魔法少女靖子~暁の水平線に平和と友情の絆を~ 作:ラフィーネ
ある小島に、黒髪の少女がちょこんと立っていた。
「ここにも魔女がいるの?だったら放ってはいけないわ。」
そこへ、30分の遠征に来ていた鈴鹿、風雲、如月、菊月の4人が来た。
「やっと休めるな。」
「ええ、今日もとってもいいお天気ね。」
「さ、ジュース飲むか。」
「うん!」
自販機に向かい、人数分のジュースを買い、休憩に入った。4人がくつろいでいると、鈴鹿は黒髪の少女を見つけた。
「あれ?あの子、どこかで見たような?朝潮ちゃんじゃなさそうだし。」
「どうしたんだ?鈴鹿。」
「何でもない。」
「声かけてみたらどうだ?」
すると、少女も鈴鹿たちの方を振り向いた。少女もまた、見覚えのある顔なのか、鈴鹿を見て少し驚いた。
「たしか、あの女の子は、ゆうきさん!?でもなんでここに?」
「たしかあの子は、ほむら、ちゃん!?」
どうやってここへ来たのか?なぜここにいるのか?鈴鹿にはわからなかった。
「誰だよあれは?」
「ぼくのお友達だよ。紹介するねって、あれ!?いない!」
いつのまにか少女はいなくなっていた。どこへ行ったのだろうか?
「どこにもいないじゃないか。」
「鈴鹿さん、疲れてるんじゃないの?」
「早く鎮守府に戻りましょう。」
結局、鈴鹿はほむらを見失ってしまい、鎮守府へ戻ることになった。その鎮守府に伊13(以下ヒトミ)が着任して潜水艦は3人になった。鎮守府はますます賑やかになった。そして、さらに新しい艦娘、弥生や雪風、鬼怒、夕雲も加わり、ますます賑やかになった。
「伊13です、ヒトミと呼んでください。」
「軽巡鬼怒です、よろしくお願いします。」
「幸運の駆逐艦、雪風です。よろしくお願いします。」
「駆逐艦、弥生です。よろしく。」
「夕雲型駆逐艦、夕雲です。よろしく。」
とくにそれを見た島雪、秋雲、風雲、鈴鹿は大興奮だった。なにしろ新しい仲間が来たのだから。
「あなたが島雪なの?風雲から聞いたわよ。秋雲さんと大の仲良しさんだそうで。」
「あ、はい!よろしくお願いします!」
島雪は相当緊張気味だった。あとでイラストも見せてほしいともいわれた。もちろん、鈴鹿も緊張気味だった。鬼怒という新しい仲間が来たのだから。自己紹介が終わった後、鈴鹿は島雪を部屋に呼び出した。もちろん、ほむらのことであった。
「え?ほむらちゃんが?この艦これの世界に?」
「そうなんだ。あれはたしかにほむらちゃんだった。」
「だとしたらどうやってこの世界に来たの?」
「それはわからないでもこの世界に来てたのは事実だし。」
そのことを聞いた島雪は薄野たちにも話すことにした。もちろん、薄野たちはそのことをリンディ提督や郡津提督、坂本少佐に報告することにした。ほむらが来たっていうことは、かつてまどかたちが倒した魔女もこの世界にいるということなのか?彼女たちにとって謎は深まるばかりだった。一方、賀千谷提督は、新しい駆逐艦の開発に力を入れていた。少内提督が捕まり、提督の座を追われてからは、郡津提督、岡山提督たちの担当になった。
「少内提督は資材の無駄遣いをしおって。だが、今回開発した雷巡リ級型は、これまで通りにはいかんぞ。夜戦に強い装備を使ってるからな。」
今まで出てこなかった雷巡が賀千谷提督によって開発され、その日のうちに完成した。ほかに輸送ワ級型も2隻完成させていた。雷巡の名前は闇霧である。
「よし!今夜から貨物船襲撃作戦を開始する。雷巡闇霧を筆頭に駆逐艦3隻、輸送艦2隻で作戦に当たる!用意はいいな!」
「わかりました!」
その夜、岡山提督は新しく入ってきた由良、卯月、春雨、早霜、清霜を連れて15分の遠征に出ていた。駆逐艦川霧として。その時、ほむらを目撃した。
「何なの?あの子。黒い髪の毛?あの服かわいいね。」
「どうかしましたか?」
「なあに、あの人、女の子を引き連れて・・・。まあいいわ。帰りましょう。」
しばらくして姿を消した。岡山提督はあれが誰なのかはわからなかった。一応翌日報告することにした。そのとき、爆発音がした。
「な、何なの今の爆発音は?」
「提督さん、大変です!貨物船が!」
由良が貨物船が燃えてるのを発見した。急いで現場に急行すると雷巡闇霧たちが貨物船を攻撃していた。岡山提督が連装砲で闇霧を攻撃した。
