ラブライブ!〜9人の勇者〜   作:ぷよR

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ぷよRです!
今回からラブライブが開催されます。一体誰が最後まで勝ち残り優勝を勝ち取るでしょうか。
では第10話をお楽しみください。


第10話 ラブライブ開催

第10話

「ねぇ海未ちゃん、真姫ちゃん!」

 

花陽と海未との3人で下校していた。穂乃果と凛とことりは用事があると言って先に帰ってしまった。

 

「なんですか花陽?」

「今度のラブライブの情報見た!?」

「あら、そうなの?」

「私も知りませんでした」

「もう2人ともスクールアイドルなんだからそういうことは確認しなきゃ!」

 

花陽が珍しく熱くなり2人とも目を丸くして驚いている。そして花陽がラブライブについて説明する。

まず1つ目のルールはスクールアイドルならば誰でも参加OKだと言う事。その代わり本線前に予選としてこちらで上位のチームを選ぶ。

2つ目は仮面ライダーのベルトを持っているチームはベルトを持ってないチームと戦うときハンデが与えられる。

大まかなルールはこれだけだった。

 

「開催日は今度の土日の2日間で行われるんだって。そしてなんと!」

「「なんと?」」

 

あの秋葉ドームでの開催なんだよ!!!」

 

花陽が周りに聞こえるくらいの声で言った。その結果、海未と真姫にシーッと口に人差し指を当てながら注意された。

 

「ごめんなさい...」

「でもあの秋葉ドームでなんてすごいですね」

「かなり大規模みたいね」

「ウガァ!」

 

と、その時いきなり大きなチャックからセイリュウインベスが現れた。

 

「なぜ急に!?」

「誰かがロックシードで...!?」

「とにかく戦うわよ!」

 

3人同時に戦極ドライバーを装着しロックシードを取り出す。

 

『バナナ』『ドングリ』『ドリアン』

『『カモン!』』

『バナナアームズ』『ドングリアームズ』『ドリアンアームズ』

『ナイトオブスピアー』『ネバーギブアップ!』『ミスターデンジャラス!』

 

インベスは姿の変わった3人を見て一瞬退くがすぐに走って攻撃に移ろうとする。それを3人は1歩も引かずに向かい、インベスに攻撃をさせる暇もなくバロンとブラーボが切りつけグリドンが下からドンカチで叩く。後方へ飛ばされたインベスが体制を立て直す前にグリドンとブラーボが前に出る。

 

「海未任せなさい」

「私も!」

『ドングリスパーキング!』

『ドリアンスパーキング!』

 

グリドンはドンカチからブラーボはドリノコから衝撃波を出しインベスに直撃させ爆散させた。

3人はほっと一息つくとロックシードを元に戻し変身を解く。

 

「一体なんなんでしょう...」

「ちょっと変だよね...」

「普通あのチャックはロックシードを使わないと出ないはずなのに」

「しかもあのチャック開きっぱなしだね...」

 

その時、花陽が穂乃果に呼び出されたことを思い出した。その時のことを2人にも説明する。

 

「もしかしたらこのチャックは自然に出現するのでは...」

「有り得ない話じゃないわね」

「自然に!?」

「ええ、誰かがロックシードでインベスを出したならすぐにチャックは閉まるはずですし」

「...うーん」

 

その日は3人とも納得のいく答えを出せないまま解散することになった。

 

そして2日間が過ぎついにラブライブ前日まで迫ってきた。チーム鎧武は穂乃果の判断で疲れを残さないようにと早めの解散となった。その後穂乃果は自分の部屋でベッドに寝そべりぼっーと天井を眺めていた。

 

「ラブライブかぁ...」

 

穂乃果は屋上で倒れてしまったことを思い出していた。あの時倒れなければそのままラブライブ出れてA-RISEと競えていたのかと。

 

「こんなこと考えていても仕方ないのになぁ...」

 

その時、絵里から電話がかかってきた。

 

「絵里ちゃん?」

『穂乃果?今大丈夫?』

「うん、大丈夫だよ」

『明日からラブライブね』

「うん、私たちのチーム鎧武が優勝してみせるからね!」

『ええ、期待してるわ』

 

応援してくれる絵里に穂乃果は疑問に思った。ただ応援してくれるためだけに電話したのかと。

 

「私のこと応援するために電話してくれたの?それともμ'sの人たちには全員電話してるの?」

『いいえ、穂乃果にだけよ』

「どうして?」

『......穂乃果よく聞いて』

 

