東方激闘魂(バトルスピリッツ×東方project)   作:ガリアムス

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第13話…遂に激闘魂第一章(一区切り)である「英雄集結之章」最終話…クライマックスになりましたよ!

幸村「歴代アニメ主人公全員集結のコンセプトで良く頑張ってきたなって思うぞ」

ヨク「オリカのカードパワーの調整、デッキ破壊の枚数、誤字脱字、ルールミス…諸々有るだろうがこの際は特に言わないでおいてやる」

バシン「まぁこれから先も続くし、気長に行こーぜ筆者」

皆さん…!よし!頑張ります!

※今回も誤字脱字、プレイやルールミスが有るかもしれません。ご注意下さい。

※今回で東方激闘魂 第一章は完結します。


東方激闘魂 第13話 明かされし龍虎の過去!これが私の真の切札!(後編)

特殊な空間内…

 

 

 

???(龍虎…お前はまだ、倒れてはいけない)

 

…誰かが…私を…呼んでる、の?

 

…ああ、私は。…幸村さんと、特別なバトスピをしていて…、ムラマサ・ドラゴンとオニマル・真打のダブルシンボルアタックをブロック…しなかった。

 

ライフが破壊されて、その衝撃でスフィアフィールドに叩き付けられた…意識は其れで、失っちゃたのよね…

 

???(龍虎…。お前は…まだ倒れてはいけない。まだ、やらねばならぬ事が在るだろう?)

 

私の…やらなきゃ、いけない事…?

 

…無理よ、とよねーは…この世に居ない。バトスピの約束も二度と叶う事はない。

 

…私には、人殺しの汚名しか…ない

 

???(ならば問おう。お前は…)

 

* * *

 

幸村「龍虎、大丈夫か!?やり過ぎた!」

 

倒れて伏したままピクリとも動かない龍虎を、轟天竜から降りて助けようとした彼の近くに、巨大な火炎弾が飛来する!

 

幸村が見上げると、特殊激闘空間(バトルスフィアフィールド)を拡げた張本人のマグナが、片手で火炎弾を御手玉しながら幸村を見ていたのだ。

 

幸村「マグナ!?」

 

マグナ「おっと幸村。相手を助ける行為は此のバトルスフィアフィールド内じゃあ、御法度だぜ…?ライフの有無に関わらず即刻負けにするぞ、良いな?」

 

幸村「だが!」

 

マグナ「此処は神聖な場所だ。グラン・ロロのスピリット、アルティメット、ブレイブも…バトルは常何時も命を賭けた戦い。

 

俺は…いや、(俺達は)そんな何万何千と変わらない戦いをこの目で。耳で。鼻で。膚で。見届け、感じてきた。

 

幸村よぉ…。お前も一端の、いや。八雲 紫(あの女)がバトスピの危機に抗う為に選んだ、その時代の伝説にして最強のカードバトラーなら…な」

 

普段はババアとしか呼ばず、罵って喧嘩しかしていないであろうマグナが、紫を「女」と言った。

 

マグナ「しっかり見届けな、この俺…六絶神 剛力のドラグ・マグナが選んだ、最高の相棒をよ?」

 

幸村「…分かった」

 

幸村の目がバトスピの時の目に戻り、彼は倒れたままの龍虎に向かって大声で叫んだ!!!

 

幸村「龍虎ぉおおおおおおおおおおおおお!!!」

 

* * *

 

龍虎ぉおおおおおおおおおおおおお…!!!

 

…幸村、さんの…声?

 

???(龍虎…お前は、まだ自分の務めを…役目を果たしては居ない。行ってこい…龍虎。お前が私を再び呼び覚ました、その時こそが…!

 

お前自身の運命が変わる時だ!!!)

 

* * *

 

龍虎「(身体が痛い…、胸…ムラマサの一撃で斬られた所の感覚は…殆ど…ない、わ)…くっ、ううう…!」

 

幸村「龍虎…!」

 

立ち上がる龍虎のバトルアーマー、その5つのライフを納める鎧から煙が2つ昇る…彼女の身体はかなりボロボロ。

これがダブルシンボルの一撃をその身に受けし、代償…!

 

龍虎「はぁ…はぁ…あっあ…はぁ…!ら、ライフ減少で、バースト発動…!はぁ…バースト、マジック…エクスティクションウォール…!

 

バースト効果…で、私が相手に、減らされた…分の…ライフ回復…(ライフ4→2→4・リザーブ0→2)!」

 

エクスティクションウォールから放つ白い粒子と風が、彼女の煙昇るアーマーの穴を埋め、傷を癒す。だがそれでも、直せたのは彼女の鎧のみであり、龍虎自身は癒す事も、治す事は出来ない。

 

幸村「…ッ!炎龍刀オニマル・真打のアタック時効果で、バトル終了時にBP12000以下の相手スピリット1体を破壊する事が出来る!庚獣竜ドライオンを破壊!」

 

ムラマサ・ドラゴンが真打を大きく振るい、その斬撃が波動を纏いながら、ドライオンを一刀両断!爆散、破壊!!!

 

龍虎「ドライ…オン…(リザーブ2→4)!」

 

ドライ「気にすんな…生きるか死ぬか。俺たちゃ、そうゆうもんだ…」

 

幸村「ターンエンド。…龍虎、さっき俺が言った事、その意味を教えてやる。

 

今のお前は…バトスピを抜かれた、生きる理由を失った屍の様な蛻(ぬけがら)でしかない!」

 

龍虎「…なによ。

 

貴方に!私の何が分かるって言うのよ!」

 

幸村の指摘に、龍虎が反発。怒鳴り、否定し、当たる!

 

だが…!!!!!!!!!

 

龍虎「…本当は私自身、一番分かってる…」

 

声は力を失い、震え。

 

龍虎「…幸村さんの言う通り、今の私は…虚空、虚無でしか、ない…」

 

視界が霞み、溜まり。

 

龍虎「コアのない…スピリット。命を失い、生きる力、理由、存在を失った…屍…」

 

雫は瞼のダムを溢れ、涙へ変わりスフィアフィールドに落ちる。

 

龍虎「私には…!もう…!生きる資格なんて…ない…!とよねーも、両親も居ない!私には…もう!!!

