東方激闘魂(バトルスピリッツ×東方project)   作:ガリアムス

12 / 20
第12話…これと1話で第一章が完結かぁ…

霊夢「よく頑張りました…って褒めたいけど、アンタ調子乗りやすいからねぇ。精々頑張りなさいな」

あいよ…頑張ります。

*誤字・脱字、プレイミスが有りましたら指摘お願いいたします。




東方激闘魂 第12話 明かされし龍虎の過去!これが俺の真の切札!(前編)

龍虎「ああああああ…ああ、あああ…!!!」

 

幸村「おい待て!!!トラ!待てって言ってるだろうが!!!」

 

博麗神社から離れた場所の窪地で爆発が起きる数十分前…龍虎の異変に唯一気付いた幸村が、彼を追い掛けていた。

龍虎は狂ったように走り、追い続ける幸村にも限界が近付く。

 

幸村「くそ…!来い、轟天竜!!!」

 

デッキケースを掲げると龍の眼が光を放ち、博麗神社の裏方に置かれた、彼のバトルマシンが飛翔し、龍虎目掛けて突進、進路を塞ぐ!

 

龍虎「ああ…あ、あああ!」

 

幸村「はぁ…はぁ…はぁ…はぁ…!!…どうして逃げた?…答えろ、トラ!」

 

龍虎「あ…ああああ!!あああ、あああ!」

 

龍虎は既に発狂していた、幸村の声は完全に届いていない。

 

幸村「おい!トラ、しっかり」

 

マグナ「何やってんだよ!龍虎ぉおおおおお!!」

 

刹那。マグナ渾身の二頭身ドロップキックが炸裂し、龍虎の身体が宙を舞って、地面に叩き付けられたのである!

その衝撃で彼の腰に付いていた赤のデッキケースが外れ、中のカードが地面に散開してしまった。

 

幸村「ええええええ!?ちょっ、お前何やってんだよ!?」

 

マグナ「発狂野郎にゃコイツに限る!おい龍虎、良い加減にしろやゴラァ!」

 

二頭身であるにも関わらず、剛力の神を名乗るだけはあり、張り手を打つ度に、彼の顔が赤に染めてゆく…それでも龍虎は狂った声しか発っさないのだ。

 

マグナ「このぉ…!!!分からずやぁ!!!!!!」

 

マグナは遂に最後の手段として自らの頭を龍虎の額に頭突いた!!!!!!その一撃凄まじく、彼の瞳で震えていた瞳孔を静止させ、言葉さえ続けなくさせる程の威力。

しかもそれは、この状態であるだけの話であり、本来の姿に戻った場合の比ではない。

 

マグナ「おい龍虎。…お前、ちぃたぁ落ち着いたかよ?」

 

龍虎「…済まない、マグナ。幸村さん…」

 

左腕を顔に乗せ、目を隠す龍虎。どんな事情であるにせよ、みっともない姿を晒した自分が恥ずかしい。

 

幸村「…しっかしマグナ、お前もやり過ぎだろ。トラのデッキのカードがバラバラだ」

 

龍虎「俺は龍虎です、トラじゃないです…自分の不始末は自分でやりますから」

 

そっぽを向き、知らぬ顔で口笛を吹くマグナ。それを横に龍虎は、赤のデッキのカード達を拾い集め直す。そして落ちていたカードを拾い上げ、デッキの中身を確認していた時だった。

 

龍虎「あれ…!?ない、ない!?」

 

マグナ「ない?何が?」

 

龍虎「カードが無い!カードが…何処、何処に!?」

 

発狂していた時と、さして変わらない慌てる様子に幸村とマグナは疑問を抱く。彼が必死に探す中、マグナは彼の後ろの茂みに1枚のカードが有る事に気付き、幸村に見付からぬように移動。そしてそれを持ち上げ、カードを見る。

 

マグナ「(十剣聖スターブレード・ドラゴン)…?赤のスピリットじゃあねーか」

 

その時だった。龍虎の様子に更なる変化が起きたのは。彼の目が今にも泣き出しそうになっている。どう考えても尋常ならざる事態だと察するのに、幸村には充分過ぎた。

 

龍虎「返して!それは…それは俺の大切な!(約束のカード)なんだ!!!」

 

幸村「!!!」

 

慌てふためき、はいはいで詰め寄る龍虎の頭上を、マグナは飛び越えて幸村の頭に乗っかる。

 

マグナ「相棒に隠し事は無しだぜ。オレはこのカードの価値観とか、そーゆーこまけぇこたぁ全く分かんねーよ。

だが…青い妖精とのバトルで、コイツを引いたお前の様子が明らかに変だったのを、オレは見逃しちゃあいねぇ…。

 

コイツがそんなに大事ならよぉ…話せよ、お前とこのカードの因縁をさ。断っても良いぞ?そんときゃ握り潰すだけだから」

 

龍虎「やめてくれ!…やめて、くれ…!頼むから…」

 

幸村「マグナ、これ以上はやめろ。龍虎が可哀想だろ」

 

惨めな姿で地面に頭を付け、懇願する龍虎を見てられなくなった幸村は、マグナの首筋を摘まみ上げてカードを奪い変えそうとした。

 

龍虎「やめて!頼むから…そのカードを、傷付け、無いで…下さい…!

