ラブライブ!〜9人の勇者〜   作:ぷよR

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段々と絵里と希、凌馬、シドたちの計画が進行していきます。それに対して穂乃果たちは行動を起こせるのか。
では第14話をお楽しみください。


第14話 出現ゲネシスライダー

 

穂乃果たちはみな絵里たちに立ち向かう意志が固められたと思われていたがその中の2人がその事に疑問を持っていた。

 

ことりと真姫だ。

 

自分たちが変身するたびにデータを取られる。そしてこのまま変身をすれば確実に敵は牙を向いてくる。それが自分ならまだしもそれが仲間に行くと思うと耐えられない。

そのデータについて聞こうと錠前ディーラーのシドを探したが姿を消し現れなくなった。このまま自分たちは潰されてしまうのではないかと恐怖が大きくなるばかり。

そして更なる恐怖が立ちはだかろうとしていた。

 

「お姉ちゃん、そんな寝ながらお菓子食べてると豚になるよ」

「ならないよ!これでもちゃんとチームのみんなと練習してるんだから」

 

穂乃果は1階のリビングで雪穂と話しながらお菓子を食べぐうたらしていた。あのラブライブの日から数日がたちいつもの穂乃果である。

 

「雪穂〜、お茶〜」

「もうダメだよ起きなきゃ」

「ええー、日頃の練習の疲れが〜...」

 

『次のニュースです、今日未明、体から植物の生えた患者が......』

 

「え...これって」

 

穂乃果はそのニュースで流れている映像の患者を見るとなんと体からロックシードに変わる実が生えていたのだ。

 

「どういうこと?」

「どうしたのお姉ちゃん?そんなにまじまじと見て、それにしてもなんだが怖いね」

「う...うん」

 

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「そろそろあの子達もニュース見たんと違う?」

「ええ、テレビを見ていればね」

「そうだね、インベスについては我々でも対処しきれない。だがクラックだけは確実に隠蔽しなければならない」

「ああ、もしバレるようなことがあれば...」

「ダメよ、それだけは私が阻止するわ」

「分かってるよ、もしもの話だよ」

「まだ完成しないん?ベルト」

「おっ、たった今設計図は完成したよ。新しいベルト

 

ゲネシスドライバーがね」

 

凌馬のパソコンには新たなベルトの設計図が映し出されていた。

 

「完成するのはまぁ半日あれば1つは出来る」

「よろしく頼むわ」

「やっと計画が進行してきたな」

 

そこにモニターでサガラが現れる。

 

「サガラね、何か用?」

「いやぁ俺もお前らがどんなふうに子供たちを料理するのか楽しみでね」

「いいからあなたは黙って見てなさい」

「はいはい、怖い女だ」

「何か言った?」

「いやぁ、何も」

「とにかく私はゲネシスドライバーを完成させるよ」

 

凌馬は少し微笑むと作業をしに別の部屋へと移動していった。

 

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ニュースをみたみんなは花陽の家に集まっていた。ただことりと真姫は電話が繋がらなかった。メールもしたが返答はない。

 

「あの植物ってヘルヘイムになってたやつだよね」

「そうだよね、私と穂乃果ちゃんが前に行ったあの森だよね」

「じゃああの森に行ってみない?」

 

がその意見にはみな同意はしなかった。森にはインベスがいる。危険なことは分かりきっていたからだ。

 

「危険すぎます」

「それに行く方法も分からないよ...」

「行くにしても全員で行ったほうがいいにゃー」

「ぐぐ...」

 

悔しがる穂乃果を見て海未が目を見て話しかける。

 

「穂乃果、ラブライブ会場の時にも思ったのですがあなたは...」

 

『私のことをどうしようと構わないよ』

『でもね大切な人達を傷つけるような真似をしたら許さない!』

 

「確かに言ったよ、それは穂乃果の本心だもん」

「でもそれを聞く限り、あなたは自分のことを疎かにしているのではないですか?」

「そんなこと...」

「いいですか?もし自分のことを犠牲にするような真似をしたら...私は穂乃果を許せなくなります...」

「海未ちゃん...」

「海未ちゃんも穂乃果ちゃんのこと大切だからだよ、ね」

「私たちも穂乃果ちゃんに傷ついて欲しくないもん」

 