 

何も…!!!」

 

涙は雨へ、雨は滝へ…彼女の心に押し潰され続けた、積年の想い、自責、後悔が…溢れた。

 

感情の暴走、悲哀の爆発。彼女は泣いた、懇願でもない、一人の人間の泣くという行為。

 

バトルスフィアフィールドに響く、彼女の声…

 

だが、幸村は…静かに口を開く。己の言葉を、彼女に聴こえるように。届くように…

 

幸村「だったら…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

.......どうしてバトスピをやめなかった?......

 

 

龍虎「え…」

 

幸村「どんなに辛い事や、苦しい事、悲しい事も…。お前は(バトスピ)と一緒に乗り越えたんだろ!

 

自分の唯一無二の生きる理由と!大好きな物!!!自分を孤独から救い、人として、バトラーとして立派に成長させてくれた物!!!

 

…それが!!!お前にとっての(バトルスピリッツ)じゃないのかよッ!!!!」

 

龍虎「…………………!!!」

 

豊姫との記憶が鮮明に、幾多に渡って甦った。楽しい記憶、悲しい記憶、そして彼女との思い出が…

 

龍虎「わ…私は…!私は!!!」

 

幸村「次はお前のターンだ!こい、龍虎!!!」

 

幸村 ライフ5 手札2 リザーブ0 トラッシュ5(SC)

 

ムラマサ・ドラゴン&真打 レベル1(1)9000

 

龍虎「私の…ターン…」

 

先程迄、おごつかなかった声の調子が少しばかりだが力を取り戻し、カードを握る手の震えも収まり、彼女の瞳に光が灯る…!!!

 

龍虎「スタートステップ、コアステップ(リザーブ4→5)、ドローステップ(手札4→5)、リフレッシュステップ(リザーブ5→10・トラッシュ5→0)、メインステップ…。

 

私は…アルマジトカゲを2体召喚(手札5→4→3・リザーブ10→8→7・トラッシュ0→1)。さらにガーネットドラゴンをレベル2で召喚する(手札3→2・リザーブ7→3・トラッシュ1→3)」

 

ダイヤモンドの結晶を内側から砕き、白の甲殻を纏い、小さな翼持つ2匹の竜らしきトカゲ型のスピリットと、シャープな四肢と炎の刺持つ機械の龍が現れる。

 

龍虎「リザーブのソウルコアを…コストとして支払って、ソウルドローを使用!効果により私はデッキから、3枚…ドロー!…最後に、バースト…セット(手札2→1→4→3・リザーブ3→1・トラッシュ3→5)、ターン…エンド…!」

 

龍虎 ライフ4 手札3 リザーブ1 トラッシュ5(SC) バースト有

 

アルマジトカゲ レベル1(1)1000 ×2

 

ガーネットドラゴン レベル2(2)4000

 

幸村「スタートステップ、コアステップ(リザーブ0→1)、ドローステップ(手札2→3)、リフレッシュステップ(リザーブ1→6・トラッシュ5→0)、メインステップ!

 

マジック、陀武竜ドローを使用!デッキから2枚ドローし、トラッシュから系統:武竜を持つスピリットカードを1枚手札に戻す。トラッシュからドラマルを手札に(手札2→1→3→4・リザーブ6→4・トラッシュ0→2)!」

 

マジックカードから3体の炎の龍が、幸村の周りを舞い、2体はデッキの上から2枚のカードを飛ばし、1体は幸村のトラッシュに落ちたドラマルのカードを浮遊させ、彼の手札に戻す。

 

龍虎「…バースト貰った!」

 

幸村「何!?」

 

龍虎「相手の手札が効果で増えた時、私が伏せたバーストカード…千枚手裏剣が発動!効果で、ボイドから2コアを追加し…、合体(ブレイブ)スピリットを…疲労(リザーブ1→3)!」

 

彼女の後ろの空間が幾多にも開き、放たれる翠の手裏剣達。ムラマサ・ドラゴンは炎龍刀オニマル・真打を振るい、それらを撃ち落とすが、示す通りの千枚の物量には流石に勝てず、四肢を手裏剣が直撃し、地面に縫い付けにされてしまう。

 

幸村「やるな…!だったら俺はドラマル、さらにイクサトカゲを連続召喚だ(手札4→3→2・リザーブ4→3→0)!!」

 

ムラマサ・ドラゴンの合体アタックを封じられた幸村は、マジックにより増えた手札を使い、スピリットを並べ戦線を立て直す。

 

幸村「最後にムラマサ・ドラゴンをレベル2へアップ!ターンエンドだ!

 

(ライフが削られてないからコアが足りねぇ…)」

 

幸村 ライフ5 手札2 リザーブ0 トラッシュ2

 

ムラマサ・ドラゴン&真打 レベル1(2+SC)11000 疲労

 

ドラマル レベル1(1)1000

 

イクサトカゲ レベル1(1)1000

 

龍虎「スタートステップ…コアステップ(リザーブ3→4)、ドローステップ(手札3→4)、リフレッシュステップ(リザーブ4→9・トラッシュ5→0)…メインステップ…

 

(手札には…太陽神龍ライジング・アポロドラゴン、ビッグバンエナジーがある。けれど、これじゃ足りない…)マジック、エクストラドローとブレイブドローを使用する…!」

 

幸村「ドローマジックを2回も…!」

 

龍虎「エクストラドローの効果で、デッキから2枚ドローしてデッキの一番上が、赤のスピリットカードなら手札に加えられる…

 

そしてブレイブドローは、デッキから2枚ドローし、上から3枚カードを確認して、その中のブレイブカード1枚を手札に加えられる効果…

 

効果を発動!」

 

彼女はまず、エクストラドローで2枚の手札を増やしながら、デッキの一番上を捲る。カードは赤のマジックカードのファイヤーウォールであり、手札に加える事は出来なかった。

だが、彼女の狙いはデッキトップを直ぐ様切り替える事。これから始まるであろう幸村の攻撃に備える事だ。

 

ブレイブドローの効果で、さらに2枚のカードを増やし、3枚捲り表にする。カードは庚獣竜ドライオン、秘剣・二天一龍、輝龍シャイン・ブレイザーの3枚。

 