ちゃんと…話すから…!」

 

マグナ「…よーやく、その気になったか。じゃ早く話して貰おうじゃんか。お前と、このカード…(十剣聖スターブレード・ドラゴン)の因縁って奴をさ」

 

龍虎はヨロヨロと後退り、木に凭れ、やがて口を開いた…

 

 

 

 

 

龍虎「俺は…孤児、なんです」

 

* * *

 

俺は孤児だった。

 

親は当然のように居なくて、物心付いた頃には孤児院の大人達が、俺や同じくらいの子の面倒をみてた。毎日お絵かきや鬼ごっこ、勉強に工作をして、楽しく…。

 

けれど、その楽しいはある一面から物事を見た事実。ある人の幸福は、ある人には不幸となる。俺は…その後者。

 

* * *

 

少年「やーい、よーかいあたまー!こっちくんなー!」

 

少女「きもちわるーい!いーだ!」

 

人体の突然変異か、それとも生まれつきか。俺の髪の毛は色鮮やかな虹色だった。孤児院の子供達や大人は皆、俺を意味嫌い、寄りたがらす、俺は常に独りぼっち。

 

例え一緒に遊んでいても鬼にされて、かくれんぼの時は置いてけぼりなんて当たり前。

工作をしてても作った物を壊されたり、お絵かきしても描いた物はグシャグシャに塗り潰された。

 

次第に虐めはエスカレートし、私物は隠されたり、棄てられたり、砂場では落とし穴に落とされて、汚され。

酷い時は泥水でズボンを使えなくされたり、髪を工作用の鋏で切られたり…散々な目に有った。

 

何故こんな目に有ったのか…それはその時の俺には(名前)という、自分を証明する物が無かったから。

大人達も俺に名前を与えれば、俺に懐かれて災難を被ると考えたからだと思う。

 

そんな日が続いて…俺は孤児院を一人で抜け出し、離れた場所にある公園に逃げ込んだ。

 

「えぐ…ひぃぐ…ええ~ん」

 

自分を呪った。自分を怨んだ。泣いて、泣いて、泣き続けて…孤児院の大人が探しに来て、強制的に戻される。そんな毎日を。この世の中には俺の居場所なんか何処にも無いと。

 

あの出逢いが在るまでは…

 

* * *

 

「ええ~ん…ええ~ん…」

 

太陽が照り付ける初夏の日。俺はまた孤児院を一人で脱走し、公園のベンチに座って泣いていた。自分を呪い、怨み、嫌悪して。消えてしまいたいと…思うようになった。

 

(僕は…必要無い子なんだ…悪い子なんだ…。だから、おかあさんも…おとうさんも…いないんだ…)

 

自暴自棄…そう理解したのは後の事。何も分からなくなって、どうしたらいいのかも分からない。

苦しくて…寂しくて…悲しくて…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

助けて欲しかった。

 

誰でもいいから…と。

 

???「ボク…どうしたのかな?」

 

顔を上げると其所には、白の帽子を被り、透き通る宝石のような黄色い瞳。サラサラした金髪、白と紫の服を着た背の高い女性だった。

 

「おねーさん…だれ…?」

 

???「おねーさんの名前?おねーさんはね…綿月豊姫(わたつきの とよひめ)と言うの。

ボクはどうしてこんな所に居るのかな?」

 

この人に言っても変わらない…でも、苦しみたく無かった。僕は勇気を出して、孤児院で起きた事を話した。

そしたら…

 

豊姫「…どうして、皆こんなに綺麗な髪を嫌うかな?…私はとってもステキで羨ましく思うわ」

 

生まれて初めて、髪を褒められた。よく分からなかったけれど、凄く嬉しかったのは今でも覚えている。

髪を触られた感触と温もりは…本当に温かくて、優しかった。

 

豊姫「名前が無いのも不便ね…そうだ!貴方の名前、決めてあげる。また明日、此の公園で会いましょう?」

 

そう言って去って行く彼女の背中を見つめていたら、孤児院の大人が僕を捕まえて、お説教しながら連れてかれた。

これが彼女…とよねーと僕の出逢い、そして長い付き合いの始まりになる…

 

* * *

 

次の日もまた、大人達の目を盗んで僕はあの公園に行った。茂みから覗いたら、とよねーがベンチに居た。

 

「とよねーちゃん!」

 

豊姫「ボク。こんにちは」

 

優しい笑顔、僕はねーちゃんの隣に座って今日の事をいっぱい話した。ねーちゃんは一言一言に耳を傾けて、僕の話を聞いてくれる。

それが嬉しかった。孤児院よりも、ねーちゃんと一緒に居る時間がとっても、ずっと楽しい。

 

