「いやーことりちゃん強かったなぁ」
「そうかなぁ」
昨日のステージ
『おおっと!これはまたしても新たな仮面ライダーの登場だ!その名も仮面ライダー龍玄!』
「またライダーか、でも私たちは負けないよ!」
「あっ!それクラスAのロックシード!」
相手のチームはイチゴロックシードを解錠させコウモリインベスが出現した。
「うう...怖いよ穂乃果ちゃん」
「大丈夫!穂乃果もそうだったから!」
「...もうやるしかないよね!」
コウモリインベスは上空に飛び上がりそのまま龍玄に向かい突進してくる。龍玄は転がるように横に避け、武器のブドウ龍砲のレバーを引きコウモリインベスに銃弾を打ち込む。
また突進してきた所で龍玄はジャンプしインベスの背中に乗り超近距離で頭に銃弾を打ち込んだ後すぐさま地面に降り、インベスは頭からステージに落下する。
「えっとこうかな」
『ハイー!』『ブドウスカッシュ!』
龍玄は片腕でインベスに標準を合わせ引き金を引き銃弾を浴びせ爆散させた。そして龍玄はイチゴロックシードを手に入れた。
「ことりちゃんすごーい!」
「えへへ...」
ーーーーー
「いやーだってインベスの背中に乗るなんて考え穂乃果には思いつかないもん」
「そんなことないよぉ」
「でもことりちゃんが入ってくれたおかげでチーム鎧武、結構話題になってるみたいだよ」
「このまま他のチームに負けないようにしないとね」
「うん!」
ーーーーー
絵里は生徒会の仕事が終わるとすぐに学校を出て秋葉原のカフェに向かう。
「よぉ絢瀬絵里」
「シドさん」
絵里はシドに会いにカフェに来た。シドは座ったまま、絵里は立ったままで話をする。
「ベルトはあと何個なの?」
「あぁ残り2つだ、まだスクールアイドルやっていないから来るかどうか」
「絶対にやるわ、あの2人なら。他の人とはアイドルに対する思いが違うもの」
「まぁあんたがそういうならそうなんだろう、まぁ楽しみにしてるよ」
「ええ、それと1つ聞きたいのだけれど」
「もしかしてリンゴのライダーのことか?」
「ええ、あのライダーを投入する意味はあるの?」
「ああ、どっちみちやるなら今のうちに数を減らした方がいいだろう」
「...そうね、あの2人には私がスクールアイドルになるように促してみるわ」
「よろしく頼むよ」ニッ
「......ええ」
ーーーーー
「ことりちゃん」
「どうしたの?」
屋上で休憩中、穂乃果はいつもと違ってキリッとした表情でことりに話しかける。ことりもそれに気づき少し表情が固くなる。
「私、海未ちゃんと話してみようと思うんだ」
「うん、その方がいいよ。やっぱりこれからも3人でいたいもんね」
練習が終わり穂乃果は弓道部にいる海未の練習が終わるまで校門で待つことにした。
そして何10分かすると海未が出てきた。穂乃果はすぐさま海未の元へ駆け寄る。
「海未ちゃん!」
「...穂乃果」
穂乃果を見る海未の目は鋭い。穂乃果はその目に少し気後れするが、それでも負けずに海未の目を見る。
「海未ちゃんごめんなさい」
「何がですか?」
「私が勝手にスクールアイドルやめて...μ'sがバラバラになって...全部私のせいだよ」
「...確かに穂乃果がやめるなんて言い出さなければμ'sはまだ活動していたかもしれません」
「...そうだよね、やっぱり海未ちゃん怒ってるよね」
「穂乃果、あなたは何か勘違いをしています」
「勘違い...?」
穂乃果はなんのことか分からず思わず顎に手をあて考えてしまう。そして穂乃果は何かを思い出す。
「もしかして真姫ちゃんの言ってた...」
「そうです、穂乃果が真姫に謝った時の話は聞きました、まだ分かっていなかったのですね」
「海未ちゃん教えて、私何したの!?」
海未の肩を掴み穂乃果は声を荒らげる。でも海未は少しも同様せずにため息をつく。そして呆れたように穂乃果の腕を掴み肩から払う。
「それは自分で気づくべきです、私はもう家に帰ります」
「海未ちゃん!海未ちゃ...穂乃果、一体何を忘れたんだろう...」
穂乃果はその後下校する生徒に見られながらうつむきその場に立ち尽くしていた。
ーーーーー
「みんな今日も楽しく踊りましょう」
「おおー!」
「花陽ちゃんかわいいー!」
「こっち見た!かわいいー!」
「うぅ...恥ずかしい...」
「大丈夫だよ、花陽ちゃん私たちもいるから」
「ほらいつも通りに」
「...うん!」
花陽たちは秋葉原から離れた場所にあるステージでダンスを披露していた。花陽は仲間のおかげであまり緊張することなく踊っている。観客からは癒し系のアイドルと話題になっている。そして10分ほどダンスをしていると、急に音楽が止まる。
「あれぇ...あっ穂乃果ちゃん!ことりちゃん!」
