ブラック鎮守府に配属されたので、頑張ってみる(凍結中)   作:ラインズベルト

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第6話

俺は朝起きて軽食(主にコンビニのもの)を済ませ、執務室に来ていた。まず驚いたのは、何故か蒼龍が執務室にやって来た。

 

「や、提督」

 

「もう大丈夫なのか?」

 

「うん。提督のお陰だよ!ありがと!」

 

蒼龍は笑顔でそう言いきった。蒼龍は案外軽い症状だったのだろうか?まぁなんにしろ良かった。蒼龍の評価は役に立たないボーキサイト消費艦だった。まぁ自分の思い通りにならなかったからなんだろうが。

 

「それは良かった。提督の九条だ、改めてよろしくな」

 

「それじゃあ改めて、航空母艦、蒼龍です。空母機動部隊を編成するなら、私もぜひ入れてね!」

 

蒼龍が何とかケア出来ていて安心した。これからも頑張っていかないとな。

 

「ミステナイデネ……?」

 

蒼龍は暗い笑みを浮かべ、ハイライトの消えた目で言った。俺は蒼龍の目を見て、しっかり答えた。

 

「当たり前だ。見捨てはしない」

 

蒼龍はハイライトの消えた笑みで呟く。

 

「ウン」

 

……………………不味いかもしれない。密かに危機感を憶えるのだった。

 

―――――――――――――――――――――――――

 

「提督、失礼するぞ」

 

「ん?長門、どうした?」

 

長門だった。珍しく警戒心が弱い。長門と陸奥、大淀に明石は三日しか経っていないのに少しずつ心を開いてくれている。これは俺にとっても彼女たちにとっても良いことだな。

 

「蒼龍じゃないか!もう大丈夫なのか?」

 

「うん。提督のお陰でね」

 

そう言って蒼龍は微笑んだ。異常は見られない。全員を笑顔にする。俺にとってこれは最初の大きな課題だ。…蒼龍は…アフターケアが必要だが…。

 

「それで、長門はどうしたんだ?」

 

「ああ、鎮守府の改装についてだ」

 

鎮守府…………つまり鎮守府を綺麗にするということ。これは衛生面を見ても必要なことだ。すぐにでも取りかかりたいのだが……。

 

「ケアが終わらないと始められないんだよな……」

 

「それについては問題ないぞ」

 

そう言って長門は小さな小人?を執務室の机の上に置いた。その小人は妖精さんと呼ばれている。工廠担当や戦闘員など、様々な分野に携わって、艦娘や提督をサポートしてくれている存在。

 

「妖精さんがどうかしたのか?」

 

「私達ならば一週間で綺麗にして部屋を広くすることができますよ!」

 

「マジで!?」

 

「マジです」

 

話には聞いていたが、妖精さんはやはり偉大だった。これならば少しは彼女達も安心出来るだろう。妖精さんってスゲー!

 

「早速頼むよ!」

 

「了解です!」

 

そう言って妖精さんはパタパタと飛んでいった。可愛らしい見た目だが、かなり助けられている。妖精さんたちはいなくてはならないな。

 

「妖精さんって、何でも出来るんだな……」

 

「そうだな……」

 

「確かにね……」

 

俺達はしばらくそのままだった。

 

「さて、ケアしに行かないとな」

 

「誰をケアするの?」

 

俺はすでにケアする艦娘を決めていた。

 

「青葉だな」

 

「えっ、青葉?」

 

「そうだ。資料によれば好き青葉は蒼龍の前に配属された艦娘だからな」

 

蒼龍はえっ?といった顔だ。前任はそんなこととか説明しないだろうしな。蒼龍は悩んだように考え出した。

 

「じゃあ、私も付いていくよ」

 

蒼龍はそう決めたようだ。代わりに長門はここに残って、書類などを整理するらしい。

 

「じゃ、行くか」

 

俺は蒼龍をつれて、青葉の部屋へ向かった。

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