豊姫「それで貴方の名前を考えたの、どんなのが良いかしら?」

 

ねーちゃんに僕は、「すごくカッコいいのが良い!」って言ったら、いくつか候補を出したみたい。

 

「ハルマゲドン」

 

「モクリゾーマ」

 

「アイアンウィル」

 

確かにカッコいいのが良いとは言ったけど、そうじゃない感じが否めない。「ちがうよー」と呟くと、ねーちゃんは「冗談よ♪…本当はコレ」と答えて、丸めた紙を広げて見せてくれた。

 

紙には「虹色 龍虎(にじいろ りゅうこ)」…そう書かれて。由来は僕の虹色の髪と、龍や虎のような逞しく、強い男の子になって欲しい…という意味。

 

「りゅうこ…?それが僕の名前なの?」

 

豊姫「そう、貴方の名前。男の子には格好いい名前が一番よ」

 

「……とよねーちゃん、あの…あのね…?」

 

豊姫「なぁに?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「僕は…女の子…なの」

 

* * *

 

幸村&マグナ「女だったのかよ!?」

 

龍虎「はい…隠してはいましたが…。あと皆には秘密で…お願いします」

 

一人と一匹は唖然とする。それもそうだ、紅蓮 龍虎のあれほどのオラオライケイケな性格、普段の口調や衣服を見ていれば当然、目の前に居る龍虎が男だと信じて疑う訳がない。長い髪を気にしないならば。

 

マグナ「男装女子とは恐れ入った」

 

幸村「…それで、とよねーって人とはどうなってったんだ?」

 

龍虎「その後は…」

 

* * *

 

とよねーちゃんと仲良くなって、沢山お話して、いっぱい遊んで…。とよねーちゃんと一緒にいる時は、孤児院の辛い事や悲しい事も忘れられた。

 

そんなある日…僕の人生に大きな影響を与えた物を、とよねーちゃんが持ってきた。それが…バトルスピリッツのカード達。

 

龍虎「とよねーちゃん、これなーにー?」

 

豊姫「バトルスピリッツ…通称バトスピ。今、世界中を巻き込んで一大ブームを巻き起こしているカードゲームよ。勿論、私の故郷でも皆夢中になってやってるわ。

 

やってみる?」

 

それが僕とバトスピの出逢い。やがて苦楽を共にする人生のパートナーとなった、大切なカードゲーム…

 

* * *

 

その日から僕は、バトスピを一生懸命勉強した。とよねーちゃんとバトスピをするために。カードの種類、コアの置き方…

 

普段の足し算や引き算が出来なかった僕は、何度も何度も失敗して…その度に、とよねーちゃんに教えて貰って、いっぱい勉強した。

 

いよいよデッキを組んで、とよねーちゃんと…戦う時。僕はどんな色を使おうかなって、いっぱい考えて、カッコいいドラゴンがいっぱいの赤を選んだ。でも結果は…

 

豊姫「ラストアタック♪」

 

龍虎「まーけーたー!!!」

 

カードのバランス何か1つも考える余裕も無かった僕は、連日のように負け続けた。

 

龍虎「とよねーちゃん強すぎー!もっと手加減してーよー!」

 

豊姫「龍虎君のデッキ、ドラゴンが入っているようだけど…カードには、左上の数字が大きなのも在るって教えたわ。デッキのカードは、数字が小さな物と大きな物が半分こづつ有ると良いの」

 

龍虎「半分づつ…?」

 

とよねーちゃんが見せてくれたデッキには、数が小さいカードと大きいカードがまぜまぜされていて、とっても勉強になりました。僕はデッキを見直して、色々なカードを入れたり、出したりして、とよねーちゃんと戦った。

 

ライフは削れるようになったけど、それでも一度も勝てなかった。

 

その後も、僕はとよねーちゃんといっぱいバトスピをした、でもある日…とよねーちゃんは僕に悲しいことを言ったんだ。

 

* * *

 

龍虎「この街を…離れちゃうの?」

 

それはある日突然にやって来た。

 

豊姫「貴方も十分強くなった、私が居なくても他の子達ともお喋り出来るようになった。もう大丈夫よ」

 

とよねーちゃんは親の都合で世界のあちこちを行ったりしていて、ほんの少ししか同じ場所に居られない。

 

龍虎「やだやだやだ!!!とよねーちゃんが居ないなんて…僕やだよ!!!もっとバトスピしたいし、いっぱいお喋りだって…うう、えぐっ…」

 

また…泣いてしまった。子供だからと言ってしまえばそれまで。だがそうだとしても、幼い龍虎には厳しい現実。別れというもの…それを思い知らされた。

 

豊姫「………ごめんね龍虎」

 

龍虎「えぐっ…ひっぐ…」

 

豊姫「龍虎、私達で約束しましょう?」

 

そう言って、とよねーちゃんが取り出したのは、とよねーちゃんがいつもバトスピで使っていたカード。

十剣聖スターブレード・ドラゴンだった。

 

龍虎「…これ、とよねーちゃんの」

 

豊姫「私の、命と同等と言っても良い大切なカード。このカードで龍虎が強くなって、最強を決める戦いの場所に来たら…そうしたら私と戦いましょう?

