?アタシの分は何処よ?」
「まぁ、そう慌てずに……コブラ」
「シャー」
僕はコブラを死鎌に変形させた後、ポケットから残りの二人を閉じ込めた小型のピラミッドを取り出し、空中に投げると同時に死鎌でピラミッドを切り裂くと、そこから閉じ込めた女達が出てきた。
「……ッ!?ここは!?」
「助かった……のですか?」
「ほぉほぉ……赤髪のロングに、黒髪のポニーテールねぇ、しかも胸もダイナマイト級に大きいのが高得点だねぇ♪クフフ……!」
義姉さんの女性鑑定は捨て置き、女達は僕を見やると驚いた顔をしていた。
「あ、貴方は!?」
「やぁ、一時間くらいかな?」
「ソージは……ソージはどうしたのよ!?」
「ソージ?誰それ?」
「さぁ?」
「惚けないで!貴方と戦った私の兵士よ!!一体何処にやったの!?」
「あぁ、あの愚者か……それなら、コレだよ」
僕は女達に、愚者から切り裂いた右腕を放り投げた。すると、女達は顔を真っ青にして床に座り込んだ。
「う、嘘よ……ソージに!ソージに何をしたのよ!?」
「あの愚者ならこの手で葬ったさ……最後の断末魔が滑稽だったねぇ……今でも思い出すよ、その叫びと絶望の顔を…ね?」
「な、なんでそんな酷い事ができるのよ!」
「ば……化け物…………!!」
「はいはい、二人の相手はアタシだからね?お姉さんと特別室で面白いゲームでもしようか♪」
義姉さんは女達を引きづりながら、自分の部屋へと向かっていった。
「は、離しなさい!!この私を誰だと思ってるの!?グレモリー家の次期当主である……「今は……アタシの玩具だけどね?」……ヒッ!?」
「た、助け……「じゃあ、義姉さん。その玩具と仲良くゆっくりと……遊んでね?」……そ、そんな…………」
黒髪の女が助けを求めてるけど、僕はそれを無視して自分の研究室へと向かった。
数分後、女達の悲鳴が城中内で聞こえたのは言うまでもない…………
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キャスト
鬼崎 陽太郎:潘めぐみ
兵鬼 薫:小清水亜美
リアス・グレモリー:日笠陽子
姫島 朱乃:伊藤静
ヴラド・スカーレット:阿澄佳奈