その中に有った、輝龍シャイン・ブレイザーを手札に加え、秘剣・二天一龍、庚獣竜ドライオンの順にデッキの上に戻し、龍虎はこのターンで合計7枚の手札を手にしたのである(手札4→3→5→4→6→7・リザーブ9→7→5・トラッシュ0→2→4)。

 

龍虎「バーストをセット…最後にムーンボウ・ドラグーンを1体召喚(手札7→6→5・リザーブ5→3・トラッシュ4→5)!」

 

ルビーの結晶を砕き、中から白の皮膚と虹色翼持つワイバーンが現れる。

 

龍虎「私のターン…エンドです」

 

龍虎 ライフ4 手札6 リザーブ3(SC) トラッシュ6 バースト有

 

ムーンボウ・ドラグーン レベル1(1)1000

 

アルマジトカゲ レベル1(1)1000 ×2

 

ガーネットドラゴン レベル(2)4000

 

幸村「スタートステップ、コアステップ(リザーブ0→1)、ドローステップ(手札2→3)、リフレッシュステップ(リザーブ1→3・トラッシュ2→0)、メインステップ!

 

龍虎!」

 

龍虎「………」

 

幸村「龍虎!!!」

 

龍虎「…は、はい!?」

 

幸村「龍虎。…楽しいか?今のバトスピは!」

 

龍虎「へ…?幸村さん、私…は…バトスピが…」

 

静寂…そこから、彼女の口から放たれた言葉は。

 

龍虎「幸村さん…私…、私…は…!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

龍虎「バトスピが…楽しいです!!!」

 

彼女の眼に再び、温かい優しさと軟やかな強さ、そして激しい熱さが戻る…!!

 

同時に髪と瞳は紅蓮に染まり、龍を象る深紅のバトルアーマーが炎を放出しながら、より軽く、よりスタイリッシュに、そして彼女の持つ女性らしさを際立たせる…そんなバトルアーマーへと進化したのだ!!!

 

謂わば押さえ付け、自らを偽り欺き、悲しみと過去を心の奥底に封じ込め続けてきた彼女自身が、その拘束を解き放ち、自身を晒け出したという事…!!!

 

マグナ(龍虎…かつての恐怖の全てを乗り越えて、自分をより高く、より強く進化させたか…!!!

 

そうさ…オレの相棒は、こうでなきゃよぉ!!!)

 

幸村「そうか…!なら、俺も見せなきゃな。俺の…熱い魂を!

 

まずはムラマサ・ドラゴンをレベル1にダウン(リザーブ3→5(SC))!」

 

ムラマサ・ドラゴンに乗せていたソウルコアを含めた2個のコアを、幸村は自分のリザーブへ戻す。

この行動は即ち、大型のスピリットを呼び寄せる為の布石である!

 

幸村「ドラマルの効果!俺が(サムライドラゴン)か(ソウルドラゴン)と名の付くスピリットを召喚する時、このスピリットに赤のシンボルを1つ追加!

 

いくぜ!燃え上がれ、猛き龍よ!熱き武士の魂で、天を切り裂く炎となれッ!召喚!剣豪龍サムライドラゴン・天(アマツ)!!!イクサトカゲのコアを使い、レベル2で召喚する(手札3→2・リザーブ5→0・トラッシュ0→3)!」

 

ドラマルが翼を合わせて(天)の文字を作り、イクサトカゲが炎に包まれ消滅する!

 

大地から吹き上がる炎が、天を舞いながら1匹の龍へ姿を変えて大地を砕き、1体の侍装束纏い背に二刀の刀を背負う武竜を顕現させた!!!

 

龍虎「アマツ…!成程、こっちのスピリットを(無限刃)で全滅させるのが狙いね」

 

龍虎が言う、サムライドラゴン・天(アマツ)のみが持つ奥義、(無限刃)はソウルコアを置く事によって発動出来る、相手スピリット/アルティメットに対する無限攻撃能力だ。

 

その強力な攻撃性能を誇る反面、アマツ自身のBPはレベル2の時点で7000しかないため、圧倒的なBPを持ったスピリット/アルティメットとの戦いでは、苦戦は避けられない。

 

だが、幸村のフィールドにはムラマサ・ドラゴンがS(ソウル)バースト発動により召喚され、合体した炎龍刀オニマル・真打が在る!

 

幸村「ムラマサ・ドラゴンに合体(ブレイブ)している炎龍刀オニマル・真打を、サムライドラゴン・天に合体(ブレイブ)だ!」

 

ムラマサ「行意!アマツよ、受け取れぇい!!!」

 

ムラマサが高く上空に投げたオニマル・真打を、アマツは刀を背の鞘に納め、大跳躍と共に掴み取り、構える!!!

 

アマツ「よし!何時でも行ける!!!さぁ…我が奥義、(無限刃)をとくと見よ!」

 

アマツの髪が炎を纏いながら(天)の形に変化!猛り、雄叫びを上げた龍は、オニマルを振るいて戦場へ突撃した!!

 

幸村「アマツの無限刃の効果で疲労せずに、アルマジトカゲ1体へ指定アタックだ!」

 

アルマジ「来やがれ!」

 

アマツ「お前なんぞ刀身に触れるまでもないわぁ!」

 

オニマルを一閃した瞬間、斬撃が炎と共に放出され、アルマジトカゲを一瞬で融解させ、大地に沈めてしまったのである…!

 

龍虎「アルマジトカゲ…ごめん」

 

アマツ「まだ終わっとらん!真打のアタック時効果で、オレのバトル解決時にBP12000以下の相手スピリットを破壊する!消えやがれ、もう1体のアルマジトカゲぇ!!!」

 

またしても火炎の斬撃がアルマジトカゲを融解し、破壊。幸村の熱い魂の気迫はスピリット達を通じて、彼女に犇々と伝わった。

 

龍虎「スピリットの破壊により、私のバーストが発動!マジック、双光気弾!デッキから2枚ドローして、コストを支払った事で、フラッシュ効果も発動!