負けるつもりは無いけれど」

 

それが僕と、とよねーちゃん…そして十剣聖スターブレード・ドラゴンの廻り合いだった…

 

* * *

 

とよねーちゃんと別れてから、バトスピで最強を決める戦いに向けて研鑽を始めた。バトラーとしてのマナー、カード枚数、色の組み合わせ、状況に応じた立ち回り方に、コンバットトリック…。

その中心にはいつも、とよねーちゃんとの約束のカードが在った。

 

小学校・中学校と…毎日毎日バトスピの事だけ考えて、研究・研鑽して、いつも遅くに帰って来ては、孤児院の大人達からこっぴどく叱られ、外に叩き出された時もあった。…でも、バトスピが何時だって支え、励まし、助けてくれる。

 

カード達の眠る力を信じて、幾度と無く途方も無く、戦い。負けて悔しさに涙し。勝って高らかに喜んで。そしていつの間にか…市代表、地区代表、県代表、関東代表にまで昇りつめた。

 

何時の頃か、「バトスピを心の底から楽しみ、愛し、カード達がまるで生きているようだ」とか。「虹色の髪を振るう、不思議な強いバトラーがいる」と注目されるようになって…。でもそんなのはどうでも良かった。

皆がバトスピを楽しみ、夢中になって、この気持ちを共有出来れば…と。それだけだった。

 

第81回 バトルスピリッツチャンピオンシップ 全国大会

 

それが俺の運命を変える。その時までは。

 

* * *

 

龍虎「此処が決戦の舞台…。東京・チャンピオンズホール…」

 

東京ドームと同等の大きさの多目的ホール…。此処では様々な催し物が執り行われるが、バトスピの時のホールは何時も満員御礼。

チャンピオンシップ全国大会は選手達のコンディションや観客のボルテージを踏まえ、2日に渡り行われる。

 

全国から選び抜かれた7名と、シード枠1名により争われるトーナメント戦。

負ければ終わりの勝ち抜き戦、その果てにバトルスピリッツチャンピオンの栄光を勝ち得るのは、たった1人…!

そのたった1人だけの最強が決まる瞬間を、会場で見届けようと大勢のバトスピファンやバトラー達が押し寄せ、ホールは熱気熱狂の渦中…!

 

ホールの外に立つ龍虎にもそれは嫌というほど伝わった。関東代表として、1人のバトラーとして、倒していった全てのバトラーの想いを重ねて、此処に居るのだと!

 

龍虎「…とよねー。約束を守りにきたよ」

 

女である事を嫌った訳でもない。ただ…奇怪な虹色の事は公にする訳にはいかない。

龍虎は帽子を改めて深く被り直して、優先パスポートで会場に入って行った…。

 

* * *

 

選手控室に入った龍虎は、自分のデッキをテーブルに広げて決勝に向けての最終調整に入る。とよねー…綿月 豊姫との戦いだけしか、眼中にない。

それほどまでに、彼女はこの瞬間(とき)を待ち望み、焦がれていたのだ。

 

龍虎「スターブレード・ドラゴン…。思えば此処まで来れたのも、貴方と…皆(カード)の力が有ってこそだったわ」

 

普段は男として人前で振る舞い、勝ち気で優しく振る舞い生活してきた。

 

龍虎「…皆、バトルを楽しもう。それが私達の必勝法なんだから!」

 

気合いを入れ、デッキを纏めた時に鳴り響く大会開会を告げるアナウンス、そして轟音の如し観客達の歓声。

遂に始まる戦いの火蓋…龍虎はデッキケースを腰に掛け、控え室を後にする。

 

開会宣言等も百々通りなく終わり、選手紹介に…。其処にはシード枠として参戦した綿月 豊姫の名前も有った…。

そして組み合わせ抽選が行われ、龍虎はAブロックに。豊姫はCブロックに入ったのである。

 

龍虎(とよねー…必ず辿り着いてみせるから)

 

* * *

 

龍虎「俺は大会で全力でバトルしました…。相手もただただ強くて、負けそうにもなりましたが、それでも…とよねーとバトルがしたいって想いでAブロックを勝って…準決勝も勝って…決勝に行きました…。

 

とよねーも…圧倒的とも言えるバトルで決勝戦に、来ました…」

 

マグナ「…すげえよ!恩人とのバトルの為に龍虎も!その約束を守る為に、とよねーって人も強くなったって訳か!泣かせるじゃねぇかぁ…!!!

