戦姫絶唱シンフォギアDigitalize 作:ジャン=Pハブナレフ
それにしてもヴァルキリーズ・エンドレスサマーですが一言言ってギャグ要素の隠し味に程よく黒いのが紛れてるなって感じがしました…
かけらも後10個となった中でクリスはウェル博士の提案の元、人々を励ますライブを行うことにした。しかし…
「こんな時にノイズが現れるなんて思いもしなかったな。」
突如として現れたノイズの影響でライブが中止となってしまった。
「なんだろう…」
「どうかしたのか調?」
「分からないけど嫌な予感がする。」
3人が駆けつけた所現れたノイズを見て3人は驚愕した。
「カルマノイズ!?」
そこに爽谷たちが遅れて駆けつけた。
「お待たせしまし…!黒いノイズ!?」
「おい、あの黒いノイズには気をつけろ!あいつの気を受けると発狂しちまうぞ!」
「え!?わかりました、全員退くんだ!後退して様子見だ!」
「し、しかし…!」
自衛隊隊長は渋々カルマノイズから後退して様子見することにした。
「てやあああ!!」
3人が一斉にかかるがカルマノイズ化した武者ノイズには今まで通り連携を取っても攻撃がまるで通用しなかった。
「攻撃が効かない!?」
唖然とするクリスは武者ノイズの猛攻を防ぎきれずに吹き飛ばされた。
「くそっ…」
カルマノイズは勝ちを確信したのかその場から消えた。
「カルマノイズ…厄介ですね。」
敗戦した後3人はアケミの手当てを受けた。
「3人ともこっぴどくされちゃったわね。」
「なんでなんデスか?なんで勝てなかったんデスか?」
「カルマノイズにだって勝てたはずなのに…」
「皆さん、怪我の具合は大丈夫ですか?」
ウェル博士がやって来て3人に告げられたのは先の戦いにおいてその場にいた隊員たちからバラバラに戦っているように見えたと言うことを伝えた。
「バラバラに…?」
「お互いがお互いで動いてるように思えても実は意外とバラバラだったのかもな。」
「…ナア、ドクターウェル。アノトックンプログラムヲ、モウイッカイツカエナイカ?シュウダンセントウヨウプログラムデ…」
「はい、ハグルモンさん!あの特訓プログラムさえあればきっと勝機はありますよ!」
「はいはい!それもいいけど、ジョンくん。晩御飯にしましょ?もう夜だしね。あら?爽谷はどうしたの?」
「彼は今研究所に残って研究中です。今彼にもある研究をさせてますから…」
「そうか、んじゃ明日からみっちり行くぞ!」
「はい!」
翌日、3人は一日中カルマノイズを倒すべく特訓に入っていた。
「せーの!」
3人は連携を取ろうとするがなかなか上手くいかずに時間だけが過ぎていった。
「どうして!?」
「お前ら、そんなもんか?」
クリスが若干苛立ちが募っていた。
「そんな訳ないデス…!」
「私たちは負けない!」
その後必死に特訓を行なった三人は来たばかりの日よりも格段に連携が取れていた。
「ふぅ…これで終わったなぁ〜」
クリスたちも特訓をしているうちにあっという間に夕方になっていたのに気づかなかった。
「これだけやれば今度こそ勝てるはずデス!」
「私たちは気づいた、心を一つにするのは急いでできるんじゃない。自然とできるものなんだ。」
すると施設に警報が鳴った。
「すみません、ノイズが現れました!例の武者ノイズはいませんが通常の武者ノイズが現れました!」
「行くぜ!」
「はい!」
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武者ノイズが2体現れ自衛隊たちもいち早く人々の避難を完了させ、すでに足止めを行なっていた。
「待たせたな!」
「君たち、普通のノイズは我々に任せてくれ!」
「おいおい!何を!?」
「あのノイズは君たちしか倒せないだろ?それにこの先の避難所を守る防衛線、我々に任せてくれ。」
「ああ!行くぜ!ハグルモンたちはデジヴァイスから見ててくれ!あたしたちの手でこんな奴らぶっ飛ばしてやる!」
「こんなやつ20秒で片付けてやるデス!」
「切ちゃん、行くよ!」
切歌と調の連続斬撃で武者ノイズが正面から受けると上空からクリスの弓矢が防御する隙すら与えず文字通り数秒で撃破した。
「すごい!あんなのを一撃で!」
「よし、これで残るはカルマノイズだけ!」
クリスたちの戦いを別のところからウェル博士と爽谷が見守っていた。
「ライブが流れたときはどうなるかと思いましたが、今の彼女たちは違う。」
「まるで一つのユニットと言いたいのですねドクター。」
「そうです。しかし!」
ウェル博士は拳を握っていた。
「このまま彼女たちを返しては僕の野望は崩れてしまう!刀剣はもはや修復がなされている…あのカルマノイズが倒されては僕の夢が!」
「分かります、あなたもこの時を待ちわびていた。残った手はただ一つですね?」
「ええ、爽谷くん。お願いできますか?」
「お任せください。僕の夢でもあるあなたの夢、崩させませんよ。」
次の日、ウェル博士から連絡が入った。
「大変です!ムラマサがカルマノイズに…ぐわああああ!!」