 

オニマル・真打を破壊します(手札5→7・リザーブ3→5→3・トラッシュ6→8)!」

 

言わずとしれた赤のバーストマジックの1枚であり、スピリットの破壊を条件とした2枚ドローと、フラッシュ効果による相手合体スピリットのブレイブ破壊か、ネクサス破壊のどちらかを選択出来る、今なお色褪せる事の無いカード。

 

2つの光弾が渦を描きながら、オニマルに纏わり憑くと内側から皹を打ち込み、真っ二つに折って破壊したのである…!!

 

幸村「真打が破壊されたか!だが、アマツの無限刃は健在だ!ムーンボウ・ドラグーンに疲労せずに指定アタック!」

 

「合点!」の返事で背負う2本の刀を抜き取り、一気にムーンボウへ接近する!!!

 

ムー「計画通り」

 

アマツ「うるせぇ!!!」

 

木っ端微塵に切り裂き、ムーンボウは速やかに爆発四散!しかしその虹色の光は龍虎のデッキから、ブレイブドローでトップ置いた庚獣竜ドラリオンのカードを、彼女の手札に加えたのだ(手札7→8・リザーブ3→4)。

 

龍虎「どうします?まだ攻めてきますか?」

 

幸村「…ドラマルでアタックだ!」

 

龍虎「ライフで受ける(ライフ4→3・リザーブ4→5)!」

 

バトルスフィアフィールドを駆けて、薙刀の一突きが彼女のライフを一つ破壊する。龍虎は軽く後ろに飛ばされたが、軽量化に伴い新調されたバトルアーマーがダメージによる衝撃をシャットアウトし、被害を未然に防ぐ。

 

幸村「ターンエンド」

 

幸村 ライフ5 手札2 リザーブ0 トラッシュ3

 

サムライドラゴン・天 レベル2(2+SC)7000

 

ムラマサ・ドラゴン レベル1(1)4000

 

ドラマル レベル1(1)1000 疲労

 

龍虎「(ガーネットドラゴンの疲労ブロック効果も有るけれど、今は隠しておく方が良い気がする…)

 

スタートステップ、コアステップ(リザーブ4→5)、ドローステップ(手札8→9)、リフレッシュステップ(リザーブ5→13・トラッシュ8→0)、メインステップ。

 

ガーネットドラゴンの効果で、自身を赤として扱える。よって戦竜エルギニアスをノーコスト、さらに庚獣竜ドラリオンをレベル2で召喚します(手札9→8→7・リザーブ13→12→7・トラッシュ0→3)!」

 

サファイアの結晶を砕き、青の鎧を纏う小型の牡牛のスピリットと、灼熱の炎を振り払いドラリオンの2体が現れる。気付いた方も居るだろうが、この時点で龍虎のデッキ…(俺ドラ)には赤/白/緑/青のカードが入っているのだ。

 

幸村(あいつのデッキ…まるでノブ兄みたいだな)

 

ノブ兄…本名:天魔 信長は幸村のバトスピの師であると同時に、IBSAと呼ばれる日本のバトスピ事情を支える組織のトップでもあった。彼は武者修行の中で、世界と日本のバトスピの圧倒的なまでの力量差を痛感し、日本を変えるべく(第六天魔王)として暗躍。

 

IBSA主催のバトスピ戦国チャンピオンシップの優勝し、IBSAが持つ全ての実権を掌握し、来るべき世界との戦に備えようとしていた。決勝戦で幸村に敗れた後、彼は幸村と実妹の天魔 市に、日本のバトスピを任せ、更なる強さを求めて旅に出たという。

 

その信長が使っていたデッキもまた、彼女が使っているようなハイブリッドシンボルスピリット…つまり多色化可能なスピリットで構成された6色デッキなのだ。

 

龍虎「ドラリオンの召喚時効果で、BP5000以下の相手スピリット2体まで破壊出来る!ドラマルと剣武龍ムラマサ・ドラゴンを破壊です!」

 

「くらえやごらぁ!!!」とルストハリケーン並の火炎竜巻ブレスをドラリオンは口から放ち、ドラマルとムラマサ・ドラゴンを焼き払い破壊した!

 

ドラ「ぎゃあああああ」

 

ムラマサ「すまぬ…!幸村!」

 

幸村「ドラマル!ムラマサ・ドラゴン!」

 

龍虎「相手のスピリットを破壊した事で、ドラリオンの追加効果!手札のブレイブカード1枚をノーコスト召喚出来る!私がこの効果で呼ぶブレイブは…これ!

 

暗闇を切り裂け、紫の翼よ!召喚、黒翼竜バーン・クロウ(手札7→6・リザーブ7→6)!!」

 

紫のアメジストの結晶を砕き、翼と尾羽に混じる黄色の羽が特徴的な紫色の異質な烏がフィールドに現れる。

 

幸村「今度は紫か…!」

 

龍虎「行きます!黒翼竜バーン・クロウ、庚獣竜ドラリオンに合体(ブレイブ)!!!」

 

2体の雄叫びが上がり、ドラリオンが加速し、バーン・クロウは上空に舞い上がると、背中に向かって自らの姿を変化。紫と黒の翼に変えて、ドラリオンの背中に合体した!

 

龍虎「合体(ブレイブ)…出来た…!よし、バーストセット(手札6→5)!アタックステップ!ドラリオンで合体(ブレイブ)アタック!!!

 

アタックステップ中、ドラリオンは自身を含めた合体スピリット全てのBPを+5000出来る!合計BP14000のメインアタック、どう受けますか!!」

 

幸村「ライフで受ける(ライフ5→3・リザーブ2→4)!」

 

翼を得た竜は跳躍し、その口から灼熱の炎と暗闇のエネルギーを混ぜ合わせ、幸村を守る2つのライフの光を砕く!!!

 

幸村「普段のバトルフィールドの衝撃(それ)じゃないぜ…!これがマグナが作った、バトルスフィアフィールドの力なのか…!」

 

龍虎「ターンエンド!」

 

龍虎 ライフ3 手札5 リザーブ6(SC) トラッシュ3 バースト有

 

戦竜エルギニアス レベル1(1)1000

 

ガーネットドラゴン レベル2(2)4000

 

ドラリオン+バーン・クロウ レベル2(2)9000 疲労

 

幸村「今のは結構効いたぜ、トラ!スタートステップ、コアステップ(リザーブ2→3)、ドローステップ(手札2→3)、リフレッシュステップ(リザーブ3→6・トラッシュ3→0)、メインステップ!