それで!とよねーとのバトルは!?バトルは出来たのか!?」

 

マグナの言葉に、再び龍虎の口が止まる。そして静寂を破り放たれたのは…あまりにも衝撃的な事実だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

龍虎「とよねーは…決勝戦当日の朝に…、交通事故で亡くなった」

 

* * *

 

東京・チャンピオンズホール…2日目のホール内は前日以上の観戦者が押し寄せ、自由席は愚か指定席も満員御礼となり、取れなかった人々が通路にさえ座る、飽和状態となっていた。

 

MC「遂に…遂に!この時!この瞬間が!やって来たぁ!!!第81回 バトルスピリッツチャンピオンシップ!!!全国大会、決勝戦!!!!」

 

うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!

 

MC「今年最強のカードバトラーが決まる究極の一戦!!!勝者には世界にたった1枚だけの特別なカードと!優勝賞金!!そしてチャンピオンカードバトラーの栄冠が授与されるぅううううううう!!!」

 

厳重なケースに包まれ、荷台に載せられて会場に運ばれてくる優勝トロフィーと1000万円の数字が書かれた巨大なボード、そして裏向きに置かれたバトスピのカードが1枚。

現れたそれらに、観客達の興奮はさらに高まり!極まる!!

 

MC「それでは選手入場!!!まずは東から!!!」

 

会場が薄暗くなり、スポットライトが東側入場口に灯ると二酸化炭素スモークが炊かれ、辺りを包む。

 

MC「始まりは激戦区東京都内!!!最難関、最多参加者、最密集!!!三筋縄でも通れない戦いを、バトスピを楽しみ、勝利してきた者!!!

 

入場!!!虹色おおおおおおおおおおおお!!!…龍虎ぉおおおおおおおおお!!!」

 

スモークの中に写る影が揺らめき、帳を開いて現れる。帽子を被る龍虎の姿が。

大歓声が上がる中、まるで雲の上を歩くようにして中央の特設ステージに向かい、階段を上り、辿り着く。

 

龍虎(歴史に名を遺したバトラーも…勝利して此処から始まったんだ…!必ず…楽しんで、そして勝つ!!!)

 

MC「続けて…西ぃいいいいいい!!!」

 

会場中央に集まったスポットライトが西側入場口に収束し、二酸化炭素スモークが吹き上がる!!!

 

MC「全国数多の参加者からたった一枠を争い、その果てに勝ち取ったのは、シードの座!!!決勝トーナメントを圧巻のプレイングで爆進したカードバトラー!!!

 

その名は…ァ!!!綿月ぃいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!!

豊姫ぇえええええええええええええええええええええええええええええええ!!!!!!!!!」

 

大歓声が上がり、二酸化炭素スモークの帳が上がる。そして綿月 豊姫が…

 

 

 

 

 

現れなかった。

 

MC「………あれ?(ちょっと!?豊姫選手何処だよ!?早く呼んでこいよ、スダッフウウウウウウ!?)」

 

スタッフ(それが、綿月 豊姫選手が居ないんです!待合室も会場も隈無く探しても!居ないんですよ!!!)

 

MCの宣言でも一向に現れない豊姫…異変に気付いた観客達がざわめき、中には豊姫を出せ等、言い出す連中までも現れた…!!!

 

スタッフ(MCさん大変です!豊姫選手が…!!!)

 

MC「と、豊姫選手が交通事故にあっただどぉおおおおおおおおおおおおおおおお!?」

 

刹那、会場全体が凍り付く…。衝撃、唖然、動揺…。だが一番衝撃を受けたのは…龍虎だった。

 

龍虎「(とよねーが…事故?バトル…約束…。え、そんな、馬鹿な話…こんなの、無いよ。絶対!!!)

 

あ、ああ…あああああああああ!ああああああああああああアアアアアああああああアア、アアアアアアア!!!アアアア、アアアアアアああああああア!!!!!!!!!!!!」

 

発狂者の叫び声を上げながら、特設ステージを飛び降りて、龍虎は走る。豊姫が搬送されたであろう東京・チャンピオンズホール周辺の病院に。連絡を取り、彼女が運ばれた病院へ…。

 

* * *

 

東京内、某病院…

 

龍虎「とよねーは!?先生、とよねーは!?無事なんですよね!?」

 

医者「君が龍虎君か…残念だが、彼女はもう…助からない」

 

残酷過ぎる…言葉。龍虎の眼からはハイライトが消え失せ、地面に膝を付き、だらりと力なく立っている。

 

医者「龍虎君…豊姫さんは、まだ息がある。…が、それも長くは無い。聞き届けてやってくれ…彼女の最後の声を…」

 

医者に連れられ、龍虎は病室に入る…其処には全身を血の滲んだ赤包帯を巻き絞め、呼吸器に繋がったミイラの様な姿に、無惨にも変わり果てた彼女…綿月 豊姫の姿があった。

心電図の波長は静かに…僅かばかりぶれるのみ。今にも命が消え失せる事を、まじまじと宣告する。

 

龍虎「とよねー……!!!」

 

豊姫「龍…そこ、…いる…の?」

 

龍虎「うん…!うん…!!!」

 

豊姫は呼吸器から、枯れ細る声を絞り出し…龍虎に語り掛けた。

 

豊姫「龍…ごめん、なさい…私、少し…ドジ、しちゃった…。貴方との約束…果たせな、かっ…た。ご…めんね…?」

 

龍虎「何…言ってるんだよ…!私は…!!!貴女と出逢え、たから…!自分の人生を後悔しなくなれたの!!