海未は怒っているような悲しいような感じで穂乃果に言う。でも穂乃果には伝わらなかった。自分では分かっていないが無意識に『人のために』と行動していることに。結局ことりと真姫と連絡は取れずお開きとなった。

 

「海未ちゃん、私だって自分がボロボロになってまでそんなこと......でも...」

 

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「なによこれ...」

 

元μ'sの矢澤にこは1人部室で体から植物の生えた患者の記事をパソコンで見ていた。

 

「もしかして穂乃果たちの...?」

 

にこは新しいスクールアイドルの配信を欠かさず見ていた。だからもしかしたらスクールアイドルが使うあの怪物と関係があるのではないかと。

そしてネットではある噂が立っていた。インベスを使っているスクールアイドルが犯人なのではないかと。

 

「もちろんこんな噂だけじゃ穂乃果たちが犯人にされることなんてないだろうけど...」

「私に出来ることないかしら......はぁー...いつまでこうしてだらけてるのかしら...」

 

にこはパソコンから手を離し、椅子にもたれかかり天井を見つめていた。μ'sにいた頃を思い出しながら。

 

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「ことりちゃん、さっきなんで来なかったの?」

 

さっき穂乃果ちゃんから連絡が入ってから家に上げたけどやっぱり穂乃果ちゃん1人だった。良かった。みんなで集まるとまたあの話を...。

 

「ごめんね、ちょっと出掛けてて気づかなかったの」

 

ホントはあの話をするのが嫌で電話に出なかったんだ。

 

「そっかそっか、今日は色んな事忘れてゲームでもしない?」

「え?」

 

穂乃果ちゃんはこんな時でもほかの人のことを気にかけてるんだ。

 

「ことりちゃん甲羅投げつけないでよー」

「えへへ、これは勝負だから手抜きなしだよ」

「あ!青い甲羅が出た!」

「え!?」

「発射!」

「もーう、穂乃果ちゃん」

「これは勝負だもんねー」

 

やっぱり穂乃果ちゃんといると心が和むなー。優しいし。海未ちゃんや凛ちゃんとたちといてももちろん楽しいんだけど。やっぱり初めての友達だから特別な楽しみがあるのかな。

 

「ことりちゃん、次はこのいっぱい有名なキャラが出る格闘ゲームやろう」

「いいよー」

 

えへへ、楽しいな。

 

「そういえばことりちゃんって穂乃果が傷ついたらどう思う?」

「え?それはもちろん嫌だよ」

「そっか嬉しいな」

 

なんでいきなりそんな事聞くのかな。

 

「あ、さっきね穂乃果があのヘルヘイムに言ってみようって話になって。危険って分かってるのに行こうとしてたから海未ちゃんたちに注意されて...」

「そっか...」

「でも私、人のために何か出来るってやっぱり嬉しいんだと思う。前に海未ちゃんと仲直りした時自分のことも考えれるようになったけど...」

「でも私も穂乃果ちゃんには無茶なことして欲しくない、もしそういう場面になったらみんなで助けてあげるからね」

「うん、ありがと」

 

やっぱり穂乃果ちゃんは無鉄砲だなぁ。その分みんなでカバーしてあげなきゃ。

 

その頃、絵里はベルトの完成に基づきその性能を試すことになった。

施設内にあるベルト装着者用の訓練場に移動する。そして凌馬はモニター越しに指示を出す。

 

「じゃああなたの自信作を試させてもらうわね」

「もちろん、存分に味わってくれても構わないよ」

「ふぅ...変身」

『メロンエナジー』

 

頭の上に普通のメロンロックシードの時とは違ったものが現れる。

 

『ロックオン』

「えーと...このあとはどうすればいいのかしら?」

『レバーを押したまえ』

「これかしら?」

『ソーダ』

『メロンエナジーアームズ』

 

そして返信とともに音声が流れ『仮面ライダー斬月・真』メロンエナジーアームズとなった。

すると部屋に6人の黒影トルーパーが入ってきた。

 

『その弓の武器、ソニックアローを使って倒してみたまえ』

「じゃあいくわよ」

 

そして斬月・真は6人の猛攻を一撃も当てられることなく軽やかにソニックアローで切りつけたり蹴りで蹴散らす。

 

「うう...」

『マツボックリスカッシュ』

「弓ってことは...こうかしら」

 

弓矢を引くように引き向かって来た黒影トルーパーに当て変身解除する。

 

『相手の実力が弱いというのもあるが通常技でもこのように充分対抗できる』

「なるほどね」

 