 

サムライドラゴン・天をレベル1にダウンし、マジック、一発必中ドローを使用(手札3→2・リザーブ6→8→7・トラッシュ0→1)!」

 

一発必中ドローは、デッキを上から5枚のカードを確認し、その中にある(覚醒)/(真・激突)/(連刃)/(一騎打)/(無限刃)の効果を持つスピリットカード1枚を手札に加えるカード。1枚しか加える事が出来ないが、回収出来る幅が広い為、構築次第で加えられる確率は飛躍的に上がる。

 

幸村「…来たぜ」

 

オープンカードの中に、1枚だけ一発必中ドローに当てはまるカードが有った。そのカードが持つ効果は(連刃)。そのカードの名は…

 

 

 

戦国龍ソウルドラゴン

 

龍虎「ソウル…ドラゴン?」

 

幸村「そうさ、このカードが俺のキースピリットだ!だがこいつを出す前に、トラ。お前がくれたカードを出すぜ(手札2→3)!」

 

龍虎が幸村の戦力になるカードとして渡したのは、爆炎の起術師イザナや剣皇武龍ゼットウ・ドラゴン以外にもあった。そのカードは龍虎自身の俺ドラにも入っているスピリット。

 

幸村「奮い起て魂の業火!!炎振るいて戦場(いくさば)を駆けろ!!召喚、魂皆伝(ソウルマスター)ブゲイシャー・ドラゴン(手札3→2・リザーブ7→0・トラッシュ1→7)!」

 

バトルスフィアフィールド全体に満ちる炎のエネルギーが一ヶ所に集約し、赤く燃えるは深紅に染まり輝くソウルコア。

一閃、二閃、三閃、四閃とソウルコアを切り開き、現れる、炎のような橙色の髪を持つ、陣羽織の侍装束纏う赤龍…魂皆伝ブゲイシャー・ドラゴンが、フィールドに正座した状態で推参。

 

幸村「おお…!カッコいいぜ」

 

ブゲイ「?…成程、貴殿が新たな我が主(マスター)か。心得た、では令を頼む」

 

幸村「よし!バーストセット(手札2→1)!アタックステップ開始時、ブゲイシャー・ドラゴンの効果で俺のトラッシュにあるコア全てを系統:武竜を持つスピリットに、好きなように置く事が出来る!

 

この効果でトラッシュにある7個のコアを、アマツに2つ置いてレベル2に、残り5つをブゲイシャーに置き、レベル3にアップだ(トラッシュ7→0)!!!」

 

ブゲイ「アマツ、我が魂が振るい甦らせたコア達を受け取るのだ!」

 

刀を振るい、トラッシュで光を失ったコア達がブゲイシャーの炎により、再び淡い光に充ちて、2体の龍へと取り込まれ、満ちる力を力強い咆哮で示す!

 

幸村「ブゲイシャー・ドラゴン!いっけぇ!ブゲイシャーのレベル3アタック時効果発揮!フラッシュタイミングで、このスピリットのコア1つを使って、相手のBP6000以下のスピリット1体を破壊出来る!

 

この効果で、俺はブゲイシャーのコアを1つ使い、戦竜エルギニアスを破壊(トラッシュ0→1)!」

 

ブゲイシャー・ドラゴンは自身の効果で回収したコアの1つを刃で叩き割る。炎のエネルギーへと変換されたコアを刀身に宿すと、エルギニアスへ接近。横一文字に切り伏せて破壊した!

 

龍虎「ブゲイシャー…!敵に回すと厄介ね、やっぱり(リザーブ6→7)!」

 

幸村「そしてブゲイシャーのメインアタックはどう受ける、龍虎!」

 

龍虎「(幸村さん相手にライフ2以下は危険だ!絶対に防ぐ!)フラッシュタイミング!マジックの光翼之太刀を疲労状態のドラリオンに対して使用(手札5→4・リザーブ7→5・トラッシュ3→5)!

 

ドラリオンはこのターンの間、マジックの効果でBP+3000され、疲労状態でブロック可能になる!ドラリオンでブゲイシャーをブロックします!」

 

ドラリ「しゃあ!喰わせろぉ!」

 

ブゲイ「邪魔立てするでない!」

 

ドラリオンがブゲイシャーの刀に炎の牙で飛び掛かり噛み付く。ブゲイシャーが振り払うが、ドラリオンは距離を取りつつ、何度も火炎放射を放ち続けた。

 

だが己の左手を掲げながら、ブゲイシャーは一気に懐に踏み込むと、その刀で三撃の太刀筋を加え、ドラリオンを爆散させる!

 

幸村「よし!ドラリオン破壊…!?」

 

龍虎が笑っていたのだ。まるでドラリオンが破壊される事を喜んだかのように、笑っていた…!

 

幸村「何がおかしい!」

 

龍虎「おかしい事なんて、1つもない!幸村さんならアマツの無限刃で確実にブロッカーを残してくる…その予想が当たっただけです」

 

幸村「…?それって、どうゆう」

 

刹那。彼のライフを何者かが切り裂き、破壊する(ライフ4→3・リザーブ0→1)!!!

 

幸村「な…!?」

 

龍虎「黒翼竜バーン・クロウの合体時効果。相手スピリットとのBP勝負に自分のスピリットが破壊された時、相手のライフ1つを相手のリザーブに置いて、合体元のスピリットを手札に戻せる効果が有ります(手札4→5)」

 

黒の影はゆっくりと、バーン・クロウの姿へ戻りフィールドに再び形成される。

だが幸村は…

 

幸村「ふっ…」

 

小さく笑った。直後、彼のバーストが開かれる!猛き虎の咆哮と共に!!!

 

龍虎「な…!?ライフ減少がトリガーのバースト!?」

 

幸村「そうだ!俺のライフが3以下になった瞬間、バースト効果で(ソウルドラゴン)と名の付くスピリットを好きなだけ、ノーコスト召喚出来る!」

 

幸村の最後の手札には彼のキースピリット、戦国龍ソウルドラゴンがいる。そしてバースト発動により捲られたカードは…スピリット!