貴女が一杯…私に…!!!」

 

涙が止まらない。声は続かない。

龍虎の想いとは裏腹に、心電図の波はさらに途切れ途切れになる…。豊姫自身、既に死の瞬間を悟ったのだろう。

 

豊姫「龍…虎…貴方は、いつか…大きな選択を迫られる…。だけど…貴方には…私の…十剣聖スターブレード・ドラゴンが…居てくれる。

 

そして…どんなに酷い事や…苦しい…事、で…バトルスピリッツを…嫌いにならないで…」

 

龍虎「とよねー…!とよ…ねー…」

 

豊姫「(龍虎…貴方と出逢えて、本当に…楽しかった)…ごめん…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ピィーーーーーーーーーーーーーーーーー………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

心電図の波が。豊姫の魂に残された僅かな炎が。

 

 

 

 

 

 

 

 

消えた…

 

 

 

龍虎「あ、ああああ…!!!」

 

 

あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!

 

* * *

 

マグナ「…あんまりじゃねぇか…!」

 

幸村「師であり…恩人を失ったのか…」

 

龍虎「…チャンピオンシップは、とよねーの死亡で…私の不戦優勝になりました…賞金とバトスピのカードが贈呈されたのですが…それを良しとしない人達によって、私は…バトスピの公式戦除籍を余儀無くされ、ネットには批判が募りました…

 

孤児院の皆や大人達に迷惑を掛けないために、私は一人日本を転々としながら…」

 

幸村とマグナは、龍虎がバトスピにどれ程の想いを掛けていたのかを知ったのだ。

だが今の彼女からは、バトスピに掛ける想いも、強さも、熱ささえ伝わらない。

 

そんな彼女を見ていた幸村は何かを決心したかのように、龍虎の胸ぐらを掴む…!

 

幸村「龍虎!今すぐ俺と戦え…!お前に何が有ったかは、この際聴かない。

だがな…今のお前は、大切な物を無くしちまった!それを俺がバトスピで思い出させてやる!!!」

 

マグナ「幸村!オメェ激アツだな!!!そのバトル乗った!力ぁ貸すぜええええええ!!!!!!」

 

彼の気迫に当てられてマグナが叫ぶと、自身の胸部に埋め込まれたクリスタルを発光させ、ドーム状の結界を創り上げ、二人と轟天竜を包み込んだ…!

 

幸村「何だ…この空間は…!」

 

マグナ「コイツはオレ特性のバトルスフィアフィールド!ここで起きる事は全てが実体…つまり現実となる!

 

ライフを破壊された時の痛みも、そしてスピリット達の気持ちさえもな!因みに、二人の決着が着くまでフィールドは消えねぇから気ぃ付いろ!!!」

 

二人「はぁっ!?」

 

明かされた衝撃の事実に、龍虎と幸村は顔を見合わせる。これはまさに生き残りを懸けた、サバイバルマッチ以外に他ならない…!

 

龍虎「やることは…」

 

幸村「一つ…だな」

 

龍虎は赤竜の鎧を纏い、幸村は轟天竜に乗り込む。そして宣言するは、開戦を告げるあの言葉…

 

二人「ゲートオープン!界放!!!」

 

* * *

 

幸村「俺から行く!スタートステップ、ドローステップ(手札4→5)、メインステップ。

 

ジンライドラゴンを召喚(手札5→4・リザーブ4→3・トラッシュ0→3)!」

 

幸村が召喚したのは、甲冑纏い翼と額に鋭い刃を武装した四足歩行の龍。

 

幸村「ターンエンド」

 

幸村 ライフ5 手札4 リザーブ0 トラッシュ3

 

ジンライドラゴン レベル1(SC)3000

 

龍虎「スタートステップ。コアステップ(リザーブ4→5)、ドローステップ(手札4→5)、メインステップ。

 

ライトブレイドラをレベル3で召喚(手札5→4・リザーブ5→4)…ターンエンド」

 

龍虎 ライフ5 手札4 リザーブ0 トラッシュ0

 

ライトブレイドラ レベル3(4+SC)3000

 

普段の龍虎ならば、確実にアタックを仕掛けるはず。だがそれをしなかった。明らかにおかしい状況を、バトルスフィアフィールドを維持するマグナと、彼女と戦う幸村には、はっきりと分かったのだ。

 

幸村「龍虎…お前、今バトスピをどんな気持ちで戦っている?」

 

無言を貫く龍虎、その様子を見た幸村の中で怒りの炎が静かに着火し、爆炎となり燃え上がった…!

