魔法少女靖子~暁の水平線に平和と友情の絆を~   作:ラフィーネ

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島雪として艦娘になった靖子はウィチーズ基地へごあいさつ、芳佳と再会しますが・・・。


島雪(靖子)、芳佳と再会

 10人は、演習で爆発に巻き込み迷惑をかけてしまって申し訳なかった。病室へ行き、提督に謝った。

 

「もう済んだことは仕方ないから。それに、演習用の魚雷食らったからといって、心配しないで。あの演習用魚雷は艦娘用で人間にあたっても大丈夫なようにできてるから。本物はそうはいかないけどね。」

 

続いて、明石に謝りに行く前に、中破・大破した人は着替えるように言われ、着替えてから行くことにした。ドックに向かい、明石に謝りにいった。そこには金剛と比叡もいた。

 

「ごめんなさい。」

 

しかし

 

「もういいわよ。あれくらいは大丈夫だって」

 

と許してくれた。もちろん、比叡も金剛も同じ気持ちだった。だが島雪は、艦娘用といえど、誤ってすむことではないと感じていた。すべての授業がおわったあと、もとの服に着替えた。自分の部屋に戻り塞ぎこんでいた。コンコン!誰かがノックした。

 

「あいてますよ。」

 

入ってきたのは陽炎(かげろう)だった。

 

「あなたは?」

 

「陽炎よ。よろしくね。って、元気ないね。なんかヘマしたの?」

 

その問いに島雪はうなづいた。

 

「元気だして。失敗はだれにだってあるから。あ、提督があなたに来てほしいって」

 

島雪は何度か提督に呼び出されたことはあったが、まさか重い罰があるのではと不安だった。覚悟するしかなかった。しかし、呼んだ理由はまったくちがっていた。

 

「え?あたしがウィチーズ基地に?」

 

「そう、そこに坂本少佐にごあいさつにいくから。あなたもいらっしゃい」

 

島雪は演習のことでまだ気にしていた。

 

「もういいのよ。ああいうことはほかの鎮守府でもよくあることだから。まあ、死なない程度の威力だから。対艦娘用の演習用だし。元気だして!」

 

「はい!」

 

「よろしい。」

 

出発は午前9時に決まった。ほかに吹雪、電、朧(おぼろ)、夕張、青葉が同行することになった。グラウンドで1人たたずむ島雪。なんかいったことあるようなないような。戦艦ル級たちに襲われたショックからなのか、襲われたときの記憶はなかなか戻らなかった。ウィチーズ基地、かすかに聞き覚えがあるが、なかなか思い出せない。ならば行けばなんとかなるかもしれない。島雪は行くことにした。

 

「ウィッチーズ基地、なんか聞き覚えが・・・。ひょっとしたら坂本さんがいるとこ?芳佳ちゃんたちもいるとこなの?いや、やっぱりとにかく行ってみないと。」

 

 翌日、島雪は海上にいた。

 

「あの、お名前は?」

 

「私は青葉です。宜しくお願い致します。」

 

ほかにもまだ挨拶していない艦娘も多く、島雪はいったいどれくらい名前を覚えられるか不安だった。提督はミサイル艇で同行していた。

 

「ねぇ、島雪、見えてきたわよ!」

 

「あ・・・、なんか懐かしい気が。」

 

少しは思い出して来てはいたがまだ完全には思いだせなかった。そして、基地に到着し、6人は坂本少佐たちがお出迎えだった。そして、挨拶をかわしたあと、食事会に移った。島雪は、豪華な食事に舌鼓をうっていた。

 

「ねぇ、赤城さんも呼べばよかったね。」

 

しかし朧は

 

「赤城さんがきたらごちそう全部食べちゃうからだめだよ」

 

と反対した。鎮守府の間宮食堂では、赤城が大きなくしゃみをした。

 

「だれよ!わたしの噂してるのは!」

 

ウィッチーズ基地で島雪がデザートを食べていると、そこへ芳佳が島雪のほうにやってきた。

 