そして2人、3人と変身解除させていきあっという間に残り1人になる。

 

『最後に必殺技をやってみたまえ、だがメロンエナジーでは危険だ。変身解除された兵士のマツボックリロックシードを使いたまえ』

「これをここに装着させるのね」

『ロックオン』

 

ソニックアローにマツボックリロックシードをセットし、弓を引く。

 

『マツボックリチャージ!』

 

大きいクリアなマツボックリが出現し黒影トルーパーに直撃し変身解除した。

 

『テスト終了』

「ふぅ...」

 

斬月・真は一息つくとロックシードを閉じ変身解除する。兵士たちはほかの兵士たちに回収される。そこに少しして凌馬と希が入ってくる。

 

「どうだったかね、新しいゲネシスドライバーの感想は?」

「ええ、戦極ドライバーとは比べ物にならないわ」

「すぐに使いこなすなんてさすがエリチやね」

「じゃあそろそろあの子達に本当の攻撃を仕掛けましょう」

「スクールアイドルも終わりやね」

 

 

-----

穂乃果はことりの家からの帰り道、オレンジロックシードを見つめながら帰っていた。

 

(私はなんのために戦えば...凰蓮さんに色んなこと言ってもらえたけど...どうすればいいんだろう)

 

そこにカミキリインベスが現れた。

 

「やっぱりクラックから」

 

とそこに物陰から穂乃果を見る人影があった。ピンクのカーディガンに幼い見た目、にこだ。

 

「なんでこんなとこにインベスが出るのよ...穂乃果のあと付けてただけなのに...」

「変身!」

『ソイヤッ!』

『オレンジアームズ!花道オンステージ!』

 

カミキリはいきなり触覚をを伸ばし鎧武に叩きつける。大橙丸で防御するが強い衝撃で落としてしまい、直撃してしまう。

 

「だったら飛び道具だよ!」

『イチゴ』

『ソイヤッ!』

『イチゴアームズ シュシュっとスパーク』

 

そしてイチゴクナイを投げつけ触覚を避けながら戦う。

 

「ここに飛び込んでったらにこなんかボロボロにされちゃうわね...」

 

そしてカミキリをよろけさせ近づき蹴りで後方へ吹き飛ばす。そして無双セイバーを取り出す。

 

「えいっ!」

『ロックオン!』

『イチ ジュウ ヒャク!』

『イチゴチャージ!』

 

上に無双セイバーを振り抜きイチゴを飛ばすと、それが分散しイチゴクナイを雨のようにカミキリに降らせ爆発させた。

 

「ふぅー...穂乃果疲れちゃうよ...」

「むむ...にこはまた仲間がいないにこ...」

「そうだ、もしかしたら近くにクラックがあるかも」

「クラック...?ちょっと...」

 

にこは鎧武にバレないように後を付ける。そしてにこは空中に出現するチャック『クラック』を見る。

 

「なによ、あれは...」

「ここに入ればきっと...」

 

入ろうとした瞬間、海未の言葉を思い出す。

 

『あなたは自分のことを疎かにしているのではないですか?』

『私は穂乃果を許せなくなります...』

 

「大丈夫だよ、すぐ帰れば」

「入っていくじゃないの」

 

鎧武はクラックの中に入るとただならる雰囲気が漂い、草木が無数に生い茂っている。そして大量の実が実っている。

 

「いったいここに何が...」

 

鎧武は奥に進みためにしヘルヘイムの実を取るとヒマワリロックシードへと変わる。

 

「やっぱり変わるんだ...ん?」

 

するとクラックが締まり始める。

 

「ちょっ...やばい!」

 

鎧武は全速力でクラックへと戻る。そして大ジャンプし飛び込む。

 

「うおーーー!」

 

 

が、間に合わずクラックは閉じ木に頭が直撃する。

 

「いったーーい!...って......どうしよーーーー!?」

 

それを見ていたにこは何故だが絶対に穂乃果がピンチだと直感で分かった。

 

「どうするのよこれ、多分穂乃果帰ってこれないじゃないの...」

「穂乃果これからどうなるの...?」





ついに絵里はゲネシスドライバーを使い斬月・真へと変身しました。この力に戦極ドライバーで対抗できるのでしょうか。
そしてヘルヘイムに閉じ込められたことを知ったにこは何をするのか。
では第15話で。
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