 

幸村「そうかよ…だったら!デカイの一発噛ましてやる!!!スタートステップ、コアステップ(リザーブ0→1)、ドローステップ(手札4→5)、リフレッシュステップ(リザーブ1→4・トラッシュ3→0)、メインステップ!

 

ジンライドラゴンをレベル3に!さらにドラマル召喚(手札5→4・リザーブ4→1→0)!」

 

幸村のフィールドに、甲冑を纏うブレイドラ…ドラマルが現れ、リザーブに置かれたコアを収束したジンライドラゴンは、自身の持つ最高到達点に至る!

 

幸村「バーストセット(手札4→3)!アタックステップ!いけ、ジンライドラゴン!アタック時効果でBP+3000!

 

さらに!ソウルコアが置かれているなら、ジンライドラゴンはアタック時に(真・激突)を得る!ライトブレイドラを狙い撃て!!!」

 

ジン「オッシャ!ア、イクデエエエエエエエ!!!」

 

二人「喋った!?」

 

そう、喋ったのだ。ジンライドラゴン自身が突如として。

 

ライブレ「ハワワ…ちょ、ちょ、ちょっ!?」

 

ジンライ「ぶち当たる!!!」

 

ジンライドラゴンの猛進に巻き込まれる形となったライトブレイドラは、角となる刃に突き刺さられて、爆散!

 

幸村「ドラマル続け!」

 

ドラ「突撃いいいい!」

 

龍虎「ら、ライフで受ける(ライフ5→4・リザーブ5→6)!」

 

小さな薙刀が龍虎を護るべく展開したライフの障壁を貫き、破壊する。そして襲い掛かる衝撃…!!!

 

龍虎「ッ?!?」

 

彼女の骨を砕き、肉を裂く様な、鋭く重い衝撃。紫やチルノとの戦いで受けたものなど、比にすらならない。

未知の痛みに龍虎の体がぐらつき、よろめく…!

 

幸村「龍虎!?」

 

龍虎「続けて…!私も、これくらいじゃ!!!」

 

幸村「!…分かった、ターンエンド」

 

幸村 ライフ5 手札3 リザーブ0 トラッシュ0 バースト有

 

ジンライドラゴン レベル3(3+SC)5000 疲労

 

ドラマル レベル1(1)1000 疲労

 

龍虎「スタートステップ…!コアステップ(リザーブ6→7)、ドローステップ(手札5→6)、リフレッシュステップ、メインステップ!

 

まずバーストをセット!さらに、庚獣竜ドライオンをレベル2で召喚(手札6→5→4・リザーブ7→0)!」

 

火炎を巻き上げ、金の鬣を奮う深紅を体皮持つ四足歩行のドラゴンが龍虎のフィールドに現れた。

 

ドライ「おう、御主人よぉ!今日はどいつをくぇやエエんか?」

 

龍虎「…ドライオンの召喚時効果発揮!相手フィールドに存在する、BP5000以下のスピリット2体まで破壊出来る!幸村さんのジンライドラゴンとドラマルを破壊!」

 

ドライ「やったぜ!いただきぃ!!!」

 

眼を光らせ、獰猛に貪欲に2体の武竜に襲い掛かるドライオン。

ドラマルを踏み潰し、ジンライドラゴンに噛み付き振り回し、バトルスフィアフィールドへ叩き付け、弾け飛び散る血飛沫で赤い体と、金の鬣を朱に染める…!

 

ドラ「ぐぎゃぁ!」

 

ジンライ「無念…!?」

 

幸村「ドラマル!ジンライドラゴン!」

 

龍虎「ドライオンがこの効果で、相手のスピリットを破壊した時、私は手札のブレイブカード1枚をノーコストで召喚出来る!」

 

幸村「何!?」

 

龍虎「私が効果で召喚するブレイブ!それはこのカード!!!

 

天地に満ちる神の炎!全ての見えぬ悪意を焼き祓い、世界に希望の火を灯せ!召喚、異魔神ブレイブ!炎魔神!!!」

 

天に投げた彼女のカードが光を解き放ち、上空で2つの黄金輪が現れる。バラバラな2つの輪はやがて重なり、1つの火の紋章刻む輪となって、その中から手が伸びて輪の回転を止めた。炎と機巧が融合したかの様な巨大な巨体と共に、バトルスフィアフィールドへ降り立った異魔神。

 

それが炎魔神。

 

幸村「炎魔神…!遂に出てきたか」

 

龍虎「炎魔神!ドライオンを右側に直接合体(ダイレクトブレイブ)!」

 

龍虎が炎魔神のカードに手を掛け、ドライオンに合体させようと動かした瞬間だった。突如、炎魔神のカードが放熱し彼女の指を焼いたのである!

