ステージへ行くとそこには海未がいた。そしてもうひとつのチームが海未たちと向かい合っている。
「これ戦いかな?」
「そうじゃない?」
「すごいよね海未ちゃん、ね穂乃果?」
「えっ?...う、うん」
話していると相手のチームが海未に話しかける。
「ここはうちらが使うから」
「ならば私に勝ってからにしてください」
「後悔すんなよ」
相手チームは3人が前に出てロックシードを開くと3匹のインベスが出現する。
「ゲゲっ!?なにあの怪物!?」
「穂乃果知らないの?あれはインベスっていってベルトを持ってない人たちはあれで勝負するの」
海未が3匹のインベスに囲まれる。そして海未がベルトを出した瞬間観客から声援が上がる。
「変身」
『バナナ!』
『ロックオン!』『カモン!』シャカ
『バナナアームズ・ナイトオブスピアー』
海未が仮面ライダーバロンになると更に声援が上がる。
(すごい...なんだかインベスゲームがなかった頃よりも声援が上がってる気がする...)
「行きますよ」
「やっちゃえ!」
インベス3匹が一斉にバロンに襲いかかる。海未は一切動じずにバナスピアーで体を回転させながら切りつける。そしてインベス1体を倒す。
「うわ...」
「まだまだ!」
バロンはインベス1匹を上に蹴りあげ胸の前まで落ちてきた所でパンチを食らわせ倒す。更に畳み掛けると思ったがバロンはインベスに対し背中を向けてしまう。
「海未ちゃん?」
「今だ!」
そして背中に飛びかかろうとしたインベスをバロンは背中を向けたまま手と脇腹の間からバナスピアーで突き刺し倒した。
「あ...くっ」
「これは貰っていきますよ」
バロンがそう言うと相手チームはとぼとぼと帰っていった。
「海未ちゃん強い...」
「はい、これはあげます」
「ありがと園田さん」
バロンは勝ち取ったロックシードを仲間達にあげる。仲間達は喜んでいるが海未はどうか分からない。おそらく海未も喜んでいるだろう。そして歓声の中バロンは変身を解く。
「ではみなさん、インベスゲームも終わったので私たちのパフォーマンスを見ていってください!」
海未たちは曲をかけダンスを踊り始める。穂乃果たちはステージで踊れるように準備するためステージを離れた。
一旦学校へと戻り屋上でダンスの練習をすることにした。
ヒフミたちはいつも間近で穂乃果たちのダンスを見ていたからか素人とは思えない動きをした。
「これならすぐにでもステージ出来そうだね」
「うまい人が言うんだから間違いないね」
「じゃあもう何日か練習したらステージに出てみようよ」
「そうだね」
「ヒデコたちって結構物怖じしないんだね」
ーーーーー
そしてダンスの練習を始めてから4日がたちほぼ完璧に踊れるようになった。
「よし明日からステージだ!」
「そうだね!...ん?」
「どうしたのミカ?」
「いや凛ちゃん何してるかなぁって」
凛も同じく屋上で練習しているのだがダンスではなく腕立て伏せや腹筋ばかりしている。
「凛ちゃんなにしてるの?」
「穂乃果ちゃん、うんとねもし今度海未ちゃんがステージに来た時に戦えるようにするにゃ」
「確かに海未ちゃん強いもんねー」
「そうそう、じゃあ凛は練習するから。それと明日のステージ頑張ってにゃ!」
「うん!頑張るよ〜!」
ーーーーー
そして翌日。休日だったため朝の10時ころから4人で集まりステージへと向かう。幸い踊ると決めていたステージに他のチームはいなかった。
「よし、これなら思いっきり踊れるね」
「「「がんばろー!」」」
そしてステージに上がる穂乃果たち。ステージへ上がるのを見た観客たちが続々と集まってくる。
「あのチームみたことある?」
「きっと新規のチームだよ」
などと色々な声が聞こえてくる。その中で穂乃果が大きな声で切り出す。
「みなさーん!今日は集まってくれてありがとー!私たちは始めてこのステージに立ちます!なので緊張してますけど...楽しんでいってください!」
「あなた達のチーム名なんて言うんですかー!?」
「えっ」
いきなり投げかけられた質問に穂乃果は固まる。そしてヒフミたちも固まってしまう。
「ねぇチーム名何て言うの?」ヒソヒソ
「分からないよ」ヒソヒソ
「どうしようー」ヒソヒソ
「お客さんたちめっちゃこっち見てる」ヒソヒソ
「緊張してチーム名忘れちゃったんですかー!?」
「いよいよヤバいよ...!」ヒソヒソ
「もうμ'sでいいんじゃない?」ヒソヒソ
「ダメだよ!あれは9人のものなの!」
「何が9人なんですかー!?」
「あっやばっ...」
絶体絶命の穂乃果たち。観客から不安の声が上がるなかステージの所に緑色でツメの大きな怪物が現れた。すると一気に観客が離れステージの4人だけになってしまう。
「これインベス!?」
「こんなのみたことないよ!」
「逃げよう!」
そしてヒフミたちがステージから離れる。だが穂乃果はステージから離れようとしなかった。
「穂乃果何してるの!?」
「大丈夫だよミカ」
(私は逃げるわけにはいかないんだ、ここで逃げたらまたきっと後悔する。この怪物明らかに人を襲おうとしてる。だから逃げるわけにいかないんだ!)
