ラブライブ!〜9人の勇者〜   作:ぷよR

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第4話 謎の森へ

チーム鎧武のステージが大成功で終わった翌日、穂乃果たちを襲ったインベスについてヒフミたちとサガラの配信を見ていた花陽と凛とも話し合っていた。

 

「あれってなんだったんだろう...」

「誰かがロックシードで出したんだにゃー」

「え?ロックシードってあの灰色みたいなのだけじゃないの?」

「え?穂乃果ちゃんはまだ知らないんだっけ、うんとね」

 

花陽が穂乃果に説明する。ロックシードにはクラスがありDからAまで存在する。D(ヒマワリロックシード)やC(マツボックリロックシード)などのクラスの低いものを使うと初級インベスが出現し、クラスAを使うと初級インベスとは比べ物にならないほど強いインベスを呼び出すことが出来る。

 

「ふーん、でも誰かが呼び出したとしてもなんのために?」

「それは分からないにゃ」

 

結局その答えが出ることがないまま話し合いは終わった。

 

(なんだったのかな...あれ...頭のいい真姫ちゃんなら分かるのかな.........そういえばまだ謝ってなかったんだっけ...謝らなきゃ)

 

穂乃果は真姫がいつもいた音楽室へ足を運んだ。近づいていくとやはりピアノの音が聞こえる。そしてこの綺麗な歌声。間違いなく真姫だ。

 

「......真姫ちゃーん...」

「!!......穂乃果」

 

真姫は穂乃果を見るなり目を細め睨んでくる。穂乃果を恨んでいるのだろうか。

 

「どうして...戻ってくるならしっかり連絡しなさいよ」

「ごめんね」

「...」

 

真姫は睨むのをやめ穏やかな表情になった。それをみて穂乃果もホッとする。

 

「あ、そうだ。穂乃果またスクールアイドル始めることにしたんだ」

「そう」

「今度はみんなを笑顔にするために...」

「あなた、その理由でまたスクールアイドル始めたの?」

「そうだけど...」

 

穂乃果は穏やかな表情からまた睨んだ顔になった真姫をみて戸惑う。何故また睨まれているのか全く分からないからだ。

 

「どうしたの真姫ちゃん...?」

「穂乃果がスクールアイドル理由に疑問に思っただけ」

「理由?人を楽しませるためって理由ダメだったかな...」

「ううん、確かに人を楽しませたいって立派なことだと思うわ。でもそれだけじゃないはずよ」

 

真姫は怒っている訳では無い。何かを穂乃果に伝えようとしているのか、穂乃果の目を真っ直ぐ見る。

 

「それだけ......ううん穂乃果は人を楽しませるためだけにスクールアイドルをやるつもりだよ」

「あなたあの時の感情忘れちゃったの?」

「え?なんだろう...」

「......もういいわ、ちなみに私はアイドルやらないから」

 

真姫の意外な言葉に穂乃果は思わず大声を出す。

 

「なんで!?」

「今、穂乃果と同じであの感情が薄れちゃったの。だから」

「感情...ん〜?」

「とにかく今日は帰って。あなたのこともうとっくに許してるから」

 

そう言って穂乃果の背中を押し無理やり音楽室から出し扉を閉める。穂乃果は「あの感情」というのが全く心当たりになかった。その後穂乃果は帰り道でも考えたが答えは出そうになかった。

 

「ちょっと疲れたなぁ...どこか静かな所で息抜きしよう」

 

穂乃果は滅多に人の来ない公園でひと休みすることにした。自販機で買ったオレンジジュースを飲みながら何も考えずベンチでぼっーとする。

とその時、どこからかチャックを開ける時のような音が聞こえた。

 

「ん?何か公園の端の方から...!!」

 

穂乃果が見たのは空中に出現したチャックだった。しかもそのチャックが開き中には森のような景色が見える。

 

「ななな...何これ!?」

「これもロックシードで出来ることなのかな...花陽ちゃん呼んで見てもらえば分かるかも!」

 

電話で花陽を呼び出し10分程で公園に来た。

 

「どうしたの?とにかく来てなんて...ピャア!」

「花陽ちゃん!これなに!?これもロックシードでなるものなの!?」

「...ううん、こんなの見たことないよ。ロックシードじゃないと思う」

「うーん、じゃあちょっと中に入ってみようよ」

「え!?」

「大丈夫だよ!ほら!」

「え...だ...だれか助けてー!」

 

穂乃果は無理やり花陽の手を引っ張りチャックの中に引き入れた。入るとそこには見たこともない植物や実がたくさんあった。

 

「なんだろうねこの森」

「うう...怖いよー」

「ん?ねぇねぇこの実美味しそうだよー」

「ええ!?」

「ちょっと食べてみようよ」

「ダメだよー!危ないよー!」

 

止める花陽の言うことを聞かず穂乃果は実をもぎ取る。そして中身を見てみると見たこともない美味しそうなものだった。

 

「なんか美味しそうだね」

「.........確かに...」

「じゃあちょっとだけ...」

 

と穂乃果がその実を食べようとした瞬間、実が光りパインのロックシードへと変化した。

 

「ええー!?」

「すごいです!...へ?」

 

花陽は後ろから肩を叩かれ恐る恐る振り返るとそこには初級インベスが4体いた。

 

「あわわ!?」

「インベスだ!」

「ぐわぁ!」

 

インベスたちが穂乃果たちに襲いかかろうとする。

 

「花陽ちゃん下がってて!」

『オレンジ』

 

穂乃果は花陽の前に出てベルトをつける。

 

『ロックオン』『ソイヤッ!』

『オレンジアームズ 花道オンステージ』

 

穂乃果は鎧武へと変身した。そして大橙丸でインベスたちを切りつけていく。囲まれないように1体を蹴りつけ後方へ吹き飛ばし、そのまま4回ほど切りつけ爆散させる。後ろを向いた鎧武に3体が一斉に襲いかかる。バランスを崩された鎧武は倒れ込む。そして一気にツメで引っ掻こうとした瞬間、

 

「インベスさんたち!」

「ぐぅ?」

「花陽ちゃん!」

「3VS1は卑怯です、花陽も加勢します」

 

花陽はポケットからベルトを取り出しへそのあたりにつける。既にプレートにはライダーの顔が浮かんでいる。

 

「変身」

『ドングリ』『ロックオン』『カモン』

『ドングリアームズ ネバーギブアップ』

 

花陽はドリンクロックシードで仮面ライダーグリドンへと変身した。そしてハンマーの武器ドンカチでインベスの背中を叩きつける。

インベスの振り上げた腕を下から上へ振り上げドンカチを当てバランスを崩した所で、グリドンは7mほど飛び上がり両手でドンカチを振り上げ頭に振り下ろし爆散させる。

そして残り2体のインベスも一気に畳み掛ける。

 

「穂乃果ちゃん、危ないから後ろに下がってて」

「うん」

『ドングリスカッシュ!』シャカ

「やあぁぁ!」

 

両腕を伸ばした状態で体全体を回転させそのままグルグルと回りながら、走ってきたインベスにドンカチを2回ずつ直撃させ爆散させた。

 

「目が回りますぅー...」

「あはは...」

 

その時チャックの音がした。急いでチャックの所へ向かうとさっき入ってきたチャックが閉じようとしていた。

 

「大変だ!」







第4話いかがだったでしょうか?
まだまだ慣れないのでこれからも頑張って書きたいと思います!
では第5話で。
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