戦姫絶唱シンフォギアDigitalize   作:ジャン=Pハブナレフ

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この辺から徐々に奏さんとみんなのわだかまりを解消させていきます。片翼の奏者編もようやくターニングポイントを過ぎたとこです。ぶっちゃけこの先の予定としてはオリジナル挟んでヴァルキリーサマー(イベント第2弾)にしようと思ってます。拓実と爽谷は今後留守番かと思ったら、ところがどっこいそれをどうにかしてしまうデジモンがいる訳ですよ。ヒントはレディーデビモンです。


第108話 集いし4つの歌!

数日後、目を覚ました翼は本部に戻っていた。実際、翼自身に関してはS2CAで負荷を軽減でき、ただの疲労によるものだったため大事には至らなかったのである。

「あっ、奏…」

「なんだい、戻ってたのか。良かったな…」

「奏…!」

以前と違い奏自身も翼に対してわだかまりを含んだ接し方ではなく優しい笑みを浮かべていた。

「無事回復したわ。けど、もう少し安静にしてるのよ。今色々手続きをするからそれが終わってからの戦線復帰ね。」

「はい…」

「さっ、あたしらは訓練でもしようぜ!」

「はい!」

(奏…いつもより明るくなってる。良かった…)

翼の微笑みを確認したマリアは奏と響と共にシミュレーション室に向かった。

 

「なあ、ちょっといいか?」

奏が響に駆け寄って来た。

「なんですか?」

「いっちょあたしとやって見ないか?」

「わかりました!そういうことなら!」

奏と響は互いにギアを纏って模擬戦を行っていた。響は武器がないぶん素早く動き、奏を攻撃しようとしたが奏自身もアームドギアでうまく守りながら攻撃をしていた。

「なかなかやるじゃないか!」

「奏さんこそ!」

その横ではメタルグレイモンとキュウキモンが戦っていた。

「すばしっこいな!」

「そりゃあどうも!ブレイドツイスター!」

一回転しながらキュウキモンはメタルグレイモンに突撃して来た。

「トライデントアーム!」

メタルグレイモンも腕のトライデントアームでブレイドツイスターに対抗した。

「チッ、クロンデジゾイドは伊達じゃないな!」

「まあね!」

数十分後一通り互いの力を見せ合った2人は休憩していた。

「お疲れ様。次は私がやるわ。」

マリアが訓練を行う中、奏は笑顔になっていた。

「ありがとうな。お前の言葉であたしはもう一度立ち上がれそうだ。あたしは翼を失って翼のいるとこに逝くつもりだった。けど、生きるのを諦めないって言葉であたしは気付いた。あたしがするのは死ぬことじゃない…

翼のしたかったことをするんだってことを思い出したんだ。」

「いいえ!そんなことないですよ。」

響が笑顔を浮かべ奏を見つめた。

「それと…ギアを盗った時の件はごめん。」

「気にしてないですよ!でも、奏さんの歌が聞いて見たいなあ…あのときしか聞けなかった歌をもう一度聞きたいです!」

「僕も!僕も!」

「だよね〜アグモン!」

響も大の字になって床に寝そべった。

「ったく、今はカルマノイズだろ?」

「じゃあそれが終わったらにしましょう!」

響が屈託のない笑顔を奏に向けた。

「ったく、こいつは!」

奏も笑顔を浮かべた。

(ふふ、どうやらうまくいったみたいね。)

 

数時間後、町外れにまたしてもカルマノイズが現れた。カルマノイズは市街地に向かおうとしていた。自衛隊がなんとか足止めをするも抵抗むなしく戦線はみるみる後退していった。翼も回復し戦線に復帰した。

「さてと、今度こそ行くぞ!」

「はい!」

「あれは!」

「ここから逃げなさい!」

マリアにより自衛隊は全員撤退し、奏たちはノイズを攻撃し始めた。

「行くぞキュウキモン!」

「任せろ!三連星!」

腕の鎌からカマイタチでカルマノイズを攻撃するもあっさりとかわされた。

「遅えよ!」

しかし背後に回り込んだ奏と響の攻撃でカルマノイズは地面に叩きつけられた。

「はああああ!!!」

続けざまに翼が天ノ逆鱗でカルマノイズを束縛しようとしたがその場から離脱された。

「まだだ!甕布都ノ神!」

ヤタガラモンの一撃がカルマノイズを撃ち抜いた。しかし、カルマノイズはなおも復活しようと回復した。

「させるか!おい、この間のやつを4人でやるぞ!」

「はい!」

4人が手を繋いだ。

「Gatrandis babel ziggurat edenal

Emustolronzen fine el baral zizzl

Gatrandis babel ziggurat edenal

Emustolronzen fine el zizzl 」

虹色の波動がカルマノイズに命中し、その衝撃はカルマノイズを跡形も残らず木っ端微塵に吹き飛ばした。

「よし!勝った!あたしたちの勝利だ。やったな!」

「奏…!うん!」

(こいつらの歌が聞こえた…そうか、あたしも歌っていいのか。翼の夢で願いなのかもしれない。こんなに晴れ晴れとした気分になんのは久しぶりだな…)

奏も笑みを浮かべ勝利を仲間たちと収めた。

 

一方、響たちの世界では…

「ぐわあああああああ!!!」

「ば、バカな…これほどなんて…」

アルボルモンとグロットモンのスピリットレボリューションが解け拓実と爽谷が力尽きてしまった。

「おい拓実しっかりしろ!おい!」

クリスと切歌が駆け寄ってきた。

「こんなの…聞いてないデスよ!しっかりするデス!」

「お前らだけでも逃げろ…敵わな…い」

拓実はそのまま気絶してしまった。

「このやろおおおおお!!!!」

「クリス先輩ダメ!」

クリスはアームドギアを構えたがカルマノイズの一撃で吹き飛ばされた。

「クリス!!クリス!?」

ハグルモンがクリスに触れたが目を覚まさなかった。するとカルマノイズが消えた。

「そんな…拓実さん!?クリス!?」

未来が息を飲んだようにモニターを見た。

「爽谷ッ!」

アケミも苦虫を噛み潰したような表情を見せた。

「急ぎ医療班を手配しろ!クリスくんと拓実くんに爽谷くんを救出するんだ!」

並行世界で喜びを分かち合う響たちだったが、同時に元の世界のカルマノイズによる脅威は増すばかりだった。

 

 




最近デジモンの出番が少なく思えるかもしれませんが今回はあくまでシンフォギア装者を絡みを増やそうと意識し過ぎたためでもあります。そして最近妙に怪我してるイメージがついてる拓実に爽谷ですが、2人とも啖呵切りやすかったりかませが多いのは相手の恐ろしさを強調させるのにはどうしても回す必要があるためだったりしてます。とはいえ決めるときは決めてますよ。
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