 

幸村「いくぞ龍虎!…こい!俺のキースピリット!

 

召喚、戦国龍ソウルドラゴン!!リザーブとブゲイシャーのコア1つを使い、レベル1で召喚(リザーブ1→0)!」

 

カードから放たれた一粒の炎が、バトルスフィアフィールド上空で炸裂・膨張し、燃え上がる。その球体の中で形を成し覚醒したのは、右手に一本の紅蓮の槍を持ち、身体に赤の武将鎧纏う武龍。

 

火炎の殻を打ち破り姿を現した、幸村のキースピリット…戦国龍ソウルドラゴン!!!

 

龍虎「これが…幸村さんのキースピリット、戦国龍ソウルドラゴン…!凄い…!!!」

 

幸村「そして、バースト効果を発動したこのスピリットも召喚!

 

戦国獣皇ソウルドラゴン・焔(ホムラ)!!このスピリットの維持コストもブゲイシャーから1つ確保する!」

 

5つの炎が円となり回転しながら、空間に穴を穿つ。その穴に浮かび上がった(焔)の文字を纏い、虎の毛並みと牙に爪を持つ、青の戦装束纏う拳闘士の立ち振舞いで、戦国獣皇はフィールドに降り立ったのだ…!!!

 

ソウドラ「幸村。今日も呼んでくれたか、では行こうか」

 

焔「おうおう、でぇじょぶかぁ?俺の逆鱗に触れたくなきゃ闘わせろ!」

 

キースピリットとしての絶大な貫禄を見せるソウルドラゴンと、血の気が多く喧嘩っ早い焔。2体の皇が並び立つフィールドは凄まじい威圧感と熱量が支配。

 

瞬間。そう、流星のように一瞬で。超新星の爆発のような煌めきで。閃光の稲妻のような瞬き。龍虎の脳裏に浮かび上がるビジョン…

 

 

 

 

 

 

戦国龍皇バーニング・ソウルドラゴンが、(真・連刃)で滅龍達を葬り去ったように。

戦国龍ソウルドラゴンが持つ、(連刃)が自身の負けに直結しているとしたら…?

 

全身の血の気が退き、刹那のビジョンが彼女の手札に潜むマジック、(ファイヤーウォール)に視線を向けさせる!

 

幸村「ソウルコアが乗ったサムライドラゴン・天の無限刃を発揮!バーン・クロウへ指定アタックだ!」

 

龍虎「…もう此処しかない!フラッシュタイミング!マジック、ファイヤーウォール!!自分の赤のスピリット1体を破壊する事で、アタックステップを終了させる!

 

この効果で、私はガーネットドラゴンを破壊し、幸村さんのアタックステップを終わらせます(手札5→4・リザーブ5→2・トラッシュ5→8)!!」

 

ガーネ「仕方ない…必ず勝てよ」

 

ガーネットドラゴンの体から紅蓮の炎が放出され、肉と骨を焼き尽くし、赤い壁が生まれる。

バーン・クロウがアマツの斬撃を受け、身を爆ぜたのと同時に赤い壁はアマツの前に立ち塞がり、行く手を阻んだ。

 

龍虎「ガーネット、バーン・クロウ、ごめん…(リザーブ2→4→6)」

 

幸村「止められたか…ターンエンド」

 

幸村 ライフ3 手札0 リザーブ0 トラッシュ1

 

戦国獣皇ソウルドラゴン・焔 レベル1(1)5000

 

戦国龍ソウルドラゴン レベル1(2)7000

 

剣豪龍サムライドラゴン・天 レベル2(2+SC)7000

 

魂皆伝ブゲイシャー・ドラゴン レベル2(3)10000 疲労

 

マグナ(そろそろ決着しそうだな…このバトルも)

 

故郷(グラン・ロロ)で幾多の戦いを見届けてきた彼には、2人のバトラーの戦いが、決着に向かっている事を、本能的に察知した。勝者は1人、その結末を静かに見守る。

 

龍虎「(何とか凌いだ…。けれど、それもあくまで一刻…その場しのぎにしか過ぎない。次のターンで勝負を決めなきゃ、確実に私は負け…。

このターンのドローステップに、私の命運が懸かっている…!!!)

 

スタートステップ、コアステップ(リザーブ6→7)、ドローステップ…(手札4→5)!!!」

 

ドローしたそのカードに、龍虎の手が…止まる。カードを握る手と逆手は、胸を押さえて…拳に変える。

 

幸村「…引いたみたいだな、龍虎。お前の約束のカード。そしてお前の真のキースピリット…十剣聖スターブレード・ドラゴンを」

 

叶わなかった約束。師が託した魂のカード。悲しみ、苦しみが彼女を幾度、心を締め付け、涙を溢させたか。

 

幸村「龍虎、俺達バトラーは何時だって己の魂を、キースピリット達と共に賭けて戦ってきた。それは俺達が信じるカードと共に勝って、負けて、また勝ってきた戦いの歴史なんだ!!!

 

お前にも在る筈だ!!!俺達に負けない、お前の熱いバトスピの魂が!!!!!!」

 

幸村の言葉が響く…。己の魂に。リザーブのソウルコアに。手に持つカード達に…!!!

彼女の髪が、さらに赤く、深紅の紅蓮に染まる時!!!

 

彼女は悲しみを、迷いを、己の手で焼き払う!!!!!!

 

龍虎「幸村さん…!私…昔の事に捕らわれて、肝心な事が見えてなかったようです。

 

でも、もう大丈夫…。私は此処から、新たに歩みます!!!自分の信じるバトスピを!!!自分が信じるカードと共に!!!」

 

幸村「龍虎…さぁこいっ!」

 

龍虎「はいっ!!リフレッシュステップ(リザーブ7→15・トラッシュ8→0)、メインステップ!

