小此木短編集   作:小此木

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青眼の魔法使い
第1話 俺、先生やってます。


 

 

 

「__________である。よって、この場合の処理は____だ。ここ今度の試験に出るからよく覚えているように!!」

 

Side???

 

ようやく教師生活も板についてきた...と思う。あの社長に拾ってもらって良かった。性格は...まぁ、良い意味でも悪い意味でも『自己中』だと俺は思う。

それにしても、よく俺なんかを『学校の教師』に推薦したもんだ。俺みたいな得体の知れない男を雇うとは...社長は俺に何を期待してるんだ?ともかくあの人には何か恩返しをしないとな~

 

「――生!先生!!」

 

ん?生徒が俺を呼んでる?っ、しまったまだ授業中だった!!

 

「す、済まない。ちょっと考え事をしていた。授業を再開しよう。」

 

「いいえ、既に終了のチャイムは鳴り終えています。それを伝えようと...」

 

「え?本当?」

 

「はい、本当です。時間を確かめてみてください。それと・・・」

 

「あ、ホントだ。それも、3分も過ぎてる。ありゃ~、皆悪い。直ぐに次の教室に...ってほとんど生徒いねぇ!!」

 

「その事もお伝えしようと思ったのですが...生徒は皆次の授業に行きました。では、私も移動しますので。」

 

「ああ、いつも悪いね。天上院君も授業に遅れないようにね。」

 

「ええ。では、失礼します。」

 

 

さっきの女生徒は『天上院明日香』君。責任感が溢れるまさに委員長って子。でも、お兄さんがこの学園で行方不明になったって噂を聞いたことがある。この学園で本当に行方不明になったのなら、教師としてもひとりの人間としても早く見つかって欲しい。

 

 

 

 教師になり数ヶ月。授業に慣れ始め少しはまともにできている、と思った矢先これである。あぁ~、またクロノス教諭に怒られる。鬱だ。

 

「はぁ~、今日も失敗したな~」

 

「あれ、宗先生。どうしたのかにゃ~」

 

「どうも、大徳寺先生。またヘマしちゃって...」

 

「大丈夫だにゃ~。宗先生の教え方は分かりやすいって生徒から評判なんだにゃ~」

 

「そう言って頂けるのは嬉しいですが、デュエルでは『カモ先生』のあだ名で色々な生徒に文字通り『鴨』にされてますよ。ハハハ。」

 

「そ、そう気を落とさないでほしいにゃ~。失敗は誰でもありますにゃ~、そんなにお若いのに教諭になれたのは凄いと思いますにゃ~」

 

「うう、ありがとうございます。大徳寺先生!!」

 

「さぁ、めげずに頑張るにゃ~」

 

「はい、頑張ります!!」

 

Side out

 

 

Side大徳寺

 

 宗先生は小心ものだにゃ~。教える事は上手いのに勿体ないにゃ~。まぁ、最初よりかはマシになったかにゃ~。新任の挨拶で緊張からか声が裏返り、その拍子にマイクを落とし大音響を響かせ、最後は赤面しながら全生徒に謝ってたもんにゃ~。

 

『ピピピピピ』

 

「ありゃ、あの方から電話だにゃ~。あの先生にはこちら側に関わって欲しく無いにゃ~」

 

Side out

 

 

 

Side???

 

「さて、今日の授業も終わったしそろそろ寮に戻ろ「宗先生~!!」...ん?誰だろう?ハイハイ!今行きますよ~!!」

 

 

 

「先生!俺とデュエルしてください!!」

 

「いいですよ。え~っと、貴方は...」

 

「俺の名前は遊城十代!先生!楽しいデュエルにしようぜ!!」

 

「え、ええ。(...何時もそのつもりだけど...)」

 

「「デュエル!!」」

 

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