急に真剣な口調で絵里が話してくる。それを感じ取った穂乃果は静かに耳を傾ける。

 

『いい?ラブライブの2日目きっと良くないことが起こる』

「う...うん」

『だから穂乃果は負けないでしっかりと戦いなさい。1人でダメなら海未や凛たち協力して』

「絵里ちゃん?...さっきから何言ってるのか分からないよ...」

『とにかく...気を抜かないでね』

 

そして絵里から一方的に電話を切られた。穂乃果には絵里が言っていた事が理解出来なかった。いくら考えても分からなかったので戦極ドライバーを持っていても気を抜かないでと無理矢理解釈することにした。

 

「う~ん...そういえば電話といったら...」

 

穂乃果の携帯の画面にはにこへの発信履歴だった。直接会ってはくれないので電話を時々掛けているのだが一向に出る気配がない。

 

「一言でいいから謝りたいな...にこちゃん...今何をしているのかな...?」

 

 

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そしてラブライブの開催の当日となった。穂乃果は朝早くに起きて支度をして誰よりも早く家を出て、チーム鎧武のメンバーとの待ち合わせ場所に行った。

 

「ことりちゃん、ヒデコ、フミコ、ミカおはよう」

「おはよう穂乃果ちゃん」

「穂乃果昨日は寝られたの?」

「寝不足だとこの後大変だよ」

「大丈夫?」

「大丈夫だよ、ほらこの通り!ほっ、はっ!」

 

穂乃果はみんなに体を使って元気アピールをする。それを見て思わず笑ってしまうことりたち。

 

「もう笑わないでよ」

「だってふふ...穂乃果ちゃん...」

「んもう、とにかく会場に行こう」

 

チーム鎧武は静かに秋葉ドームへと足を運んだ。みな緊張していないように振舞っているが実はかなり緊張している。どんな強い相手が来るのか。他のバロンやグリドンに勝てるかなど不安があった。

そんな不安の中会場に到着しチーム鎧武の控え室で待機する。自分たちがパフォーマンスをする時以外は基本的に控え室で待機しスクリーンから様子を見ることになる。

 

ラブライブでの主な審査基準は2つ。

1つは歌とダンス。2つめインベスゲーム。戦極ドライバーを持つチームは装着者のみで戦い、持たないチームは3人まででインベスを操作可能。これをトーナメント形式で行っていく。

 

「ほんとに勝てるかなー」

「勝てるよ穂乃果ちゃん、今まで本気で練習したんだもん」

「そうだね」

 

みんなの表情を見渡すとさっきの不安な表情とは違い自身に満ち溢れていた。それを見た穂乃果も覚悟を決める。

 

「よし、行こう!」

 

そして10月25日。

 

ラブライブ開催。

 

『さぁーやってきたぞラブライブ!お前らしっかり戦う準備はしてきたか!?実況はこの俺DJサガラがお送りしていくぜ、みんな盛り上がっていくぞー!』

 

サガラの言葉と共に会場も観客たちの歓声に完成に包まれる。そして会場の大きな液晶がサガラからトーナメント表に変わる。

 

『ではまずは1回戦!予選を勝ち抜いた14チームの中で最初に戦うのは誰なのか!?まずはこいつらだ!』

 

『チーム鎧武とチームレイドワイルド!』

 

「えっ!?」

「にゃっ!?」

「穂乃果と凛がいきなり当たりましたね」

「穂乃果と凛ね、いったいどんな試合になるのかしら」

「穂乃果ちゃんと凛ちゃん!?」

 

それぞれの控え室でそれぞれ反応を示す。

 

「いきなり凛ちゃんとか」

「頑張らなきゃだね」

「いきなり穂乃果ちゃんとなんてテンション上がるにゃ!」

 

各チーム試合会場へと向かい鎧武とレイドワイルドが出ると一気に観客から歓声が上がる。

 

「凛ちゃん、お互い頑張ろう」

「もちろんにゃ」

『ではまず先行チーム鎧武のダンスからだ!』

 

穂乃果たちはステージに上がり自分のポジションにつき歌とダンスの準備をする。凛たちは1度試合会場の中の観戦場からじっとチーム鎧武を見つめる。

 

「ふぅー...これからチーム鎧武の歌とダンスを楽しんでいってください!それでは聞いてください

 

-愛は太陽じゃない?-」

 

 

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そして踊り終わり我に帰るとものすごい歓声が上がっていた。チームで顔を合わせ笑いあってからハイタッチをする。

 

「最初はうまく行ったみたいだね」

『さぁ次はチームレイドワイルドだ!』

 

鎧武と入れ替わるようにしてレイドワイルドがステージに上がる。

 

「じゃあ早速だけど行っくにゃー!