 

マジック、ビッグバンエナジーを使用!!!…え」

 

手札に有った系統:星竜のコストを変更させるマジックを発動する龍虎。しかしその直後に、彼女自身がある事に気付いた。

 

そう…ビッグバンエナジーの(テキスト)が人知れず(書き変わっていた)のである。

 

幸村「どうした龍虎!」

 

龍虎「幸村さん!カードが…カードが変な事に!私の知ってる、ビッグバンエナジーじゃなくなっちゃったんですよ!!!」

 

マグナ「は?カードがバトル中に変化するとか、ありえナニィィ!?カードが書き変わってるだとおぅ?!」

 

ビッグバンエナジーのカードを見たマグナが大きくずっこける。だが肝心のカードにはキッチリと(リバイバル)の文字が刻まれ、フィールドに出したカードは反応していた。

 

マグナ「………ま、いいや!取り敢えず続行!!」

 

龍虎「貴方、仮にも神様よね?こんなのでいいの?」

 

幸村「俺は別に良いぞ」

 

龍虎「ええ…と、とにかく、ビッグバンエナジーのコストにソウルコアを含めた4コアで、発動(手札5→4・リザーブ15→11・トラッシュ0→4)!

 

このターンの間、自分の手札にある系統:星竜を持つスピリット/ブレイブカード全てのコストを、私のライフと同じにする効果!そしてマジックの使用コストに、(ソウルコア)を支払った時、自分のライフをメインステップ中のみ(1)として扱う事が出来る!」

 

幸村「メインステップの間、自分のライフを1に…まさか!!!」

 

進化した(?)ビッグバンエナジー…その力は起死回生へと繋がる起爆剤。自らのライフを1にする事は、平行して手札に潜む星竜達が雪崩れ込むように召喚される事を意味する…!!!

 

龍虎「灼熱の太陽よ!金色の翼羽ばたかせ、黒染めの宇宙(そら)を照らし出せ!太陽神龍ライジング・アポロドラゴン!1コスト支払って、レベル3で召喚(手札4→3・リザーブ11→5・トラッシュ4→5)!」

 

バトルスフィアフィールドの大地から吹き上がる無数の炎が、一ヶ所に集約され、金色の翼と尾を持つ灼熱の龍が誕生、炎を振り払い雄々しく猛る!!!

 

龍虎「続けて…!太陽を刻みし翼!果てなき宇宙を駆け上がれ!輝竜シャイン・ブレイザー召喚(手札3→2・リザーブ5→4)!」

 

ルビーの結晶を砕き現れる、純白の翼に赤の紋様刻む機械の竜が、ライジングの横に並び立つ!

 

そして龍虎は…

 

龍虎「幸村さん…!これが…とよねーの。ううん、これが!私の、(真の)キースピリットです!!!」

 

天に高く投げ上げたカード!そのカードは炎の龍へと姿を変えて、バトルスフィアフィールド内を咆哮と共に舞い上がる!

 

龍虎「星を束ねし剣刃(つるぎ)を掲げ、勝利の道を切り開く!!十剣聖スターブレード・ドラゴン!!レベル3で超・龍・召・喚(手札2→1・リザーブ4→0)!!!」

 

龍虎のバトルアーマーが炎を放出し、それは青鋼の鎧を形成、炎の龍へと次々に装着され、バトルスフィアフィールドに降臨する其の姿!

気高く、巨大にして、雄々しく、恐ろしく、そして何よりも強き存在!!

 

これが、これこそが!虹色 龍虎の俺ドラ最強のドラゴンにして、彼女の人生を変えたキースピリット!

 

十剣聖スターブレード・ドラゴン!!!!!!

 

幸村「これが…お前の真のキースピリットか…!!!」

 

龍虎「…今まで待たせて、ごめんね。スターブレード」

 

スタブレ「気に病まないでくれ、龍虎。豊姫の悲劇を乗り越え、私を呼び覚ましてくれた…。力に成れず、本当にすまない」

 

龍虎はスターブレード・ドラゴンに寄り添い、彼の赤い龍皮に触る。

 

龍虎「感じる…スターブレードの命の鼓動。力強い、魂の叫びが」

 

スタブレ「龍虎!私が君の勝利の道へ続く光となろう!」

 

龍虎「いきます、幸村さん!輝竜シャイン・ブレイザーを、十剣聖スターブレード・ドラゴンに合体(ブレイブ)!!!」

 

スタブレ「ぬうぅうううううう!!!」

 

腰に備えた剣を抜き取り、天に掲げるスターブレード。同時にシャイン・ブレイザーが飛び立ち、自身の身体を自ら粒子に変えて、剣と融合。

 

赤と白の交錯模様の大剣へと変化し、刀身に仕込まれたジェネレータから煌鑼美やかな蒸気を放出、サンライズ立ちでスターブレードが構えた!!!

 

龍虎「アタックステップ!十剣聖スターブレード・ドラゴン!!!このバトルを決着させる、その一撃を叩き込め!!!合体アタック!!!」

 

龍虎の声と共に、スターブレード・ドラゴンは輝竜の大剣を構え、背の翼翻し、大地を繰り上げ、高く高く、飛んだ!!!

 

幸村「俺のライフは3つあるぞ!どうやって削り切る!!!龍虎!!!」

 

龍虎「私のキースピリットの力!見せてあげます!!

 

スターブレード・ドラゴン、レベル3の合体(ブレイブ)アタック時効果!!BP6000以下の相手スピリット1体を破壊し、そのスピリットのコストが6以上なら、相手のライフを1つ破壊出来る!

 

さらに、スターブレード・ドラゴンのレベル1からのアタック時効果で、最もBPの高い相手スピリット1体を破壊し、BP8000以上の相手スピリットを破壊出来れば、シャイン・ブレイザーの効果でライフを1つ破壊!!!

 

私は合体アタック時効果で、戦国獣皇ソウルドラゴン・焔を!アタック時効果で魂皆伝ブゲイシャー・ドラゴン

を破壊!!!」

 

空高く舞い上がり、急転直下のメテオダイブで幸村へと突貫するスターブレード!!!大剣は灼熱を帯び、さらに美しく光放ち、輝く!!!!!!

 

焔&ブゲイ「行かせぬ!!!」

 

スタブレ「我等の道の邪魔はさせない!!!」

 

2体の戦国の猛者達を豆腐のようにあっさりと、真っ二つ!!一刀両断!!!それでもスターブレードは止まらない!!!!