「あなたは新人?どこかで見たことあると思うけど誰?」

 

「軽巡洋艦、天龍型3番艦の島雪です。よろしく。」

 

「あたしは宮藤芳佳(よしか)よ。よろしく。」

 

「あらぁ、あなたが新人さんなの?なんか見覚えがあると思うけど?私はペリーヌ・クロステルマンですわ。以後お見知りおきを。」

 

「あ、はい。天龍型3番艦、島雪です。よろしくお願いいたします!」

 

ペリーヌからも挨拶され、続いては坂本少佐からだった。

 

「私は坂本美緒(みお)少佐だ。よろしく」

 

「宜しくお願い致します。」

 

そのとき、坂本少佐は悟った。

 

(ん?この声、どこかで聞いたような。ひょっとしたら靖子か?それになんで艦娘に?まさかこの世界に?)

 

島雪は少々不安になった。

 

「いかがなされました?」

 

「いや、何でもない」

 

それを見た島雪は少しづつ思い出した。

 

(ちょっと思い出した。みたことあると思ったらやっぱりここは知ってる場所、つまり鎮守府とここは一緒の世界だったんだ。芳佳ちゃんやペリーヌさん、坂本さんもあたしのことをしっている。でもここで正体をしられるわけにはいかない。)

 

そこへエイラもやってきた。

 

「あ・・・。」

 

「なんだい?」

 

「・・・い、いえ、失礼しました。私は天龍型3番艦、島雪です。よろしくお願いします。」

 

「ああ、よろしく。私はエイラ・イルマタル・ユーティライネンだ。」

 

島雪は、エイラとも再会できた。しかし、今は自分が靖子であることを隠し通すしかなかった。今しられたら大変なことになるかもしれないと思っていた。一方、芳香もあれは島雪ではなく、靖子ではないかと薄々気づきはじめていた。そして、食事会も終わり、中を案内してもらえることになった。まずはドックに案内された一行は、中を見学した。しかし、そのドックの天井ではルッキーニが相変わらず昼寝いていた。下にいる坂本少佐にみつかり、下におりて挨拶するよう命じた。

 

「おい!フランチェスカ少尉、下りて挨拶しろ!」

 

下に降りたルッキーニはみんなに挨拶した。

 

「フランチェスカ・ルッキーニです!よろしく」

 

「よろしくね」

 

しかし、ルッキーニは島雪が靖子に似ていると感じた。

 

「あなた、靖子?人違いだったらごめんね」

 

「いえ、私は軽巡洋艦、天龍型3番艦の島雪です」

 

「なぁんだ。人違いか。」

 

坂本少佐はルッキーニにリビングに戻るよう言った。そして、ドック内を案内された後は指令室へと向かった。しばらく歩くとサーニャとシャーリーにも会った。

 

「初めまして!軽巡の天龍型3番艦の島雪です。」

 

「ああ、あたしはシャーロット・E・イェーガーだ。よろしくな!」

 

「私はサーニャ・V・リトヴァクよ。よろしく」

 

(間違いない、あの子たちだ。)

 

島雪はばれてないことにほっとしたが・・・。2人にはわかっていた。

 

「なあ、今の靖子じゃなかった?」

 

「・・・そうかも。何か隠さなきゃいけない事情があったのかしら?」

 

そして、一通り見学も無事終わり、最後は記念撮影を済ませ、全員鎮守府への帰路についた。島雪は基地で再会した芳佳たちには会えたものの、自分が靖子であると打ち明けることはできなかった。

 

(シャーリーさんやサーニャちゃんまで。やっぱりここは思った通りの世界だったんだ。)

 

その頃、ウィッチーズ基地では、芳香とリネットは、あれは以前エイラがタロット占いで言っていた久しぶりに会う人、つまり靖子ではないかと感じた。このあと、島雪が靖子であることがばれるのは時間の問題だった。




今回はストライクウィッチーズの皆様のご登場でした。名前を調べたりしないといけませんでしたが。ほかにも出したいキャラはいますのでだしていきたいです。
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