 

-くるりんMIRACLE-」

 

レイドワイルドにも鎧武と同じくらいに歓声が上がり勝負はインベスゲームに移行する。

 

『お待ちかねインベスゲーム!おおっっと、これは両方戦極ドライバーを持ってるみたいだな!』

「凛ちゃん負けないよ」

「凛だって」

『仮面ライダー鎧武VS仮面ライダー黒影!だ!バトルスタート!』

 

「「変身」」

『オレンジ』『マツボックリ』

『『ロックオン!』』『『ソイヤッ!』』

『オレンジアームズ!』『マツボックリアームズ!』

『花道オンステージ!』『一撃インザシャドウ!』

「「はあっ!」」

 

武器が手に出現した瞬間にお互いに切りかかる。大橙丸と黒松をぶつけ合いスキを狙う。黒影は黒松で鎧武の胸を突くがかわされ、後ろに引く前にお腹を蹴る。黒影はそのまま後ろに引かず右足でとどまり再度黒松で突き今度こそ胸に当てる。

 

「やっぱり強いにゃ」

「凛ちゃんもね」

 

鎧武と黒影は観客の声など頭には入って来ない。ただ相手をダウンさせることだけに集中する。

 

「意外とお互い手加減ないのね」

「試合だからこそお互い本気を出せているのでしょう」

 

鎧武は大橙丸で切りに掛かろうしても黒松のリーチの長さがあり当たるのを恐れて切りつけに行けない。

 

「穂乃果ちゃん引いてばっかりじゃ勝てないよ」

「そうだね......じゃあこれならどうだ!」

 

『パイン』

「パイン?」

「こういう時のために誰にも知られてないロックシードを使えば対策の立てようもないしね」

『ロックオン!』『ソイヤッ!』

『パインアームズ・粉砕デストロイ』

「おおー!パインだー!」

「パインにゃ!」

「このパインを、そりゃー!」

 

鎧武はパインアイアンを黒影に投げつける。黒影も防ぐが衝撃が大きく3回防いだ所で黒松が吹き飛び、4回目で黒影に直撃させる。

 

「わぁ!」

「すごいねこのパイン」

「いいぞ穂乃果ー!」

「頑張って凛ちゃーん!」

 

それぞれのチームから応援の声が上がる。その様子を海未と花陽と真姫が控え室から静かにじっと見つめる。

 

『鎧武のパインが黒影を吹き飛ばした!このまま勝敗が決まるのか!?』

 

「そのパインなかなか強いにゃ、でもこれならどう?」

『マツボックリスパーキング!』

 

黒影が黒松を持つと回転を始め飛び上がり回転したまま鎧武に突っ込んでいく。鎧武は一瞬慌てるが無双セイバーを腰から引き抜く。

 

『パインスパーキング!』

 

無双セイバーが黄色に光り、黒影が突っ込んできたところに切り込み押し負けられそうになるがなんとか黒影の方を飛ばす。

 

「うわぁ!...あっ!?」

『パインスカッシュ!』

「やあーー!」

 

鎧武は飛び上がるとパインアイアンを黒影に蹴りつけるとそれが巨大化し黒影の動きを完全に止めるとそのまま無頼キックを黒影に直撃させ変身解除させる。

 

「にゃあぁ...」

「よし!」

『この勝負!

 

チーーーム鎧武の勝利!』

 

「やったね!穂乃果ちゃん!」

 

勝者は観客たちから歓声を浴びる。鎧武も変身を解き観客たちに手を振る。

 

「よし、このままラブライブ優勝を目指すよ!」

 

------

「なんかこの雰囲気を壊さなきゃいけないってウチら悪いことしてるみたいやな」

 

「...そうね」

 

「おいおい、そんなことまだそんなこといってんのか?」

 

「シドさん...」

 

「これは彼女達のためでもあるんだ」

 

「戦極さんも...」

 

「確かにここで壊せば彼女達の楽しい時間を潰すことになるかもしれないが後々のことを考えればそれぐらいいいだろう。どうだい、東條くん?絢瀬くん?」

 

「そうやんね...」

 

「ええ、ここで引くわけには行かないもの

 

絶対に」

 

 

 






第10話いかがでしたでしょうか。
最初は穂乃果と凛が戦いましたが、このあと海未と花陽と真姫は誰と戦うのでしょうか。そして裏で一体何がおこっているのでしょう。
では第11話で。
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