「」サッ
穂乃果はポケットから戦極ドライバーを取り出しベルトをつけると自動で装着し顔の書かれたプレートになる。
「穂乃果!」
「逃げないよ!穂乃果はもう逃げない!」
「だから見ててね!海未ちゃん!」
「!!」
穂乃果は遠くから海未が見ていることに気づいていた。海未はバレてないと思っていたため拍子抜けしたような顔になる。
「いくよ!変身!」
『オレンジ』
『ロックオン!』『ソイヤッ!』シャカ
『オレンジアームズ!花道オンステージ!』
そして穂乃果は初めて仮面ライダーへと変身した。
『おおっとこれは新たな仮面ライダーの誕生か!?このライダーの名はその名も......!鎧武だ!仮面ライダー鎧武の登場だ!お前らこの瞬間を見逃すな!』
「鎧武だってよ!」
「すげぇ!」
「新しい仮面ライダーだ!」
そして仮面ライダー鎧武は手に出現した大橙丸を握りしめる。その瞬間怪物が襲いかかる。
「ガア!」
「うわわわ...!えい!」
鎧武は飛び込んできた怪物を大橙丸で切りつけダメージを与える。だが大して怪物には聞いておらずツメで胸のあたりに振り下ろさせる。
「いた!...うう、まだまだ!」
「ガア!」
鎧武は大橙丸で肩や腹、腕を切りつけていく。効いてはいるが全く怯まず鎧武の首を掴み絞める。
「うぐ...ん?これでもくらえぇ!」
腰のあたりについていた無双セイバーで腹を切りつける。油断していため怪物にさっきよりもかなりダメージを与える。そして二刀流で切りつけていく。すると怪物は胸のあたりから緑の光線のようなものを出し鎧武に直撃させる。
「いったーい...これ結構効くなぁ、このままま当たってたら大変かも…
「何かまだないかなぁ...これは引き金だよね?よし!」
無双セイバーの引き金を引きトリガーを押すと銃弾が出たが4発で終わっしまう。
「ええっ!?たったこれだけ!?」
「ウガア!」
「うわあぁ!」
鎧武はまた緑の光線に当たってしまいかなりのダメージを喰らってしまう。
(このままじゃ...)
「穂乃果!!」
「海未ちゃん...」
「そのベルトの刀を1回下に降ろしてください!」
「う、うん!」
『オレンジスカッシュ!』シャカ
「よしこれなら!ありがとう海未ちゃ...海未ちゃん?」
海未はいつの間にかいなくなっていた。不思議に思った鎧武だったがすぐに意識を怪物の方に移す。そして上空へと飛び上がる。
「ウグ!?」
「これで終わりだよ!」
上空にオレンジが出るとそこに鎧武がオレンジ通ってスピードをあげる。そして怪物の胸元に無頼キックを直撃させステージ外の人のいない所へ飛ばし、数秒間苦しむと怪物は爆散した。
「ふぅ...」
「穂乃果すごいよ!」
「いやぁ...えへへ」
するとさっきの観客たちも集まってくる。さっきの放送を聞きつけてかかなりの人が集まっていた。
「すごい鎧武!」
「かっこいい鎧武!」
「ほら穂乃果何か言わなきゃ!」
「ええ!?.........私たちはチーム鎧武です!そして私は仮面ライダー鎧武だー!!」
ぷよRです!
第3話いかがだったでしょうか?楽しんで貰えたら幸いです!
ではまた第4話で。