 

龍虎「そしてライジング・アポロドラゴンの効果により得た、指定アタック効果で、戦国龍ソウルドラゴンを指定アタック!」

 

ソルドラ「幸村よ…」

 

幸村「このバトル…確かに俺の敗けだ。だったら次に勝てば良い!!そうだろ、ソウルドラゴン!!!」

 

ソルドラ「その通りだっ!!!!!!」

 

負けた時こそ胸を張れ。何度負けても、何度でも立ち上がる。諦めなければ必ず勝利の女神は微笑む…!!!

 

ソウルドラゴンは槍を構え、スターブレードとの真っ向勝負を挑む!!!紅蓮の槍と腰に添えた太刀を振るい、巨大な大剣と渡り合う!

 

首筋を狙い、太刀を槍を突き出し、激しく刹那の殺陣!!!

息付く間もない程のぶつかり合いは、太刀を砕き、槍を折り、猛将の身体を切り伏せ倒したスターブレードに軍配が上がる!!!

 

龍虎「スターブレード!!!ファイナルゥ…フィニッシュ!!!」

 

猛者達を切り裂いた大剣が、幸村の3つのライフ全てを

打ち砕き、同時に彼のスピリット3体を爆散!!!その衝撃はバトルスフィアフィールドを一瞬で破壊し、爆音と爆炎が外にまで影響を及ぼして、決着した!!!!

 

* * *

 

マグナ「バトルスフィアフィールドを一撃でぶっこわしやがった…!なんちゅうパワーだよ、スターブレード!」

 

龍虎「幸村さん!」

 

スピリット達が消えて、バトルアーマーが消滅した後、龍虎は3つのライフを同時に破壊され、倒れた幸村の元へと駆け寄る。

彼女の瞳は深紅に染まり、紅蓮の髪は爆炎の中で靡く。

 

霊夢「龍虎!幸村!これアンタ達がやったの!?」

 

上空から降りてきた霊夢が問うと、龍虎は指先で此の場を去ろうとしていたマグナに、指を指した。

 

霊夢「マ~グ~ナ?」

 

マグナ「な、何かな?」

 

霊夢「この自然破壊と騒音に、延いては火災を引き起こす程のエネルギーフィールドを此処に張った、神様は誰かしら?」

 

マグナ「私だ」

 

霊夢「貴方だったのね」

 

マグナ「また騙されたな」

 

霊夢「全く気付かなかったわ」

 

マグナ&霊夢「暇をもて余した 神々の 遊び」

 

2人「はっはっはっはっはっはっはっはっはっ」

 

霊夢「笑い事で済ますかボケェ!!」

 

ツッコミといわんばかりのジャーマンスープレックスが炸裂し、二頭身のマグナの頭部が地中に埋まる。

 

幸村「龍虎、良いバトルだった。キースピリットで勝てた時って凄く楽しいだろ?」

 

彼の問いに、龍虎は飛びっ切りの笑顔で答える。

 

「…はいっ!!!」…と。

 

* * *

 

博霊神社境内…

 

「「「「女の子ぉおお!!!???」」」」

 

マグナ&幸村以外の主人公組+αは龍虎の本当の性別を知り、驚きの声を上げた。

 

バシン「マジかよ…」

 

駿太「女の子だったんだ…」

 

ツルギ「口調が女の子らしくない…」

 

龍虎「何か…ごめんなさい」

 

ハジメ「いっそのこと名前を龍虎じゃなくて、流子にすれば良いんじゃないか?」

 

龍虎「やめて」

 

霊夢「…取り敢えず対抗戦といった形で、皆の実力を見た訳だけど…何がしたかったの?

 

本当の狙い、教えなさいよ。紫」

 

霊夢の睨む先で1人お茶を啜っている、八雲 紫は湯飲みから唇を放し、こう告げた。

 

紫「実は近々…幻想郷全域を舞台にした、バトスピの大会を開催しようと考えているのよ」

 

大会というフレーズに皆が反応する。バトスピで大規模な大会行うとなると、バトスピ好きの連中が黙ってはおらず、こぞって参加するに違いない。

 

紫「大会の名は、バトスピミラージュサバイバルシップス…通称BPMJS。

 

この大会に於ける、真の目的…。それは来るべき戦いに備え、幻想郷全体のバトラーのレベルアップ。そして敵の尻尾を掴む事。

 

皆…よろしくお願いいたします」

 

紫によって動き出す、バトスピの大会の動き。1つの戦いが終わり、新たに動く戦いの歯車…その運命が示すのは希望か、それとも絶望か。

 

戦いは新たなステージに突入する…!

 

 

 

* * *

 

第1章 英雄集結之章 完




東方激闘魂 第1章!!!完結!!!お疲れ様!!!!

霊夢「よく頑張りました。第1章だけど」

第1章だけでも書ききったんや!大勝利や!

霊夢「ハイハイキイテマスヨー。で、次はバトスピの大規模大会だっけ?」

はい。此処から東方の面々に十二宮Xレアや十二神皇も本格参戦し、バトルが更にヒートアップする事、間違い無しですよ!無論オリカも出ますが、控えめにしていきたい…

霊夢「で、ビッグバンエナジーのリバイバルのカードテキストはどんな感じよ?」

辛辣ぅ…

ビッグバンエナジー(リバイバル) 赤4(赤2)

このマジックカードは発動後、トラッシュに行かず、ゲームから除外される。

メイン:このターンの間、手札にある系統:星竜を持つスピリット/ブレイブカード全てのコストを自分のライフと同じにする。コストに(ソウルコア)を使っていたら、メインステップの間、自分のライフは(1)として扱う事が出来る

霊夢「フラッシュ効果を失い、発動したら使い回しも出来ない代わりに、ソウルコアで擬似的に最高の状態を作れるわね。最近の環境に併せた良い効果だと思うわ」

でしょ?…とまぁこんなところです。

最後になりましたが、東方激闘魂を毎回呼んでいただいた読者の皆様。感想を書いてくださる方々。お気に入り登録をしてくださる方々。

ありがとうございます。これからも執筆を続けていきますが、このような稚拙な小説にお付き合いいただけると幸いです。

東方激闘魂 作者:ガリアムス
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