観客もチーム鎧武が来たことが分かると声援が上がりタオルを回し始めるものも出始める。
「花陽ちゃん戦いに来たぞガオー」
「えぇ...2人と戦うのぉ...?勝てないよー...」
「大丈夫、戦うのは私だけ」
「えっ、それなら正々堂々と試合が出来ます」
「そうだね、じゃ始めよっか」
「はい」
そして2人同時に戦極ドライバーを取り出し装着すると一緒のタイミングでロックシードを解錠する。
『オレンジ』『ドングリ』
『『ロックオン!』』
『ソイヤッ!』『カモン』
『オレンジアームズ 花道オンステージ』
『ドングリアームズ ネバーギブアップ!』
穂乃果は鎧武、花陽はグリドンに変身し試合が始まる。鎧武は無双セイバーでグリドンを切りつけにかかる。グリドンがドンカチで上から叩こうと腕を振り上げた所で、隙の空いた脇腹当たりを切る。
「うわぁ!」
「まだまだいくよ!」
「花陽も負けません!」
グリドンは向かってきた鎧武の胸を蹴りバランスを崩し、体制を立て直している間に背中に回りドンカチで何回も叩きつける。
「いたいいたい!もう花陽ちゃん!」
「待って、その剣は...うわぁ!」
「引き金を引いて...それ!」
「うわわわ!うぅ...剣に銃なんてずるいよぉ...」
「花陽ちゃん、これは戦いだよ!文句を言ってる暇はないよ!やあっ!」
「凛ちゃん特訓した真剣白刃取り!」
「穂乃果の剣を手で挟んだ!?」
『ドングリオーレ!』
「頭に...やあっ!」
「いっ...たーい!」
「2人とものりのりだね...あはは...」
「今日はレイドワイルドのステージに来てくれてありがとにゃー!」
鎧武とグリドンが試合をしている頃、凛とチームの4人でダンスを踊っていた。かなりの賑わいを見せ、鎧武同様注目を集めている。凛たちは主に猫の動きを取り入れたダンスをし観客を魅了する。
ダンス開始からしばらくして観客の声援からざわつきの声があがる。
「にゃ?」
「凛ちゃんあれ!」
「あっ!」
観客の後ろから左手に大きな盾を持った赤い仮面ライダーが現れた。ライダーを観客が避け、ライダーの歩く道が出来る。
「星空凛、君に勝負を挑む」
「にゃ?なんだか変な声してるにゃ。テレビで顔隠してる人が出すような声...ボイスチェンジャーでもつけてるのかにゃ?」
「そんなことはいいから早く変身しろ」
「よし受けて立つよ」
凛は素早く戦極ドライバーとロックシードを取り出し装着する。
『マツボックリ』『ソイヤッ!』
『マツボックリアームズ 一撃インザシャドウ』
「凛は仮面ライダー黒影、君はなんていうの?」
「私は仮面ライダーイドゥン、ここでは邪魔が多い。場所を変えよう」
「にゃ?うわわわ!?何するの!?」
イドゥンは黒影の胸ぐらを掴むと黒影を人のいない所に投げ飛ばしイドゥンも投げ飛ばした場所へ走る。観客も様子を見ようと近づこうとするとイドゥンが盾から剣を抜き観客たちに向ける。観客を完全に怯ませ黒影の元へと走る。
「いきなりなにするのー!?」
「いいから構えろ」
「よし、行くぞー!」
黒影は黒松を横から脇腹に当て胸元に一突きしイドゥンを下がらせる。更に一回転し黒松を再度脇腹に直撃させる。そして1度黒松は後方へ下がる。
「へへーん、どうだ」
「...この程度か仮面ライダー黒影」
「あれ?あんまり効いてない?」
「今度は私から行くぞ」
イドゥンは振り下ろされた黒松を盾で防ぎ剣を胸に一突きし、更に3回体を切りつけ後ろに大きく飛ばす。
「強い...」
「まだまだ行くぞ、はあっ!」
ーーーーー
『オレンジスカッシュ!』
「やあっ!」
「うわぁーわ!」
大橙丸でグリドンを切りつけ変身解除させる。
「今回は私の勝ちだね、ロックシードは返すね」
「ありがと、やっぱり強いなぁ」
「ううん、花陽ちゃんも結構強かったよ」
穂乃果は尻餅を着いた花陽に手を差し伸べ自分の方に引っ張り花陽も穂乃果の手をぎゅっと掴み立つ。
「じゃあ私は凛ちゃんの所へ行ってくるね」
「凛ちゃんも今日踊ってるの?」
「うん、ちょっと配信で確認してみましょう」
花陽はポケットから携帯を取り出し、ネットで配信を確認する。
「えっ...ピャア!」
「花陽ちゃん?」
「どうしたの?」
ことりも花陽の元へ駆け寄り携帯の画面を見ると黒影とイドゥンが戦いの模様が映し出されていた。
「新しい仮面ライダー!?」
『いったーい...さっきから感じる威圧感はなんだろう...』
『私は試合でやってるのではない、このまま戦うのならお前は怪我だけじゃすまないぞ』
「ええっ!?怪我だけじゃすまないって...」
「なんだか凛ちゃんが危ないよ!行ってみよう!」
ぷよRです!
今回はなんとイドゥンが出てきました。エリチはシドとどういう関係なのでしょうか。そして凛ちゃんの運命は。
では第7話で。