 

龍虎「熱い!?炎魔神!!!ドライオンと合体して!」

 

炎魔「…オマエニ、オレヲアツカウ、シカク…ナイ」

 

龍虎「…資格が、ない…?」

 

炎魔「イマノ、オマエハ、…オレ、アツカウダケノ、チカラ。…ソシテ、(アツサ)ハ…ナイ。

 

ユエニ、オレヲ、アツカウ、シカク、ハ…ナイ」

 

炎魔神は腕を組み、どっしりと構えて動かなくなってしまった。龍虎さえ予測不能の事態に陥り、現状炎魔神は、彼女のスピリットと合体(ブレイブ)する事が出来ない状態に在る…!

 

龍虎「…ターン、エンド…」

 

龍虎 ライフ4 手札4 リザーブ0 トラッシュ5 バースト有

 

庚獣竜ドライオン レベル(1+SC)7000

 

炎魔神 レベル1(0)5000

 

幸村「…スタートステップ、コアステップ(リザーブ5→6)、ドローステップ(手札3→4)、リフレッシュステップ、メインステップ。

 

…龍虎。何で炎魔神がドライオンと合体(ブレイブ)したくなかったのか、理由が分かった気がするぜ」

 

龍虎「…理由…?」

 

幸村「ああ。だから今、この一撃でお前の目を醒まさせてやる!

 

イクサトカゲを召喚、さらに剣武龍ムラマサ・ドラゴンを召喚!不足コストはイクサトカゲから確保し消滅させる(手札4→3→2・リザーブ6→5→0・トラッシュ0→4)!」

 

ルビーの結晶を砕き、長い尻尾の先端に刃が融合したオレンジ色の皮膚を持つ蜥蜴が現れ、刹那。イクサトカゲを炎が包み、その中から紅い翼に紅玉を着けた、刀の角と朱の鎧纏う、幸村のキーカードの1枚。

 

剣武龍ムラマサ・ドラゴンが(ソウルコア)を乗せた状態で現れた…!

 

龍虎「ムラマサ・ドラゴン…!」

 

ムラマサ「幸村よ、今日の相手はあやつか?」

 

幸村「ああ。ムラマサ・ドラゴン!お前の一撃で、龍虎の眼を醒まさせてやろう!

 

アタックステップ!ムラマサ・ドラゴンでアタック!!!同時にムラマサ・ドラゴンのアタック時効果で(起導:全色)…S(ソウル)バースト!発動!!!」

 

「行異!!!」の一言でムラマサ・ドラゴンはソウルコアを合掌で包み、伏せられたバーストカードへエネルギーを放射し、表へひっくり返した!

 

幸村「轟け!染めろ!真紅の龍よ!全てを燃やす、刃に変われ!!バースト効果で、BP6000以下の相手スピリットを全て破壊する!」

 

返されたバーストは、巨大な火柱から無数の火の龍へ変化し、龍達は炎魔神に群がり、噛み付き、引き裂き、焼き尽くして爆散、破壊したのだ!!

 

龍虎「炎魔神が…!」

 

幸村「余所見してる暇は無いぞ!俺はバースト効果を発揮した、炎龍刀オニマル・真打をノーコストで召喚、ムラマサ・ドラゴンに直接合体(ダイレクトブレイブ)する!!!」

 

火の龍が収束し、ムラマサ・ドラゴンの頭部と刀の角に炎を纏わせた状態に良く似た、一振りの刃を顕現。

 

天空から落ちる其れをムラマサ・ドラゴンが掴み取り、着地からサンライズ立ちの体勢で構え、翼を羽ばたかせながら、低空飛行で龍虎に接近!!

 

ムラマサ「…御免!!!」

 

最上段の振り上げから、斜めへの切り下げの炎刀一閃が龍虎のライフの光を2つ、破壊した…!

 

龍虎「ッ…きゃあああああ!?」

 

彼女の身体が宙を参って、バトルスフィアフィールドに叩き付けられる。その衝撃は凄まじく、直後彼女の意識は飛んでしまった…

 

龍虎(あ、…私…やば………)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

* * *

 

???(……………………龍虎。お前は、まだ倒れてはいけない)




第12話、終わりましたね…疲れました…

龍虎「あのさ…筆者さん。私の性別、最初男の子みたいにしてた様だけど、後付けじゃないよね…?」

もちのろん、最初から女の子設定にしてますね。髪が長いのはそれが理由です。

龍虎「それなら良いけれど…バトスピ以外で、あんまり痛い目に遇わせないでよ?」

OK、任せてくれ!さぁ、次回予告!

マグナが展開したバトルスフィアフィールドで戦う、烈火 幸村と虹色 龍虎!押されに押された龍虎は遂にライフ1までに追い込まれ、絶対絶命の大ピンチ!

そして運命のファイナルドロー…彼女が引き当てたカードは、彼女の…バトルの運命を変える!!

そして紫が宣言したのは、幻想郷全てを又に掛けた前代未聞、大迫力とスケールのバトスピ大会だった…!!!

英雄集結之章…此処に完結す!!!

次回、東方激闘魂 第13話

明かされし龍虎の過去!これが私の真の切札!(後編)

お楽しみに!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。