「・・・邪魔が入ったか。まあいい、少なめだが物資は手に入れた。引き上げだ!」
闇霧たちが退却すると、岡山提督は早霜にたのんでに消防艇、救助艇の出動を要請した。ここのところ貨物船が襲われてるという事件が起こっていた。もちろん、郡津提督たちや、坂本少佐たちにもその情報は入っていた。そして、大本営より夜間のパトロールを強化するように命令があった。翌日、島雪たちは岡山提督と電話で会話していた。
「え?岡山さんも?あの女の子を?」
「そうなの。名前はわからないけど。名前はなんていうかわかる?」
「きっとほむらちゃんだよ!」
「ほむらちゃん?」
岡山提督も初めて知った。みたこともない女の子の名前を。なにしろ、別の世界の住人なので、なおさらである。そのとき、不知火が島雪たちの部屋にきた。
「みなさん、提督がお呼びです。全員講堂へ来てください。皆さんお待ちです。」
「わかった!今行くから。」
「それと、お友達も来てます。」
「お友達?」
「それは来てからのお楽しみです。」
島雪たちはとにかく、講堂へ集まることにした。講堂では、交戦したことがある鎮守府からデータがほかの各鎮守府に届いていた。あの闇霧のことである。そして、郡津提督は艦娘たちに説明を始めた。
「ここのところ、この海域で貨物船の被害が相次いでいます。そこで、当鎮守府は、岡山提督、伊達一提督、リンディ提督、ウィッチーズ基地、さらに海上保安庁、海上自衛隊、周辺の鎮守府と連携してパトロールの強化をいたします。」
島雪たちは初めて知った。この世界にも海上自衛隊、海上保安庁があるんだなと。
「さらに、今後のこともあるので、この子たちにも協力してもらうことになりました。いらっしゃい。」
それを見て、島雪たちは驚いた。なんと、なのはたちだった。
「あ、なのはちゃん!?それにフェイトちゃんやシグナムさんも?」
「はやてちゃんもいてるよ。それにヴィータちゃんも」
「シャマルさんも。これは一体!?」
郡津提督は、それについて説明をした。
「この人達にも手伝ってもらうことにしました。」
「よろしくね、靖子ちゃん。」
しかし、ここでは靖子は軽巡島雪、駆逐艦では潮風である。あとで説明しないといけないなと思った。同じころ、岡山提督の鎮守府でも、時空管理局と連絡できる装置を設置する作業が行われていた。もちろんクロノとエイミィたちも一緒だった。
「ごめんなさいね。あなたたちにも協力を要請することになってしまって。」
「いいえ、大丈夫ですよ。我々の仕事ですから。あ、リンディ提督。これお渡ししないと。」
岡山提督はこの前倒した軽空母赤鷹、戦艦闇光、重巡黒菊などのデータをリンディ提督に渡した。
「ありがとう。エイミィ、そっちは作業終わったの?」
「はい、設置完了しました。」
そして、岡山提督の基地の担当オペレーターはエミーナになった。管理局に入って2年目だが、コンピューターの技術はお手の物だった。
「エミーナ、異常はない?」
「はい、ないです。?大変です!南西諸島近海でコンテナ船が襲撃を受けています。」
「なんだって?すぐに郡津提督に連絡を!」
この知らせは郡津提督の鎮守府にも届いた。
「どうしたの大淀さん!」
「大変です!深海棲艦が出現しました。コンテナ船が攻撃を受けてます。ウィッチーズ隊からの連絡です」
「何ですって?すぐ出動を!」
島雪、鈴鹿、叢雲、摩耶、赤城、比叡が出動、なのは、フェイトも出動した。なのはと会ったその日にいろいろとお話ししたかったのにと島雪は思った。しかし、そうも言っていられない。現場に着くと、重巡闇霧がいた。装備は20.3cm連装砲、機銃、3連装魚雷である。ほかに駆逐艦6隻、軽巡2隻、輸送艦2隻だった。それに空母ヲ級1隻が来ていた。そのとき、対面するな否や、突然挨拶をしだした。
「私は空母ヲ級です。以後、お見知りおきを。」
「あ、こちらこそ。よろしくお願いします。」
全員挨拶を終えた後、空母ヲ級は突然帰ろうとした。
「賀千谷提督、これでよろしいですね。お先に失礼します。」
「おい!戦闘はどうした戦闘は!」
「用事がありますので失礼します。」
そう言うと、通信を切って帰ってしまった。